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帝国電網省 ―――――――――― by 竹下義朗さん
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この記事中の画像は全て「帝国電網省」の該当ページより転載しています。
☆ 大日本帝国は無条件降伏などしていない ――――― 2009/10/02
原著 2005/10/10
昭和20(1945)年8月15日、私達は、昭和天皇の「終戦の詔勅(玉音放送)」
により、大日本帝国(日本)は連合国が提示した「ポツダム宣言」を受諾し、無
条件降伏した、と教えられてきました。しかしちょっと待って欲しい。
果たして本当に日本は無条件降伏をしたのだろうか?
実は、日本は戦争に敗れはしましたが、無条件降伏などしていないのです。
というわけで、今回は日本が受諾したポツダム宣言を紐解[ひもと]きながら、
日本の終戦について論じてみたいと思います。
何故、「日本は無条件降伏した」などという伝説が生まれてしまったのでしょ
うか? それは、日本が受諾したポツダム宣言の第13項を日本人自身が曲解
していたところにあったのです。
以下はその問題のポツダム宣言第13項です。
┌--------
ポツダム宣言 十三
吾等[われら]ハ、日本国政府ガ直[ただち]ニ全日本国軍隊ノ無条件降伏ヲ宣言
シ、且[かつ]右行動ニ於ケル同政府ニ対[たいする]ノ誠意ニ付、適当且充分ナ
ル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ対シ要求ス。右以外ノ日本国ノ選択ハ迅速且
完全ナル壊滅アルノミトス。
└--------
この文章をよく読めば分かる事ですが、日本に対して連合国側が求めていたの
は、あくまでも「全日本国軍隊の無条件降伏」=日本軍の武装解除であって、
決して国家の無条件降伏ではない訳です。
実際に日本は占領軍(米軍)の進駐と、その占領軍を統括したGHQ=連合国軍
総司令部)の管理監督下に置かれはしましたが、当時、国家元首であった昭和
天皇は引き続き在位し、政府も帝国議会も解散されることなく存在し続け、首
相も日本側が選出しました。
つまり、当時の日本は戦力を凍結されただけで、国家自体は存続し続けた訳で
す。このように、日本はあくまでもポツダム宣言第13項に遵[したが]って武
装解除には応じましたが、決して無条件降伏などしていなかった訳です。
とはいえ、その後のGHQによる行き過ぎた占領行政=いわゆる神道指令や、
ハーグ陸戦法規に抵触する日本国憲法の制定等)や、国際法に違反した東京裁
判にみられる被占領国としての多くの苦難から、無条件降伏したと思われてい
るのも確かです。
そこで今度は、第13項以外のポツダム宣言各項を見ながら考えてみる事にし
ましょう。
┌--------
ポツダム宣言 十
吾等ハ、日本人ヲ民族トシテ奴隷化セントシ、又ハ国民トシテ滅亡セシメント
スルノ意図ヲ有スルモノニ非ザルモ、吾等ノ俘虜[ふりょ]ヲ虐待セル者ヲ含ム
一切ノ戦争犯罪人ニ対シテハ、厳重ナル処罰ヲ加ヘラルベシ。
日本国政府ハ、日本国国民ノ間ニ於ケル民主主義的傾向ノ、復活強化ニ対スル
一切ノ障礙[しょうがい]ヲ除去スベシ言論、宗教及思想ノ自由並ニ基本的人権
ノ尊重ハ確立セラルベシ
└--------
第10項では、日本人の地位(身柄)に対する「保障」と、言論・宗教・思想、
及び基本的人権の尊重について謳っています。
┌--------
ポツダム宣言 十二
前記諸目的ガ達成セラレ、且日本国国民ノ自由ニ表明セル意思ニ従ヒ、平和的
傾向ヲ有シ且責任アル政府ガ樹立セラルルニ於[おい]テハ聯合国ノ占領軍ハ直
[ただち]ニ日本国ヨリ撤収セラルベシ
└--------
第12項では、一定の条件が満たされた時点で、占領軍が日本から即時撤収す
る旨謳っています。その上で、問題の第13項を改めて見てみましょう。
┌--------
ポツダム宣言 十三
吾等ハ、日本国政府ガ、直ニ全日本国軍隊ノ無条件降伏ヲ宣言シ、且右行動ニ
於ケル同政府ニ対ノ誠意ニ付、適当且充分ナル保障ヲ提供センコトヲ同政府ニ
対シ要求ス。右以外ノ日本国ノ選択ハ、迅速且完全ナル壊滅アルノミトス。
└--------
つまり「軍隊の無条件降伏」を日本が呑めば、連合国側は「適当且充分なる保
障を(日本に)提供する」と条件を提示している訳です。
これは、無条件降伏どころか、逆に「有条件降伏」といったほうが良い代物で
あることが分かります。
無条件降伏というのは「問答無用」という事であり、敗北した日本に対して、
連合国側が煮ようが焼こうが──つまり、植民地化しようが民族絶滅させよう
が、どんな好き勝手な処分をしてもよい、というニュアンスが込められている
場合をいう訳で、
条件Aを呑めばBを保障する、といったニュアンス=交換条件が込められてい
るポツダム宣言は、どう読んだところで、有条件降伏を日本に提示している訳
です。
その点では、ヒトラー総統が自決に際し自らの後継者(首相兼国防軍総司令官)
にカール・デーニッツ海軍司令長官を指名、新政権を樹立させたものの、連合
国側が新政権を承認せず、国家が消滅した状態で降伏したドイツよりも、余程
好条件だったといえます。
以上の点を踏まえた上で、私が言いたい事は、先の大戦に際して、日本は決し
て「無条件降伏」した訳ではない。
「名誉ある敗戦」
を受け入れたのだ、という事を充分認識した上で、日本の戦争を回顧すべきで
あり、決して一戦に敗北した程度で卑屈になる必要等ない、自虐史観の呪縛に
囚われる必要等ない、もっと自らの民族・国家に自信を持て!という事なので
す。
= この稿おわり =
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┃●┃ 読後アンケートの結果。
┗━┛ ◇ そうだ、このとおり! -------------------------------- 39人 (46%)
◇ ポツダム宣言なんて日本を欺くための手段だ ------------ 7人 ( 8%)
◇ 軍の無条件降伏=武力放棄=相手のやりたい放題 -------- 10人 (12%)
◇ 知らなかった..初めて知った -------------------------- 16人 (19%)
◇ なに吠えたってムダ、負けたらアカン! ---------------- 12人 (14%)
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┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」
「ポツダム宣言」という「条件」を受諾していること自体「無条件」ではない
ですよね。
私の父は大学の英語教師で、アメリカ崇拝主義者なので、負けたんだから何を
言っても無駄であると言いますね。
私は、キャンキャンと小さく吠えても無駄だとは思いますが、思い切り怒鳴っ
てやれば違ってくると思います。要は、アメリカ(及び国際社会)に対して腰が
引けているのが問題だと思います。
ガンガンと言ってやればいいんですよ、それで、派手にやり合えばいいと思い
ます。
└──────────
┌──────────「hideおじさん」
条件内容を見れば、竹下さんの仰る通りだと思います。しかしながら、占領後
の実体は「無条件降伏」以上の過酷なものであったにも関わらず、それに対し
てほとんどの日本人は異を唱えていません。
忸怩たる気持ではあったでしょうが、結果として占領軍の言うがままだったこ
とを考えると、戦勝国側は「無条件降伏したも同じ」と理解していたと考えま
す。書類上は「有条件」だと思いますが、実際は「無条件」を受け入れたに等
しい状況であったのだろうと思います。
ただ、有条件であろうが、無条件であろうが、日本人のプライドまで「条件」
を付けられた訳ではありません。問題とされるべきは、条件の有無ではなくて
負けた後の心の持ち方なのではないでしょうか。
条件付の負け戦であっても、卑屈になっては「無条件」以下の対応しかされな
いでしょう。反対に、無条件であっても断固たるプライドがあれば有条件以上
の対応がされたかもしれません。
どちらにしても、戦争に負けたからといって必要以上に卑屈になる必要はない
と思います。そこが日本の間違いであったのではなかろうかと思っています。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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