|
ラオスからの手紙 ―――――― by 桜ちゃんのパパ
|
☆ ユーモアの受け止め方 ――――――――――――― 2008/07/23
フランスの華僑と結婚した義理の妹のチューシアが、お里帰りでラオスに遊び
に来た。中華学校当時の友人や、お世話になったラオス人夫婦などを招待して
中華料理屋で会食した。
ビエンチャンにいる淑珍の兄弟姉妹は全員出席した。
義理の姉エッフンは私より年上、今年で50歳になる独身。美人で、太ってい
るのは減点だが、ベトナム人のおばあちゃんの血を引いているせいか肌のきれ
いなところは、とても50歳には見えない。
ところが、あまり重要な仕事・要件などまかせられない義理の姉さん、淑珍や
梅ちゃんなど妹からはルーク・サーオ・ラー(一番末の娘)とよく冗談でからか
われる。言われる本人はこの冗談を受け流しているのだが、事件はこの宴会の
時におこった。
ラオス人で、お世話になっているアーイ・パンが奥さんと一緒に宴会に参加し
た。アーイ・パンの奥さんはけっこう口うるさい人みたいである。
淑珍が自分のお姉さんエッフンに、「ルーク・サーオ・ラー(一番末の娘)はそ
のテーブルに座って」と言った時だ、もちろんこれは兄弟姉妹同士の軽い冗談
なのだが。
それを聞いたマダム アーイ・パン「自分より年上である姉にむかってルーク
・サーオ・ラーとはなんと失礼な!あなたはそのうち罰があたるよ!」とすご
い剣幕で怒っていた。
怒られた淑珍は「家族のなかでの冗談なのに、あんなに言われるなんて」と逆
に憤慨していた。ーーー本当にユーモアの感覚、受け止め方は人によって千差
万別だと思う。
今日、日本人のある方に面白い話しを教わった。
ラオスの瓶ビールは2種類ある。新しくでた「ラーン・サーン」という銘柄と
古くからある虎の頭のラベルがついているものである。
「ラーン・サーン」には虎が何頭いますか?
というのがクイズである。このビール瓶の口元のところに白地に赤で虎のデザ
インを描いた銀紙みたいなものが貼り付けてある。この虎が何頭いるか?とい
うのが質問である。
ちなみにラオス語で「何頭いますか?」は「ミー・チャック・トー」である。
ミーは「いる」チャックは数量を聞くときに用いる英語でいえば How many
であろうか。トーは「頭」にあたる。
答えは「ラーイ・トー」である。
ラーイは「たくさん」という意味である。つまり「たくさんいる」という意味
になる。実際にこの銀紙に印刷されている虎はかなりたくさんいて、おまけに
斜めに並んでいるので数えにくい。
ラオス語を知らないと、この洒落の意味がわかりにくいが、日本でいえば駄洒
落の類かもしれない。もし日本でこのようなギャグを言うと「おやじギャグ」
だと言われて顰蹙を買うのかもしれない。
桜ちゃんは日本語をわかるが、父親のギャグがわかってくれない。
たとえばコーヒーのカップを持ってきてくれたら、ありがとうの意味で「コー
プクン・カップ」と言う。彼女は笑ってくれない。「カップ」タイ語の男性が
もちいる丁寧語。
正式にはRの音がはいるので「クラップ」になるのだが、ラオス人はRを発音
しないので「カップ」になる。そうなるとCAPの発音とよく似た「カップ」
になり洒落になる。
ーーーしかし桜ちゃん、お父さんには「ダサイ!親父ギャグ」
ということで、価値観、ユーモア・センスは国籍、世代によって違ってくる。
歌でも同じで、わたしはラオスの革命歌が大好き、革命歌のVCDは全部もっ
ている。しかし桜ちゃんの世代はほとんどがタイの歌が好きでラオスの歌には
興味がない。
国際交流をするのには「親父ギャグ」でもいいから明るくて、ユーモアのある
人のほうが、暗くて無口、陰気な人よりラオスでは人気がある。ラオスに長く
いて、日本から来るさまざまな日本人を見てきたが、陰気で暗い人は評判が悪
かった。
ということで「おやじギャグ」でもいいからラオス人との会話にはギャグを!
= この稿おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
┌--------
│ LAOS(ラオス)の情報 ▼ ・・です!!
│ http://members.tripod.co.jp/kengchang/
└--------
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
|