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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
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☆ 外資流入急増♪踊り始める巨象 ――――――――― 2009/10/21
世界景気後退の影響、インドが一番恐れたのは「FDI=海外直接投資」のイ
ンド離れ=流出=減少であった。
2008年度のFDIは外資の再投資等を含め352億ドルであったが、リー
マン・ショック以降、外資のインドからの流出や、計画されていた投資の先送
りが散見された。
一方、株式市場急落の煽りを受け、予定されていたIPO=新規株式公開)は
殆ど見送りとなった。5月の総選挙で大勝した第2次マンモハン・シン政権下
で予定されている「国営企業の株式売却」もなかなか進まない。
だが、自然の流れだろう。インドの勢いは、短期的には「流れに流された」が
6月にマイナスの流れを止め、7月から「勢い」を取り戻したようだ。プラス
の流れに勢いがつきはじめてきた。
2009年度は、FDIは低調に始まった。
4月は前年比37%減の23億ドル、5月は46%減の21億ドル、それが6
月に入り7%増に転じ、底を打ったようだ。7月に入り状況は急転、7月のF
DIは55%増の35億ドル、8月は40%増の33億ドル、堅調な伸びに転
じている。
更に特徴的なのは、7〜8月以降、資産運用型の投資=Portfolio Investment
が増える傾向にあり、投資対象としてインドへの期待度が大きい事が窺える。
インド政府は、世界景気後退・金融不安を計算に入れ、2009年度のFDI
の目標を、昨年度の352億ドルに比し大幅減の273億ドルと悲観的に設定
した。予想以上に早く回復に転じたインド経済、今後FDIがどの程度まで増
大するか、インド経済成長の鍵となる。
FDIが増える事は間違いない。進出しようとしている日本企業の数と規模・
金額を見ても判る。既に多くの日本企業がインド進出を決めている。
他方、インド株価も上昇、この1〜2週間のSENSEX指数は17000ポ
イントを挟んで小動きを続けている。この株価レベルを見てか、インド各企業
は先送りしていたIPOを虎視眈々と狙っている。
既に証券取引委員会(SEBI)に60以上のインド国内企業がIPOの申請を
行い、認可を待っている状態のようだ。更に、国営企業の株式売却も始まりそ
うだ。タイミングを見計らって動き出すだろう。
両者を合わせると2兆円ほどの資金が動く事になる。その大半が固定資本投資
の頭金に回される事になる。
IPOを狙う企業は、巨大な金額を必要とする不動産関連・インフラ関連が多
いが、その外にICT、金属、オイル、食品加工など様々な業種である。当然
PEファンドの連中も水面下で蠢いている。
インド株式市場にどのように影響するか…、インドには「株価操作のプロ」も
多い。IRもPRも‘プロ’である。背後に「世界のビッグファンド」の連中
もいる。金融・証券を含む日本企業の動きも活発になり始めている。
インド株、10月は下がるというジンクスがある。祝祭日も多く、株式市場は
休眠状態だが、そのうちドラスティックに動き出すだろう。乱高下を繰り返し
徐々に上昇していく可能性が大きい。
「当たるも八卦」の世界…。「2番底がある」という者もいるが「欧・米・日
等の先進国」と「インド・中国」の株式市場の構造は異なる。
ーーーさてどうなるか…、11〜12月のインド株価の動向が注目される。
= この稿おわり =
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