┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━┓
┃
┃ :韓国を見る眼:――――――――――――――― by Bunさん
┃ 「韓国からのPC通信」
┌--------------------
│中国ではズッコケのBunさん、、けれどその真の姿は..
│
│“試験に際しては、手心気心ビタ一文やらん!”という、冷酷非情!
│情容赦のない(‥けど、お酒の大好きな)、クールな先生でございます。
└--------------------
―寄与入学制という「挑戦」― ――――――――――――― 2001/06/04
ぼくは私立大学というものをよく知らないが、日本でも韓国でも経営難に陥っ
ているところがほとんどであろう。
日本では国公立大学も法人化、つまり私立大学にしようという議論が現実のも
のとなりつつあるが、その最大の目的は国家財政の負担軽減である。
要するに、大学を経営するというのは金がかかる、というわけだ。
私事だが、ぼくが日本語を教えている大学は「国際交流」をうたい、外国人教
師に対して比較的優遇しているという。
は?なんの通告も無しに停電になるような宿舎を提供するようなところが??
‥‥などと思ってしまうが、韓国内では平均以上らしいのだ。
しかし、その反面韓国人の教授に対する報酬は劣悪らしく、地方大学というこ
ともあって、人事異動の話が後を絶たない。
このような私立大学の現状を受けた、延世大の寄与入学制導入をめぐって議論
が高まりつつある。
寄与入学制とは、要するに高額の寄付金を納めたものは入学を許されるという
ものだ。
延世大の内部文書によると、20億ウォン、つまり約2億円払うことが条件で
ある。
ほかにも土地、建物、その他物的寄与をした者も入学が許されるという(ハン
ギョレ新聞 2000年5月24日付)。
つまり、裏口入学みたいなことを堂々と制度化してやってしまおう!というも
のである。
これに対しては総学生会や日本の全学連(っていまあるのか^^;)にあたる
韓国総学生連合会(韓総連)は当然反対しているのだが『延世大学報』による
と、驚くべきことに延世大の学生のうち、約56.1%がこの制度に賛成して
いるそうだ。
延世大の総学生会は「寄付金で教育環境が改善されるだろうという誤解」によ
る数字だとコメントしている(『東亜日報』2000年6月3日付)。
たしかに、寄付金の運営方法を透明化べきだという議論もあるが、果たしてそ
ういう問題なのかと首を傾げたくなる。
延世大学の内部問題だといえばそれまでだが、大学で学生を教える立場からひ
と言いうと、そういうルートで入ってきた学生が、普通に試験を受けて入って
くる学生と同じように勉強できるのか疑わしいし、一部の学生をVIPとして
扱うようなことをしていいとも思わない。
実際問題として、学業評価する際にも、たとえ明文化されなくても、そういう
学生に対して何らかの「特権」が与えられる可能性がないとも限らない。
そうなったらきわめて憂慮すべき事態だといわざるを得ない。
この問題の本質は「大学経営の論理」による「大学のあり方」への挑戦であ
る。 今後もこの問題の趨勢を見つめていきたい。
= Bun =(完)
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
|