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日本のお姉さんのアジア! ――― by 日本のお姉さん
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☆ 日本がミャンマーにしなければならないこと ――― 2007/10/01
日本の政治家は、戦後、ずっとアメリカの意向に従うというスタイルをとり続
けてきたので、自主的に外国と外交を行おうという態度がない。イランのアザ
デガン油田の開発も、アメリカに放棄するように言われてそれに従った。
また日本は、アジアにはODAなどで多額の援助を行ってきたが、アジアでの
覇権を求めるなどという態度がまったくない。
日本は外交をしなくても、アメリカの言うとおりにしていれば良かったので、
日本の政治家は、日本の国益のために独自の外交をすすめようという気持がな
い。日本の防衛をアメリカに頼っている限り、アメリカに逆らうことができな
くなっているからだ。
アメリカが、アジアやアフリカの、独裁政権の人権問題を理由にヨーロッパの
国々と組んで経済封鎖をしている間に、チャイナがそれらの国に援助金や必要
な技術を与えてそれらの国々と緊密な関係を築き、石油、天然ガスなどの資源
を開発して、
見返りにチャイナ製の武器と交換したり、大型のプロジェクトを受注したり、
自国の商人をその国に大量に送り込み、自国の商品を売りやすい環境を作り上
げてきた。スーダンなどがアフリカでは最も成功した例だとチャイナは自慢し
ている。
長い間、軍事政権下で人民に圧政を行ってきたミャンマーも、民主化問題や人
権問題で世界の国々から経済制裁を受け、欧米や日本からは人道援助以外の援
助を受けられないでいた。
そのようなミャンマーに、チャイナは多額の経済援助やインフラの整備などを
申し出て入り込み、今ではミャンマーは深くチャイナに依存する関係となって
いる。ーー2002年9月には、通信インフラ整備のために、ーー2003年
6月には2億ドルの借款を供与した。ーーイェーユワー発電所建設の際には、
チャイナからの機材購入のために中国輸出銀行が借款を供与した。
ミャンマーは、チャイナにとって資源供給とインド洋への出口として重要な国
である。チャイナの雲南からミャンマーを通ってインド洋へ向かうパイプライ
ンを建設する計画を実行中。
ミャンマーの海底油田建設には、チャイナの国営石油会社3社が12鉱区の権
益を確保し、ニッケル・銅などの資源開発への投資や、道路建設や航路の整備
のすべてにチャイナが資金援助とインフラ整備を請け負いをしている。ミャン
マーの航路整備にはチャイナは500万ドルを供与している。――――また、
繊維工場・レンガ工場・化学工場など、チャイナの企業が機材や技術を供与し
ている。
ミャンマー北部の主要都市マンダレーでは、すでに人口の4分の1がチャイナ
からの移民でいっぱいになっている。ーーーチャイナから来た移民たちは賄賂
を払ってミャンマーの市民権を買いミャンマー人として経済活動をしている。
チャイナは、1970年代からASEAN加盟国との関係の正常化にのりだし
近年、インドネシア、ベトナム、ミャンマーなどの資源国には特に援助を拡大
させている。シンガポール、タイ、マレーシアに対しては対等に、インドネシ
ア、フィリピンに対しては、援助という形で数々の大型プロジェクトに資金援
助と技術援助を行っている。
チャイナの昆明とシンガポールを繋ぐ鉄道建設や、昆明とヤンゴンとミッティ
キナを結ぶ鉄道と道路建設、昆明とベトナムを結ぶ鉄道の補修工事など、チャ
イナはインフラ整備に力を入れるのみならず、GMS情報ハイウェイ、貿易、
観光、電化、環境保護、農業、公衆衛生など、あらゆる分野での援助を申し出
ている。
チャイナは特に、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムとの関係に力を
入れており、2015年には関税を撤廃してFTAを実現する。チャイナはま
た、特にメコン河流域開発に熱心で、チャイナ雲南省、ラオス、ミャンマー、
カンボジア、タイを、メコン河を中心に一大工業地帯にしようと考えているよ
うだが、タイだけが環境破壊を懸念してしぶっているところだ――――。
2005年の東アジア対話会議では、チャイナは今後ASEANに30億ドル
の経済援助と優遇借款を供与すると温家宝が発言している。ASEAN中国基
金には、チャイナは1000万ドル拠出している。今後、ASEAN諸国にお
いては、チャイナは農業、情報通信技術、人的資源開発、相互投資、メコン河
流域開発に重点的に援助を行うとしている。
ようするに、大東亜戦争の前に日本が目標とした、西洋に対抗できるようなア
ジアにおける経済共同体が、チャイナによって実現されつつあるということで
ある。
チャイナは、アフリカで投資し続けた結果、ほぼ目的を達成したとみており、
現在は急速にアジアや中南米での投資を拡大させている。――――中南米には
反米的な左翼政権が次々とできており、アメリカの代わりにチャイナとの関係
を強めたい国が目立ってきている。
チャイナと陸続きの国である北朝鮮もミャンマーも、チャイナ式経済システム
の一部に取り込まれようとしている。
東アジアと東南アジア諸国のほとんどは、大東亜戦争以前から華僑・華人の影
響を強く受けている。華僑・華人は宗主国の植民地政策のもとで、アジアの各
地で宗主国の保護の下で経済活動を続けてきており、インドネシアやマレーシ
アは、経済を華人に握られている。シンガポール、タイ、フィリピンなどは、
華人の政治家が政治の中枢に入り込んで影響力を持っている。
大東亜戦争の際、華僑や華人はアジアの独立を望まず、宗主国の側について日
本に敵対して戦った。モンゴルや朝鮮半島は、ソ連やチャイナによって分割さ
れている。
東アジアや東南アジアの人々は、チャイナが経済援助をしてくれることは大歓
迎だが、チャイナ一国がアジアの覇権国であることを望んではおらず、チャイ
ナがアジアの国々に「チャイナにつくか、日本につくか」と、どちらかにつく
ように選ばせることを望んではいない。
チャイナが単独でアジアを支配するのは危険だと考えているはずであり、どこ
の国の「いいなり」にもなりたくないはずである。中国単独の覇権体制になる
のは嫌だと思っているはずである。
北朝鮮だって、貴重なレアメタルをチャイナだけに安く売ることになるのは損
だと考えているはずで、世界中からみられているように、「チャイナの属国」
のままでいるのは嫌だから、アメリカと急接近しようとしている最中である。
日本は、アジアの国々の中では唯一チャイナ系の政党や閣僚がいない国であり
経済を華人に牛耳られているわけでもないという希[まれ]な国である―――。
日本は、戦争当時に戻るというわけではなくて、戦争以前に持っていた意気込
みを取り戻し、アジアの経済を平和的にまとめ上げる仕事の総仕上げを行うつ
もりで、積極的にミャンマーに関わり、ミャンマー政権が軍事力を行使して僧
侶を殺したり、監獄に入れて拷問し続けるという政策を止めるように働きかけ
るべきである。
ミャンマーに対しては、チャイナもひと言、僧侶と民衆のデモに対してどうす
るべきかアドバイスを伝えたそうだが、ミャンマーは、1988年の騒動と同
じように民衆に発砲して死者を出した。
また、日本人のAPF通信所属の長井健司記者(50歳)も、流れ弾に当たって
死亡した。弾は心臓を射ぬいていたそうなので、流れ弾というより狙われた可
能性のほうが高い。
日本は、ミャンマーの軍事政権に多額のODAを援助してきた国であり、人道
的援助も継続して行っている。その立場からミャンマーに、僧侶や民衆に対す
る弾圧を止める方向に意見を言うことができるはずである。
日本は、アメリカに頼らねば自国を守れない状態から脱出できるよう努力する
と共に、アジアのことにもっと関心を持ち、良い意味でのアジアの覇権をめざ
さないといけない時期に来ている。――――そうでなければ、日本もまた他の
アジアの国々のように、チャイナの覇権の下に組み込まれて言いなりになる未
来しかない。
アメリカの言いなりになるのに慣れて、長い間外交らしい外交をしてこなかっ
たツケが、そのうちまわってくるのではないか。そうならないように、硬直し
た身体をほぐすように、今アジアの問題に関心を持って、日本は少しずつ動き
だすべきだ。
ミャンマーの問題は、長井氏という日本人の貴重な人材を失うという犠牲者も
出たことをきっかけとして、日本政府は素早く対応していくべきなのである。
――――黙って知らないフリをする日本であってはいけない。
アジアの平和の為に積極的に動く日本を、東南アジアの国々は好意の目をもっ
て見るだろうし、頼りになる国だという感覚を大勢の人が受け止めてくれる。
それが大事なことなのだと思う。それが大事だということは、チャイナのほう
が知っている。アジアやアメリカで日本の悪口を積極的に言い広めているのは
チャイナ政府と関わりの深い、華僑・華人団体である――――。
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ミャンマーについて↓
http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/mm/basic_01/
ASEANについて
http://www.iti.or.jp/kikan65/65ishikawa.pdf#search='
= この稿おわり =
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└→ 意見や感想をよろしくお願いいたします。
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