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私見時事論談 ―――――――――――― by hideおじさん

☆ 日本が朝鮮統治で奪ったもの ――――――――――― 2009/10/26
日本の朝鮮統治時代、日本は多くの「もの」奪ったというのが通説となってい
る。韓国の教科書でも、当然そのように教えられている。

一方、日本が朝鮮に初等教育の学校設立に努めたことは、韓国でも間接的にで
はあるけれど認めている。ただそれは、皇民化教育の為であったり、同化政策
の一環だったり、言葉を奪う為というネガティブな意味だけでの解釈である。

私の祖父からの話でも、朝鮮に小学校を設立する際には、非常に多くの困難と
抵抗があったことは聞いている。厳しい身分階級がある朝鮮社会において、万
民への普通教育の普及がどれほどの苦労があったのか想像に難くないが、誤解
と偏見への戦いだった、というのもあながち誇張ではないような気がする。

朝鮮総督府の官報資料を眺めてみると、そこには多くの誤解が存在し、何故日
本の統治が「奪う」とだけで語られるのか、その原因が透けて見える。

学校設立事業についての「朝鮮教育要覧(大正8年版)」の記述を見てもらいた
い。
┌--------
旧韓国政府が、内地人参画の下に新制度を立て官公立学校を設置するや、種々
の誤解は地方民間に生じたり。其の著しきもの二三を挙ぐれば大要左の如し。

一、官公立學校に封する誤解

旧政府に於て新に学校を経営し授業を開始するや、「是れ官學なり。政府の利
益の爲に設くる學校なり。我等の子弟は私學に於て學ばしむべく、官學に於て
學ばしむべきものにあらず」となし、

試[こころみ]に、地方學校経営者に対し、其の校舎を提供せしめ、補充拡張し
て設備を整へ、教員を派遣し完全なる教育を施さしめんとするも、彼等は「美
名を借りて自己の學校を掠奪せんとするものなり」など唱へて容易に応ずるも
のなかりしが如き。

亦以て地方人民が、從來悪政の結果、如何に政府を誤解したるかを知るに足る
べし。

二、内地人に対する誤解

學校経営の主脳たる内地人教員に対しても、當初は一般内地人に対すると同一
なる嫌悪の念を抱き、内地人教員に子弟を託するを良しとせざるものあり。

然るに、各教員が生徒に対する懇篤を極め、熱誠職務に忠實なるを見るや、寧
ろ奇異の感を抱き、歳月と共に漸次尊敬と信頼とを払ふに至れり。

三、教科目特に国語に対する誤解

官公立學校の教科目が、從來書堂其の他に於けるものと著しく異り、読書算術
國語(日本語)を始めとし日常必須の教科を授くるや、漢文の時間少きを難し教
授時数少なりと評し、特に國語(日本語)を以て主要なる一教科目となすや、

「是れ韓国(朝鮮)の言語を変更せんとするものなり。卒業後日本に拉致して兵
卒たらしめ、若くは從僕奴隷たらしむるものなり」などの風説流布し、民心の
帰向を得ること頗[すこぶ]る困難の状況を呈したり。
 
以上の如き誤解は、庶政刷新の際、固より免れざる所。特に日韓當時の關係を
喜ばざるものの如きは、力めて此等の訛伝を流布し、民心の帰趨を誤らしめん
とするもの少らず。

此等の誤解の為、地方公立普通学校にありては、生徒の募集上著しく困難を來
し、書籍器具を給与し、授業料を徴収せざるに拘らず、中流以上の子弟は容易
に入學せず。

却て設備整はず、教養の實なき私立學校に入學するもの多く、「公立普通學校
は貧民学校なり」との悪評を受くるに至れり。
└--------

感情から生じる日本人に対する嫌悪感は致し方ないものの、それまでの朝鮮政
府への不信感からくる総督府への誤解、さらに国語(日本語)を採り入れること
による朝鮮語廃止という誤解など、この官報の短い文章の中にも見られる。

さらに、強制連行や言葉の強奪など、今でも語られるもののルーツが含まれて
いるのが興味深い。

総督府としては、授業料の免除や、教科書・文房具などの配給などしたにも関
わらず、朝鮮国民の理解がなかなか深まらないことに苦慮しているが、この誤
解が最後まで完全には払拭できず、戦後、さらにデフォルメされて現在に至っ
ているような気がしてならない。

「言葉を奪った」とよく言われるが、戦前・戦中においても「朝鮮語」の研究
が多くなされ、昭和19(1944)年には「朝鮮語方言の研究」が発表された
り、日本人の手による朝鮮語に関わる研究が数多く発表されている。

さらに、現在韓国で標準語とされる「ソウル語」の基礎は、日本人や朝鮮知識
人との協力によって作られたものである。また現代的ハングルの綴法をまとめ
学校教育用にし、ハングル普及に努めたのは総督府の役割が大きい。

これらの研究については現在の韓国も認めているものであり「言葉を奪った」
張本人の日本人が、朝鮮語を研究しているというおかしな話が出来上がる。

もっとも、韓国の解釈は、中心人物はあくまで韓国人だったとするものではあ
るし、これらの研究も後に禁止されたということになっている。

さらに、終戦前の朝鮮全体における日本語普及率というのは約20%だったと
も30%程度だったともいわれているが、こんな普及率で朝鮮語を禁止したら
どんな社会になるか想像できるであろう。

それは言い過ぎかもしれないが、数年間朝鮮語が禁止され使うことが許されな
かったら、言葉の不自由さがどこかに現れるものであるが、少なくとも戦後、
朝鮮人が朝鮮語の読み書きに苦労したという話は聞いたことがない。

逆に、100%の日本語普及率だったら、戦後急に朝鮮語に戻したら混乱が生
じたと思うが、そんな話も聞いたことがない。

朝鮮総督府は、日本語の奨励策を幾度も出し、教育現場においてもその使用を
強く指示していた。昭和10年代の教育令においては日本語教育が重要視され
必須科目としての朝鮮語授業は選択科目となったのは事実である。

強制と思われる教師の行為も多々上げられているのも事実である。

しかし、朝鮮放送(ラジオ)では、日本語放送の他に第二放送として朝鮮語専門
の放送まであったし、毎日申報という新聞は、終戦までハングル文字で発行し
ていた。

朝鮮語禁止の時代において、総督府の機関紙であった毎日申報がハングルで新
聞を発行していたり、ラジオの朝鮮語放送を流したりというこの矛盾を、どう
したら説明できるのだろうか。

日本語中心の学校授業で、学校内での朝鮮語使用禁止が「言葉を奪った」とす
るのならばそれは遺憾とすべきかもしれない。

しかし、当時の状況を冷静に判断すれば、多くの誤解が存在すると思う。

謝罪をするのは簡単であるが、誤解があればそれを解く努力も必要ではないだ
ろうか。相手の言うことをそのまま受け入れるだけでは、自分たちの歴史に対
する無責任さを助長するだけのように思えてならない。

                        = この稿おわり =
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┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」 ┌-------- 謝罪をするのは簡単であるが、誤解があればそれを解く努力も必要ではないだ ろうか。相手の言うことをそのまま受け入れるだけでは、自分たちの歴史に対 する無責任さを助長するだけのように思えてならない。 └-------- 全く同感です。 かつて韓国旅行をしたことがありますが(10年以上前)、その時に、罪悪感を 感じながら観光していました。 ーーー現地の人に呼び止められても逃げたりとかして。 まったく、出鱈目の歴史教育のおかげで、せっかくの旅行が楽しめませんでし た。どうしてくれる?!(怒)
└────────── ┌──────────「hideおじさんから」
緑の保守派の尊野ジョーイさん、コメントありがとうございました。 「正しい歴史認識」というのは、アメリカや中国、韓国の主張を単に受け入れ るということではないと思います。 私たち日本人の歴史な訳ですから、私たちの立場で歴史を考えることが重要だ と思うのです。それを疎かにして相手の言うがままの歴史を受け入れるのは、 却って相手に対しても失礼じゃないでしょうか。 私ならこんな態度を取られたら、表面的には好意を示しますが「本当に真面目 に考えてるのか?」と思ってしまいます。それでなければその気持を利用させ て頂こうと思いますけどね。 侵略国家で、虐殺など犯罪国家だった「日本」しか語られませんが、本当にそ れだけで「正しい歴史」と言えるのでしょうか。 「戦争」では無条件降伏だったかもしれませんが、「歴史」まで無条件降伏す る必要は全くないと思います。 └──────────
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