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帝国電網省 ―――――――――― by 竹下義朗さん

この記事中の画像は全て「帝国電網省」の該当ページより転載しています。
☆ 海保巡視船は、ソマリア沖より調査捕鯨船団護衛 ― 2009/05/01
「海自艦隊ソマリア沖派遣に見る歪んだ思考」に於いて、ソマリア沖での海賊
対策の為に海上自衛隊の護衛艦が派遣され、現地で船団護衛の任務に就いてい
る事の是と同時に、海域を航行する船舶の船籍(国籍)に関係なく護衛すべきだ
と述べました。

しかし、今尚、社民党や共産党を中心に「なぜ、海自護衛艦を派遣するのか?
派遣するならばむしろ海上保安庁の巡視船を出すべきではないのか?」といっ
た、現実を直視しない発言がなされています。

まあ、与党が「右」といえば「左」、逆に「左」といえば「右」というのが野
党の論理なのでしょうから致し方ありませんが、それにしても、ソマリア沖へ
の護衛艦派遣に反対する野党の皆さん、何か大切な事をお忘れではありません
か?
海保巡視船をソマリア沖へ派遣するよりも、先に派遣すべきところがあるので
はありませんか?

というわけで、今回は、現実として海保巡視船を派遣しなくてはならない問題
について論じてみたいと思います。

それでは先ず、本題に入る前に、皆さんには以下の新聞記事をお読み頂きたい
と思います。

┌──────────「2009年04月13日 毎日新聞」

調査捕鯨:3隻下関に入港、妨害受け傷だらけの船も 山口

南極海で約5ヶ月調査捕鯨を終えた目視採集船3隻が、13日朝、山口県下関
市に入港した。

このうち「第3勇新丸(742トン)」は、2月に反捕鯨団体シー・シェパード
の妨害行為で船に衝突されており、海上保安庁の職員らが乗船して損傷状況な
どを調べた。同船の甲板の手すりは十数メートルにわたってひしゃげ、船体に
はこすったような傷跡があった。

第3勇新丸は、調査母船「日新丸(8044トン)」などと計6隻で調査船団を
形成し、昨年11月半ばからクジラの捕獲調査をしてきた。

調査捕鯨を巡っては、近年、反捕鯨団体による妨害行為がエスカレートしてお
り、第3勇新丸も、日本時間の2月6日夕、クジラを日新丸に引き渡そうとし
た際に左舷後方から衝突され、液体入り瓶を投げられた。乗員20人にけがは
なかった。

男性船員は「妨害は数回あった。衝突時は、航行中に突然ぶつかられて船が激
しく揺れた。塗料か何かが入った瓶も投げられた。気持が高ぶっていて怖いと
は思わなかったが、帰ってこられて今は一安心しています」と話した。

14日朝には日新丸も下関港に入港する。【取違剛】

└──────────

日本の調査捕鯨は、日本も加盟する「国際捕鯨委員会(以下IWCと略)」に於
いて認められている「合法的な活動」です。

その合法的な活動たる調査捕鯨を、今まで幾度となく妨害、捕鯨船に対して皮
膚や粘膜に影響を及ぼす酪酸入りの瓶を投げ込んだり、体当たりして船体を損
傷させたり、更には不法に移乗したりといった事を繰り返してきたのが、彼の
有名な「シー・シェパード保護協会=Sea Shepherd Conservation Society;以
下SSと略」です。

彼らは自らを「国際環境保護団体」と称していますが実態は「国際テロ組織」
です。

米国に本部を置くSSは、「目的達成の為には手段を選ばない」ことで有名で
相手方船体や乗組員に対する銃器の発砲や、爆薬を用いた「撃沈」すら何ら厭
いません。

実際、日本の船舶が標的にされた主な事件をピックアップしただけでも、

昭和55(1980)年、ノルウェー人と日本人が共同所有していたソマリア船籍の
捕鯨船「シエラ号」を撃沈。

平成19(2007)年2月9日、調査捕鯨母船「日新丸」に酪酸入り瓶を投げ込み
乗組員2人が負傷。

同月12日には、目視調査船「海幸丸」に抗議船を体当たりさせスクリューを
破損。

平成20(2008)年1月15日、調査捕鯨中の目視採集船「第2勇新丸」に酪酸
を投げ込んだ上、活動家2人を不法移乗。(その後活動家は第2勇新丸乗組員
により身柄を確保拘束された)

今年(平成21年)1月6日には、行方不明乗組員を捜索中の調査捕鯨船に接近
し、捜索活動を妨害する等、正にやりたい放題を繰り返してきました。

一方の日本側捕鯨船は、人道的観点から極めて冷静且つ「紳士的」な対応をし
てきました。例えば、平成19年2月9日に「攻撃」を受けた際、

捕鯨船のスクリューにロープを絡ませようと高速艇で接近し過ぎて海に転落、
行方不明になった活動家2人の捜索要請をSS側から受けた際、実際に捜索に
協力し救助しましたが、

彼らが口にしたのは何と、

「日本捕鯨船には感謝しているが、今後も妨害活動は続ける」

という、常識的には考えられないものでした。

また、平成20年1月15日、「第2勇新丸」への不法移乗により拘束したS
S活動家の身柄を、2日後の17日、オーストラリア政府の監視船経由で引き
渡した僅か3時間後、今度は「第3勇新丸」が彼らから攻撃を受けたのです。

善意に対しては悪意を以て返すSSの姿勢は、常識が通用しない、正に「人の
道に悖[もと]る」ものといえるでしょう。そして、その様なSS=「国際テロ
組織」から執拗な攻撃を受けているのが、日本の調査捕鯨船団なのです。

さて、ここからがいよいよ本小論に於ける核心なのですが、

かくの如き「国際テロ組織」から繰り返し「攻撃」を受けてきた日本の調査捕
鯨船団。彼らを守る術はないのか?ーーー日本は海上保安官を同乗させる等の
対策は取っていますが、今まで見てきたように、彼らSSは、

「目的の為には手段を選ばない国際テロ組織」

なのです。「話せば分かる」ような相手では到底ありません。

そのような相手に執拗に付け回され、攻撃を受け続けている以上、海上保安官
の同乗だけで良い筈がありません。

ソマリア沖へは海自護衛艦ではなく、海保巡視船を派遣すべし云々といった議
論が為されていますが、それ以前に、先ずは、日本の調査捕鯨船団護衛の為に
海保巡視船を随行させるべきではないのか?

例えば海保は、海上の機動隊である「特別警備隊」を配備した「しきしま」等
の警備実施強化巡視船を現在14隻保有しています。それらの内1隻を割いて
捕鯨船団に随行させてはいかがなものだろうか?

----「しきしま」の所属する第三管区横浜海上保安本部には「しきね」と「し
きしま」の2隻が配備されている。

SSが寄港する濠州政府は「反捕鯨」感情の強い国内世論を背景に、SSに対
処するどころか、逆に彼らを煽る始末。IWCも平成6(1994)年、レイ・ガン
ベル委員長が「IWCとその全ての構成員が、シー・シェパードのテロ行為を
非難する」と発言しつつ、

その裏では「(妨害活動を)日本とノルウェーの範囲内で留めてくれるのなら遙
かに良い」と本音を吐露――――。

さらに、平成18(2006)年には、ホルスト・クラインシュミット元副議長が、
アドバイザーとしてSSに加入する始末。つまり、映画の題名ではありません
が、

「誰も守ってはくれない」

ーーーというのが実情なのです。ならば自分の身は自分で守るしかない。

日本の捕鯨船団は、日本自身が守らねばならない。しかも、相手は話の分から
ない「国際テロ組織」とくれば、強制力を持つ海保の特別警備隊の出番という
のが自然ではないのか?

私は、そう強く思うのですが、皆さんは如何感じられますでしょうか?

―― 余談つれづれ

米国ブッシュ前政権は、所謂「9・11テロ」----私はイスラム過激派による
テロ攻撃ではなく、米国の軍産複合体による自作自演だったと考えている----
以来、彼らいうところの「テロとの戦い」を繰り広げ、アフガニスタンのタリ
バーン政権、イラクのフセイン政権をそれぞれ打倒、

オバマ政権に代わっても尚、戦いは続けられています。

しかし、本小論で取り上げたSSが「国際環境保護団体」の看板を掲げていな
がら、その実態が「国際テロ組織」である、それどころかその本部が米国ワシ
ントン州フライデーハーバーに置かれているという現実。

米国は、世界中に自国軍隊を派遣展開してテロ組織を掃討壊滅する以前に、先
ず自国内に拠点を置くSSの壊滅から手を付けては如何なものだろうか。

                        = この稿おわり =
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◇ なるほどこのとおり! --------------------------------100人 (94%) ◇ よく分からない・・・ -------------------------------- 1人 ( 1%) ◇ そこまでする必要はない ------------------------------ 1人 ( 1%) ◇ 調査捕鯨をやめてしまえばいい ------------------------ 4人 ( 4%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お寄せいただきましたご意見や感想。 ┗━┛
┌──────────「ワイズ萬さん」 まるでやっていることは海賊と一緒。自衛官を乗船させて発砲してもいいぐら い。 └────────── ┌──────────「JTさん」 今後ますます中国が台頭し、アメリカの影響力が落ちていくと考えられている 今、アメリカに頼るのではなく、自国の安全は自分で守る方向へシフトしてい く為に、アメリカの後ろ盾が機能しているうちに、やるべきことは試せるうち にテストや予行演習をしておくべきだと思います。 調査捕鯨をやめてしまえばいい、という意見には賛同できません。 将来的に食料や水が不足する=奪い合いになる)と考えられているのですから 食料自給率を高める努力をしつつ、食糧危機に直面した時に自前で食料を確保 する手段を温存しておく為にも、捕鯨という手段も、たとえ細々とした状態で も構わないので残しておくべきだと思います。 一度止めてしまった=失われた)技術やノウハウを取り戻すのには多大な労力 が必要だと考えます。 └────────── ┌──────────「lonsome carboyさん」 グリーンピースという平和環境テロリストにとって、対象とは何でも良いよう に思えます。ーーー彼らの主張からすると、本来ならアメリカの軍需産業やら 中国や北朝鮮の核開発などに徹底抗議しても可変しくないのに、 たまたま目の前に捕鯨があり、且つ日本人という黄色人種が、生意気にいうこ とを聞かない、且つ反撃しないので、尚更過激になっているのでしょう。 社民党の某女史が主宰するピースボートなる怪しげな世界平和の船(商店など にやたらとポスターが張ってある)などもお仲間だと聞いたことがあります。 └────────── ┌──────────「斎藤さん」 ーーー義憤は感じられるが、国益としてプラスかが疑問。 たかがクジラというわけではないが、関連産業は小さい。従事されている方々 を侮辱するわけではない。が、日本のEEZ内の操業にとどめてはどうか。 日本の生命線である、シーレーン防衛強化につながるソマリア沖派遣は賛成。 └──────────
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