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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
☆ ディワリ商戦・史上空前の売り上げ! ―――――― 2009/10/30
欧米先進国では「クリスマス商戦」が店にとって最大の稼ぎ時だが、今年は暗
い年になると予想されている。

既に不況は底を打ったと言われるインド、ヒンズー教の正月にあたる「ディワ
リ祭」の時の「ディワリ商戦」が最大の稼ぎ時である。今年のディワリは10
月17日、その前後3日間が正念場、結果は‘史上空前の売り上げ’を記録し
たらしい。

特に、高価な物が飛ぶように売れたようだ。

先日公表発表された自動車各社のディワリ期間(3日間)の販売台数は、スズキ
が約12000台、GMが約2000台、ホンダが約1200台、現代自動車
の販売台数は判らないが、前年比約60%増と言っている。

驚異的な売り上げ増に各社はほくほく顔である。

一方、家電販売も絶好調で、売れ筋の主力は、液晶テレビ、電子レンジ、冷蔵
庫、洗濯機、デジタルカメラ…、富裕層が増えている証だろう。売り上げは前
年比35〜40%増、ディワリ・ギフトや、これからシーズンを迎える結婚式
の3種の神器として使われるのだろう。

花火の消費も凄まじかったらしい。17日の夜半まであちこちで花火が打ち上
げられ、クラッカーが鳴り響いていたそうだ。多分、18日の朝は花火の煙で
町中が霞んだことだろう。町中に硫黄の匂いが充満し、喉も目も痛くなる。

今年は、モンスーン期の雨量が不足した地域が多く、農産物に大きな被害をも
たらした。現在、農産物価格が上がり、お蔭でインフレ傾向にある。

農業部門の不調を理由に2009年度の経済成長率は6%前半になるだろうと
いう予想が一般的だったが、先日、マンモハン・シン首相は、6.75%にな
ると上方修正した数字を発表した。

だが、ディワリ商戦の結果を見て、7%台になると予想するアナリストも出始
めている。比較する前年度の数字自体がまだまだ小さいので、前年対比の成長
率は自ずと高くなる。

例えば2009年度4〜9月の自動車輸出実績は21万88台、前年同期実績
は、15万4783台なので、前年比36%の増加となった。

更に10月、フィアットとタタ・モーターズの合弁フィアット・インディアは
インド製小型車用エンジンをイタリア・フィアット向けに25000台輸出、
前年比100%純増となる。

まだまだ規模は小さいが、規模が小さいだけに成長率・増加率は大きくなる。

国内消費も拡大基調、インド経済は回復期から脱し、改めて高度成長期に入っ
たようだ。

                        = この稿おわり =
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