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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
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☆ インド女性起業家の夢・環境技術を祖国へ ―――― 2009/09/18
前に紹介したインド女性企業家N氏(テイバ・ニルマラ氏)、当面は、焦点を主
に日本の進んだ環境技術に絞り、今月中旬に「グリーン・ジャパン株式会社」
「Green Japan Co., LTD」として具体的事業展開を開始する。
インド…、21世紀に入り急成長を遂げているが、まだまだ発展途上であり、
市場としては新地の状態、電化率も60%程度に過ぎない。だがCO2発生量
は中国・アメリカ・ロシアに次いで多い。
今後、経済成長に比例してCO2発生量が増える事は間違いない。中国並みに
なれば地球規模での大問題となる。如何にインドのCO2発生量を極小に抑え
るかが国際社会での重要な課題となりつつある。
インドは第3国のリーダーとして、途上国の代表として、CO2排出量削減に
努力はすると確約しているが、先進国並みの定率削減には反対している。「自
国の経済成長」と「国民の生活レベル向上」にはエネルギーの増産・供給が不
可避だからだ。
石油の一人当たりの消費量は、アメリカの27分の1、これが実態である。
更に数多くの大都市・中小都市、そして無数の村落共同体が全土に分散してい
る人口12億人の世界、多種多様な生活環境にあり、単純な対策では解決でき
ない問題も多く抱えている。
大型プロジェクトの国家的対応は、むしろは簡単だろう、だが環境問題は末端
から始めなければ本質的解決にはならない。
環境問題に関するインド国民の意識はまだまだ薄いといえる。環境教育がやっ
と始まりつつある段階であり、環境ビジネスはこれから始まる段階にある。
インド政府は環境先進国の技術支援・技術提供を強く要請しており、今後イン
ドの環境関連ビジネスは、インド経済にとっても‘不可避の重要なビジネス’
になることは間違いない。
日本を含む世界の大企業による大規模なCO2排出量削減技術のインド向け売
り込みは、散発的ではあるが既に始まっている。手付かずなのは、中小規模の
環境技術である。
水質汚染、ゴミ・産廃物処理、処理物分別、焼却炉・システム、化石製品等の
リサイクル、水の腐敗防止・有効活用、様々な分野での省エネ技術、殆どが未
開発・未着手である。
そして、その技術の殆どは日本の中小メーカーが保有し、日本国内に埋没して
いる。
N氏は、「行き場を失っている素晴らしい日本の技術をインドに紹介したい」
「技術を欲しがっているインド企業を日本企業に紹介し、日印企業を合体させ
共存共栄を図りたい」という夢を抱いている。
N氏には、長年インドや米系の大手IT企業に勤務していた経験があり、IT
ビジネスのノウ・ハウ、知識と情報の蓄積がある。インドのIT企業はインド
産業の全分野と深く関わっており、客先データの集積もある。(約10万社)
インド人起業家の仲間も多い。ネットワーク構築のプロでもある。
難題は、日本の企業体質。
海外進出に恐怖感を抱き「ニの足」を踏んでいる企業。「英語の壁」があり、
英語で会社や「会社の資産である技術」を上手く紹介・宣伝できない企業。
海外進出の体制を整えてはいるが、「どのようにしたら良いか暗中模索」の企
業。特にインドに関しては魅力を感じてはいるが、全くインドとの接点がなく
悩んでいる企業。ーーー様々な企業がある。
N氏は、その実態を感じ取り、日本語で対応、英語でのHP立ち上げ協力、英
語版会社紹介書作成までやる心算である。「仲間のインド人にやらせれば苦も
なくできる作業」である。「美しい資料の作成はンド人の特技」でもある。
環境技術だけに拘らず、あらゆる分野に拡大する意気込みである。
N氏の情熱にほだされて、日本の協力者も揃いつつある。
9月16日に、日本の技術を英語でインドに発信し、インド企業とのビジネス
の出逢いの場を提供するポータルサイトを立ち上げる予定である。
インド企業向け日本企業のPRのみならず、インド人との交渉・インドでの営
業サポート。更に、グリーン・ファンド等とアライアンスを組みファイナンス
・サポート、インド人スタッフによるインド業務サポート等々計画中である。
小生も協力要請され、微力ではあるが手伝う事にした。
N氏には先ず、日本の大学に留学しているインド人学生のネットワークを構築
し、日本語が話せ、日本文化をある程度理解しているインド人の人材バンクを
創る、アイデアを提供。インド人を活用したい日本企業は幾多もあるだろう。
インド・ビジネスはインド人にやらせるほうが手っ取り早いし、間違いが少な
い。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」「郷に入っては郷に従え」…「インドを
攻略したいのなら、インド人を使え」である。
優しい日本人にとってはインド攻略は中々難しい。特に資金力の乏しい中小企
業は…。ーーーだが彼らにとって未知の国、未知の大市場でもある。
グリーン・ジャパン株式会社の社長、純子・ニルマラ・帝羽さん、日本語が堪
能な日本人(今年春に法政大学MBA取得)です。
彼女はこのプロジェクトを日印双方の夢として意義付け、日本側の立場に立っ
て事業展開する為に、インド国籍を日本国籍に変えたそうです。
そのうちに、日本で活躍するインド系日本人として話題になるかも知れない。
ーーーそう期待してます。
= この稿おわり =
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この記事は、メールマガジン「縄文塾通信」2009年9月20日発行第410号に転載して頂きました。とても
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