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帝国電網省 ―――――――――― by 竹下義朗さん

この記事中の画像は全て「帝国電網省」の該当ページより転載しています。
☆ 義勇軍に名を借りた米国の対日先制攻撃 ――――― 2009/05/29
                        原著 2002/12/08

昭和16(1941)年12月8日。この日、何が起こったのか? 皆さんならご存
知かとは思いますが、いうまでもなく真珠湾攻撃──大東亜戦争(太平洋戦争)
が始まった日です。

しかし、在ワシントン日本大使館の職務怠慢によって、攻撃開始後に宣戦布告
が米国側に届けられた事から、以後、米国側から宣戦布告なき攻撃=騙し討ち
(卑劣な攻撃:sneaky attack)というレッテルを貼られる事となったのです。

しかし私は、以前の「真珠湾奇襲は嘘だった!─アメリカの対日先制攻撃」で
日米開戦当日、日本側の攻撃より1時間以上も前に、米国側が日本潜水艦を撃
沈していた事を書きました。しかもこの時、米国側は日本に対して宣戦布告を
行ってはいません。

つまり、米国側が喧伝してきた「騙し討ち」を実際に行ったのは、実は今まで
いわれてきた日本ではなく、喧伝してきた米国だった訳です。しかし皆さんの
中には、

それはあくまでも開戦当日の事で、時間差もたかだか1時間程度でしかない。
国家間の大規模な戦争というものは、往々にして散発的な衝突から始まるもの
だ。ましてや小さな潜水艦の撃沈と、大規模な空爆とでは規模が違いすぎる。
だから日本が「騙し討ち」といわれても仕方がない。

と仰る方もおありでしょう。

確かに攻撃規模を比べれば、その差は歴然としています。しかし、米国側の対
日攻撃が更に時間を遡[さかのぼ]って行われていたとしたら、一体どういう事
になるのでしょうか?ーーー実は米国は「真珠湾攻撃」の8ヶ月も前に対日開
戦していたのです。

という訳で、今回は、8ヶ月前の対日開戦を通して、米国による「騙し討ち」
について書いてみたいと思います。

昭和16年4月15日。米国大統領フランクリン・ローズヴェルトは、ある重
要な大統領令(行政命令)に署名、直ちにその命令が実行に移されました。そし
てその命令とは、

「米国空軍・海軍・海兵隊軍人は、クレア・リー・シェノールト陸軍大佐麾下
[きか]の「フライング・タイガース」戦闘機部隊に志願すべし」

というものだったのです。

皆さんの中には、
「フライング・タイガース(飛虎隊:The Flying Tigers)」?
聞いた事がないが、一体どんな部隊なんだ?と思われた方もおありでしょう。

「フライング・タイガース(以下、飛虎隊と略)」とは、蒋介石軍(支那軍)の空
軍顧問だった米軍佐官・クレア・リー・シェノールト(支那名は陳納徳、日本
では一般にシェンノートと書かれる事が多い)が、

蒋介石夫人・宋美麗の資金提供を受け、米国陸海軍航空隊に所属していた一癖
も二癖もあったならず者の現役戦闘機パイロット約100名と、整備士等の地
上支援要員約200名をもって創設した傭兵戦闘部隊「アメリカン・ヴォラン
ティア・グループ(American Volunteer Group:略称「AVG」)の事です。

「AVG」は、機体の機首部分に吊り目と鮫口(シャーク・マウス)、主翼に支
那(中華民国)のマーク「青天白日旗」が描かれた、当時の米軍最新鋭戦闘機・
カーチスP−40──これは、米国で成立した武器貸与法に基づいて供与され
た機体──を擁し、

一般には「飛虎隊」の名で知られており、「AVG」の名よりもむしろこちら
のほうが知名度が高く、AVGは知らないが飛虎隊は知っているという方が多
いと思います。

さて、この飛虎隊は、表向きAVGの「V(ヴォランティア)」が表しているよ
うに、あくまでも蒋介石軍を支援する為に馳せ参じた米国人の「義勇軍」とさ
れていました。

しかし飛虎隊が主戦場としたのは、日本陸軍と蒋介石軍が支那事変=日中戦争
を戦っていた支那大陸であり、当時、蒋介石軍の航空兵力が日本陸軍航空兵力
によって事実上壊滅状態にあった事を考えると、支那軍機として日本軍機と空
中戦を演じていたのは、実質的に飛虎隊だったといえます。

さらに、ローズヴェルトの大統領令、そして構成員が米軍関係者、使用機種が
米軍の最新鋭戦闘機となると、これはもう単なる義勇軍どころの話ではありま
せん。

むしろ、米国が「国策」として飛虎隊を編成、支那大陸に派遣したとみるべき
で、日米開戦の8ヶ月も前に、米軍は支那大陸に於いて宣戦布告なきまま日本
軍との戦闘状態に突入していたという事になるのです。

その後飛虎隊は、日本陸軍が新たに「ゼロ戦(三菱零式艦上戦闘機)」──米軍
が「ゼロ・ファイター(Zero Fighter)」として恐れた高性能戦闘機を支那戦線
に投入した事で壊滅。

昭和17(1942)年7月、飛虎隊の残存兵力は、米軍正規部隊である第10空軍
の戦闘機大隊「チャイナ・エア・タスクフォース=China Air Task Force:略
称CATF」に編入、更に大戦後期には、米国第14空軍麾下の「中美混合航
空団:美は米国の事」として戦い、終戦を迎えたのです。

このように、支那事変における飛虎隊から、日米開戦後の「CATF」→「中
美混合航空団」に至る一連の流れを見ていくと、そこには連続性があります。

また、これは非常に重要な事なのですが、支那事変の「直接当事国」はあくま
でも日本と支那(蒋介石政権)でした。米英ソが、軍事顧問団の派遣や物資援助
をしていたのは事実であり、これが劣勢だった蒋介石軍を支えていた事は否め
ません。

しかし、日米開戦前の段階に於いて、米国が「義勇軍」の名を借りた空軍部隊
(飛虎隊)を派遣したとなると話は全く別です。これは、明らかに中立義務違反
であり、国際法上許されるべきものではありません。

ましてや、自国が宣戦布告なきまま、支那大陸に於いて日本軍との戦闘状態に
突入していながら、真珠湾攻撃を、日本からの宣戦布告が遅れた事で、騙し討
ち等と称する事は、正に言語道断といえます。

それこそ、米国側が喧伝してきた所の「Sneaky(卑劣な)」というものです。

最後に、真珠湾攻撃直前の日本潜水艦撃沈や、飛虎隊の支那派遣とは別に、米
国が自ら対日戦争を望んでいた事実を書いて締め括りたいと思います。

それは真珠湾攻撃の7ヶ月も前、昭和16年5月に、米国が蒋介石軍と共に、
支那大陸から日本の主要都市に対する渡洋爆撃(日本本土空襲)を計画、スチム
ソン陸軍長官、ノックス海軍長官、更にはローズヴェルト大統領までもが承認
の署名をしていた、というものです。

結局、この計画は、欧州戦線への爆撃機投入が優先された事により、実行が開
戦後にずれ込んだ訳ですが、計画によれば、

カーチス戦闘機350機、ロッキードハドソン爆撃機150機を投入し、大阪
・神戸・京都・東京・横浜といった日本の主要都市に対する爆撃を実施する。
爆撃に際しては、木造家屋の多い日本の事情に合わせて焼夷弾を使用する。

といったものでした。

余談ですが「焼夷弾」とは、戦時中、日本中を焦土に変えた米軍による空爆=
空襲で威力を発揮した兵器で、爆裂して目標を破壊するのではなく、目標=主
として日本の木造家屋を焼き尽くす事を目的に、戦前から米軍内で独自に研究
開発された「対日戦争専用兵器」でした。

もしも、米国が、本当に日本との戦争を望んでおらず、真珠湾攻撃が騙し討ち
だったというのであるならば、わざわざ開戦前から日本専用の兵器開発に手を
染める必要性等なかったのです。

つまりは、如何に米国が真珠湾奇襲(騙し討ち)・日本軍国主義などと喧伝し、
戦後も、米国は正義・日本が悪だったという「日本悪者論」を展開しようとも

次々と明るみに出てくるこれらの事実を見れば、日米どちらにより大きな「戦
争責任」があったか、如何に米国が「日本との戦争(大東亜戦争)」を欲してい
たかは、火を見るよりも明らかな事なのです。

―― 余談つれづれ

読者で、米国に移住し現地の高校に通っている日本人学生から届いたメールに
このような事が書かれていました。

「アメリカ人(学生)の大半は、ハル・ノートの存在すら知りませんでした。
(中略)友達にこの話をすると“Oh, not again!”と煙たがられます」

ハル・ノートの存在自体を全く知らないかどうかは別にしても、米国民の多く
が、そこに書かれていた内容まで果たして知っているかどうか?

戦後半世紀を経て次々と明らかになる「大東亜戦争」の真実や、「湾岸戦争」
「エンロン事件」、更には「9・11=2001年9月11日、ニューヨーク
の世界貿易センタービルに2機の旅客機が突入したテロ事件」といった事件で

次々と明るみに出る事実を考えると、米国政府の公式発表は、戦時中の日本に
おける大本営発表と五十歩百歩、大した違いはありません。

それと同時に、米国民自体も、共産党一党独裁及び言論・思想統制下にある支
那の人民同様、米国政府とユダヤ系に牛耳られている大手マスメディア=米国
三大ネットワーク等によって情報統制されている、といえるのです。

                        = この稿おわり =
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┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お寄せいただきましたご意見や感想。 ┗━┛
┌──────────「尊野ジョーイさん」 秦郁彦氏が雑誌「Will(08年12月or1月号?)」の「中西論文に反論す る」という記事で、アメリカがフライング・タイガースをビルマに派遣したの は1941年であり、日本軍に攻撃を仕掛けたのは、日米開戦直後であったと のことであり、 秦氏によれば、これは100パーセント間違いのない事実だとのこと。 論拠を示しながら具体的に論証しているので、実に説得力があるらしいです。 ----私は(体調が良くなかったので)読んでいない。←国会図書館で探したので すが見つかりませんでした。 └────────── ┌──────────「Hal さん」 いつも第一級の情報をお知らせ頂き、有難うございます。 今回の飛虎隊による中立義務違反を隠して、真珠湾攻撃を騙し討ちというアメ リカ、否、多分アーリア人種の謀略性は、東西の交流が始まって以来の抜きが たい民族蔑視と表裏一体なんだろうと思います。 しかし、それが外交交渉の有効な手段であるならば、その手段を相殺するため にも、竹下様の今回のご報告は、広く国内外に発信すべきだと思います。 海外に暮らしておりますと、日本人が真珠湾のような闇討ちをする人たちでは ないと、多くの国の人達が認めてくれます。 今さら、半世紀以上も前のことを蒸し返すことはない、という人もいると思い ますが、やはり事実は事実として、きちんと主張すべきだと思います。 竹下様、今後とも正しい歴史をお知らせください。
└────────── ┌──────────「尊野ジョーイさん」
バチカンは、500年以上も前のガリレオの名誉を回復しています。 今さら500年も前の話を蒸し返す必要がある??とは言わないでしょう。 それが、たったの60年前、まだまだ忘れるわけにはいきません↑↑ ちなみに、秦郁彦の論文ですが、よくあるガセ話であり、相手にするのもバカ らしいとのこと。----フライングタイガーが正当なものなら「義勇兵」などと 偽装する必要はないはず。 └────────── ┌──────────「権兵さん」70代@男性@関東 妄説に対し反論。 記事中、宣戦布告前にアメリカは戦闘行為に入ったというが、日本も中華民国 へ対し宣戦布告しておりません。 ならばあくまで、アメリカの参戦とはいえません。「義勇軍」です。 このことをどう考えるか、貴説を聞きたいものです。
└────────── ┌──────────「尊野ジョーイさん」
┌-------- 記事中、宣戦布告前にアメリカは戦闘行為に入ったというが、日本も中華民国 へ対し宣戦布告しておりません。 └-------- 以前にも述べた通り、先に戦闘行為を始めたのは(中共の謀略きっかけとした) 支那国民党のほうです。これはあの東京裁判でも立証されています。=「開戦 責任」は支那の側にあります。 ┌-------- ならばあくまで、アメリカの参戦とはいえません。「義勇軍」です。 └-------- たとえ参戦していなくても、「正規兵」は「正規兵」であり、「義勇兵」とい う呼称は適切ではありません。アメリカは「正規の軍隊」を参加させていまし た。 ┌-------- このことをどう考えるか、貴説を聞きたいものです。 └-------- わたしも、以上のことをどう考えているのかお聞きしたいです。
└────────── ┌──────────「権兵さん」70代@男性@関東
〜〜〜緑の保守派尊野ジョーイさんは言いました。 「義勇兵と正規兵」の別も分らず アホとは何だと・・・ それでは聞くが、昭和16年12月8日以前に、アメリカの正規兵が参戦して いたのかな??ーーー参戦していない。いたとしても正規兵ではない。 軍籍を離脱して、あくまで義勇兵としてならばいたでしょう。 このへんを知らすしてよく言うと思うよ・・・アハハ
└────────── ┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」
権兵様、 ┌-------- 軍籍を離脱して、あくまで義勇兵としてならばいたでしょう。 └-------- その証拠はちゃんとあるんですかね。 どれが義勇兵で、どれが正規兵か、明確に区別ができるのですか。 〜〜〜アメリカさんの言うことだけが正しいわけではないですよ。 それと、こちらの問いかけはそういう些末なことだけではないのですけどね。
└────────── ┌──────────「権兵さん」
尊野ジョーイさんは言う「証拠はあるのか」と、ではアメリカ兵を捕虜にした ことはあるのか。ないよ、あくまで軍籍を離脱して参加している。これを参戦 とは言わない。 日本軍も、国民党の北伐に参加した人もいる。これも軍籍を離脱しての参加で ある。ーーーここで面白い話、或いはお粗末な話。 重光駐ソ公使(当時は公使制)が、昭和12年、ソ連のモロトフ外相へ抗議にで かけ、 重光:最近中国大陸でソ連製の武器弾薬を多く鹵獲している。これらの援助は 止められたい。 モロトフ:それらは貿易上の事である。あくまで貿易で物の売り買いはしてい る。日本は中国と戦争しておるのかな。戦争をしているならば局外中立は守ら なければならないが。 重光:無言 なぜなら 日中双方とも宣戦布告はしていないからである。事変扱いだった。 ということで、世界各国から義勇兵が馳せ参じている。なかにはお金目当ても あるでしょう。或いは冒険野朗もいたでしょう。 事変扱いだから、当事国以外が戦闘に参加していても参戦とはいえない。 ーーーもう少し、歴史の事実を調べられたい。 └──────────
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