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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
☆ 日本、インドに豚フル輸出!? ――――――――― 2009/05/29
インド保健局が「5月20日成田発・ニューデリー着のJAL便に搭乗してい
た日本人1名が‘豚フル’に感染している疑いがあり、指定病院に隔離し検査
している」と発表した。

結果は未だ発表されていないが、陽性ならニューデリーは大騒ぎになる。

インド人は一般的に臆病な人が多い。特に感染症・伝染病や食べ物には超過敏
である。また「くちコミ」の世界で、「おしゃべり」で「知ったかぶり」が多
い。伝言ゲームで内容が紆余曲折し大騒ぎになる。

豚フルが大きく報道されれば、ニューデリーは、たちまちマスクで氾濫するか
も知れない。サーズの時は瞬時に反応し、マスクだらけとなった。

5月下旬のニューデリーの気候、今日のNHKによれば最高気温は摂氏48度
最低は摂氏31度、湿度はカラカラ状態である。ーーー前々から思っているの
だが、NHKの世界の天気予報は少々疑わしい。

特にニューデリーの気候に関しては誤報が多い。実際のニューデリーの最高気
温は摂氏43〜22度近辺だろう。観測史上の最高気温記録は摂氏46度台で
ある。摂氏48度であればニューデリーのニュースになる。

兎も角、この温度でマスクをしたらくそ暑くて目が回る。更に、埃だらけで、
マスクは直ぐ汚れてしまう。一方、人は皆、酷暑で疲れきっており、体力もな
い。

電力不足に水不足、身体を冷やす術もなく、手を洗う水もない。こんな状態で
「豚フル」が流行れば精神的に地獄状態になる――――。

モンスーンが到来し、雨が降り、気温が30度台に下がるまであと一ヶ月。

モンスーン季に入れば過ごし易くなるが、其れは菌も同様である。「弱毒性」
の豚フルより強烈な「強毒性」の細菌が待ち受けている。赤痢などは序の口、
コレラ、腸パラ・チフス、マラリヤ、デング熱、日本脳炎…、食中毒も日常茶
飯事となる。

過酷な夏の5〜6月は「強毒性」の菌は眠っている。

その視点からすれば、豚フルウィルスがインドの強烈な気温に耐えられかどう
か…。ニューデリーの過酷な気温が豚フルを防いでくれるかもしれない。

サーズ騒動の時、サーズ菌は38度以上では生きられない、という話を聞いた
事がある。インドではサーズ菌は生きられない。また、インド人は絶対に「ゲ
テモノ」を食べないので、何でも食べる中国人との違いも話題になった。

豚フルの場合はどうだろうか? 殆どのインド人は豚肉を食べない。「人間界
+自然界はウィルスより強かった」。これからはどうなるか――――。

インド人は様々な菌と共存しており、様々な菌に対する抗体を持っている。

「弱毒性」の菌など相手にしないだろう。さらに、豚の数は圧倒的に少ない。
豚に近づく事も少ない。あまり心配することはないだろうが、マスコミによる
過剰報道、薬屋とマスク屋の便乗ビジネス、ーーー彼らが危機感を煽る可能性
も大きい。

インド政府がどのように対応し、どのように一般庶民の危機感を封じるか見も
のである。

日本政府、水際輸入防止対策も良いが、輸出防止対策は打てないのだろうか?

ーーー極めて難しいだろうが――――。

                        = この稿おわり =
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