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ラオスからの手紙 ―――――― by 桜ちゃんのパパ
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☆ ラオスの華僑のお正月 ――――――――――――― 2003/04/18
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│ご無沙汰していました。実はPCが壊れて修理に時間がかかったのです。
│さて、久しぶりの「ラオスからの手紙」なんですが、正月のニュースなので
│だいぶ古くなってしまいました。
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│そうそう、ラオスに13年住んでいて、ラオス人が何度も「すいません」と
│謝るのを、初めて経験しました。
│桜ちゃんのパパはめったに怒らないのですが、こういったこともあるのだな
│と思いました。これについては、また機会を見つけて書いてみます。
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│ラオスの正月は水をかけられます。それが嫌な人は、自宅で桜ちゃんのパパ
│のエッセーでもじっくり読んでくださいね。
│読んで頂いた感想でもあると嬉しいです。メールをお待ちしています。
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今年の2月15日は、旧暦の1月15日。つまりこの日は中国では「元宵節」
日本でいえば「小正月」になります。
この日夕方になると、ビエンチャンの華僑はメコンの岸にある中国の廟に行き
ます。
華僑と結婚して9年の桜ちゃんのパパも「元宵節」の事は知りませんでした。
義理の父に頼まれて、中国理事会に寄付金を持っていってくれとのこと。淑珍
そして義理の妹の少梅にニアンと桜、蘭を連れて行きました。
まず最初にお線香を焚いてお参り。
それから少梅とニアンはお金を借りました。
異国に住んでいて、その国の金融機関がしっかりしていないところでは、華僑
は商売の為にお金を融通しあいます。これは外国での同族の相互扶助の意味で
行われているのでしょう。
ビエンチャン華僑の約束では、例えば、今年100バーツ借りると、来年は倍
返しで200バーツにして返します。ほとんどの人がちゃんと次の年には倍に
して返すそうです。近所に住んでいるラオス人も借りに来るようですが、なか
には返さない人がいるとか。
ここでキーポイントは、キップ=ラオスの通貨)ではなくバーツ=タイの通貨)
であることでしょうか。やはりキップは安定していないのでタイの通貨で決済
するようです。
さて少梅は99バーツ借りました。今では実際に商売に使うのではなく縁起物
として考えているようです。商売繁盛を願って「元宵節」にお金を借りる。
商売が上手くいって来年はもっとお金持ちになれますように、と願っているの
でしょう。
この99バーツという金額には意味があります。
ラオス語の「9」の発音は、同じくラオス語で「発展する」という単語と発音
が似ているので、ラオスやタイではラッキー・ナンバーのようです。
タイのバーゲンでも、値段の端数はよく9になっています。
日本なんかは、680円とか780円とか、8が大好きなようですが。
桜ちゃんのパパはお金を借りませんでしたが、縁起物でミカンを買いました。
そしたら、次の日の日本人運動会ソフトボールで優勝しました!
借りる人が多くて、手続きに時間がかかり少梅とニアンがお金を借り終えたの
は12時近くになっていました。
他の東南アジアの華僑もこういったことをしてるのでしょうか。昔の中国人は
お正月と、この元宵節でお金を散在して大変だったそうです。そういえば家の
近所のフォンサリー県から来た、ホー族(中国の少数民族)の人たちも、この
元宵節では家で盛大にパーティーをしていました。
やはり、中国人のお正月は旧正月ですね。
さて、お正月の楽しみはなんといっても獅子舞です。中国理事会でも獅子舞を
準備して華僑の家に順番で来ます。
普通は決められた順番に来るのですが、時々順番が違うこともあります。
葱を家の前に吊るしておいて、それを獅子に食べさせるのです。そのなかにお
金も包んでおきます。獅子舞いが来る予定時間になると準備するのですが、タ
イミングがずれて遅れる場合もあります。そういった場合、隣の家に先に行っ
てしまうケースも。
ある年、サムセンタイにある淑珍の実家も、獅子舞いを頼んでいたのですが、
どういうわけか先に別の場所に行ってしまい、それを知った義理の父は激怒、
後で来たのですが踊りをさせなくて帰らせました。それ以来、サムセンタイの
実家では獅子舞いを呼んでいません。どうも連絡が悪かったのと、町名の解釈
の違いで誤解があったようです。
今年のお正月も同じような問題がありました。
ある華僑の家に獅子舞いが先に来るはずが、隣の家に行ってしまったものだか
ら、ここの主人が怒って、獅子舞いを入れなかったとのこと。このような問題
はよくあるようです。正月から怒るのはよくないのですが、こういったところ
に中国人のこだわり、面子があるのでしょうか。
ちなみに獅子舞いの少年たち、着ている服は理事会の少年部とかいうTシャツ
ですが、実際はラオス人の子供たちで、華僑の子供たちはほとんどいないよう
です。
以前、淑珍の弟も獅子舞いをやっていましたが、ご祝儀が少ないのにけっこう
キツイのでやめたそうです。従って今はラオス人の子供が主力です。
だから来年、獅子舞いの時よく注意して見てみてください。同じ理由かどうか
わかりませんが、日本の華僑の獅子舞いも華僑の子供ではなく今では日本人が
主力のようです。
= この稿おわり =
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