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我が半生と、そして祖父の足跡と ― by hideおじさん

☆ 青年は荒野を目指した?(3) ―――――――――― 2005/09/09
先ほどの公安事務所での意気込みはすっかり失せ「着替えがなくなった‥」と
しょぼくれてました。〜〜〜そこは日英同盟の私「ほら!俺のグンゼのパンツ
を分けてやろう!」武士の情けじゃ!

しかし、彼は「これじゃ小さい、モノが収まらない」とクレーム・・・ふざけ
んな!嫌なら返せ!とは言ってみたもののーーー彼のモノを見て、「これじゃ
戦争に負けても仕方ないか」と妙に納得・・・・。

可愛そうに思った私は、「飯でも食いに行こうぜ!」と彼を誘いました。

もともと落ちているものでも食べて平気な私は、当然小奇麗なレストランなど
に行くつもりはさらさらなく、現地の人達が食べているものをトライしようと
近くの屋台街に足を向けたのです。

ーーーこれがまた間違いの始まり。

白人と日本人というコントラストが中国人民の興味を引いたのでしょうか、行
く先々で囲まれる始末。取敢えず周りの人が食べているものを見て注文したも
のの、いつまで経っても出てきません。

一緒の英国人はイライラしてるし、こちらは中国4千年、1時間やそこらは当
たり前だと思っていました。ところが5分経ち10分経ちしても注文品が出て
こないばかりか、店の親爺のような人は「ワーワー」文句みたいなことを言っ
て来るし、非常に心細くなりました。

結局、先ほどウェートレスと思って注文した小姐は、ただの好奇心旺盛なお客
であって、お店とは全く関係ないということが分かり、あらためて身振り手振
りで周りのお客の食べているものが欲しいと伝え、ようやくこちらの意志を分
かってもらうことが出来たのですがーーー店の親爺が出口を指差しました??

「あらら?出て行けって言われているのかな?」と思ったら、なんの事はない
「入口で食券を買え」ってことでした。 今度は親爺に中国語で注文品を紙に
書いてもらい、やっと食券を手に入れ、食事にありつくことができました。

英国人の彼は、呆れた様子で私のやり取りを眺めていましたが「今度日本が中
国と戦争になったら、英国は日本の味方をする」とつぶやいてました。

とかなんとか言いいながら、出てきた料理はは抜群に美味く「ベリー・グッド
!」「デリシャス!」を連発していました。

「イギリスの食べ物に比べたらなんでも美味いと思うぞ」と半分嫌味で言うと
「その通り!」と認めてました。フィッシュ&チップスとローストビーフしか
ない国から比べたら、中国の食文化は数段上、こと食に関しては中国の完勝で
しょう。

しかし、中国人の好奇心の強さといったら形容のしようがありません。

私が箸を持っただけで「オー!」、野菜炒めを口にする度に「オー!」、挙句
には我々のテーブルに座ってじぃ〜っと我々を眺めだす始末。「頼む!ゆっく
り食わせてくれ!」と叫びました。(‥‥心の中で‥‥)

中華料理を堪能した我々は、ちょっと大きめの通りに出て、散歩をしながら観
光でもと思ったのですが、やおら英国人が「おい!レストルームねぇか?」と
聞いてきます。

「そんなの知るか!手前で探せよ」と突き放すと「You are selfish.」(自分
勝手だ)などと言ってくるではありませんか、お前が勝手にウンコしたくなっ
たんだろ?なんで俺がウンコの世話までしなきゃいけないんだ!と思いつつ周
りを見渡すと、それこそ「ウン良く」、「公衆厠所」の文字が飛び込んで来ま
した。

「おい、あそこにパブリック・トイレがあるぞ!」と言ってやり、外で待って
いると、中から「ジーザス!!」という大きな声が聞こえてきました。

「ざま見ろ!これが中国名物ニーハオ・トイレじゃ!」

明くる日私もニーハオ・トイレに挑戦しましたが、いやはや凄いものでした。

入口近くにおばちゃんが座っており、確か1角≒1.5円)か2角ほどの料金
を支払い、チリ紙を数枚貰うのですが、このチリ紙が灰色で、まだ活字の一部
が残っているような究極のリサイクルペーパー。ーーーこれでお尻を拭いたら
切れてしまいそうなものでした。

自分たちと違う格好をしている私を「じぃ〜ッ」と見ているし、話しかけてく
るヤツもいる。
ーーー中国ではのんびりと食事もトイレも出来ないことが良く判りました。

日本外務省の方にはいろいろな助言を頂きましたが、「ホテルでも水道の水は
飲むな」という助言は..最初に言ってもらいたかったです。そうすれば帰国後
原因不明の下痢で苦しまなくともよかったのに......。

夜の日中友好などという..ふしだらな期待は叶えられませんでしたが、世界中
どんなところでも「ウンコ」出来るようになったのは、あのニーハオトイレの
おかげでしょう。

たった4日間だけの北京滞在でしたが、何か不思議と「懐かしさ」を感じたの
は何故でしょう?ーーー現在中国に滞在している方も、こんな「懐かしさ」を
感じたことはあるのでしょうか?

ところで、かの英国人とは、その後、インドのボンベイで再会したのですが、
なんと出家して坊主になっていました。風の噂では、今は、オックスフォード
大学で東洋文化の教授になっているそうです。

きっと北京のニーハオ・トイレでカルチャーショックを受けたのが、東洋文化
に目覚めるきっかけになったのではないかと思います。目が涼しくなるほどの
アンモニア臭漂う中国のトイレは、何かが覚醒するには充分効果があったので
しょう。

                        = この稿つづく =
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┌──────────「ミカの赤い服さん」

hideおじさん、こんにちは。 「ますます楽しみ!」に投票しました。

※日本人も、外国に行けば『外人』。同じ黄色人種でも、中国人と日本人って
そんなに雰囲気が違うのでしょうか。英国人のお友だちは、貴方以上に注目を
集めやりにくかったでしょうね。

……そういえば、中学の入学式の帰り道に商店街で見かけた白人に、私は友人
といっしょに「ハロー!」などと話しかけていました。英語なんて話せないの
に。ほとんど今回のお話に出てきた中国人たちと同じですね。 (*^_^*)

└──────────
 
┌──────────「hideおじさんから」

喜ぶべきことなのでしょうが、私は中国に行くと中国人に間違えられ、韓国に
行くと韓国人に間違われます。地元の人に間違われるぐらいですから、欧米人
に日本人と思われることは全くといってよいほどありませんでした。

ちなみに、欧米ではペルー人に間違われることが多かったです。ーーー私はそ
んなに国籍不明の人間に見えるのでしょうか??

現在では、服装から日本人と中国都市部の人と区別するのは難しいかもしれま
せんが、私が初めて中国へ行った時は、街のど真ん中でも、服装から外国人と
わかるぐらいでしたから、奇妙な服装の黄色人種と白人のコントラストは、な
んとも怪しげだったのかもしれませんね。

かの英国人「中国にはプライベートがない」とぼやいてましたが、いろいろや
りにくかったとは思います。でも「これだけ人気あるということは、俺は中国
でスターになれるかも」と、ーーーなんともポジティブなヤツでした。

好意的に考えると、これほど好奇心旺盛な中国人だからこそ現在のような発展
もあったのかもしれません。

└──────────
┌──────────「わっささん」

初めましてこんにちは。楽しく拝見させて頂いています。

私も、仕事で2カ月に1度程度は中国に行きますが、行く度に進化する街並み
にびっくり&わくわくさせられる反面、なくなっていくニーハオ・トイレには
一抹の寂しさを覚えます。

昔は、あのトイレの下には「豚」を飼っていたなんて聞きますが、本当なんで
しょうか?ーーーこれからどんな展開になるのか、楽しみにしております。

└──────────
 
┌──────────「hideおじさんから」

上海を代表とする、大都会のめまぐるしい変化には驚嘆させられますね。

つい3年ほど前は、上海でも表向きは近代的でも、裏道を1歩踏み込めば昔な
がらの中国の町並みがあったりと、いたく郷愁を誘われたものです。

道の真中で「ウンコ」している子供を見て驚いたり、ふと子供を見ると、お尻
の部分が割れていて何時でもウンコOKの服を着ているのには、合理的という
かいいかげんというか、文化の違いに驚かされたものです。

現在では東京と変わらないような服装の女性が街を闊歩し、目を見張るばかり
ですが、個人的には約25年前の中国のほうが人情があったような気がしてい
ます。

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