日本のお姉さんのアジア! ―――― by 日本のお姉さん
☆ 中国の圧力に屈して日本を変えるな! ―――――― 2006/07/31

靖国神社は明治2年に戊辰戦争の戦死者を慰霊するために明治政府が建てた。
―――当時は「東京招魂社」という名称だった。

明治12年に、明治天皇によって「靖国神社」という名前に改称された。国を
靖んじる、国を安泰にするという意味で、天皇が、ペリー来航以来日本のため
に戦って戦死した人々を英いでた霊としてまつるために作られた。

ご神体は剣と鏡で、ご祭神の名前を書いた名簿=霊璽簿=れいじぼ)があるの
みで位牌や遺骨は無い。遺骨は、それぞれの子孫が家の宗教や宗派にしたがっ
て祀るなり保管するなりしている。靖国神社は墓ではない。

戦後GHQは、靖国神社を焼却する案まで出したが、結局は靖国神社は国家の
管理からはずされ独自の宗教法人となった。今では遺族会が有志の金を集めて
管理費とし、自分たちで老朽化した部分を修繕している。

昭和27年4月28日、サンフランシスコ講和条約の発効で、ようやく正式に
戦争が終結する。その第11条には、「日本政府は東京裁判を受け入れ、独自
に減刑赦許してはならない」と定めたものだった。

東京裁判は、戦勝国が、裁判とは名ばかりのセレモニーで負けた国を裁くとい
う、国際法上の根拠を持たない復讐劇だった。中立国の参加もなく、インド人
も判事に加えられたが、彼に発言力は無く、ほとんど戦勝国の好きなように罰
を決定できた。

戦争を始めた事を罪とする法などどこにもなく、東條らは国際法や国内法にも
違反していなかった。罪があるとしたら戦争に負けたこと、負ける戦争をして
大勢の命を失わせたことと、戦争の引き際を誤ったことだろう。

しかし、それは日本国民が責任を問うべきことだ。戦勝国が負けた国の指導層
を死刑にすることは、復讐以外のなにものでもない。日本のトップは、戦勝国
が作った「事後法」で裁かれたーーー。

勝った国が負けた国のトップを違法に裁いて死刑にしたもので、戦勝国は自分
たちによる民間人大量殺戮(都市の無差別爆撃・原爆投下)は棚にあげ、日本の
トップたちに、弁護士もつけず----弁護士をつけられた者の中には、弁護士の
勧めによって発言を控えたためによけい重い罪に問われた者もいる----反論さ
せる機会も僅かしか与えず、ABCの罪状を付けられ処刑されていった。

彼らはサンフランシスコ講和条約の発効前に処刑にされたので、戦時中に死ん
だということになる。つまり戦死者である。
(講和条約の発効前=戦争状態の終結前。8月15日は単なる戦闘状態の終結)
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戦争状態が正式に終結すると、国会は彼らの名誉回復に取り組み、社会党は遺
族が国家の補償も受けられず靖国神社にも入れて貰えないのはあんまりだと、
昭和28年8月に「遺族援護法」を改正するように働きかけ、遺族にも年金と
弔慰金が支給されるようになった。

日本の国内法では、彼らは罪人とは見なさないという判断であった。

当時、1860名のいわゆる戦犯がまだ国内外に拘留されていたが、4千万人
の署名を集め、日本国民の意志によって彼らは釈放された。フィリピンの刑務
所にいた全受刑者も解放された。

戦後、中国とオランダは、B級C級クラスの、戦犯とされた受刑囚をせっせと
処刑した。この事実は、裁判自体が復讐劇であったことをよく表している。

靖国神社は、厚生省が戦死者審査をして名簿を作成している。同じように戦勝
国によって処刑された者も厚生省が名簿を作成し合祀した。死んだ者は「霊」
となり、別の世界の存在であり、みな同じ位置にある。それは日本人の宗教観
である。

国のために死んだ人間をいつまでも覚えて、彼らを弔うのは日本人だけではな
い。外国だって、自国のために死んだ人間はその国の施設で弔うのである。

戦争に赴いた人々は「靖国で会おう」と言って出かけたそうだ。だから、今更
無宗教の新しい施設を作ったとしても、靖国神社は日本人にとっては今までと
同じ価値があるので、政治家は両方の施設を参拝することになる。

また、「戦勝国からA級の犯罪者とされた人」だけ分祀するという考えは日本
的ではない。分祀とは、一部の霊だけを分けるということにはならない。分祀
するなら、靖国神社があちこちにできるということであり、一部の霊だけ後か
ら外すという宗教観は日本的ではない。

中国は最近、いわゆる「A級戦犯」が拝まれるのが気にくわないと言い「A級
戦犯」だけを外せと日本に圧力をかけている。以前は靖国神社で拝む行為が気
にくわないと言っていた。ーーー少し妥協したようにみえるが、中国は状況に
よって意見を変えるので、少し日本に譲ってくれたなどと思ってはいけない。

そもそも日本の宗教観を外国の都合で変えることができるものなのだろうか?

日本国民の総意で、死んだ人間に差別をつけないという「遺族援護法」を作っ
たのに、あれは間違いだったとでもいうのだろうか。日本の宗教観は、そんな
簡単に変えられるものではないと思う。

中国共産党は霊の存在を信じない唯物論を信じる集団だ。彼らの論理でいえば
靖国神社には何も存在していない。ーーー霊など無いのだから。靖国神社には
墓も骨も位牌もない。

中国が、憎い人間の墓を暴いて死体をムチを打ち、縄をかけて引き回すのが好
きな民族だとは聞いたことがあるが、外国の人間にも中国式の感覚を適用した
いようだ。

国とは、共通の利得、共通の感覚がある人間の集まりである。

中国の感じ方と日本の感じ方が違うのは国が違うから当たり前なのだ。もし、
日本が中国の感じ方に合わせて変化するのなら、日本は中国という国に「合わ
せた」のであるから、ひとつの国になったということだ。中国の精神的属国に
なったということだ。

中国は、霊が無いと信じているのにA級を外せと日本に要求する。首相が参拝
するから首脳会談もしないという。「言うことをきかないなら、会ってやらな
い」とは、属国に対する仕打ちであって、普通の国に対する態度ではない。

靖国神社は、ただ名簿だけがある宗教的施設である。名簿が憎いのか?
では中国のために、名簿に墨で棒線をつけて消してやればいいのか?
名簿に棒線をひいて、日本の首相が靖国神社を参拝しなければ、中国はおとな
しくなるのか?

日本人の約半分は、わけのわからない煩い中国に、大人の日本が一歩譲って、
靖国神社に日本の首相が行かなければすべてはまるく収まると思っている。

靖国神社に日本の首相が行かなかった時期にも、中国は自国民に反日教育を施
してきた。教科書では日本の尖閣諸島は中国のものということになっている。
日本が勝手に中国の領土を占領しているということになっているーーー。
近年は沖縄まで中国のものであるということになってきたーーー。

日本は戦争を美化し、軍国化しているということになっている。日本はいまだ
に侵略行為を中国に謝罪せず、賠償もまだだということになっている。日本の
無償ODA3兆円以上、通常のODA3兆円以上、合計7兆円の援助は国民に
いっさい知らされていない。
東シナ海では、今日も中国はガスを吸っているし、新たなガス田を尖閣諸島の
直ぐ側にも建設している。

中国共産党は無宗教なので、靖国神社という施設の意味など理解できない。
最近では新聞に「日本人は宗教を隠れ蓑にしてA級戦犯分祀を避けようとして
いる」などという記事を書いている。

説明しても分からない事を説明するのはなかなか面倒なことだ。霊など何も無
いのだから分けられませんと言うしかないだろう。ただの観念の問題である。

わたしはクリスチャンなので、日本人が死んだ人間を霊として拝む感覚は理解
できるが、そもそも人間が死後にまでこの世に霊として存在するということを
信じてはいない。

だから靖国神社の参拝もしない。大きな石や木を拝む偶像崇拝もしない。何か
の像を拝んだり、占いや霊媒に頼ったりもしない。霊を拝む行為は、世界を創
られた唯一神に対する背徳であり、偶像の背後にある悪の霊「悪魔」を拝む行
為だと思っている。

靖国神社は、一般の日本人が心に持つ宗教心や死生観が表れたものであり、日
本人独特の宗教なのだ。だから、中国が何を言おうと関係なく、日本の首相は
各自の主義主張に合わせて参拝したりしなかったりすればよいと思う。

ヘタに政府管轄に戻すと、天皇やクリスチャンの閣僚まで無理矢理参拝させら
れる施設になるし、政治家が管理するとその時の都合で勝手に何でも変えてし
まいそうでよけい恐い。靖国神社が国家の管理施設に戻されると、天皇は義務
として靖国神社に参拝することになる。元々は天皇が国のために死んだ英霊を
拝む施設だったのだ。

中国は宗教観も死生観も違う国なのに、よその国の観念にまで首を突っ込み、
内政干渉どころか日本人の精神にまで干渉してきているのだ。日本人の宗教を
非難して、政治に利用しているだけなのだ。

「日本の政治家が参拝を止めないなら、中国はその人物に会わない」これは脅
迫である。外交ではない。頭から日本を従わせようとしている行為だ。日本に
中国の属国になれといっているようなものだ。だからますます中国の言うこと
をきいてはいけないのである。

中国が日本のメディアをコントロールして、日本人の宗教観や死生観まで中国
人と同じにしてしまえば、日本は日本ではなくなり、中国に同化する。中国が
煩く言わなくても、日本人は死んだ人の霊を拝まなくなるだろうし、靖国神社
も廃れていく。

中国が、靖国神社に行くなとか、いわゆる「A級戦犯」が靖国神社に祀られて
いるのが気にいらないと言えば言うほど、日本人は自らのアイデンティティー
に目覚め、内政干渉してくる中国をうとましい存在だと感じるのである。

中国は、煩く言えば日本が譲歩してくるかを窺っているのだ。これで譲歩すれ
ば、どんどん要求の度合いは高くなる――――。

日本のために死んだ人間は今どこにいるのだろう。クリスチャンは、人は死後
神さまに裁かれて地獄へ行くが、生きている間に神のひとり子のイエス・キリ
ストが人類の罪の身代わりに罰を受けたと信じるなら救われて天国へ行くと信
じている。

日本には信仰の自由がある。中国には実質、信仰の自由は無い。政府が管理す
る、スパイだらけの施設内での活動だけが許されている。そういうものは宗教
とはいわない。(信じる内容や勧誘行為まで制限された宗教など宗教ではない)

日本では、反社会的な行為や犯罪行為以外は、誰でも自由に生活できる。日本
の首相は、日本の代表として日々頑張っている。日本の首相も、日本国内では
いつ、どこへ行って、何を拝もうが自由なのである。外国に行動を制限される
のは属国だけである。

全ての日本人は自分の行動も精神も信仰も自由なのだ。中国のような自由のな
い国の言うことを気にしなくてもいいのである。いつのまにか、精神的に中国
の属国にならないように、メディアの様子や政治家の言うことや、軍備の不足
には気をつけ、普通の国として存続していけるように頑張らねばならない。

日本という国が、その精神も含めて末永く存続していけるように、当時の日本
人は命をかけて戦ったのだ。戦争が正しいか間違いかと問われれば、全ての戦
争は間違いであるというしかない。ーーー人類はずっと間違いを犯してきた。

話し合いだけで物事を解決するために、戦後国際連合が創設されたようだが、
戦争は今も起こっている。核を持ち、ミサイルを日本の首都に向け、毎年軍備
拡張を続ける中国と、核を持っているといい、ミサイルを撃ってくる北朝鮮の
存在に目をつむっていてはならない。

話し合いで戦争を避ける努力は必要だが、話し合いを拒否された場合に対する
備えも必要だ。備え無しに話し合いをしても相手にされない。靖国参拝問題だ
けでも話し合いを拒否する国もあるのだ。

過去の戦争は悲惨であった。多くの人間が犠牲になった。日本人も日本の国の
存続のために戦った。当時のアジアでは、日本とタイ国以外、植民地になって
いない国は無かったのだ。

死んでしまった人間には弁解はできない。当時の状況は、本などで勉強するし
かない。多くの資料が残されている。外国の言いなりにならず、一度自分で学
んでみよう。日本の存続のために戦って戦死した人々を思い出し、彼らを偲ぶ
ことがただ悪いことだとは思わない。彼らを忘れてはならない。今の日本は、
彼らの骨の上に建っているようなものだ。

彼らの大和魂と志[こころざし]は、私たちの心と記憶の中に生きている。靖国
神社に参拝しなくても、彼らを節目節目で思い出し、彼らの愛した日本を愛し
て、日本を普通の国として存続させていかなければならない。

今生きている私たちが、未来の日本のためにしなければならないことがある。

日本が独立国として存続し、日本の子供たちが幸せに過ごすためには、過去を
忘れてはいけないし、未来のために、今日しなければならないことがある。
 
――― 日本を「普通の国として」存続させることである。

                        = この稿おわり =
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↓ この記事はブログ「日本のお姉さん」から寄稿して頂いたものです。

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