☆ 非食料バイオエタノール原料〜ヤトロファが急浮上 2008/06/04
by はぐれ雲さん
世界の食糧価格上昇が重大問題となり、食糧以外のバイオエタノール原料を探
す事が世界の急務となっている。そこで注目され、急浮上し始めたのがヤトロ
ファ・クルカスである。
ヤトロファ・クルカス=Jatropha Curcas とは、中南米原産のトウダイグサ科
の樹木で、多肉・耐乾性・多年生・落葉・低木という特徴があり、痩せた土地
乾燥した土地、砂利や砂地、岩地や塩分を含んだ土地でも育つ頑丈な樹木であ
る。
肥料も要らない、僅かな水分があれば育つ。気候的には年間降雨量300〜1
000mmの熱帯乾燥地帯、気温は20〜28度が理想だが、かなり悪条件の土
地でも育つ。現在では、アフリカやアジアなど世界各地に群生している。
通気性と透水性の良い土地に良く生える。成長も早い。木の高さは条件にもよ
るが、2〜8m、50年に亘り種子を生み続ける。種子は3〜5cm、果実や茎
は弱い毒性を持つ。下痢止めや吐剤などの薬剤として使われる事もある。
注目すべき点は、種子の油脂量。生パームより油量が多く、油脂量は重量比約
30〜35%である。ヤトロファ・クルカスは、別名、ナンヨウアブラギリと
かタイワンアブラギリとも呼ばれる。多分、南洋油桐、台湾油桐だろう。
昔、旧日本軍が南洋で代替燃料として使用していたという話もある。この圧搾
油は石鹸や下剤、ロウソクの原料としても使われている。
毒性があるので猿も食わないヤトロファ・クルカスの実、今、脚光を浴びてい
る。最初に種を実らすまで3年ぐらいかかるがその後50年は結実し続ける。
落葉なので、乾燥地の土壌改良にも役立つ。更に、緑化にも一役買う。
ヤトロファ・クルカス栽培を事業化できれば、無用な長物だった樹木が一石三
鳥、バイオエタノール原料・緑化事業、農民の収入源、更に落葉は荒廃した土
地の土壌改良にもなる。新規事業として就労機会の増加にも繋がる。
小規模ではあるが、ベトナムやインドネシアで事業化がスタートしている。イ
ンドにもヤトロファ・クルカスの木は雑草の如く各地に生えている。その種子
は誰も見向きもしないで放置されている。
この放置されている種を集荷するだけでもかなりの数量になるだろう。未だ気
が付いていないだけだろうか…。インドには乾燥地帯に痩せた荒野が‘手付か
ず’の状態で広がっている。此処をヤトロファ・クルカスで植林すれば良い。
ーーーその内、誰かが手を付けるだろう。そう期待したい。
= おわり =
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┃ ┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「hideおじさん」
面白い話ですけど、専門的に言わせていただくと、サトウキビ、ビートや穀物
以外の植物原料はバイオ燃料にするには効率が悪く、大手も逡巡している状況
です。
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
ヤトロファは効率が悪いんですか??実の1/3強が油分なのに??荒地でも
大丈夫なら、土地代が殆んどタダみたいなもんでしょうから、あとは人件費の
安い国・地域でやれば十分いけるじゃないんですか?
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┌──────────「hideおじさん」
ヤトロファについては、洞爺湖サミットでも取り上げられるようですが、仰る
とおり今注目されている植物です。
品物そのものの効率が悪いというより、利権が絡みすぎて栽培する人間へのリ
ターンが思うほどではないというほうが正しい言い方だと思います。自然のも
のですから、不作になっても補償は無いというリスクを考えると難しいのかも
しれませんね。
現在、ヤトロファ栽培に一番力を入れて、独占的に栽培権を狙おうとしている
のが「BP=ブリティッシュ・ペトロリアム」です。アフリカ、東南アジア、
中南米、インドなど、大規模農場を作ってヤトロファから「バイオ・ディーゼ
ルオイル」を作っています。
これは、新しい「プランテーション」とも言われたり、「貧乏国を植民地にす
る」行為とも批判されています。アフリカのジンバブエなどでは「それほど水
を必要としない」ヤトロファといわれているのに、大規模農場の為大量の水を
使用し、本来の農地への水が不足、さらなる食料危機を引き起こしているとも
いわれています。ーーー中国をみると「ペトロ・チャイナ」が大々的にヤトロ
ファ栽培を始めています。
日本でも関西地区の一部で試験的に栽培が始められ、投資募集も活発化してい
ますが、あまり人気はないようです。(日本の企業ではBPなど大手石油会社
への投資は始まっています)
今までの植物と比べものにならないぐらい「油分」を含んでいるヤトロファで
すが、商業ベースとなると、膨大な土地と人手が必要となりますので、それ相
応の資金力があるところじゃないと手を出せないというのが正直なところじゃ
ないでしょうか。
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┌──────────「第二の人生さん」60代@男性@海外
私は昨年より東南アジア〔ベトナム〕でヤトロハァの栽培をしています。
今年も、6月に4キロのヤトロハァ種をもって行き、すべて植えつけました。
早い成長で、もうすでに10センチほどになっています。昨年12月に植えつ
けたヤトロハファは、毎日種が取れるようになりました。
なにせ個人がする事で、資金面でこれ以上の拡大は望めません。
どなたか、ヤトロハァに興味のある方、私といっしょにこの事業を拡大しませ
んか。もちろん現地を案内いたします。一つの種が、1年で何百と収穫でき、
面白い投資につながります。
お断りしておきますが あまり多くの方とこの事業はできませんので先着2名
様にて締め切りたいと思っています。詳しくはメ−ル下さい。折り返しお返事
差し上げます。
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
OJIN も、ヤトロファでグリーンオイルキングじゃ〜〜!!と勇躍しておりま
したら、冷静沈着なhideおじさんから、そんなに簡単じゃないから、よく考え
てからにしなさい!ーーーと怒られてしまいましたーーー
そうですか、、こうやって地道にコツコツと活動を始めておられる方もいらっ
しゃるんですね〜。頑張ってください!
OJIN が調べた範囲では、ヤトロファにも種類があって、1ヘクタールあたり
10トンも採れる品種もあるそうですね。ベトナムグリーンオイルキングの名
がニュースになる日を、楽しみにいたしております。
第二の人生さんのこの事業にご興味のございます方は、CHINACHIPS事務局宛に
連絡して下さい。→ http://form1.fc2.com/form/?id=273573
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┌──────────「hideおじさん」
「ーーーと怒られてしまいましたーーー」 ハハハ、怒ってませんですよ。
〜〜〜頑張れ!第二の人生さん!
でも、こうして夢に向かって頑張っている人を見ると、こちらも勇気が湧いて
きます。是非、成功してもらいたいものです。
それにしても日本では「ヤトロファ」を含むグリーン・オイルビジネスが、い
まひとつ盛り上がりに欠けますね。中国では、上海CNPCがインドネシアと
組んでプラントを建設したり、大規模農場を作ったりとにぎやかですし、欧米
の石油メジャーや大企業、投資会社がこぞってグリーン・オイルビジネスに参
入しています。
ここは日本の得意技で、「ヤトロファ」の品種改良に取り組み、油成分を倍に
し、その種の特許を取り、大企業からロイヤリティーをもらってウハウハなん
てできないかな?ーーーそれにはまずトライすることですね。
ちなみに個人的に面白いなって思っているのは、「藻」から燃料を作る研究で
す。システムは良く判りませんが、「藻」「海藻」からも油が取れるなんて、
ホント頭の良い人っているんですね〜〜。
サッカーくじで6億円当たれ!とやっている私は..夢がないのかなぁ‥‥‥。
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
OJIN みたいな無鉄砲なのもチョットですけれど、日本人って慎重過ぎる?
もう20年近く前、1、2階建ての家がベターーッと広がる天津の街に、ひと
きわ目立つ高層ビルが2棟ありました。何の用事で行ったのか忘れましたが、
そのビルの1階ロビーの壁にビッシリと掲げられたテナントの金色プレートの
名前は、ほとんどが日本の有名会社のものでした。通訳に聞くと、この2つと
もアメリカ資本が建てたということでした。
「アメリカはビルを作り、日本はそれを借りて入る」
ーーーそのときに通訳が言った言葉を、今でもよく覚えています。
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┌──────────「ごんちゃんさん」60代@女性@会社員@東北
近頃、石油のお値段が安くなってきましたら、ヤトロファの事業が、ちょっと
トーンダウンの感じよ〜。
ヤトロファの実を日本に運んで油にするには、いろいろ経費がかかると思いま
すのよ。(^〜^)〜〜〜いったいどれほどかかるのでしょうね?
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┌──────────「(^^) OJIN です(^^)」
実のまんまで運ぶんでは効率が悪いのと、たしか鮮度(だったかな?)の問題で
収穫してからあまり時間をかけずに絞って油にしないといけない、という記事
を見たような気もします。----あれは別の原料だったかな?
そりゃやっぱり、液体にしてタンカーで運んだほうが扱いやすいでしょう。
原油価格下落とバイオ・エタノールについては、金曜日号のはぐれ雲さんの記
事でも触れていますので、ご覧になられて下さい。
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┌──────────「うのぶさん」60代@男性@関東 2009/05/13
はぐれ雲さん、こんにちは。興味のあるページを見させてもらいました。
貴兄のページのコメントなどの方々、「第二の人生さん」のものを見、まさに
僕もこれからを「第二の人生」の生き方でいこうと思いました。
僕もこれが気になって 生産国や植林、搾油、販売者を訪ねて、何度かアジア
の当該国へ行ってきました。
数ヶ国の、先方 政府関係者や華僑の人たち、並びに地元有力者の人と本件で
連絡取りあっています。
いま僕はこれを勉強中です。「はぐれ雲さん」「第2の人生さん」「hideおじ
さん」方、いろいろ教えてください。
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この記事は、ブログ「さまよえる団塊世代」より転載させて頂きました。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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