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バリ島の市井に暮らして ―─ by 美龍@バリ島さん
☆ インドネシア、到着ビザのその後 ―――――――― 2004/04/25 ーーーご無沙汰です。 2月1日から、到着ビザなどというものが始まってしまいましたが、今のとこ ろお客様の数も減少にはいたらず、「今年はこのまま頑張ってくれよ〜インド ネシア!」と祈っている美龍@バリ島です。 いや〜、でもね、この到着ビザには皆さん、本当に我慢してくださってるんで すよね。というか、そこまで我慢してもバリ及びインドネシアに来たいと思っ て下さる方がいるってことなんでしょうけど・・・驚きました! ーーだって2時間近くもずっと待たされてるんですよ、入国カウンターを抜け るまでに・・・。 バリ島のデンパサールの空港内には、入管係官のいるカウンターの他に、あと 2つのカウンターがあります。 ひとつは、ビザの代金を支払うカウンター。 ここで皆さん、ビザの代金を払うわけです。・・がッ!ここで受け取って貰え るのは、USドルかインドネシアルピアだけ。その他の通貨しか持ってない人 は、両替所まで行かなくちゃなりません。 そこで両替してから、―→再度支払いカウンターに並び、領収書を貰って―→ そのまた隣にあるカウンターでシールを貼ってもらう―→そして、入管にスタ ンプを押して貰い―→やっと手荷物引取って―→税関を通って―→はい、入国 手続き完了! 今までがビザ不要だったのが、こんなに面倒になって、それでも皆さん、文句 も言わないでバリにに来てくれる。ーー有難いことです。(T-T) ウルウル ・・・と、思っていたら大間違い! 日本の旅行会社の方に言われたんですが、2月、3月っていうのは、学生さん の春休み・卒業旅行シーズンにあたるわけじゃないですか。 だから、いわゆる先物予約になるので予約が落ちなかっただけなんですって。 このビザシステムが受け入れられるかどうかを判断するには、4月以降の予約 状況を見ないと、と言われてしまいました。ーーうちの会社のお客さん、欧米 人が大半なもんで、すっかり日本の行事的なこと忘れてました、私・・・。 ―― 現地の旅行会社さんも大変です。 今まで、1台のバスで行き先方面別にお客さんをまとめてピックアップしてた んですけど、それができなくなってしまったので、ガイドさんの数が急に足り なくなったり、車の数が足りなくなったりしてるみたいです。 現地の雇用促進、車の販売促進に繋がるともいえるけど、現地コストが高くな れば、日本の皆さんにも影響するんですよ〜。 ーー旅行代金が上がるわけですから。 バリは他の国から比べると、料金的には決して安くはないんですよね。それで もお客さん(特にリピーター)がたくさん来ていたのは、2ヶ月間まるまるビザ なし滞在ができたから。値段は上がるわ、ビザで不便な思いはするわじゃ、果 たして今後どうなるのか?ーーこれは私にも分からないです。 それに、雇用促進に繋がるとはいっても、誰でもいいってわけじゃないですし ・・・。ガイドの質によって現地旅行会社の評価も決まってしまうわけですか ら、ヘタな人は雇えないのです。 欧米系のお客さんなら、その場でガンガン文句を言ってくるけれど、日本人は 絶対に言いません。現地に日本人スタッフがいても言ってこないことがありま す。帰国後にクレームが来て、(~〜~ )ノハテ?となることもしばしばです。 ーーたぶん、これはどこの国でも同じでしょうけど。 大変なのは旅行会社だけではありません。もしかしたら、ホテルのほうがもっ と深刻かもしれません。到着ビザが実施されても、確かにお客さんの数は思っ たほどは減ってません。でも、伸びてもいないんです。 だから、雇用促進にも繋げられません。人件費を増やせるほどの集客状況では ないからです。でも、現地の人間はそんなこと考えてない人がほとんど。 ーー当たり前かもしれませんが・・・。 「USドルで25ドルも払ってまでバリに来る客は、お金持ちに違いない」と いう新しい金持像がプラスされて、そんなお客を扱っている旅行会社やホテル の従業員になろうとする人も増えています。 スタッフになろうとするだけなら個人の問題ですから放って置けますが、これ が「村単位」の問題となると・・・。 ―― バリ島は、地域行政、特に村単位の力というものが強い島です。 つまり、ホテルを建設・運営するにあたっては、バリ州政府、各県庁よりも、 一番末端の単位である「村」の意向が大切になります。 ーーバリ島全体の発展ではなく、村の発展、村民の利益が一番大事なんです。 そんなことから各ホテルは、ホテルを立地する村と建設前から「援助」の約束 をするわけです。村民から何人以上スタッフに採用するとか、村の寺院で祭礼 がある時にはいくら以上の寄付をするとか(額が事前に決められます)、村の人 が欲しいなと思うものには(無駄だと思っても)とにかく支援する・・・。 一度取り決められた援助項目は、ホテルの集客状況がどうだとか、バリ島観光 産業の状態がどうだとか、そんなことは一切お構いなし。村民は「約束したん だから、守れ」の一点張り。これが元で、バリにある大手ホテルの数件は村人 から嫌がらせもされました。 最近、といってもちょっと前ですが、日本でも有名なフォーシーズンが約束不 履行に腹をたてた村民に、ホテル前の道路やホテルの入り口を壊されたりして います。バリ島内には、2つのフォーシーズン・ホテルがありまして、村民に 襲撃されたのは、山間部にあるほうのホテルです。 理由は、村の寺院の祭礼での負担額が約束よりも少なかったこと、そして村民 の雇用が進んでいないこと。祭礼費用の負担額が少ないといったって、日本円 の金銭感覚にすれば何千万円に相当する額を負担してもらっているんですよ。 雇用促進にしても、まともな教育を受けていなかったり、英語もできなかった りする人間は雇えないですよ。せっかく雇っても、立ち仕事(ホテルのフロン トとか)は疲れるから嫌だとか、いろんな理由をくっつけて、簡単に仕事を休 む人間の先例が多かったから、先々への雇用に繋げられなかったんです。 ーーでも、これはあくまでも企業側の理由。 村人たちからすれば、「そんなことは俺たちには関係ない!」のひと言で終わ り。 で、膠着状態となっていたところに、村民が暴挙に及んだということです。 このホテル事件は、現地の新聞でも大々的に報道されていましたが、都心部に 住んでいるバリ人には極めて不評。不評を買ったのは、何を隠そう、同じ現地 人である村民のほうでした。特に観光産業に何らかの形で携わっている人達は 「田舎者」「井の中の蛙」「恥知らず」などなど、いろんな言葉で語る人もい れば、「問題外」のひと言で片付ける人も・・・。 同じバリ人にとっても、暴挙としか映らなかったようです。 ―― これが到着ビザ実施後のバリの現状です。 ちなみに、入管通過までの2時間以上待ち状態は現在も継続中ですし、空港内 に手続き方法を説明する案内もありません。ですので、バリ島にいらっしゃる 日本人の方は、必ずUS25ドルを事前に用意してお越しくださいね。 そのほうが多少は早くその場をクリアーできるかと思いますので・・・。 ----たぶん・・・・。 ―――― その後..の..その後。 以上の原稿を送った後に、お客様の出迎えで久しぶりに空港に行って分かった のですが、到着ビザ手続きカウンターの混雑がかなり解消されていました。 カウンターも増設され、支払いをするとその場ですぐにビザのシールを貼って くれるようになりました。 その後で、入管係官のカウンターに行って入国手続きを済ませるのは同じです が、多少の改善はみられたようです。 ーーやればできるじゃんか!インドネシア〜!と思った夜でした。                         = この稿おわり = ┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ 編集局秘密通信公開! ┗━┛ ―― 美:美龍@バリ島さん  O: OJIN O:原稿がまいりませんですね〜〜〜、(-ε- ) 美:Aduh! Maaf, sekali!(アチャ〜(ノ_< ;)、ごめんなさ〜い!) 新年早々から会社の方でゴタゴタがあって、そうこうしてるうちに忙しくなっ て、そういう時にインドネシア人が使えなくて・・・エトセトラエトセトラ。 で、昨日、出張先から戻ってきて拝見しました。メルマガはちゃんと読んでた んですよ。 誌上での OJIN さんの呼びかけ→「インドネシアとかベトナムとか・・・」も 拝見してたんですけど・・・(T▽T)アハハ! O:最後の、 「インドネシアは来月1日(04年2月1日)から、入国時にVISA=査証) が必要となります!!」問題が、その後いかなる影響を及ぼしているのか、、 についての続報を下さいよ〜〜。 美:( ̄ェ ̄;) エッ? うそ・・・? その後に一回送ってるんですけど届いてませんか? ちょうど、インドネシアの選挙前だったのと、 バリ・ヒンズー式新年が重なったので、ちょうどいいなと思って、 そのことに触れたものだったんですけど・・・?(・・∂) アレ? O:エッ? うそ・・・??と、届いてませんよ?? ‥‥時々あるんですよね〜〜、ネット上のどこかで消えてしまうやつが....。 スミマセンが、もう1回送り直して頂けませんか。 ーーーということで、早速送られてまいりましたのが今回の原稿です・・・。 ┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘ └→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 ページ背景の花は kirakira no kuni BALI サイトのものを使わせて頂いています
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