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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
☆ 日本人急増でもJAL便半減の怪 ―――――――― 2009/08/12
2年前、成田⇔ニューデリー便を毎日運航し始めたJAL、今年7月から週3
便に減便した。不況下の乗客数減少に伴う臨時措置とはいうが…。

以前は週3便、それを週5便に増やし、週7便にした背景には、インド経済急
成長に伴う乗客増加がある。ANAも、休止していたムンバイ直行便を2年前
に復活した。基本的に週6便。

ANAに対抗してJALは成田⇔シンガポールJAL便・シンガポール⇔ムン
バイ(JET AIRWAYS )を宣伝している。但し、成田発11時5分、ムンバイ着2
1時50分=日本時間:翌日の午前1時20分)、約2時間のシンガポールの
乗り換え時間を入れて14時間15分かかる。とにかくインドは遠い。

時間と便数以上に問題なのは、複雑な料金体系である。正規料金は滅茶苦茶に
高い。ビジネスクラスでは、往復料金50万円を超える。オイルサーチャージ
も復活し始めている。

先週、インドの知人を会食した。

JAL便を利用して来日したのだが、知人曰く「JALはインド人には格安料
金を提供してくれる」「ビジネスで往復約8万ルピー≒16万円」「色々な特
別サービスがある」「エア・インディアは、ビジネスでは使いたくない。スケ
ジュールが狂う」…。

インド人市場を開拓する為の、インド人向け格安サービスだろう。

航空料金のシステムは複雑怪奇、正規料金で乗る人は高過ぎて滅多にいないだ
ろう。だが、成田⇔ニューデリー、成田⇔ムンバイは、JAL・ANAの独占
路線に近い。料金体系も2社の‘思うがまま’である。英語が苦手の日本人、
この2社の利用客が多い。

昨年来の不況や、ムンバイのテロ事件で乗客が減少し、採算が悪化したのは2
社にとって痛手であったろう。一方、この数ヶ月にインド進出を決めた日本企
業は多い。今年は数百社がインドに進出すると予想される。

昔はニューデリー近郊の小都市であったグルガオン地区、今やニューデリーの
日本人人口と略々同じ約1千人に急増している。ニューデリー地区の日本人人
口が2千を越すのは時間の問題である。

インドに行くビジネス・マンや視察ミッションも増えている。

近視眼的に便数を増やしたり減らしたり、右往左往するJAL、長期的視点と
透明性のある料金体系・サービスでインド航路経営をやってもらいたいもので
ある。

インドに格安料金で行くにはいろいろ手がある。

日本からのシンガポール、クアラルンプール、バンコックの格安往復料金と、
それぞれの都市からインドの格安往復料金のコンビネーション、便を変更しな
ければ更に安くなる。

今はインターネットで購入できる。手間隙と時間をかければ、かなり安く行け
る。

いつまでも往復の正規料金50万円台を続けていると益々客離れするだろう。

ーーー経営者のビジネス・センス次第だが…。

                        = この稿おわり =
この記事は、メールマガジン「縄文塾通信」2009年8月15日発行第403号に転載して頂きました。とても 真面目で面白い、素晴らしい無料マガジンです。購読される場合はここをクリックして下さい。(←新しいウインドウで開きます)
┌──────────「縄文塾通信中村忠之主幹のコメント」
今から24年前の8月12日、日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した。思えばそれが「日航JAL滅びの予兆」だった かもしれぬ。
世界の航空会社中、サービス・安全の両面で高い評価を独り占めしていたあのJALは、一体どこへいったのだろうか。ぜひ どなたか分析して欲しいのだが、案外──かつての炭鉱・国鉄の轍を踏んで──いわゆる「エリート族」が会社を駄目にした のでは!?
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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