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私見時事論談 ―――――――――――― by hideおじさん

☆ あらためての原子力 ――――――――――――――― 2009/09/14
先日柏崎の原子力発電所が再稼動した。本稼動までは、まだまだ時間が掛かる
だろうが、綱渡りだった関東の電力事情もこれで一服といえるだろう。

今後、他の電力発電所のメインテナンスやいろいろな設備計画などストップし
ていたものが復活するであろうことを考えると、その経済効果は少なくないと
思う。

裾野が広い電気事業は、雇用だけでなく日本経済にも大きな影響を与えるもの
であるから、我々は十分勉強しなければならないと思う。

民主党の政策に「CO2削減25%」とあり、原子力発電の割合も高めていく
ことが記されているので、今後原発問題も大きく取り上げられていくのではな
いかと思っている。

さて「地球にやさしいエネルギー、それは原子力」などという意見を聞くが、
やはり物事は正確に報じるべきである。「原子力発電はCO2を出しません」
などとも言っているが、こんな嘘を平気で言うから信用されないのである。

確かに原子力発電は、石油や石炭などの化石燃料と比べるとCO2の排出量は
低いが、周辺機器や設備等々、また、建設、そしてランニング、メンテナンス
まで含めたトータルを考えると、せいぜい火力発電より2割から3割程度の低
減ではないかという試算もある。

だいたい、経済活動で「CO2」と無関係なものなど有り得ない。 小手先で
反対をかわそうとするから問題が複雑になり、信じてもらえないのである。

だから、もう一度原子力について考えてみたい。

元部下が六ヶ所村で働き、周りに何もないところで苦労していたことを知って
いるだけに「原子力を真剣に考えない人が多いことに驚かされる」と否定的な
話を聞く度に、非常に遺憾に思ってしまう。

科学的な見地から考慮せず、誤った知識と感情で「危険」と原子力を見てしま
うことこそ「真剣に考えていない」と私は思う。何がどう違うのかもちゃんと
理解せず「原発」と「原爆」を同列に考えることが間違いであることすら知ら
ない人が多いのは残念でならない。

本当に孫や子の代までのことを考えるならば、感情的ではなく、ちゃんとした
科学的根拠に基づいて原発を判断しなければならないし、原子力の可能性を無
視して良いとは言えないだろう。

私は単純に原子力発電が良いとは言わない。原子力がクリーンエネルギーとい
うことにも賛成しない。原子力が過大に期待されている面も否めないし、本当
に効率的な発電か?ーーーという疑問も常々指摘されてもされているところで
もある。

安全面でも、運用上有害物質である「死の灰」というものを「ゼロ」とするこ
とはできないし、それを100%安全に分解するなり処理するという技術は今
のところ確立されていない。

さらに、日本が使っている軽水炉も、原爆の原料をつくることができる。だか
ら「とんでもない!」とする人たちの不安も判らない訳ではない。だが「原発
は事故だらけで危険です」というようなことで原子力を見ることも危険である
と思っている。

では、原発は事故だらけで本当に危険なのだろうか。

原発反対派の資料を見ると、89年から07年の18年間で起こった原発トラ
ブルは、全国で51件と報告されている。内容は、原子炉停止から周辺機器ト
ラブルと記録されているものまでを含めての数字である。

一方、東北電力の内部資料を見ると、95年から05年の10年間に起こった
火力発電所の主だったトラブルは86件、このうち死亡事故が4件(被害者数
は不明)ある。

この数字は東北電力だけの記録であるから、全国の電力会社における事故件数
というのは相当なものと容易に想像できる。尚、原発に関わる死亡事故の犠牲
者は、東海村臨界事故を含めて7人である。

また、六ヶ所村再処理施設における事故・トラブル件数は、06年から08年
1月まで、軽微なものを含めて2年間で約20件であるが、この六ヶ所村を含
め客観的に件数だけを見ると、原発が火力発電所より事故ばかり起こしている
とはいえない。

だから、事故件数の多い少ないで危険を判断するのではなく、その中身と周囲
に及ぼす影響そして、安定供給の面など多角的に検証すべき問題であると考え
るべきではなかろうか。

原発の事故は、一度起こると他の発電所とは比べものにならないほど危険であ
るといわれるが、これも正確性を欠いている。確かに、炉心が崩壊するような
大規模なトラブルが発生した場合、その被害は他の発電所などとは比べものに
ならないほど甚大になる可能性は高い。しかし、

原子力での発電そのもので「原爆のような爆発」は物理学的に起こりえない。

何故なら燃焼(爆発)に関わる物質を、原爆が100とすると、原発燃料には、
それが3〜5しか含まれていないからである。水蒸気爆発のような事故は、場
合によってあり得るが、原爆とは異なるものである。

しかし、どの発電所の事故でもそうであるが、その中身、原因を精査しないで
安全かどうかとか、原発の安全対策がどのようなものなのか理解せずただ「原
子力」というだけで危険と判断するのは誤りであると考える。

何ゆえ原発の建設に莫大な費用が掛かるのか、何ゆえ長期に渡る調査が必要な
のかを考えてみれば、異常なほど安全に時間と金を掛けていることが分かって
くる。ーーーしかし皮肉なことに、この複雑な安全システムが逆にトラブルの
原因にもなっているということもある。

不良・故障を見て、直ちに原発の安全性の問題と捉えるのは偏った見方であろ
う。どんな発電システムでも、どんな機械でも初期不良は起こりうるし、トラ
ブルもある。勿論、ものがものだけに慎重に考えるのは当然としても、トラブ
ルを誇張することで正しい判断はできまい。

柏崎の例でみると、地震後IAEAの検査官が検分に来たのだが、「これほど
の地震でありながら、よくこの程度の被害で済んだ」と日本の安全対策に非常
に感心していたことはほとんど報道されなかった。

それより、放射能に汚染された水が大量に海に漏れたとか、正確ではない報道
ばかりで、それが地域に多大な風評被害を及ぼしたことは報じなかった。海外
のサッカーチームの来日までもキャンセルされた。

ホテルやその地の産物に多大な損失をもたらしたにも関わらず、誰もその責任
を取ろうとはしていない。その地域住民には、何の健康被害の報告も上げられ
ていないにも関わらず、将来の健康被害を誇張したりと、不安を煽るような報
道がまかり通っている。ーーー報道の、このような姿勢は到底正しいとは思え
ない。

蛇足だが、現時点におけるエコ発電といわれている太陽光発電、風力発電での
不良・故障は、火力・水力・原子力の比較にならないほど多く、中には訴訟問
題にまで発展したケースもある。

この分野は今後大きく伸びていくであろうが、これらが環境に及ぼす影響はま
だまだ研究段階であるし、将来の技術発展には期待するが、楽観視し過ぎるの
はどうかと思う。

他にも原子力に対する批判が多いことは承知している。

「故障のとき、放射能に汚染されたゴミや掃除の水を海に捨てていた」という
報道もあった。

当然、ゴミを海に捨ててよいわけではないけれども、不法投棄しているのでは
なかったのである。ルールに則って廃棄したいるもので、放射能レベルも基準
以下であることを確認した上での廃棄だった。

勿論、ルールに従わないで廃棄するのは、放射能に汚染されたものであろうが
普通のゴミだろうが許されるものではない。だが、何でも悪とするのは正確な
判断になろうはずがない。

また、「刺身を我々は食べていますが、放射能に汚染されていないと思います
か?」というのもよくいわれるが、では原発から出された放射能で汚染されて
いるという根拠は何ですか?と聞くとあやふやな答えしか返ってこない。

自然界にあるものは全て放射能の影響を受けている。

原発に関係なく、水にも空気にも土にも、地球上全てのものに放射能がある。
当然、魚のいる海にも、私たちの身体にも存在するものです。それでどれが原
発で汚染されたのかか否か判断できるのか?ーーー判らないーーー

それより、日本近海をウヨウヨしている中国やロシアの原子力潜水艦のほうが
よっぽど悪影響があると思うが、原発から出された放射能で汚染されるという
証明がどのようになされるのか?それを明確にしなければ、単なる想像の域を
出ない批判となるのではないだろうか。

その他の批判として、

「各地の原発から出る使用済み核燃料は、それぞれの原発敷地内の貯蔵プール
に保管されているが、多くは満杯状態に近い」というものがある。

これはその通りで、近い将来満杯になるでしょう。但しそれは、再処理施設新
設がスケジュール通りに進まなかった場合です。ゴミ捨て場があっても処理場
がなかったらいつかは満杯になると同じことです。

確かに、六ヶ所村程度の処理工場のみではいつか満杯になってしまうでしょう
し、保管・再処理問題は重要な案件であることは確かです。この点についての
批判・危惧は当然だと受け止めるべきだと思う。

しかし、だからといって、処分できなくなるから原発は反対というのは、牽強
付会というものではないだろうか。こういった批判に繋げて、他国から処理を
敬遠され、返却される懸念があるという方もいるが、危険だから断られるわけ
ではない。

現在、フランスなどに再処理を依頼しているが、将来的に日本の依頼を受けて
くれるかどうかという懸念は確かにある。しかし、その理由は、欧州での原子
力発電需要が高まって=ドイツに販売する為)日本からの廃棄物まで手が回ら
ないという現状も把握しておくべきである。

こういった現実を踏まえて、フランスは日本に再処理の技術者を派遣して日本
独自で再処理できるように技術指導・提携しているのである。フランスとして
は、自前でできる能力がありながら「面倒なことは人に頼むな」という気持は
当然あるでしょう。

単に、放射性廃棄物が危険で嫌だからではない、ことを理解すべきです。

さらに、「電力会社はプルサーマル計画を立てて、核兵器に使用できる核燃料
再処理工場を建設しています。経費はおよそ4兆円・・・」という批判もあり
ます。
ーーー正直言って、経費は4兆円では済まないだろうとみれられています。

先の再処理問題、維持管理を含めてトータル的に考えると、原子力は火力・水
力より安く電気が作れるというのは安易な答えだというのは、このような点も
含めて考えなければなりません。

非常に高価なものとなるプルサーマルについては賛否ありますが、核兵器の原
料も作れる燃料処理工場ということで、直ちに「核兵器も作れる」と結びつけ
られません。そこまでいたる技術が必要ですし、時間と費用も考えなければな
りません。

原料になり得るものをだけで判断していいものではありません。極端に言えば
「炭」をもって「黒色火薬」だというのと変りません。原料を活かすも殺すも
人の意思だと思います。どのように処理し、どのように安全保管すべきかが問
題とされるべきです。

さらに、ウランとて限られた資源であるわけですから、再利用等の研究は当然
なされるべきで、他のエコ発電などには莫大な投資はされるが、原子力はダメ
というのは、つじつまの合うものではないでしょう。

一番よく言われるのが、「地震大国日本で、原発がある地域が地震にあったら
チェルノブイリの二の舞となる」というものである。

前にも述べましたが、システムも事情も異なるチェルノブイリと比較するのは
間違いです。チェルノブイリは地震で事故を起こした訳ではありません。人為
的ミスの重なりで重篤な状況を引き起こしたものです。

日本の原発の地震対策は100%ではありませんし、改善すべき点は多くあり
ます。しかし、現在の地震規準建築基準を理解しないで「地震があったらチェ
ルノブイリ」というのはあまりにも無責任です。

みなの心配は、「放射性物質」は人間を含む生体に多大なる影響を及ぼすとい
うことだと思います。しかし、放射性物質にはどのようなものがあって、どの
ような影響があるのかご存知なのでしょうか。

放射性物質はたくさんの種類があり、原発・再処理施設から排出される物質で
も、数時間で半減してしまうもの、生体に蓄積されないもの、生体に深刻な影
響を及ぼすもの、いろいろあります。

ところが、みんなひとまとめに「危険」でくくられ、何がどのようにして、ど
のような影響を与えるか、また与えないのか、ということは語られません。

ものには限度がありますが、何でもかんでも「害がある」では正しい判断がで
きるとは思えません。放射能を表す単位も、本来ならば原発で使われるように
「生体に影響を及ぼす単位」でもある「シーベルト」で判断しなければなりま
せんが、反対派は「量」を表す「ベクレル」を使うことがほとんどです。

放射性物質までの距離、遮蔽状況、環境を考えないで、単に「量」だけ表して
も実際の状況を把握できません。放射能の強さ=放射性物質の量)の値が大き
くても、影響の大きさを評価すると小さな値になることがあります。

人に与える影響を考えるならば、「被ばく」による実効線量の値がどうなのか
を知る必要があります。危機感を煽る目的で、見た目の量が多いベクレルを使
うなどフェアな考えではないと思います。

柏崎刈羽原発事故でみると、原発反対派の調べで2日間で7億ベクレルの放射
性物質=ヨウ素129が排出された報告しています。年間にすると約1300
億ベクレルもの放射性物質だとされていますが、この計算は2日間の量を1年
にしただけで、日々放射性物質の排出が減少することは加味されていません。

一方、六ヶ所村再処理施設のデータを見ると、同じヨウ素129の年間排出量
は1.1x10の10乗ベクレル≒1100億ベクレルです。これを実効線量
=生体に影響を与える値)でみると0.0067ミリシーベルトになります。

ちなみに、X線検診1回で受ける実効線量は約0.05ミリシーベルトです。

だから、原発反対派がいうところの「年間1300億ベクレル」が、果たして
人体に影響を与えるレベルなのかそうではないのか、実効線量で表すべきだが
それをせずに「危険」という主張が正しいのかどうか疑問を持たざるを得ませ
ん。

では、普段の生活の中で、私たちはどれだけの放射能を浴びているか?

1年間に宇宙から0.4ミリシーベルト、食物から0.4ミリシーベルト、土
壌から0.4ミリシーベルト、空気から0.4ミリシーベルトの放射能を浴び
ているといわれており、日本人の場合は年間約1.5ミリシーベルトといわれ
ています。

自然現象を含め、世界平均では2.4ミリシーベルトが一人の人間が年間に浴
びている放射能といわれています。

国、場所、自然状況で大きく変わりますので、この数字が絶対ではありません
が、国際放射線防護委員会の勧告によれば、1年間に20ミリシーベルト以下
であれば健康上問題なしとされています。

時間にすれば、2.28マイクロシーベルト/時以下であれば問題ないという
計算になります。ただ、いくら年平均以下であっても、短時間にそれだけの放
射能を浴びた場合は、生体に影響を受ける危惧は当然出てきます。

福島の原発で、原子炉冷却水が漏れ地下水に紛れたのではないかと問題になっ
たことがありました。その漏れた水の放射能は「自然界の8000倍」と報道
されました。8千倍と聞くと驚きますが、

自然界と言ってもどれを規準にして8千倍と言っているのか? 食物なのか空
気なのか、それとも年間トータルを言っているのか、明確ではありません。

通常、ただそこに立っているだけで計られる放射能は0.08〜0.13マイ
クロシーベルトといわれています。これを規準にすると、8千倍は約1.04
ミリシーベルト/時となり、時間あたりの許容範囲を越えていますが、人が直
接汚染された水に何時間も触っているわけではありませんし、一日中浴びてい
るわけでもありません。

このように、報道においても危険と不安を煽るだけで、前提条件を提示せず、
科学的に安全か危険かというのが曖昧では、説明にはならないでしょう。

他に、クリプトン85、トリチウム、炭素14、ヨウ素131という放射性物
質がありますが、六ヶ所村のケースでは、全ての放射性物質の合計でも、せい
ぜい年間1ミリシーベルトで、国際的に認知されている健康被害水準を大きく
下回っています。=そのように建設されたのですから当たり前ですが。

柏崎では「桜に放射能の影響があったと考えられる」という報告もされていま
すが、科学的因果関係は証明されていません。

六ヶ所村では、海水浴やサーファーが「劣化ウラン弾」と同じような影響を受
けるなどといっておりますが、原子炉内のプールでサーフィンすれば別ですが
全く科学的根拠を無視したものです。

このような、風評に近いような説がまかり通っていることのほうが、安全を考
える上で、遥かに問題になるのではないでしょうか。

朝日新聞の「知恵蔵」には「放射線のエネルギーや量と危険度は比例しない」
と記載されています。原発反対の立場である朝日でさえ、単純に比例しないと
いっている単位を持ち出し「危険」とする反対派の主張は、到底正当性がある
とは思えません。

それより、原発に関わる仕事をしているだけで周りから白い目でみられたり、
嫌がらせや誹謗中傷、さらには脅しに近いような行為も聞かれます。原子力の
研究でさえまともにできず、大学での研究さえも敬遠されるような状況こそ危
険ではないでしょうか。

原子力をただ良い悪いの2極で判断するのではなく、研究を深めた上で長所・
短所を明らかにし、原発側も手持ちのデータを包み隠さず公表する。その上で
国民が公正に判断できるような体制を整えることが重要だと思います。

六ヶ所村やその他原発の「環境放射線モニタリング」システムを充実させ、物
質ごとの量など、さらに詳しく見られるようにすることなど考えるべきでしょ
う。

----ネットからリアルタイムに放射線量の変化をモニターできます。また原発
やプルサーマルに関する説明会の内容も見る事ができますので、何が問題であ
り、どのように解決するのかしていないのかが判ります。

原発を止めるなら止めるで結構です。しかし、国民生活に多大な影響があるエ
ネルギー政策である限り慎重に検討すべきであって、原発というだけで可能性
を否定したり、科学的根拠のないもので判断しては、かえって将来に禍根を残
すものだと思います。

ほんとうに孫や子に「ありがとう」と言ってもらいたいのなら、情感で物事を
考えるのではなく、国民ひとりひとりが真剣に勉強し、どの方法が一番日本に
とって有益なのか考えていくことではないかと思います。

                        = この稿おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ 読後感アンケートの結果。 ┗━┛
◇ なるほどこのとおり! -------------------------------- 29人 (81%) ◇ どちらかというと賛同 -------------------------------- 3人 ( 8%) ◇ よく分からない -------------------------------------- 2人 ( 6%) ◇ どちらかというと肯けない ---------------------------- 1人 ( 3%) ◇ やっぱり原子力は危険だ! ---------------------------- 1人 ( 3%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┃┃ お寄せいただきましたご意見や感想。 ┗━┛
┌──────────「大陸流浪人さん」 ーーーこの問題は難しい。 結論は、日本人の特長である感情的にならずに、子孫のために何が一番有益な のかを国民一人一人が「勉強し」考えること。だとは思うが、この「勉強し」 ができないから問題が発生している。 〜〜〜私を含めて「興味のないこと=難しい事を勉強」するのは苦手! └────────── ┌──────────「ana5さん」 ーーーこの問題には多くの誤解があります。 ・原子力発電システムに対する安全性を含む誤解 ・燃料に対する誤解、製造に関するものと、使用後の処理の問題 ・国際条約に関する誤解 ・設備廃棄を含む放射性物質の廃棄問題 個別に議論したほうが良いと思います。 イランや北朝鮮の核問題も分かりやすくなるでしょう。 └────────── ┌──────────「tenyoufoodさん」 ーーー三点だけ言わせて 1)六ヶ所再処理工場 ┌-------- 六ヶ所村程度の処理工場のみではいつか満杯になってしまうでしょう。 └-------- 現在、低レベル廃棄物は発電所内にドラム缶詰めで保管されています。六ヶ所 は燃料棒の再処理(MOX製造)と、高レベル廃棄物のガラス固化----この試運 転に成功していないので未だに本格操業ができないままです----の施設です。 おそらく永遠に不可能でしょう。 2)人に与える影響を考えるならば「被ばく」 ┌-------- 線量だけでは数字の誤魔化しになるので、核種も同時にまな板に乗せるのが良 いでしょう。 従って、朝日新聞の「知恵蔵」の「放射線のエネルギーや量と危険度は比例し ない」は、正確では無いが、間違いではない。 └-------- 「自然レベル」の放射線量は、hideおじさんの言うとおり、原爆実験や原発廃 棄物や原潜による汚染で、現在のところ根拠がなくなったのです。 3)原発のゴミ ┌-------- 電力会社は、現在発電所に貯蔵されている低レベル廃棄物や再処理工場で出る 高レベル廃棄物の地下貯蔵候補地を探しているが、どこの自治体も手を挙げな い。----候補地は日本には三箇所ぐらいしかない---- 日本が原発を造った動機は、70年代の石油ショックに遡るのです。 つまり、エネルギー源の多様化政策(戦略とはいわない)で、総電力需要の30 %を原子力に頼ることにしました。 原子力発電は、臨界で発電するか停止するかの「オンオフ稼動」しかできない ので、夜間の余剰電力を吸収するために揚力発電所「夜間電力で水をダムに汲 み上げて昼間放水する水力発電ダム」を建設しました。 原発とCO2排出量については、 1)原発 温室ガス「ゼロ」じゃない。年82万トン 2)“自然エネルギーに転換を”
└────────── ┌──────────「以上の皆様へ、hideおじさんから」
本文中にも書きましたが、個人的には原子力発電を止めるなら止めるで良いと 思ってます。原発の建設・維持・管理等を考えると、莫大な費用が掛かること は目に見えています。ーーー必ずしも安い電力が得られる訳ではありません。 勿論、技術革新でそれらのコストが改善されるだろうことは考えられますが、 費用対効果ということは常に考えておくべきだと思います。 私たち国民が、判断する上で、正確な科学的根拠、公正・公平な報道が必要だ と思います。現状は、賛成派も反対派も自分に都合の良い情報しか公にしない から、まともな判断ができないのではないかと思います。 原子力といったら、難しい言葉が並んでなかなか興味もわかないと思いますが 公平な報道があれば自然と理解が進むものではないかと期待するところです。 ただ危険・危険と言うだけでは、原発の是非が判断できるとは思えません。 電力の安定供給とういうのは、私たちの生活に直結する問題ですから、誤解や 偏見などなしに考えてもらいたいものだと思います。 蛇足として、 私の偏見かもしれませんが、原子力反対運動で真面目な方もいらっしゃいます が、中には学生運動まがいのプロ市民運動家がいるのをみると、環境や生態系 などを上手く利用して反対しているだけではないのか、という疑いを持ってし まいます。 └────────── ┌──────────「年金生活者さん」 ーーーたいへん明快な論旨で感服いたしました。 ところで、原子力の平和利用という観点から、燃料としてはウランよりもトリ ウムのほうがはるかに適しているかと思うのですが、なぜ開発が遅れているの でしょうか。 世界中で原発建設計画が目白押しの今こそ、被爆国たる日本の(世界のシェア を独占しつつある)メーカーが、率先して切り替えを提案すべきだ思うのです が。 国連常任理事国=核保有国)がウラン燃料に拘るのは理解できますが、非核国 の原子力利用を普及させるには、燃料の切り替えが良策かと思います。
└────────── ┌──────────「hideおじさんから」
年金生活者さん、コメント真にありがとうございました。 お話にありましたトリウムについてですが、原爆の材料となるものができにく いとか、ウランなどと比べて埋蔵量が多いとか、いろいろ利点が挙げられてい ますが、何より「コスト」の問題だと思います。 原子力発電の燃料とするまでの手間とコスト、再処理の問題など、技術的に確 立されていないとか、不明な部分も多いのでなかなか難しいのだと思いますが 一番の問題は、現状の原子炉が使えないので、新しく建設しなければならない というところではないでしょうか。 原発反対派がよく、「原爆の燃料が作れる」と言っておりますが、これは一部 当たっております。そもそも原爆の材料を作るために研究されていて、その技 術の再利用として原子力発電というものが考えられたのですから、原発に原爆 というイメージが付きまとうのは無理からぬところでもあります。 世界中が原爆を廃棄するような時代になったら環境も変るでしょうが、現状で はコストに見合うマーケットが形成されていない、ということではないでしょ うか。 現状の原子力発電技術については、日本は世界のトップクラスであり、アメリ カと共に世界を2分しているといっても過言ではないでしょう。 ただ、トリウム利用の発電設備となると、まだ研究段階といえますし、確立さ れた技術というところまで行っていませんが、日本が先頭になって国際研究機 関を立ち上げて資金供給し、この分野でのイニシアチブを取れれば、将来大き なメリットが得られると思います。 国民生活にいろいろお金を配る政策も結構ですが、将来のことを考えて、こう いった技術にお金を掛けることも、大いに考えてもらいたいものです。 └──────────
本当にそうだこのとおり!‥‥と思われた方!「誰でもできる!1人1日1回の愛国活 動」は、ここをクリックして頂くことからはじまります!ーーークリックして頂くと票数がアップして、この問題を多くの 人々に知らせる事ができます!
    
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