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ラオスからの手紙 ―――――― by 桜ちゃんのパパ
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☆ 我が家のお手伝いさん ――――――――――――― 2007/10/29
以前のお手伝いさんはやめて、現在のお手伝いさんは隣の村に住んでいる人。
40代前半のラオス人女性、名前をxさんとする。
彼女は、以前からわが町ドンミアンに仕事に来ていた。近所の家の洗濯をして
お金をもらったり、コーヒー屋の手伝いをして一回いくら。近くの家のお掃除
・洗濯を手伝って一回いくら。というようにお金をもらって生活していたので
ある。
我が家との契約は日雇い。一日1万5千キップ。隣町に住んでいる彼女は自転
車で我が町ドンミアンに通勤してくる。通勤時間は10分ほど。自転車なので
ガソリン代はいらない。健康のためにも、そして彼女の経済力からもバイクよ
りこのほうがいいだろう。
毎朝、早起きして7時前にはドンミアンへ。まずは我が家の前にあるコーヒー
屋でアルバイト。ここでいくばくかのアルバイト代を稼ぎ、次は対面にある我
が家へ出勤。コーヒー屋のアルバイト代も、時によっては現物支給だけ。アイ
スコーヒー(カフェ・ノム・ジェン)を一杯もらって我が家に来る。
午前中は、お掃除、洗濯など。お昼は、お弁当をもって、寮都学校にかよって
いる我が娘たち、それと従姉弟に食事を届ける。食事の世話をして、余ったお
かずは彼女のお腹の中に。
昼からは自由時間。
洗濯物のとりこみ、アイロンかけが終わると、前のコーヒー屋に行ってマーク
・トー(賭け事)を近所の人とやる。ここにくると、もう雇い主・使用人の関係
もない。わたしの妻とここで卓を囲むこともある。
彼女は、ギャンブルが弱いくせに大好きなので、ここで一日の稼ぎをすること
も多々ある。
このマーク・トー、何人でも参加できるが、いつもは4‐5人でプレーする。
数字のついたパイを順番に出し合って繋いでいき、一番最初にパイがなくなっ
た人が勝ち、という単純なゲームである。
最初にあがれば、みんなから3千キップもらえる。5人で遊んでいれば、他の
4人から3千キップなので1万2千キップもらえる。勝てば僅か5分ぐらいで
お手伝いさんの日当を稼げるわけだ。しかし勝負は甘くない。たいていは負け
て、結局一日の稼ぎを全部すってしまうことのほうが多い。
一日、1万5千キップ、30日働いて45万キップ。だいたい月にすると40
ドルぐらいがラオス人家庭のお手伝いさんの相場である。外国人の家で働いて
いる人は一ヶ月100ドルぐらいもらえると聞いている。どっちがいいか?
単純に金額だけでいくと外国人の家のほうが金額は高い。ところが規律・礼儀
などうるさいのは外国人のほうである。また、通勤の問題もある。
たとえば我が家のように近所の人を雇えば別だが、家が遠くなると交通費が問
題である。使用人がバイクで通うとなると燃料代を誰が出すか。もし遠いとこ
ろだと、月にバイクのガソリン代で20ドル近くかかる。そうなると、いくら
100ドルもらっても、ガソリンで20ドル払うとなると80ドルしか残らな
くなる。
ビエンチャンの場合は、外国人が住むような綺麗な一戸建ての家は、お手伝い
さん連中が住んでいる庶民街とは違うところにある。子供の学校(インターナ
ショナル・スクール)に近いようなところが高級住宅街となる。そうなると通
勤の足にバイクは必要不可欠。
我が家の場合は、家で食べ残した食事の余り物はお手伝いさんが持って帰る。
聞くところ、鶏にあげると言ってるが、実際は自分で食べることもあるようで
よくお腹を壊している。お腹を壊した時は欠勤である。
また、二日酔いで欠勤もある。ギャンブルで勝つとビールを買って飲んでる。
「宵越しの金は持たない」江戸っ子みたいな方である――――。
ある日お昼過ぎに出勤したお手伝いさん。洗濯を終わらせると「疲れた!」と
ひと言、我が家のリビングの木製ソファーの上にゴロンと寝てしまった。聞い
てみると、近所の家でビールを飲んできて酔っ払ったようだ。ちなみに、その
ソファーの位置より下で、私の妻が簡易ベットを使っておねんねしていた。
うちの場合は近所の人を雇った。だから使用人と雇い主という人間関係ではな
く、近所の人が使用人になった感じである。だからこのお手伝いさん、ほとん
どタメ口である。タイのテレビ・ドラマに出てくるお手伝いさんとは天と地の
差である。
タイは封建的身分制が強いが、ラオスの庶民同士はたとえ雇い主でもタメ口を
きいている。前の前のお手伝いさんもそうだったけ。
現在のお手伝いさんは一応計算もできるが、前の人はできなかった。ラオス語
も読めなかった。ーーーそれでも旦那さんに携帯電話を買ってもらってたし、
金の首輪をしてたっけ。
前のお手伝いさんはきれい好き、掃除はきれいにするし、古いもの、余り物は
決して食べなかった。今の人は、腐りそうなものでもなんでももらって食べて
しまう。だからよく下痢をしている。
こんなお手伝いさんの給料が一日たった1万5千キップ、、これが安いか高い
か、ちなみにわたしの娘たちは毎朝、お小遣いで1人1万キップ持っていく。
ーーーもらったお金でジュースやお菓子など買い食いしている。
最後にひと言。お手伝いさん、ありがとう。
= この稿おわり =
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