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┃ 相互理解と友好のために  ―――――――― by ZASSO さん

☆ 私の中国語学習法 ――――――――――――――― 2005/03/16
 (中国人先生の教える日本語授業に参加)

今回は、私がどうやって中国語を独習しているかのレポートです。

以前にも書いたように、携帯電話の短信機能を使っての生徒とのショートメッ
セージのやりとり、オンライン学習、FMの中国語放送、中国語のポップス、
NHKラジオ中国語講座のCDとテキスト、北京放送(中国国際放送局の日本
語版)の中の「北京テクテク(初歩)」と「やさしいビジネス中国語(中級)」な
どは続けています。〜〜さらに、教師であることの特権を活かして、、

二人の中国人の先生にお願いして、日本語の授業に参加しています。昨年も何
回か授業参観をしましたが、毎週というわけではありませんでした。今学期は
かなり本気です。
史先生と龍先生。中でも史先生は昨年の私の連絡員、公私共にとても仲良くな
りました。彼の授業は、日本語科の一年生と、英語科の二年生の第二外国語と
しての日本語です。「新編日語」の第一冊目を使用。私は大学に来てはじめて
教えた日本語科の三年生に、この第四冊目を使ったのです。

日本人の私にとっては、内容はとても簡単です。ただ中国人学習者向きの教科
書なので、文法説明や言い回しなどが中国語で詳細に書いてあります。敬語の
使い方は中でも一番難しそうです。例文には必ず中国語訳が添えてあり、私は
それを一生懸命書いて覚えます。

文法説明では、専門用語―動詞、格助詞、形容動詞、接続詞、敬語などは日本
語とまったく同じ単語です。(発音はもちろん違いますが)

今日の授業では、ネイティブの私も思わず考え込んでしまう、授受動詞(あげ
・もらい)の使い方でした。中国語では「授与者」と「接受者」、つまりあげ
るほうともらうほうがどういう関係であっても、それほど言い方が変わらない
のですが、日本語は大変複雑です。

例えば、英語では「GIVE」、中国語では「給」の一語ですむのに、日本語では
「田中先生があなたにそれをくださったのですか?」となります。
敬語ではあっても、この場合「さしあげた」とは言いません。

私の一番の目標は、中国語のヒアリング能力を高めることです。

史先生が中国語で説明しているのを必死で聞き取ろうとしますが、生徒がなる
ほどと頷いているのに、私はチンプンカンプン。「はい、この文を中国語に訳
して!」皆はスラスラ、、、
先生が中国語でXXXXXXと言うと、生徒はそれぞれ日本語に訳します。時々簡単
な短文なら分かるようになったので、嬉しくて思わず口をついて中国語がでて
きてしまったり、急いでノートに書き留めたり、、、

お返しに、史先生の日本語力のブラッシュアップをお手伝いしています。彼は
時々散文を書いて持ってきます。「駄作ですよ、笑ってください」と、とても
謙遜して言いますが、かなり立派な作品です。まだ20代の彼の恋愛・結婚観
また、家族との交流や中国の風習などを垣間見ることができます。

龍先生のクラスも日本語の基礎を教えています。先生の模範発音を繰り返した
後、生徒たちは新しい単語を二回づつ繰り返し声をそろえて言います。これが
中国の先生の一般的な授業スタイルです。龍先生は史先生よりも年上で、教授
経験も長く、史先生は、龍先生のようになりたいとあこがれています。

私は、両先生方にとても感謝をしています。ネイティブの日本人が居るだけで
もプレッシャーになるはず。私は、出来るだけ目立たないように注意していま
す。時々思わず中国語で生徒と同じように言ってしまうこともありますが、、
絶対にしてはならないことは、中国人の先生の教え方を批判しないことです。

私の教授哲学は、生徒全員をクラス活動に参加させること。――だから教科書
は参考程度に使うだけで、他に日本から持ち込んだ現物や資料を多用します。
テキストから離れて教えるのは、中国式ではありません。テキストを教える―
長年中国で行われている教授法です。

文法と暗記の重視は、それなりに利点もあります。こちらの大学生は、語学の
知識をテストするための試験を受けること、それに合格しなければ資格が得ら
れない、という状況下で勉強しているからです。しかしながら、外国語の実際
の応用能力はあまり期待できません。ほとんどの生徒が、しゃべるのが苦手で
す。日本人と会話をすることができるようになるのは、かなり先の話。

残りの4ヶ月で、どれだけ中国語が習得できるか分かりません。毎日の自分の
授業―英語があるからです。
日本に帰国後、中国語水平試験(中国語版TOEFL)にチャレンジするつもり
です。8級が最高―ネイティブレベルで通訳が可能。
ーー私の能力では(自己判断ですが)、まあ3級と4級の間ぐらいでしょうね。

  English Version 

     ―― My Learning Style - Chinese ――

Well, today I will tell you how I study Chinese on my own.
There are various ways that I have already reported; among
them one of the most effective methods I found is the
participation in Japanese classes taught by Chinese
teachers. 

Two of them are Mr.Shi and Mr.Long. Mr.Shi used to be my
liaison person, and has been very close. Hislessons mainly
involve teaching Japanese basic grammar. The textbook is 
“Xin Bian Ri Yu- New Edition Japanese Language”. There
are four of them and the No1 is the one he uses. I used
the No4 for Advanced Japanese classes last year. 

As a Japanese native, contents are very simple but full of
grammatical explanations and the language use in detail
including the use of polite expressions. For studying
basic Chinese, this textbook is proven helpful. It is a
Japanese textbook targeted at Chinese students. Therefore,
all sentences have Chinese translation. The use of polite
expressions in Japanese seems the most difficult of all.
Today
’s lesson, for instance, focused on ‘give’ and
‘receive
’, which even a Japanese native find confusing. In
Chinese, expressions of politeness don
’t change much regardless of status, age and gender. 
‘Did Teacher Tanaka give it to you?’- Tanaka sensei ga
anata ni sore wo kudasatta no desuka?
’

The biggest hurdle is to improve my listening ability.
While Mr.Shi explains in Chinese, students nod, but it is
a challenge for me. When there is an activity of
translation from Japanese to Chinese or vice versa, I
prick my ears to catch what he and his students say. I
have become a serious and attentive student of Chinese in
his class. 

In return, I often help Mr.Shi brush up on his Japanese.
He brings some essays, which he humbly says are rubbish,
but I admire his continuing effort and assist him the best
I can. Through his piece of work, I can see how a young
man in China feels about marriage, love and family life.

Mr.Long’s class also is basic Japanese. After copying
their teacher
’s model pronunciation, students repeat words twice each
time in chorus. Mr.Long is much older and experienced than
Mr.Shi, and is a role model for Mr.Shi (as he confessed to
me). 

I appreciate for their approval of my class attendance. If
I were them, I wonder if I would be comfortable having a
native English teacher in my class. Therefore, I try not
to be conspicuous, but cannot help whispering myself or
talking to some students in Chinese. What I never do is to
analyze or criticize their lessons, the way they teach. 

My theory of language teaching is to involve all students
actively. Hence, I use the textbook just as a reference
and add a lot more from authentic materials. Moving away
from the textbook is the last thing Chinese teachers do in
general. This has been a common teaching practice for a
long time in this country. I cannot deny its merit of
focusing grammar and memorization, as Chinese students
have to sit for many exams which test their linguistic
knowledge and qualify them. Practical use of the target
language is out of the question. Most students are
unwilling to demonstrate their oral proficiency openly,
let alone talking with a Japanese native speaker.

As I prepare for my departure of China in four months, how
to spend the remaining time efficiently is the task I am
confronted with. I do not feel burdened, as I am willing
to learn Chinese while in China- the best environment for
cultural and language learning. Sitting for HSK (Hanyu
Shiping Kaoshi- The Chinese Proficiency Test is my target.
Grade 8 is the highest (near-native level), however, my
proficiency might be between Grade 4 and 3. 

                        = この稿おわり =
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┃┃ お便りで頂きました感想。
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┌──────────「しゃんさん」女性@三十代@中国

漢語水平考試(通称HSK)は、8級が最高ではありませんよ〜。
1〜8級のHSKは、初・中級レベルの試験です。その上には高級HSKとい
うのがあり、こちらは9級からスタート、最高は11級です。

高級の試験では、ヒアリング問題が、農村出身の人同士の訛りまくった会話で
雑音入りだったり、日本のより複雑な中国の干支等の文化も理解していないと
解けない問題が出たりとそりゃもう難しくて大変です。

それと、『8級が最高―ネイティブレベルで通訳が可能』とも書かれていまし
たが、その最高の11級ですら『高級(高)の中国語能力がある。中国語を使っ
て仕事に従事する事ができる(Aレベル)。また、中級の通訳レベルでもある』
ですので、8級ではネイティブには程遠いです。

たった1年ぽっちの語学留学で、8級取っちゃう人も多いことから考えても、
1年の留学でネイティブレベルになれるとは到底思えません。かく言う私も8
級持ってますが、通訳などはとてもとても・・・・・ですしね。(^^ゞ

・・・・・ということで、お知らせまで。

└──────────
 
┌──────────「TAKAさん」

「私の中国語学習法」に「勘違いされてるのではないか?」という部分があり
ましたのでメールいたします。

> 日本に帰国後、中国語水平試験(中国語版TOEFL)に
>チャレンジするつもりです。
>8級が最高―ネイティブレベルで通訳が可能。

ここ △ の「中国語水平試験」とはHSK(漢語水平考試)のことですよね?
でしたら最高レベルは11級です。

「8級」というのはHSK初中等の試験の最高位で、その上にまだHSK高等
試験があり、試験の内容、難易度とも別モノです。

「8級でネイティブレベルで通訳が可能」なんて、とても、とても・・・8級
ぐらいなら、優秀な人はゼロから始めて留学1年ぐらいで取れてしまいます。
ーー私の友人の韓国人は半年で取得してしまいました・・・

日本で行われるHSKが「初中等」の試験しかないだけです。

ちなみに中国に留学している日本人留学生が、中国の大手企業に就職しようと
する場合、最低、HSKの9級以上を求められます。
ーー中国で就職セミナーに参加した時、そう言われました。

中国の4年制大学に「対外漢語系」の本科生として留学した場合も、卒業の条
件として「HSK9級取得」を挙げてるところが多いです。

参考:HSK↓
http://www.studyinchina.net.cn/hsk/c_HSK.html

└──────────「九州男児的北京 http://guihaotaka.gozaru.jp/
┌──────────「ZASSO さんから」

お2人へ、、どうも失礼いたしました。

私の日本の友人が8級を持っていて、通訳まがいのことをやっていたもので、
てっきり、、まだ上には上があるのですね。

私は所詮初等のクラスの受験です。これ以上中国語の学習に時間とエネルギー
はかけられません。学生がしゃべっている雑談が聞き取れるようになれば、少
しは楽しくなるかな、と思っています。

授業では、英語しか使いませんし、学生は面白がって私の中国語能力を試そう
としたりしますが、自分のペースを守ってコツコツとやっています。
言語以外の面―中国文化や生活習慣を学ぶ機会には恵まれています。

└──────────
┌──────────「史先生さん」男性@二十代

まさに先生のおっしゃるとおりです。ほとんどの生徒たちは、筆記試験では高
得点をとれる学力を実につけていますが、実際の会話などの運用能力は決して
高いとは言えません。

文法ばかり気にしていては会話能力が高くなれないと思っている先生の中国語
に対する勉強熱心さには頭の下がる思いです。かならず中国語水平試験8級に
合格できると堅く信じております。

└──────────
 
┌──────────「ZASSO さんから」

とんでもないです。励ましとお褒めの言葉を頂戴して、うれしいのと恐縮する
のと、、。私の中国語は、生徒には英語のように聞こえるらしくて、恥ずかし
く、またガッカリすることが多いのです。

〜〜一生懸命勉強しているつもりでも、あまりその成果が分かりません。
ただ、中国語の放送を聴いていても、以前は雑音同様だったのが、最近は少し
意味のある言葉として耳に入ってくるようになったようです。

時々、今自分は何語で考えているのかな、とふと思います。
夢の中にも、英語と中国語はよく出てきます。変ですね〜

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

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