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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
☆ 南インド大洪水の経済影響は ―――――――――― 2009/10/09
今年のインドのモンスーン、降雨量は例年より10〜20%少なく、農業に与
える悪影響が懸念されていた。インド政府はGDP成長率を下方修正した。

ところが9月に入り、気象は「例年とは違う現象」を呈している。

例年であれば9月中旬にニューデリー地区は「モンスーン明け」をなるのだが
9月中旬以降に大雨が降り、ニューデリー近郊を流れるヤムナ川が氾濫した。

同様、例年は10月1日にモンスーン明けとなる筈のムンバイ地区も大雨の為
あちこちが冠水している。インド気象庁は「モンスーン前線の南下の遅れ」を
報じているが、この時期の大雨は尋常ではない。

そしてこの数日間、南インドを襲っている豪雨、南インド(特にカルナタカ州
とAP州等)各地で大洪水となり、土砂崩れも多発、数百名の死者・行方不明
者が出ている。

モンスーン明けが半月から1ヶ月遅れ、インド各地が「時期的に異常な豪雨」
に見舞われている。結果的に、今年のモンスーンの雨量は略々平年並みになる
かもしれない。

インドの気象も徐々に変わり始めている。地球温暖化の影響だろうか…。

インド経済はモンスーンに影響される。約8億人が住む巨大な農村市場、農業
の50%以上がモンスーン=自然に依存しているからだ。

この豪雨、インド経済に「吉」と出るか「凶」と出るか…、一時的・被害者に
は「凶」だが、来年の春作の為の「水が確保できたことはインド全体にとって
は朗報」でもある。

10月からインドは「祭り」と「結婚式」のシーズンに入る。インド各紙は2
つの話題を報じている。

一つは「小型車の販売台数が急増」、小型車メーカー各社の在庫が払底し、小
型車メーカー各社は増産に踏み切っていると報じている。

もう一つは、「インド株価は10月には下がるという調査結果」だ。

SENSEX指数、過去18年間の内11回、10月には下がっている結果を
指摘している。祭りや結婚式の為、現金需要が増大し、株を売却せざるを得な
い投資家が増えるからだろう。年々結婚式が派手になり、嫁入り道具=3種の
神器も高価になってきている。

インドの機関投資家の規模は、まだまだ小さい。9月末にSENSEX指数は
17000ポイントを超えた。バブルに近い「衝動買い」ではないかとのコメ
ントもあった。10月以降の現金需要の増大「利益確定売り」「利食い売り」
も出てくるだろう。

一方、10月中旬には各社の決算発表、好決算が予想されている。外国の機関
投資家がどう動くがキイであることは間違いない。彼らが「今回の洪水のイン
ド経済に与える影響」をどのように判断するか…、

「インドを知っているか」「知らないか」がキイとなる。知っていれば「今回
の洪水は来年の春作に対する懸念を払拭する恵みの雨」と判断するだろう。

10月、インド株は下がるかどうか…。下がれば消費拡大の証、上がれば海外
投資家がインドを投資の対象としている証、いずれにせよインドに順風が吹い
ていることは間違いない。

洪水の後に繁栄が来る。この繰り返しがインドの歴史。

----被害者には真に申し訳ないが、未だにこれがインドの実態である----

                        = この稿おわり =
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┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」30代@男性 ┌-------- 洪水の後に繁栄が来る。この繰り返しがインドの歴史。 └-------- 古代の文明を見ても、過酷な条件のある地域で繁栄していますよね。古代支那 文明にしても、穏やかな揚子江ではなく、毎年のように氾濫する黄河の流域で 発生しています。 また、神武天皇の東征にしても、わざと過酷な条件の土地から攻め上がってい ます。人間というのは、厳しい条件のほうが精神的に鍛えられて成長するとい うことですかね。 └────────── ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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