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インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
☆ 野村HDにインド国営資産運用を委託 ―――――― 2009/06/24
昨年10月初め、野村HDは、破綻したリーマン・ブラザーズのインド子会社
3社を買収し、世間をあっといわせた。

子会社3社は、IT、決済、会計関連業務、リスク・マネッジメント等の機能
を備え、投資の為の頭脳業務を果たすべく設立された子会社である。

リーマンは、破産する直前までインドへの投資に注力しており、特にPE投資
には積極的であった。その為の調査、立案・実行・管理の機能を3社が果たし
ていた。当時の従業員は、3社合計で約2500人、野村HDはその大半を引
き継いだ。

野村HDの世界戦略、特に将来的にビジネス拡大の可能性が高いインド・中東
を狙った買収だろう。

16日、野村HDは、

インド生命保険公社とインド損害保険公社の住宅金融子会社が保有するインド
生命保険公社の資産運用会社「インド生命保険ミューチュアル・ファンド=LI
C MF」の株式35%を、22億7千万ルピー≒47億円)で取得するとの報道
があった。インド側2公社の幹部が認めているので本当だろう。

インド側が経営権を維持する。インド側は野村HDを活用して、金融資産・金
融商品を世界市場に投入する方針のようだ。

野村HDは、これでインド投資に関する頭脳と資産運用機能の両方を備えた事
になる。LIC MFの5月の平均資産運用額は、約2860億ルピー≒5900億
円。

インドが高度経済成長を実現する為には、巨額な資金が必要である。インフラ
整備にも巨額な資金が必要である。一部はODAや借款で手当てするだろうが
基本は自力で資金を創出する事にある。

国営企業の民営化により、かなりの資金が創出されるだろうが、それ以上に外
資を積極的にインドに呼び込み、インドに投資させること、インフラ整備にも
外資を参画させること、これが首尾よく運ぶかどうかで、経済成長のスピード
が変わってくる。

大袈裟にいえば、「インド国営の資産運用会社が、保有する資産の海外運用に
‘日本の資産運用会社の代表格’である野村HDを活用する事に決めた」とも
いえる。

現在、欧米の資産運用会社はガタガタであり、信用がおけず任せられない、と
いうのが本音だろう。

野村HDにとっても、世界戦略展開に「インド資産」…当面は投資信託だろう
が…という目玉商品が加わる。インド投資がやりやすくなる。そのうち、外資
規制も益々緩和されるだろう。絶好のタイミングである。

さて、野村はどのようなインド関連「新商品」を開発し日本市場で販売するか
興味津々である。

ーーーインド企業の、日本での上場も増えるかも知れない。

                        = この稿おわり =
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