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心が元気になる話 ――――――――― by hideおじさん
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☆ 南の空の英雄(3)―知られざる日本人の功績 ―――― 2008/06/16
ーーー谷 豊 享年31歳。
大東亜戦争の最中、シンガポールでその短い生涯を終えたと伝わる。ーーー彼
がいなかったら、シンガポール攻略も危うかったとも、またマレーの独立も、
おそらく難しかったとまで言われている。
幼くしてマレーに移り住み、現地に溶け込むように細々と理髪店を営んでいた
谷一家であるが、決して恵まれていたとはいえない。
父の希望もあり、日本の教育を受けようと帰国したが、日本語が少々不得手の
豊は苦労したようである。また徴兵検査でも、優男であった為か丙種合格=不
合格扱い)となるなど、祖国の役に立ちたいという豊の切なる希望は叶えられ
なかった。
ーーー日本は彼に優しくはなかった。
しかし「満州事変」が彼の人生を大きく変えることになる。
事変が起こったことでマレーの華僑が排日運動で騒ぎ出し、現地に住む日本人
に対して過激な行動を起こし始めたのである。
豊の家も華僑に襲われ、たまたま病気で伏せていた豊の妹は斬首され殺害され
た。一説によるとその首を曝しものにしたともいう。
ーーーこの事件を日本で聞いた豊は、憤激収まらずマレーへと舞い戻る。
その後の彼の行動は一切不明だが、
この後、白人(英国人)や裕福な華僑を狙った強盗が頻発したという。しかし人
を殺めることはなく、奪った金品はマレーの貧しい人々に分け与えられ、なか
には船の修理まで面倒をみたという。
宗主国イギリス、そして金儲けでマレー人を蔑む華僑に対して、徹底的に戦う
豊たちを、マレー人は拍手喝采した。
英国は彼に懸賞金まで掛けてその行方を追ったというが、神出鬼没の彼らは捕
まることなく、いつしかマレー人の中で英雄となっていった。が、ある事件を
きっかけにタイで捕まったが、誰も彼があの盗賊であることを言わなかった。
ある日、彼の噂を聞きつけやってきた日本人がいた。
陸軍の諜報機関、別名「藤原機関(F機関)」の神本である。彼は豊に、マレー
独立を約束し、陸軍への協力を願い出た。
豊が実際に日本陸軍と係った期間はたった2ヶ月といわれているが、その功績
は当時でも高く評価され、死して彼は日本の英雄に祭り上げられる。
それが豊の希望であったとは思えないが、マレーの独立を願う彼の思いはその
仲間たちに深く刻まれることとなる。
戦後の一時期を除いて、戦前否定の教育のなかで「谷 豊」は歴史から消えて
いった――――。
1996年、マレーシアで豊を題材にした特別テレビ番組が制作された。
そのエンディングにはこう流されたという。
「イギリス軍も日本軍も、武器ではマレーシアの心を捉えられなかった。心を
捉えたのは、マレーを愛した一人の日本人だった」
何故マレーシアは今でも豊を覚えているのか、その意味を現在の日本人は理解
できるだろうか。
「谷 豊」
彼はこう呼ばれていた。
「ハリマオ」
そう、私たちの年代の永遠のヒーロー「怪傑ハリマオ」とは彼のことである。
マレーシア独立の陰に、心からマレーを愛したひとりの日本人がいたことを、
―――私たちは忘れてはならない。
= この稿おわり =
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┗━┛ ◇ 本当に心が元気になるいい話! ------------------------ 45人 (54%)
◇ 知らなかった..初めて知った -------------------------- 32人 (38%)
◇ 日本人を美化し過ぎじゃないか ------------------------ 7人 ( 8%)
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┃ ┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「ミカの赤い服さん」
hideおじさん、こんにちは。テレビドラマ『怪傑ハリマオ』について私が知っ
ているのは、次のことでした。
1)私が生まれる前に放映されていたこと。
2)主題歌は懐メロで聞いたことがある……ちょっと哀愁を帯びた曲ですね。
3)マレー半島で何かやった日本人の話らしい
4)ハリマオとはマレー語でトラの意味。
今回の記事で、どんな人だったのか大体分かりました。
ーーーありがとうございました。
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┌──────────「hideおじさんから」
ミカの赤い服さんにとっては、ハリマオなんて別世界のものでしょうね。
でも、私たちの世代では月光仮面、ナショナルキッド、少年ジェットと並ぶ大
ヒーローでした。
アジア人をいじめる白人をやっつけるその姿に、子供ながらワクワクしたもの
です。そんなヒーローも、いつの間にか姿を消してしまったのは時代の流れか
もしれませんが、ーーー白人と戦う日本人、という図式が素直に受け入れられ
ていた時代もあったことを覚えておきたいです。
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┌──────────「やせ我慢さん」
谷豊で分かりました。懐かしいですね〜
♪ハリマオ〜♪ハリマオ〜♪
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┌──────────「hideおじさんから」
三橋美智也が歌った主題歌を思い出しますね。
真紅な太陽 燃えている 果てない南の大空に
とどろきわたる おたけびは 正しい者に味方する
ハリマオ ハリマオ 僕らのハリマオ
風呂敷を頭に巻き、コルクの栓がついたブリキの拳銃を腰にさして、駄菓子屋
で買ったサングラスで走り回った子供の頃を思い出します――――。
そういえば、フーテンの寅さんが夢の中で「怪傑ハリマオ」になってたという
映画があったような記憶がありますが、寅さんにとってもハリマオはヒーロー
だったのでしょう。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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