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バリ島の市井に暮らして ―─ by 美龍@バリ島さん
☆ バリは不思議の島、神秘の島 ―――――――――― 2004/05/17 バリ島で一番読まれている新聞「 Bali Post(バリ・ポスト)」の4月21日付 の記事に、面白いというか不思議な記事を発見しました。 ―― その事件は4月20日の夜から21日にかけて起きました。 場所は、バリ島デンパサール市内の"モヨ島通り"にある看護学校の敷地です。 この日学生達は、午後3時頃から夕方6時半頃まで、交通事故にあった怪我人 への処置の仕方についての実習をしていました。指導していた教師の話により ますと、授業終了後、数人の学生達が集まっている近くに、突然、一匹の小さ なヘビが現れ、それに気がついた数人の学生達は、そのヘビが死ぬまで殴り続 けたとのことです。 ヘビが毒をもっている・いないに関わらず、出会ったら(?)必ずといっていい ほど殴り殺すのがバリ人にとっては当たり前のことなので、学生たちも何の疑 問も持たずにその通りにしたまでのことだったのですが、なんと、その直後に 信じられないことが・・・。 ヘビを殴り殺してから数分後、突然2名の学生がクラウハンとなりました。 クラウハンとは何かといいますと、簡単に言ってしまえばトランス状態のこと なんですが、バリ人の意味するところから訳すならば「憑依現象」といったほ うが近いかもしれません。驚くべきことには、その2名の学生のみだけでは終 わらず、次から次へと伝染して(?するものなんでしょうか?)、結局8名もの 学生がクラウハンとなりました。 それぞれの学生の興奮状態?が落ち着きをみせたのを見計らって、現地の公立 病院に連れて行ったとのことですが、8名中の3名は、病院に到着しても依然 クラウハンのままで、学校へ戻るように要求をしたとのこと。 学生たちの通う学校の教師の一人が語ったところによりますと、一人の学生に 憑依した存在は、彼の口を借りて、「学生たちをクラウハンにしたのは、彼ら に殴り殺されたヘビの両親で、学生達のしたことは許せん!」と、申したそう です。さらに数名の学生は、何やら意味不明・判読不能な絵を、ひたすら描き 続けたそうです。 この先生いわく、トランス状態の中で言葉を語るとか絵を描くというのは、こ れはもう、典型的なクラウハンの特長なのだそうです。 で、この事件を収めるべくどうしたかといいますと、寺院での祭礼中に僧侶が 唱えるマントラ(真言)によってクラウハンになるならともかくも、学校という 一般的な場所で起きたヘビ殺害事件ということで、急遽、穢れを清め、学校の 敷地となっている土地の神様にお詫びすべく神事を執り行うことになり、事件 発生から2日後の23日金曜日にそれは行われました。 が、今度はこの神事の最中に、ヘビ殺害とは関係のない女生徒がクラウハンに なる始末。 ―― ここバリでは、 シャーマニズム的雰囲気が日常の中に存在していますが、この件についても、 あるパラノーマル(=霊能力者とでも訳せばいいのでしょうか?)が、こんなこ とを語っています。 ┌────────── 今回クラウハンになった学生たちは、ニスカラ(バリ語で「不可視の世界」 という意味。スカラだと「可視の世界」)の影響力を受けやすい体質で、ヘビ 殺害に加わった学生達は、この行為を通じて、学校が建物や土地に対する正し い神事を執り行うことを要求するために選ばれたようなものである。 つまり学校の校舎は、不可視世界から可視世界を見つめる目であった。 その目から見て、学校が行ってきた今までの神事のやり方には充分でない部分 があったということの証明である。この大きな役目を担った長さ40cmほど で首の部分が赤く、胴は緑がかった黒い色をしたヘビは、この学校で忘れ去ら れたこと(=ないがしろにされたこと)の象徴のようなものだ。それがこうして 意思を表したからには、速やかに、そして充分な敬いの気持ちを持って神事を 執り行うべきである。 └────────── 日本で土地や建物に関する神事というと、さすがに私も地鎮祭ぐらいしか思い 浮かばないのですが、ここバリでは、会社・個人の家を問わず、たいていの建 物の敷地内(屋外)に、少なくともひとつは必ずお寺があり(バリの霊山である アグン山のある方向に建立されます)、半年に一回、一年に一回などという風 に、決まって大きな神事が行われます。 ―― これは本当にあった話なのですが、 私の会社でも去年、ヘビ事件がありました。それも、年に一度の、敷地内にあ るお寺の神事の日にです。ーー実は、爆弾事件やらSARSやらで、ちょっと 厳しい先行きだったために、2年連続して経費削減という理由で神事の執り行 いをサボったんですよ。 僧侶を呼んで、お供え物を完璧に整えて、という正式な方法ではなく、普段の お供え物よりもちょっと豪華かな?っていう程度のお供え物をして、その他の 調度品を新品に取り替えて、後はバリ人スタッフにお祈りをしてもらって終わ りにしてたんです。ーーところが、 去年、お供え物を下げに女性スタッフが敷地内のお寺に足を踏み入れた途端に 悲鳴があがって、ものすごい勢いで飛び出してきたんです。何事!?と思って 見に行ってみたら、なんとそこには、全体の地色が濃紺で、黄色の斑模様をし た体長50か60cmほどのヘビがいたんです。 お寺の中に入ろうとすると、攻撃姿勢をみせてこちらに飛びかかってこようと する気の強さでした。遠巻きにして見ていると、スルスル〜とお寺の囲いの中 から出てきて、アッという間に木の葉の下に消えていってしまいましたけど。 去年こんなことがあったので、スタッフとは「来年こそちゃんとやろうね!」 と誓いあい、不満そうだった社長(ジャワ人)を説得し、つつがなく今年は終わ りましたが、、この記事を読んだ瞬間に頭を過ったのは、「今年もやらなかっ たら、いったいどうなってたんだ?」ってことでした・・・。 だって私、本当は、すーーーんごく苦手なんですよ。○○って! しかたないから何度も○○って書きましたけど、本当はこんな風に伏字にした かったんです。(T_T) 文字にするのも、言葉にするのも、絵や写真を見るのも、実物に遭遇するのも ぜーーーったいに嫌なんです!! ーーなのに、書いちゃった・・・。 きっとこれは、、、 OJIN さんにまた秘密通信を公開されるのが怖かったからに違いない・・・。 ーーというわけで、まだまだバリは不思議の島、神秘の島のようで〜〜す。                         = この稿おわり = ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 ページ背景の花は kirakira no kuni BALI サイトのものを使わせて頂いています
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