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┃ 李華さんのいま話、むかし話 ―――――― by ぽんずさん
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☆ 「非典」の中での生活 ――――――――――――――― 2003/05/09
日本でも報道された、パニック状態からようやく抜け出したかに見える北京。
新型肺炎の中国語の「非典型肺炎」略して「非典」は一種の流行語になりつつ
ある。
はてさて、そんななか李華さんはどんな生活をしているのだろうか。
「近所の繁華街も人がいないのが違うぐらいで、なにも違わないわよ。」
というのが最初の言葉。
「そうね、市場に行くときはマスクをするぐらいかしら。
でも、最近暑いしね。マスクをしているのが鬱陶しいわ。」
でも皆がしているから、私がしなくてもね……なんて思ったりもするわ。」
「どこに行っても人がいないでしょ。
いつもなら大行列の銀行も、待たないですむのよ。
窓口の行員さんが暇そうにおしゃべりしていたわ。」
これが李華さんが教えてくれた彼女の家の近くの様子。
また李華さんのような前にも紹介した四合院に住んでいる人達は
そとの公衆トイレを使うのだけれど、頻繁に消毒が行われているらしい。
「これだけ毎日報道されているけど、身近に感染者が出たって言う人いないの
よね。 市内の地域ごとの感染者数、あれ見てもわかるけれど、偏りがある
のねたぶん。
ニュースではあそこが隔離、ここが隔離……っていっているけれどねぇ。」
それは私も思っていた。
大学時代の友達も同じことを言っていた。
そして「ほんとうに北京の話なのか時々不思議になる」と。
「でもね、外で遊ぶ子供の姿を見なくなったし……
こんなにお天気が良いのにね。」
危ないからと、子供達は外にも出してもらえないようだ。
学校も休校、外でも遊べない子供達は、家の中でコンピュータゲームなどをし
ているらしい。 小さい子供達はまだしも、受験を控えている学年の子供達に
とっては大変な事だ。
「7月だった大学共通入試(中国語では略称高考)を6月にして、
その挙句これだものね……。これで延期なのか、中止なのか……。
どちらにしても大変よね。」
そんな話もしてくれた。
あれやこれや、心が荒んでしまうようなニュースばかりだけれど、
ある日、李華さんがこう言った。
「このアパートに入ってくるとき、毎日検温があるんだけど
ところが32度ですって(笑) 測りなおしたら36.6だったけど。」
笑いながらそう言う彼女をみていて、ようやくパニックから抜け出し、冷静に
対処しようとする段階になったのだなぁと、そんな風に感じた。
まだまだ終結までは遠いのかもしれないけれど。
= つづく =
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◇ 面白かった (^○^) -------------------------------- 17人 (68%)
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┃ ┃コメントボードに頂きました感想。
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┌--------「あずきさん」
「面白かった」というコメントはこの場合いかがなもんかと思いますが、渦中
での暮らしの雰囲気がよくわかりました。日本ではまだ一般的にはひとごとと
いう感じですが、連休を海外で過ごし戻って来た人達の潜伏期間はまだ過ぎて
いません。
ぽんずさんたちも油断せずお気をつけてお過ごしください。
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┌--------「ぽんずさんから」
一時期のパニック状態は過ぎたようです。
李華さん、そして私達も、
うがい、手洗い、よく食べ、よく寝て
元気に暮せるように注意しております。
ご安心下さい。
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