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ラオスからの手紙 ―――――― by 桜ちゃんのパパ
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☆ 嫌な思い & 華僑の結婚 ―――――――――――― 2003/11/10
―――― 嫌な思い
外国にいると、誰でも嫌な思いをすることはあるだろう。
さて、通訳も職業にしている桜ちゃんのパパだが、自分の恥でもあるのであま
り書きたくない事だが最近あったことを書きます。
ある日の夕食時。
この頃よく行くベトナム人のオバサンの経営する食堂に行った。
店の前にバイクを停めて店の中に入ろうとすると、ベトナム人のチュン君と他
に彼の友達と思われるベトナム人が2人。
チュン君はシェンクアン県と国境を接する、ベトナムのゲアン県出身。8年程
前にシェンクアンに来てこちらで建設業を営む。
私の働いている事務所のスタッフの友人ということで、私も顔馴染である。
彼らはウナギを肴にお酒を飲んでいた。
チュン君に誘われて、私も同席することになった。
自己紹介が終わって、チュン君の友人というベトナム人がいきなり、「13年
もラオスにいるのにアナタのラオス語は下手だ」と言い出すではないか。
よく聞いてみると、なんと近くのゲスト・ハウスのオーナー。やたら英語を使
いたがって、私がラオス語で喋っても英語で返事しようとする。ここまで書く
と外国に長く住んでいる方なら、一度くらいはこういったタイプの人には会っ
たことがあると思い浮かぶ例があるのでは。
桜ちゃんのパパは「ラオスは自分の母国ではない。しかしワケあってこの地で
華僑と結婚して長く住んでいるゆえ、少しでもラオスの習慣、言葉を理解しよ
うと思っている」のだが、このような失礼なことを初対面の人にいきなり言わ
れてハラワタが煮えくりかえった。
逆にいうならば、ラオス難民で日本に何年もいるのに日本語が全然できない、
或いは覚えようとしないラオス人がたくさんいるのに、たぶんアメリカやフラ
ンスに行ったラオス人でも英語やフランス語ができない人もいっぱいいるので
はないか。
長年ラオスにいるのにラオス語が下手、ということは、私にとっては「お前は
頭が悪いと」言われているのと同じである。こういった他人に対する思いやり
がない人が、よく外国人相手のゲスト・ハウスを経営できるな。そう思った。
おそらく、彼の英語もラオスで覚えたのではないだろうか。たぶん、外国に出
て苦労して勉強して、時には私が経験したように馬鹿にされたことがある人は
おそらくそのような事は言わないのではと思う。
こういった男が英語を母国語とする人達にどのような態度をとるか、そして、
英語を母国語としないがその国の文化を理解しようと努力する人にどのような
態度をとるか、その違いは明らかだろう。
日本に長く住んでいてすでに国籍は日本に帰化した人がいる。
私の友人であるが、この人が
「私は、あまり日本に長く住んでいるということ言いたくないのです。何故な
ら、長く住んでいるとそれだけ上手に喋らないといけないとみんな思ってい
るから。そして、下手だとあんなに長くいるのに上手じゃないと馬鹿にされ
るから。」
こう言っていたのを覚えている。今になるとこの言葉の意味がよくわかる。
特に外国語の場合、はじめて会った時の発音が評価の対象になる。つまり発音
がいいと、「あの人は上手」 発音が悪いと「あの人は下手」ということだ。
特にラオス語は日本人にとって発音が難しいので尚更だ。しかし、桜ちゃんの
パパは発音では負けるけれど、ラオス文化に対する理解度、日常会話の語彙に
ついては負けない自信がある。
嘘だと思ったら拙著の「楽しくて為になるラオス語」を読んでみて欲しい。
97年の発行でこれだけだから、近く出る予定の改訂版がどれだけ凄いか推し
てしるべしだろう。・・エッヘン!
だけど、発音がいいというのは、美人あるいはハンサムで見た目がカッコいい
というタイプということになるのであろう。これは通訳の本に書いてあった。
なんという題名だったか忘れてしまったが。
しかし美人に限って性格が悪いとか、ハンサムだけど不誠実、というタイプは
いっぱいいるから、最終的に外国語が上手、下手という問題はその人の性格に
よるのではないかと思う。いくら発音がきれいで文法が正確でも、性格が悪い
と最後には見破られてしまう。
―――― 華僑の結婚
8月に義理の妹の婚約式で2回ほどビエンチャンに帰った。
妻は15人兄弟の9番目だが、10番目と14番目がそれぞれフランスとアメ
リカの華僑と婚約したからだ。そしてなんと2人ともバツイチである。
以前はラオスに住んでいた中国人だが、革命後難民として外国に渡り、かの地
でフランス人、アメリカ人と結婚した。
子供ももうけたのだが、結局2人とも文化の違いからくるものだろうか離婚し
てしまった。
そして今度は、親戚の紹介で同じ華人と結婚することになったのである。
以前にも桜ちゃんのパパシリーズで書いたと思うが、やはりラオス華僑の女性
は、同じ中国人と結婚したがる。
そして同じラオスに華僑の男性が少ないと、いきつくところ外国に住んでいる
中国人になってくる。華僑の女性とラオス人のカップルというのはあまり聞い
たことがない。
やはり今回も最終的には同じ中国人ということになったわけだ。
ちなみに、ビエンチャンに住む同姓の客家の女性も、アメリカに行ってマレー
シア出身の中国人と今年になって結婚した。また私が日本で知っているケース
だが、ラオス華僑の男性とカンボジア華僑の女性が結婚したのも知っている。
こういった意味で彼らには国籍といったものより、同じ中国人というアイデン
ティティーを、あるいは同族意識を大切にするのかなと思った。
= この稿おわり =
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┃ ┃ この記事にお便りを頂きました。
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┌──────────「さよこさん」女性@三十代@その他海外
こんにちは。私はヨーロッパ某国に在住もうすぐ10年で、この土地の言語の
通訳もしています。
ですから「ラオスからの手紙」を読んで他人事とは思えませんでした。(爆笑)
まあ、たいていの人には私の○○語はうまいと思ってもらえてる・・・と思う
のですが、、しかし発音の訛りはいかんともし難いですね。
あと、昔は「こんなに短い期間しか住んでないのに○○語上手だね」とたいて
いの人に言われていたのに、10年も住んでると言ったらもう「へぇ」という
顔しかされません。長く住んでいるのだからしゃべれて当たり前、みたいな。
しかし例えこの国生まれの人でも外国系ならろくな○○語をしゃべらない人が
たくさんいるんですよ。
私は初めて会った人に、私の仕事は通訳です、となかなか言いにくいです。
やっぱり「この程度しかしゃべれなくて、通訳になれるのね!」と思われるの
ではないかと思うからです。
あと、この国に長く住んでいても知らない日常単語とかがやはりありますし。
通訳は面白い仕事で、とっても好きなんですけど、人に職業をきかれた時だけ
はなんとなくヤです。(特に○○人からというより、○○語がある程度できる
日本人からの反応がスゴイ!)
それと、発音を外見に例えられていましたけど、やっぱり大切だと思います。
因みにウチの母は「アグネス・チャンはいつまでたっても日本語が下手だね」
と言うのです。
私は、アグネスは日本の文化などについては相当いろいろなことを知っている
はずだと思うのですが、やっぱり発音で損をしているような気がします。
しかし成人したら発音は本当に直せないものですよね・・・
どなたか、よい外国語発音練習法知っていたら伝授お願いします!
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