☆次期学習指導要領「達成目標・愛国心・国歌指導」強調 2008/04/04
by 丸山公紀さん
文部科学省は28日付けで、小中学校の次期学習指導要領と幼稚園教育要領を
官報に告示した。
詳細までは分からないものの、国歌を「歌えるよう」指導することを指導要領
で明記した他、道徳教育の目標に「愛国心」を加えるなど、今年2月に公表さ
れた告示案を修正、指導内容をより徹底した内容となった。今回ほど、国会議
員の力と国民の声が文科省の姿勢を変えたことはなかったのではないか。
日本会議が提示した10の改善案の、かなりの部分が加わることとなった。
これには、なんといっても日本会議国会議員懇談会教育刷新委員会の働きかけ
が大きいと思うが、告示案が公表されてから約1ヵ月間の改善意見を応募とし
た人達の見えない意見の影響も大きかった。
聞くところによると、全国から5000件を越える改善意見が文科省に寄せら
れたという。新教育基本法の理念が生かされない学習指導要領告示案では、な
んための教育基本法改正運動であったのかという意見は、まさに核心をついて
いる。
幼稚園では、平成21年度、小学校では23年度、中学校では24年度から全
面的に実施されることとなる。
主な修正は以下の通りである。
・小学校の音楽で「国歌『君が代』はいずれの学年においても指導すること」
としていたのを「−歌えるよう指導する」と明確にした。
・国語の読み聞かせの例示には、「昔話や伝説」に、新たに「神話」が加わっ
た。
・中学では、社会で「政治および宗教に関する教育を行なうものとする」と明
示した。
・小中学校とも、道徳教育では「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんでき
たわが国と郷土を愛し」と愛国心を目標に加えた。
・道徳教材として例示された「先人の生き方」は「先人の伝記」に改めた。
以上に加え、次の最も大事な観点が加わった。
・小中学校いずれも、総則で、教育課程の編成の方針に「これらに掲げる目標
を達成するよう教育を行なうものとする」と付け加え、「達成目標」として
の性格を明確にしたことは大きい。
国会議員、国民運動の成果が、当初の告示案を、かろうじて新教育基本法の理
念に沿ったものにしたことは、教育改革の道筋が完全に確立したものと確信す
る。
= おわり =
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