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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
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☆ 世帯年収53万円以下81%強、世界最大の貧国 ― 2009/02/06
ーーーインド国立経済応用研究所が2008年に行った調査結果では、
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高所得者層(世帯年収285000ルピー以上) 4200万世帯
中間所得層(同285000ルピー〜71000ルピー)1億3840万世帯
低所得者層(世帯年収71000ルピー以下) 4330万世帯
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※ 285000ルピーは約53万円、71000ルピーは約13万円。
一世帯年収53万円以下が1億8170万世帯、全世帯の81.22%。全世
帯数は2億2370万世帯、人口は約11億5千万人なので、家族構成員は、
平均5.14人となる。子供の数は、高所得層は少なく、低所得層は多い。
インドは物価が安い。生活費も安い。
購買力平価から見れば年収53万円は、日本では200万円ぐらい、年収13
万円は50万円ぐらいの感覚だろう。その収入で家族5〜6人、家計のやりく
りは大変だろう。
世帯年収53万円以上を「高所得者」、13万円以下を「低所得者」と定義し
ている感覚は正にインド的だ。
昨年の国連の調査では、一日2ドル以下で生活している人口は約3億4千万人
栄養失調者は2億2千万人、ーーー5歳以下の幼児の死亡率はバングラデシュ
やネパールより高いとも言われている。
驚かされるのは‘世帯数’の増加だ。
2001年に行われた国勢調査では1億9200万世帯、それが2008年で
は2億2370万世帯、7年間で3170万世帯も増加している。
一年で400万世帯以上の増加…、人口が増える訳だ。
この2〜3年、人口は毎年2000万人以上も増えている。2010年度中に
12億人に達する可能性が大きい。
インドは高度経済成長中であり、世帯年収も毎年着実に増えている。しかし、
中々貧困から抜けられないのが実態のようだ。
インドが将来的に有望と見られている理由は「若年労働力が豊富」な点だが、
「貧困から中々脱却できない」という視点から見れば、人口増加率の高さは大
きな弱点だろう。
インド政府・政治家にとり、人口増加抑制策は宗教的理由から禁句となってい
る。現在、増加抑制策として採られている政策は、‘教育レベルの向上’だ。
知的レベルが向上し、生活レベルが向上すれば,自然に理想的な子供の数に収
まるだろう、と考えている。
時間はかかるが、時間をかけてやらなければ世の中が乱れる。
ーーーインドが抱える宿命的課題である。
= この稿おわり =
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