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サムライ駐在員週報特記事項アリ by サムライ駐在員さん
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☆ 8歳のワルガキ ―――――――――――――――― 2005/12/30
昭和20年の夏に、東京厚木飛行場に降り立った連合軍極東総司令官マッカー
サー大将は、当時の日本をして「12歳の少年」という形容を用いたそうだ。
精神的に未成熟ではあるものの、正義感と倫理観は持ち合わせ、それゆえに行
き過ぎた観念主義や精神主義に走りやすいということから考えれば、この形容
もあながち的外れではあるまいと思う。
さて、平成17年の現在、わが国の海を挟んだ反対側に、巨大な「8歳のワル
ガキ」がいる――――。
先ほど、本社からクレームが入った。
先日綱渡り納期でなんとか出したサンプル荷物に、信じられない事故が発見さ
れたのだという。ーーー当該案件のカートンは、高さ、幅とも50センチほど
の寸法で、その中には、壊れやすいサンプルが入ったダース箱が6箱と、問題
の「空間充填物」が同梱されていたそうだ。
サンプルの確認までは立ち会ったが、発送のダンドリは工場の業務から出荷場
へと委託され、私は荷姿を直接見ていなかったのがなんとも口惜しい。
問題の「空間充填物」とは、未開封のコピー用紙(B5)で、しかも2カタマリ
入っていたのだそうだ。コピー用紙が1枚ではない、500枚の未開封包装の
ままのが2個である。
「紙のように軽い」
「紙のように薄い」
というのが、紙に対して世間一般が持つ普遍的なイメージだと思うが、我々業
者にしてみれば、取り扱い上、紙ほど重いものはないのである。
薄いということは、その分だけ効率よく詰め込めるということで、取り扱い上
単位体積あたりでもっとも重いのが実は紙なのだ。また、コピー用紙といえど
も、ぎっしり密度の詰んだ未開封状態では、重量もさることながら角も立って
おり、十分鈍器として使用可能なのであるから、紙とはいえ油断できない。
本社からのクレーム連絡によれば、どうやら製品の入ったダース箱の上下をこ
の鈍器でもってサンドイッチ状に梱包されていたとの事だ。つまり、カートン
箱は、天地が逆になろうが、常にいずれかのコピー用紙の重圧を加えられ続け
る形となり、さらに、輸送過程において発生する振動や衝撃加重によって、哀
れ製品のダース箱はペシャンコにつぶれてしまっていたのだそうだ。
不幸中の幸いで、製品そのものは超弾性プラスチックで作られていたので、変
形を免れたが、もしそうではなかったらと思うとまったく身の毛がよだつ。
昼飯の時に、工場の台湾人マネージャに提訴した内容は、おおむね下記の通り
である。
・艱難辛苦の末完成させたサンプルを、このような形で破損するのは甚だ遺憾
の至りであり、貴社としても同様であると信ずる。
・貨物に対する損害のみならず、本来公共物たるコピー用紙を、妄りに不適切
な用途に濫用したる件に付いては、貴社における公共物への教育の不徹底を
具現したるものと認む。
・尋常の神経を以っては理解に苦しむばかりの、程度の低い錯誤は貴社の信用
を大きく下落せしむるものなれば、徹底たる再発の防止を貴社に進言するも
のである。
・然れども、管理を徹底するとはいえ、実際に行なうのは出荷場のワーカーで
あり、如何に貴社が工員の教育・啓蒙に努めたとて、所詮大陸では同様の心
態問題案件は不可避ともいえ、この点に関し私個人は衷心より同情する。
台湾人マネージャーは、少しの間脱力し、然る後に大いに怒り、当事者を極刑
に処するので、ぜひとも情況写真を提供願えないかと来た。まったく苦労が絶
えないことである。
さて、ここで問題にしなければならないのは下記の点であろう。
・壊れやすいものを、重いものでサンドイッチにしたらどうなるか。
・ただでさえ高額なDHL=国際速達便)である上に、まったくのバラストと
もいえるコピー用紙を加えると、送料はどうなるか。
・まったくの未開封であるコピー用紙は、会社の財産であるが、これを妄りに
私するとどうなるか。
バカでもこれぐらいのことは考えが及びそうなものであるが、及ばない以上は
ーーーバカ以下であると言わざるを得ない。
世界が認める中国人の動かし難い民族性として、「考えが非常に浅い」「他人
の迷惑などかまわない」「児戯に等しい言い訳をする」という点があることは
現実として認めるべきである。
大陸のバカさ加減については、72年の田中角栄によるパンダ外交以来、わが
国においてはどうも、公式にはタブーとするところがあり、かつては「泥棒の
いない新中国」「蝿やネズミが一匹もいないきれいな中国」というキャッチフ
レーズが堂々とまかりとおる恐ろしい時代もあったと伝え聞く。
「日中友好」とは、大陸の悪口を言わないことだともされるが、客観的・論理
的・実用的にバカである以上、これは事実として認めるべきであると強く考え
るのであり、
これは厳然たる事実に基づく「区別」であって、断じて「差別」ではない。
今回のコピー用紙事件など氷山の一角に過ぎず、つまりは大陸でリアルタイム
で発生するさまざまな案件は、こういった大陸5千年(最近5千年に修正され
たらしい)の民族性に基づく、ごく単純な思考によって引き起こされていると
いうことができるだろう。
この情況は、何かに似ているといわざるを得ない。
ーーー8歳のワルガキだーーー。
8歳のワルガキは、ワガママである。
8歳のワルガキは、バカである。
8歳のワルガキは、ワルガキであるために、凶器を持たせると危ない。
8歳のワルガキは、しかし8歳であるため周囲の大人に監督義務が生じる。
8歳のワルガキのやる事に、大人はいちいち目くじらを立てるべきではない。
そう思うと、とたんにやる気が失せてきた――――。
もし将来において子を設けたらば、かような煩忙に悩まされるのであろうか。
= この稿おわり =
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┃ ┃ お便りで頂きました感想。
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┌───────「中国一人長期出張人さん」男性@四十代@会社員@中国
相手の間違いを責める前に、貴兄の対応の仕方にも問題があると思いますよ。
1.それほど重要な物ならば、何故自分で梱包状態を確認しなかったのか?
中国で仕事をしていると、ワーカーのいい加減な仕事ぶりと、まったく現地確
認をしない管理職のやり方は分かっているはずです。
中国で仕事をする際は、重要な事・物は、最後の最後まで自分の目で確認する
必要があります。自分のチェックミスを責めずに、台湾人管理者・中国人ワー
カーのみを責めるやり方では、永遠にうまくいきませんよ。
ーーー近いうちに報復が無ければいいのですが。
2.昼飯時に仕事をしても、鬱陶しいだけで相手の心には響きません。
中国人は、食事の時間をとても大事にしています。楽しみの昼食時に、日本人
からギャンギャン怒られて、たぶん台湾人管理者の心中は「うるさいからウン
ウン言うとこ」程度ですよ。
腹立たしいのは理解しますが、午後の上班時間まで待てないのですか?そのぐ
らいの度量がないと、日本人管理職は何時まで経っても「小日本」と呼ばれま
すよ。
3.中国サイドのミスを指摘する時に、証拠写真、サイン入り書類、計算機か
ら取出した改ざん不可能なデータ等を揃えるのは、当たり前の常識ですよ。そ
れが貴兄の仕事です。
やって当たり前の仕事に、何で腹を立てる必要がありますか?ーーーそれこそ
貴兄の職務怠慢ですよ。
4.普段から絶対の信頼関係を作る努力をしていますか?
私は現場の技術SVですが、仕事同様に、下班後にいろんな階級の人を誘って
食事をしたり、ある程度仲良くなったら、相手の自宅に仕事抜きで遊びに行っ
たり、マージャンしたりしています。そういう事をしていると、役職関係抜き
に、この人はどこまで信用できるか、性格、長所がよく解ります。
また、相手にも、自分の考え方を長時間掛けて行動で理解させる事が出来、わ
りと仕事もやり易くなります。中国人は、本当に信頼できる仲間で義兄弟関係
を作り、老二、老三、老四などと呼び合います。そんな関係を作れたら、理解
不可能なトラブルも極端に少なくなりますよ。
まず、自分を解ってもらう事が重要ではないですか。中国人から見て、貴兄は
信頼できる大人なのか、ギャンギャン吼えるだけのうるさい「小日本」なのか
冷静に考えてみてください。
ーーー貴兄の文章を読んでいますと、日中関係は永遠に良くならないような気
がします。
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┌──────────「サムライ駐在員さんから」
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相手の間違いを責める前に、貴兄の対応の仕方にも問題があると思いますよ。
1.それほど重要な物ならば、何故自分で梱包状態を確認しなかったのか?
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まずは、大変奇妙なお便りだと言わざるを得ません。
推測と憶測で、よくもまあいろいろおっしゃるものだと感心しますが、あまり
にも内容が事実と異なり、見当違いなご指摘をなさるので、ここはひとつ反省
をしなければならんと思い、社内で閲覧したところ噴飯モノの大爆笑でした。
大いに笑わせていただきましたが、少なくとも「自分とこがそうだから他もそ
うでなければならん」という憶測でモノを言うと、如何に大恥をかくかという
ことを十分に納得させられたという点で大変ためになるお便りでした。
なお、この事件は、その後の調査により、アルファベット三文字の名前の速達
業者の現地集配所が「気を利かせて」プレゼントしてくれたものであることが
判明しております。貴社では、こういったことすらも起こらないかと思うと、
大変羨ましい次第です。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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