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ラオスからの手紙 ―――――― by 桜ちゃんのパパ
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☆ バンファイ・パニャナ―ク(ロケット竜神) ―――― 2005/01/31
バンファイ・パニャナ―クは自然現象のひとつで、国内のラオス人、また外国
から来た人々を惹きつけ興味を持たせるものである。
この現象が起こるのは、パーク・グム・ハイ村からメコン下流のボリカムサイ
県のターパバード郡ウンタード村にかけて、メコン河中に起こる現象である。
バンファイ :ロケット
パニャナ―ク:竜神(メコン河に住んでいるといわれる竜の神様)
毎年、旧暦11月の満月、つまり出安吾=注)の夜、赤みがかった緑色の火が
メコンの水面から1〜5mも上がる。この火は上がった後に消えていく。この
現象は地元の人にとって毎年観測されるもので、それが口伝で語り継がれ今日
までになっている。特にター・パバード郡の民衆の間では有名である。
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│入安吾:雨季はラオスの小乗仏教では結婚できません。
│
│この雨季に入った時に「入安吾」という宗教行事を行い、男子は仏門に入る
│そして雨季が終われば「出安吾」になり結婚ができる。(つまり、入安吾の
│時期は結婚ができない)
└──────────
しかし今まで、誰も詳しくこの現象について説明した人はいない。
ただ昔からの言い伝えで、毎年出安吾に、竜が色々な場所からこの地域の地下
に集まって来て、オーグ・パンサーを祝うのである。
このお祭りの儀式の時、竜がそれぞれの仮装をするのである。
ある場合は雨を降らし、水を溢れさせる。
ある竜は蝋燭に火をつけて、ロケットに火をつけて、それを天に飛ばして空の
神様に捧げるのである。そしてこの世の全てのものを支配している仏様がそれ
をご覧になって満足され、おひらきとなるのである。
これはあくまでも昔からの言い伝えの信仰である。しかし、我々が地質学とい
うものを意識して、このパニャナ―クというものが本当に起きるか考えてみる
と、これは天然ガス、或いは地下からなんらかの物質が噴出してきて、それが
酸素と反応してこのような化学現象をおこすのだと想定されうる。
それでは何故、この現象がオーグ・パンサーの時にしか起きないのか?
他の日にはどうして生じないのか?これは宇宙の動きによるものである。
地球の自転とそれをとりまく月の動きにより、たまたま、つまりオーグ・パン
サーの日に、地球が一番月に近づいて、引力が働いて地殻にある物質が地表に
出てきてこのような現象が生じるのではないかということだ。(これはあくま
でも筆者の想像であり、調査などにより証明されたものではない)
地球の構造を見てみると、ター・パバーン郡は、地質学者の視点から見ると、
「MAGNESIUM POTASH」のある場所ではないかと期待される地点の1つである。
したがって、国内や国外の企業が調査団を派遣している。
中国雲南省の会社も2001年に調査を行なっている。
―― ターパバート郡地域もビエンチャン平野流域に位置する。
調査の結果この地域には「MAGNESIUM POTASH」が多量にあることが分かった。
地質調査所の資料によると、
最大厚で101.1m、平均で39.92m、
含有量で、P2Kcl 50.123.818.17トンでMgCL 10.763.623.34トン、
平均KCLで16.34%、MgCLで22.85%
ということである。
1991年に政府は「MONUMENT OIL RESOURCES」という会社に、ラオスの中部
37250平方キロ(サニャブリ県、ビエンチャン特別市、ボリカムサイ県、
カムアン県)について天然ガスと石油探査の許可を出した。
会社は現場での調査を実際におこない、サンプルを分析した。地質図も作成し
た。空中から「AEROMAGNETIC SURVEY 」を1127km行い、人工衛星の写真
解析も行った。
また「GRAVITY SURVEY」を5600km行なった。
「GRAVITY MAP」を作成した。
また「2 DIMENSIONS」で「SELSMLC SURVEY」を行い、その面積は492kmにお
よぶ。
以上の調査の結果から、会社はボリカムサイ県のパバート郡に天然ガスと石油
の存在が期待される地質構造があるという結論をだし、テスト・ボーリングを
ター・パバート郡のナー村で行なった。
掘削深度が2091mに達したとき、花崗岩(火山岩)の層にぶつかった。この
層があるということは、石油あるいは天然ガスが出てくる確率が非常に難しい
ことを意味する。会社は1998年に契約からの撤退を申し出た。
以上紹介したように、現在までにター・パバート地区に石油と天然ガスがある
かないかという、ハッキリした結論はでていない。しかし現在、世界では石油
掘削において新しい理論が出てきた。それはベトナムの経験であるが、掘削中
に花崗岩にぶつかったが、更に掘削を続けて最後に大きな石油層に達した。
こういった理由により、我々も、将来またどこかの会社が興味を持ち、さらに
調査してみたら石油層、あるいは天然ガス層にあたるかもしれないという希望
が持てる。
しかしとにかく、現在ボリカムサイ県民全体、そして特にター・バート郡の住
民はこのバンファイ・パニャナ―クという現象に誇りを持っている。
我々はこれを保存し、地元の発展のために内外の人に宣伝して、観光客として
見に来てくれるように努力したいと思っている。
= この稿おわり =
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