┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━┓ |
┃ ┃ ┃ ┃ |
![]()
インド事報・インド徒然 ―――――― by はぐれ雲さん
|
☆ インドの超富豪が欲しいものは? ―――――――― 2009/05/06
ーーーインドの超富豪、「桁」も「歴史」も「質」も違う。
億万長者と月並みの表現で富豪を表現するが、世界の富豪の一般的表現は‘ビ
リオネア(10億ドル≒1千億円)’2008年度のビリオネアは、世界全体で
1125人。
多い順に、アメリカが469人と群を抜いている。次はロシアが87人、ドイ
ツが59人、インドが53人、中国が46人、イギリスが35人、香港が26
人、日本は24人…。2009年度は経済後退の影響でかなり減少している。
1千億円とはいわず、百億円以上も個人資産を持っていたら、日本人的感覚で
は完全に‘億万長者’だろう。それでも日本人の一般庶民にとっては天文学的
数字である。
日本には、真の億万長者は数える程しかいない。殆どが不動産評価の億万長者
だろう。相続税で資産は3世代で消滅する。
一方、百億円(1億ドル)以上の個人資産を持っているインド人はどのぐらいい
るか?ーーー多過ぎて見当が付かない――――。
インドには相続税がない。インド人は脱税のプロである。全世界(英語圏)に散
らばっている血縁・親族と巧み連携して、巨大な富を蓄財している。アメリカ
で巨額な財を得たインド人も沢山いる。アメリカで成功しているインド系アメ
リカ人の大半はミリオネア(年収100万ドル=1億円)といわれている。
インドの富豪が集まっているのが、マハラシュトラ州の州都とムンバイ=旧名
ボンベイである。ムンバイはインドの商業・金融・物流のセンターであり、殆
どのインド財閥がムンバイに拠点を構えている。
先々週、マハラシュトラ経済開発評議会(MEDC)が、8月14〜16日に、
ムンバイで初めて展示会 「Luxurion World 2009」と「Luxury Forum」を開催
すると発表した。
インドや近隣諸国の富豪を対象としたシンポジウムと展示会。場所はムンバイ
のグランド・ハイアット・ホテル、富豪者市場開拓を目的とした企画である。
ハイアット・ホテルは全館貸切りになるだろう。中東富裕国からの参加者も多
数見込まれる。
世界の富豪者の市場規模は約2千億ドル≒20兆円といわている。
現在のインドの市場規模は、約35億ドルと極めて小さいが、2015年には
300億ドル≒3兆円規模に拡大すると予想されている。今回の展示会の入場
者は、シンポジウム参加者と評議会により選択された富豪に限定されている。
主催者側が世界に企業に呼びかけている展示物の要望が興味深い。
インドの富豪が何を欲しがっているかが判る。殆どがカタログやパンフレット
だろうが、一部を紹介すると、
アンティーク、アート、リゾート、ペット、高級車、プライベートジェット、
クルーズ或いは豪華列車の旅、チャリティー、不動産、レストラン、ワイン&
リカー、ウェディング・プランナー、時計、ファッション、ポロ、ゴルフ、競
馬、宝石、スパ、高級食材・珍味、資産管理等々…。
全て最高級志向だろう。日本人的感覚の数字に、0を1つか2つぐらい加えた
世界だろう。資産管理が入っているのが面白い。展示会にはボリウッドやハリ
ウッドの女優を集めるつもりだろう。
ドバイや日本の成金とは違い、インドの富豪は本物の富豪である。ムガール帝
国や大英帝国の富豪を見て成長してきた。今回のムンバイの展示会、どんな富
豪向けビジネスや商品が登場するか興味深い。
7年ほど前、ムンバイの小富豪に、ディナーに招待された事がある。
ディナーの前の2時間ほど、所有物(骨董品)を長々インド英語で自慢げに説明
され閉口した事がある。
例えば象牙板の細密画、当時の評価額で一枚300〜500万円の芸術品…、
壁に飾ってあるだけで約1千枚、それだけで30〜50億円、最高級品は別の
場所に保管しているとか…。ーーー現在の評価額は少なくとも倍以上だろう。
その小富豪を訪問した日本の大物政治家の来訪者記帳も数多くあった。それも
歴史的財産として保存されている。
寝室はエレベーター装置付、変な趣味である。
因みに2時間後の深夜のディナーは、海に浮かぶ月を見ながらの豪華な食事、
だが…、完全なベジタリアン、ノン・アルコール、コストは一人当たり100
円ぐらいだろうか…。味もイマイチであった…。
‘めざし’と‘漬物’に熱燗を懐かしく思った一瞬であった――――。
インドの富豪、全く別世界の人種だが、日本の‘わび’や‘さび’が通じるか
もしれない。ーーー‘生け花’や‘盆栽’などに惹かれる人も多い――――。
= この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
|