ラオスからの手紙 ―――――― by 桜ちゃんのパパ
☆ 中国人とラオス人の習慣 ―――――――――――― 2008/07/09

お正月でサムセンタイの実家に帰ったときの話。ちょうどボーオーの親戚が来
ていた。この親戚はラオス人で、義理の兄と弟の親戚連中。中国正月なので、
お年始に来たのだろう。

義理の兄が淑珍に言うには「お年玉の交換は別の日に」ということである。

なぜ別の日にかというと、ラオス人の親戚の前で渡すと彼らにもあげなければ
いけないから。彼らはお年玉袋も用意していないし、中国正月の時に中国人の
家に行くと、只で中華料理が食べられて子供にはお年玉をもらえると思ってく
る人もいるらしい。

たしかに中国人のお金持、手広く商売やっている人には使用人などにお年玉を
配る人もいるようだが。

中国正月の前に淑珍が怒っていた。あるラオス人に「中国正月に家に呼んで、
お年玉を子供にちょうだい」と言われたからである。どうもラオス人は中国正
月を誤解しているようだ。お正月に華僑の家に行ったら、只で料理が食べられ
る、お年玉がもらえる、というのは大きな間違いである。

もし誘われた人が政府の偉い人で、何か便宜を図ってくれるような地位の人な
らこれも可能であろう。しかし普通の友人、近所、親戚兄弟なら何か持ってい
かなければいけないだろう。それにはお年玉を渡すとかが必要になってくる。

これは子供にあげるだけではなく、その家のおじいちゃん、おばあちゃんに渡
してもいい。

わたしが思うには、華僑のほうに説明が不充分な気がするのである。華僑や越
僑はラオスにうまく溶け込んでいるようで、まだこういった自分たちの文化の
説明が不充分ではないのだろうか。特にボーオーの親戚である。ーーー義理の
兄は奥さん=ラオス人)の親戚に中国人の習慣をちゃんと説明したのであろう
か。

この点、日本人には説明しなくても華僑とお互いに理解しあうことができる。

ところがラオス人でも全部そうではない。ドンミアンによく遊びに来るレー先
生。彼女はサムヌア出身で小学校の先生をしている。中国正月前にお年玉袋を
わけてくれと淑珍のところに来た。彼女はこのへんをよくわきまえているのだ
ろう。

中国正月はご先祖様の供養の意味もあるのだろう。だからその意味で毎年おこ
なわなければいけない。もし自分の代でやめたら家系が途絶えてしまう、この
ように中国人は考えているのだろう。

だから貧乏な華僑でもこの日は特別である。借金してでも盛大に祝う。
やはり習慣・考えの違いは説明しないとわからないと思う。

ちなみにトンカンカム市場が一番賑やかなのは中国正月の前らしい。この時期
は華僑や越僑は散財してお正月のためにいろいろと物を買うらしい。この消費
は、ラオス正月前よりすごいらしい。

ーーーやはりお金を持っているのは華僑のようだ。

                        = この稿おわり =
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