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わたしの主張:賛否何論可希望討論
☆ 矢張り変だよ田母神氏論文事件 ――――――――― 2008/12/17
                       by 歯軋りゴマメさん

煮え湯野魔酢さん、「敗戦日本の忘れ物」へのコメント有難うござりました。
「濡れ衣云々」に対するこのようなコメントは初めてゞはなかろか。成程と思
わせるものじゃった。

┌──────────「煮え湯野魔酢さん」

歯軋りゴマメさんの意見に納得です。

田母神論文に全く無批判に賛同するのは、靖国神社に行って、外国の奴らがみ
んな悪いんじゃと言って辺りを憚らず泣く行為に等しいというと、ーーー少し
言い過ぎかもしれませんが、どこか共通しているものを感じます。

戦争に完敗、無条件降伏までした日本なのだ。戦前の軍隊は、

侵略国家じゃなかった?濡れ衣だった? な〜に寝言を言ってんだ!

ーーー勝てば官軍、負ければ賊軍なのじゃよ。

でも、自衛隊の制服組トップがそのようなことを言い出したのは、一つの時代
の終わり、そして新しい時代の始まりかもしれない。

ただ、日本が侵略国家だったというのは、間違いだとは言えても、濡れ衣とい
うのは穏やかな表現ではない。ーーー濡れ衣というのは、暗に日本を侵略国家
呼ばわりするあなたがたこそ、アジアの侵略国家だったのではないか、という
強い非難が、無実の罪を着せられた悔しさと共に感じられる言葉である。

それが仮に正しくとも、自衛隊の幹部には相応しくない攻撃的な発言である。

たしかに、ズバリと言ってやるほうが効果的だというご意見もあるだろうが、
少々自衛隊という立場を忘れた抑制の効いていない表現のように思えるのだ。

それは言わずもがなの言葉のように思える。言わぬが花ということも、人生の
美しい真実だから。ーーー言いたいことを言った後は、腹には何も残らないか
らご本人は確かにすっきりするだろうが。

防衛大臣は怒ってしまった。当たり前だ。文民統制のトップ官僚からすれば、
完全にその立場を蹴飛ばされたに等しい行為だろう。でも、日本の大義のため
には上司の顔など気にしてはいられぬ。

そこまでいうなら、退職金の半分でも国に上納すればいい。そうすれば、防衛
大臣の顔を潰したことも、一回きりの失礼御免で許されたかもしれない。

いや、退職金までは言わない。ただ一言、立場を忘れて言い過ぎました、御免
なさいと田母神氏は言うべきだったと思う。ーーーそれで話はおしまい。

その程度の話で済んだのに、少し尾を引く結末になってしまったようです。

日本の敗戦はアメリカの物理的な力に対する認識が甘かったこと。また、戦略
的分析もなければ、情報戦に負けたように、科学技術面でも格段に差があった
こと。命令されて動く国軍が国防戦争の主体になってしまったこと。=政治の
有名無実化。等々、

ーーー勝つわけない戦争に聖戦ムードで突入した無謀な戦争だった。

田母神氏は、日本は防衛戦争をしただけで、侵略戦争はしなかったとだけ言え
ばよかった。ーーー濡れ衣は余分だった。

もし濡れ衣だなどといわなければ、防衛大臣が怒ったとしても、自らの立場を
守った発言をしたあなたを、私は支持できたと思う。

一寸したことで状況は大きく変わるのだ。ーーー人生はそんなものだと思う。

└──────────

田母神氏の論文の内容自体は、これまでにも多くの人々が発言していたもので
氏も「然り」として書いたのであろう。しかしながら、何故「空幕長」という
制服組のトップが、殊更に自分の「歴史解釈」をこのような形で発表せねばな
らんのかゞどうにも分からんのじゃ。

しかもそれは、一民間企業が企画した懸賞論文への応募であり、またその内容
も、つまるところ既知のものゝ寄せ集めに過ぎず、一般の懸賞論文の場合なら
ば当然撥ねられている筈のものが一等当選とあっては、

こりゃ“なじかは知らねど”「タモ」さんへの300万円プレゼント企画とし
か思えん――――。

プレゼントならプレゼントでよいものを、何故仰々しく結構な面々を審査員に
揃え「懸賞論文」等という手の込んだことをする必要があったのか、何故対象
が田母神氏で、且つ氏の「歴史解釈」を述べさせる必要があったのか、

企画元の民間企業は一体何者で、企んだ意図は何なのか、大いに疑問が残る所
以[ゆえん]じゃよ。そして更に気になるのは、田母神氏がこの論文応募にかな
りマジに乗り気だった様子が伺えることじゃ。

氏が、自身の「歴史解釈」を持つこと自体は何の問題もありゃせんが、己れの
「空幕長」という職務からすれば、それは「枝葉」に過ぎんのじゃなかろか。

にも拘[こだわ]らず、この枝葉の「おアソビ」に半ば進んで付き合ったのは、
これを「枝葉」とは思わなかった故じゃなかろか。勿論この枝葉とて「幹」の
職務に無関係とはゆかんじゃろが、

氏の歴史解釈が「俺達ゃ悪かねぇ、悪いのはヤツラだ」派の主張をベースにし
とるところが一番の気懸かりじゃよ。

目下世間では、氏の論文のみを採り上げて「タモ」さんよくぞ言ってくれた、
とか、「タモ」さんを守れ、とか、論文としてなっとらん、とかギャアギャア
騒いでおるようじゃが、

ーーーわしにゃどうもピント外れ、のように思えてならんのじゃ。

目下の自衛隊の置かれている状況は実に歪なものであり、氏もトップの1人と
してそれを痛切に感じていることゝ思う。

何時頃じゃったか、大分以前の「SAPIO 」誌に、ブレジンスキーくしゃおじさ
んと当該誌記者とのインタビュー記事が掲載され、その中で件のおじさんは、
「日本の自衛隊は隷属のまゝでおれ(12才の頭脳では戦略など描けやせん)」
とぬかしおった。

これは、日本国自体が隷属下にあるということに他ならず、「日本は我国の保
護観察下にあり、今後は更にそれを強めてゆく。日本はヤマトソソミツグヒメ
としての立場をしかと心得よ」との意味もぶっこいておったのじゃ。

所謂先進国の中で、第二次大戦後独立を放棄したまゝなのは日本だけじゃ。
ハルノートなどより遥かに「失礼」な「年次改革要望≒命令書」を突き付けら
れても、「立ち上がる」どころか“貴方の〜決してお邪魔はしないから〜お側
に〜おいて欲しいのよ〜”とばかり、唯諾々と受け入れを続ける始末。

郵政民営化では、350兆円をロックフェラーの管理下に差し出す始末じゃっ
たが、驚きなのは、この時期までこの「書」の存在を、外務省は自民党幹部に
知らせておらんかったことじゃ。(野中広務氏談)

何故そこまで卑屈なのかと問われたある外務省幹部は、日本は負けたから、と
答えたそうじゃ――――。

そういえば岡崎元駐米大使は、アメリカに逆らったら日本は生きていけない、
とよく言っておった。正直といえば正直じゃが、双方共度し難いほどの奴隷根
性の持ち主で、戦前の野村駐米大使に示したお局サマ根性といい、外務省とは
メダカ=すくいようのない)根性の持ち主が揃っておるところのようじゃの。

つまり、今自衛隊が置かれている歪な在り方は、日本がアメリカによって隷属
状態に置かれていることに起因しておるのであって、決して憲法9条などのせ
いではない筈じゃ。

従って、アメリカから真に独立することが先決であり、そのことを田母神氏は
「枝葉」のおアソビ論文などを書いてる暇があるのなら、制服組のトップの1
人として、「幹」である一国の軍の今後の在り方も含めて「建白書(?)」とし
て先ず政府筋に示すべきだったのじゃなかろか。

ライス米国務長官は、東シナ海において、中国に対してフリーハンドを与える
旨の発言をしており、この海域は益々波高しの状況じゃ。

軍事評論家兵頭二十八氏監修によるコミック仕立ての「2011年日中戦争」
は、全くの絵空事ではなく、この海域の防衛が日本の近未来にとってアフガン
やイラン等より遥かに重要であることを説いている。

こうした、目前に迫りつゝある危機について、田母神氏、更には防衛省はどの
ように考えておるんじゃろか。単に憲法を改正すれば片付くような問題ではな
い。

ロシア政治経済ジャーナルの北野氏は、アメリカの対イラン政策が明確になる
前に憲法を改正してはならない、と述べておるが、卓見じゃと思う。そして、

最悪の場合、日本が憲法を改正する前に中国が動き出す懼れがあるが、その時
こそが栗栖元長官ではないが「超法規的」措置も採らざるを得ない場合じゃな
かろか。
 
日米安保条約はアメリカのためにあるのであって、日本のためにあるのではな
いが、東シナ海における日本の立場に対するアメリカの関心が薄れ気味の今こ
そ、この海域における日本にとっての安全のために、この条約を活用する道を
独自に探っておかねばならない。

そのためには、日本は対米隷属状態から脱却している必要がある。

勿論アメリカは、日本が独立する等と言ったら黙ってはおらず、誰かしらは消
されることじゃろの。現に、田中元総理は、多少なりとも独立国首相としての
気概を示したが故に潰されたのじゃから。

自民党の偉いセンセ方も、愛国心が足らんなどと国民に説教を垂れる前に、自
ら範を垂れて貰えんかの。「角」さんは種々あったけど愛国者じゃった、とわ
しゃ思うとる。序[ついで]に言えば、梶山静六氏の死も「角」さんと同様な経
過があったと聞いておる。

角さんの末路を目の当りにした中曽根さんは、風見鶏の本領発揮、早速ロン―
ヤスなどとヤニ下がってヤス請け合いの連発。

もし達成できなかったら、どんなお仕置きが待ってるかとシャカリキになって
郵政民営化を押し進めた小泉さんは、対米貢献度ナンバーワンとワシントンで
最も覚え目出度き総理とか――――。

自民党をぶっ壊す!と、そっくり返ったが、それは日本をぶっ壊す、との意味
だったかと今にしては思え、このセコイイズミフジュンイチロウめ!
ーーーとの思いでイッパイじゃ。

外務省のワシントンたいこ持ち、や、北京茶坊主、の上にこうした大物センセ
が乗っかって巾を利かせている中で対米独立路線を歩むのは大変ではあるが、
それをやらねば、それこそ日本は「ジリ貧」どころか「ドカ貧」に陥るのじゃ
なかろか。

田母神氏は、日本がアメリカに対して独立していないことに不満を抱いている
とのことじゃが、それなら何故、それを「公」に発表せず「枝葉」のおアソビ
論文に応募などしているのかゞどうにも解せんかった次第じゃ――――。

                           = おわり =
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┌──────────「トーモンさん」 内容は、そのとうりで賛成ですが、田母神氏の論文発表で、もし公式に発表し よとすれば、公に公表する前に握り潰されていたと思います。 └────────── ┌──────────「紋起さん」 貴稿拝読いたしましたが、自衛隊の歪みに関して、3つの要因を比較検討し、 田母神氏の攻撃対象が間違っているというご指摘だと理解いたしました。 自衛隊のいろんな歪みの原因となる要因は、 1−自虐史観、 2−憲法9条=集団的自衛権含む) 3−対米従属、 であり、なによりも《3》を解決しなくてはならない一番重要な問題であると 主張されておられるのですが、私は異なる意見です。 もし、対米従属を解消できて日本が真の独立を果たし、憲法9条は現在のまま であり、自虐史観は変わらない状態で、自衛隊の何が変わるのでしょうか。 安保条約は、日本のためでなく米国のためであるのは真だろうと思いますが、 もし、日本が米国から独立した時に、米国が日本と改めて安保条約を締結する メリットは何なんでしょうか。 何ら米国にとって国益に沿わない日本と、再び安全保障条約を締結しないこと になると、それこそロシア政治経済ジャーナル北野幸伯氏の指摘する、中国の 日本領域への侵略が開始されるでしょう。 これは、北野氏が過去の事実で指摘しているように、アメリカがフィリピン駐 留から撤退すると、即座に中国は南紗諸島を、南ベトナムから撤退したときは 西紗諸島を占領していきました。 中国は、本来の性根に加え、人口問題からくる内的圧力も常にありますから、 チャンスがあれば資源を奪う行動をするのは必然のことだと思います。従って 日米安保条約が無い時には、チャンスとばかりに、尖閣諸島から次々と奪いに 来るでしょう。 そのとき、日本は、憲法9条は今のままで、中国・アジアには侵略して申し訳 ないという史観も変えずに、どう戦うのでしょうか。自衛隊員は、悪いことを した祖国なんだよなぁと思いながら、命がけで敵に対決できるのでしょうか、 ーーーしかも手足を縛られた自衛の範囲で。 アメリカは中国との覇権争いのため、日本を必要とするのだから、日米安保を 締結するだろうというのであれば、尚更アメリカからの独立はアメリカの代理 戦争をさせられるので危険です。 このときは、属国状態のまま、憲法も変えないほうが良いのではないでしょう か。ただ、自虐史観だけの変更をしておいたほうが後々に役立つでしょう。 私は、憲法はそのまま、自虐史観はそのままで、日米安保がなくなることが最 悪の選択だと思います。中国に貢ぐのなら最良の選択でしょう。したがって、 現状で日米離反を促す投稿を見るたびに、中国の工作員のなせる業かなと疑い の目で見てしまいます。OJIN氏は、多分そうではないとは思っておりますが。 こういう観点から見れば、田母神氏の、まず自虐史観から変えて行こうという 選択は間違ってはいないでしょう。憲法改正は、国民の意識が変わることが重 要であり、自虐史観がその変化を妨げている部分もある訳です。だから、憲法 より先に自虐史観であり、これなら個人でやれる部分もあります。 事実、この騒動で少しは関心を集めてはいますよね。 ただ、自虐史観からの脱却に於いて「先の戦争は全て嵌められた、私は悪くな い」という自慰史観で対抗したことは残念に思っております。ーーーこの点は 賛同するところであります。
└────────── ┌──────────
トーモンさんと紋起さんのご意見に対する歯軋りゴマメさんからの答復は、こ ちらでご覧下さい。 └──────────
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