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歴史から学ぶ現在 ――――――――― by kinny さん |
☆ 逆転する日中関係に備えよ ――――――――――― 2009/10/30
日中共同声明は、両国の国交正常化を目的に、当時の田中首相と周恩来首相に
よって発表された。ーーー内容を確認するまでもなく、国交正常化はすなわち
台湾との断行を意味した。
が、日本は、中国を台湾の一方的主権者として承認しなかったことにより自国
の権益の保護には事実上成功していた。旧ソ連から必要以上に敵視されること
を避けつつ、かつ旧ソ連という愚かしい頭上の恐怖を大幅に減殺する、という
オマケ付きである。
ーーー満点といってよいだろう。
台湾に言わせれば「日本は恩を仇で返した」わけだ。もっとも、日本は中国に
対しても、国民党が日本に対して売ったのと同様の恩を売らせた。これが最大
の成果であり、最低条件でもあった。
合意では、日本の内政に干渉しないこと、賠償権を放棄することなどが謳われ
ていた上に、台湾における中国の主権さえ承認されていなかったが、中国は、
旧ソ連の侵攻を妨げるための条件としては十分に安いと判断したわけだ。
そしてその判断はこの上なく正しかった。
中国は日本に売った恩を元手に、後に巨額の援助を得ることになる。
その援助が、現在の中国の隆盛を築いたことを思うとき、やはり彼らは負けて
勝ったのであろう。敵対していた旧ソ連との力関係は完全に逆転、世界に対す
るプレゼンスも、もはや現ロシアなど歯牙にもかけない勢いだ。
結局、戦後賠償など目先のカネのために関係を悪くすることの愚かしさ、旧ソ
連のように、一方的な日ソ破約の末の名分なき戦いをすることの先のなさを、
この関係ほど端的に表現しているものはない。
ならず者の振る舞いは、ひたすらわが身を滅ぼすのみであり、中国は途中、旧
ソ連との対峙を通して得た恐怖によって、くだんの邪道を免れ得た。
が、ーーー人というのは忘れやすいものである――――。
カネのチカラによる国威の高揚は、彼らを増上慢にした。
相互に権益を持ち合うようになると、そのことで人質でも確保したかのように
心得たのか、領空領海侵犯をくり返し、隣国の先祖に対する弔いに土足で上が
り込み、これに干渉しては中止に追い込んで、強いて日本に無用の屈辱を植え
付けた。
そのような蛮行が中国の国威高揚に寄与すると信じているのなら、とんだ間違
いである。
敗北した旧ソ連とまったく同じ成り行きで、次は自身が敗北するかも知れない
ということに、中国は早々に気付くべきだろう。
台湾の言論を、対岸の武力で抑圧しようとして、かえってアメリカの介入を招
いて曝した恥を忘れたとしたなら、もはや救いようもなかろう。
或いは成算なき自らの愚行を憎まず、逆にアメリカや日本を憎んだとしたなら
とんだ心得違いというものである。
今後の中国の曲折しだいで、我々は膨張ロシアに対峙したかつてのイギリスを
再演しなければならなくなるだろう。我々は憲法を改正しなくてはならない。
もはや一刻の猶予もない。今後の10年で確実に立場が逆転する日中関係に、
ーーー我々は戦略的に備えておく必要がある。
政治力では、すでに中国のほうが我々をはるかに凌駕しているのだ。
おまけに、実力でも日本を凌ごうとしている。
これまでに何度も書いてきたことだが、いつまでも中国がおとなしくしている
と信じる愚か者は、かつてローマに滅ぼされたカルタゴの悲哀を、いま一度、
よくよく思い出しておくべきだ。
= この稿おわり =
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┃●┃ 読後アンケートの結果。
┗━┛ ◇ この意見に賛成 -------------------------------------- 83人 (78%)
◇ どちらかというと賛成 -------------------------------- 17人 (16%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------- 2人 ( 2%)
◇ どちらかというと反対 -------------------------------- 2人 ( 2%)
◇ この意見に反対 -------------------------------------- 2人 ( 2%)
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┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」
まずは、日本人が持っている支那への贖罪意識をなくすことが先決ですよね。
あるブログに、こんなコメントをしたことがあります。
「西尾幹二のインターネット日録」 http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=402
┌--------
「侵略ではないかもしれないけど」
支那大陸全体に軍隊を展開させて、支那全土を戦火に巻き込んだこと自体が不
問に付されれるということはないでしょう。
渡部昇一氏などは、開戦責任は支那にあると主張しているし、昭和史研究所代
表の中村粲(獨協大学名誉教授)さんなどは、支那事変を仕掛けたのは中国共産
党軍であることを詳細に実証しています。
それはそうなのでしょう。
しかし、相手から仕掛けられたとか、或いは第3者の謀略だったとしてもです
ね、だからといって支那大陸全体に軍隊を展開したことが完全に正当化される
ということではないでしょう。明らかに日本は支那大陸に侵攻しているのです
から。
ただ、その責任がすべて日本にあるという論は明らかに間違いでしょう。
先に仕掛けた支那側にも責任があるし、また日本軍と国民党軍が戦火を交える
ように謀略を仕掛けた中国共産党の責任も厳しく追及される必要があります。
つまりですね、支那中共が、「日本軍は過去に中国の民衆を戦渦に巻き込んで
苦しめた」と因縁をつけてきたら、「それは申し訳なかった。ただし、戦乱を
起こした張本人はあなたなのですから、その責任も感じて中国の民衆に謝罪す
るべきでしょう」と切り返せばいいのですね。
さらに「蒋介石だって日本軍だって、両方とも戦争する気なんてなかった。そ
れを共産党が謀略によって無理矢理に戦争に引きずり込んだのであって、その
ような悪行については日本にも台湾にも謝罪して欲しいものだ」と付け加えれ
ば、向こうは言葉に詰まってしまうでしょうね。
「つまり中国民衆は、中国共産党軍、国民党軍、日本軍の3者によって苦しめ
られたのであり、この3者で共同の謝罪決議をしようじゃないか」とまで持ち
かけてみたらどうでしょうか?
まあ、日本だけが悪かったわけではないことを、まずは自虐史観を「相対化」
することが肝要ではないかと思います。それが自虐史観の洗脳を解くきっかけ
となるでしょう。
日本の正義だけを強調するだけでは、なかなか多くの一般人を納得させること
は難しいかと思われます。それに、侵略かどうかを証明することが歴史学の本
分であるとも思えない。むしろある主観を前面に出してしまっている研究であ
るといえるかもしれない。
学問研究は、まずはなるべく中立性的な立場から取り組む必要があります。そ
の結果として「侵略ではなかった」となるならかまわないのですが。
└--------
〜〜〜うーん、我ながらいい線いっていると思うのですけどね。(^^
└──────────
▼
┌──────────「kinny さんから」
┌--------
まずは、日本人が持っている支那への贖罪意識を無くすことが先決ですよね。
あるブログに、こんなコメントをしたことがあります。
└--------
コメント感謝!
わははは、西尾さんネットやってんだ。(笑) 教えてくれてありがとう〜♪
┌--------
ただ、その責任がすべて日本にあるという論は明らかに間違いでしょう。
〜
この3者で共同の謝罪決議をしようじゃないか」とまで持ちかけてみたらどう
でしょうか?
└--------
おそらくその会議は、我々にとっては期待できるメリットがある一方、中共に
とってのメリットがみえないよね? 一度固定化している名分をくつがえすに
は、余程のメリットがあちらさんに提供できないと、どうにも動かないと思う
んだよね。
小生は、それに見合うだけのメリットを与えるぐらいなら、こちらから歩み寄
らないほうがいいんじゃないかと思うんだよね、今のところ。
かつての対中戦線拡大は、我々として内部で責任論が出てしかるべき。事後承
認のような形になってっけど、政治はみな激怒したんだ。関東軍の石原だって
そうだよ。ーーー勝手におっぴろげた連中は、今からでも吊し上げるべきだと
小生は思うね。
ーーー中共によってではなく、日本人の手によって、ね。
┌--------
うーん、我ながら良い線いっていると思うのですけどね(^^
└--------
我々は負けたんだよね。ーーー「恩を売りつけられた」以上、大人しくしつつ
靖国とか他のことで日本に余計な干渉をしてきたときに、痛烈に殴り返してや
ればよかったんだ。
〜〜〜中国にとって弱みの少ない今となっては、すっかり遅過ぎるけどね。
何も抗議しない一方で、自分たちだけに通用する意味のワカラン言い訳をくり
返して中途半端な行動を続ける。これがイチバン良くない。姑息は最悪だよ。
ハッキリと日本の意思を示すべき。譲歩するなとは誰もいってない。あまりに
も意思が表に出てこないことが問題だと思うんだよ。
ーーー誰も国益を基に判断してない。
└──────────
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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