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┃ 相互理解と友好のために ―――――――― by ZASSO さん
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☆ 回来了!(自宅から南通の宿舎までの道程) ―――― 2005/03/02
自宅から、京阪奈プラザの関空リムジンバス乗り場までは、近所の奥さんが車
で送ってくれる。所要時間は10分ほど。始発だからガラガラ。暖房の効いた
清潔なバスでゆったりと関空へ。所要時間約90分で1800円。両親は関空
へは同行しない。ーー涙を見せたくないから。
関空に到着、11時20分ごろ。上海への東方航空MU516便は1時55分
出発予定。でもいつも遅れる。搭乗手続き開始は2時間前の11時55分。
母親が用意してくれたサンドイッチとフルーツを食べる。預ける荷物―スーツ
ケースは23キロほどになっていたので、やはり気になってロビーで開ける。
お醤油薄口と濃口二瓶の計2キロが原因だ。それを機内持ち込みの荷物に移し
かえた。中国にもお醤油はあるが、日本のものとは全く味が違う。私の口には
合わないのだ。あとは日本にしかないもの、カレールーと塩昆布、ふりかけ、
だしの素、ヒジキやワカメ、高野豆腐、インスタントの味噌汁などの乾物類。
ワサビとカラシも入れた。ワサビは中国にも売っているが、生魚を食べる習慣
のない中国人にとっては無用の長物。私もワサビに合う食品がない中国で積極
的に使うつもりはない。お寿司を作ったときに、ワサビとマヨネーズを合わせ
てキュウリ巻きを作ろうかなと思うぐらい。
日本食に興味のある生徒にプレゼントもできる。カラシは中国で売っているの
を見たことがない。私はマヨネーズと混ぜてトーストに塗って焼く。機内持ち
込みに生ものは入れられないが、リュックの中に放り込んだ。
今回はヨーグルトとカマンベールチーズ、調理用のとろける細切りチーズ、冷
凍ブルーベリーを入れたので、少し心配。生徒の一人に頼まれた日本製の薬を
4瓶、これがまた重い!DVDも20枚ほど。(友人からのプレゼント。マツ
ケンサンバ2も入っている)
重くなった手荷物を背負って、のけぞりながらスーツケースをゴロゴロころが
してカウンターに行ってビックリ!!長蛇の列!!
左右3席と中央5席、計268人乗りの飛行機は満席だった。ほとんどが日本
人、でも中国の中学生らしき団体が、先生に引率されて乗っていた。中国語が
飛び交っている。聞き取ろうと耳をすますが、所々単語しか聞き取れない。
ーー1ヵ月半日本にいて、中国語のレベルがまた落ちてしまっている....。
搭乗ゲート37番に行き、手続きが始まるのを待つこと1時間。1時40分ご
ろやっとゲートが開く。飛行機の入り口で無料の新聞を取り、19番の通路側
に落ち着く。私が選んだのは「JAPAN TIMES 」という英字新聞。機内の週刊誌
(中国語)も手にとって読んでみる。英文も添えてあるのでわかりやすい。
機内サービスの飲物とおつまみ(いつもピーナッツ)、続いて昼食が配られる。
私の右横は日本人の若い男性。スチュワーデスのお姉さん(中国人)は、彼にど
んな飲み物がいいか、日本語で尋ね、彼はスプライト!と日本語で注文。私に
は何語で聞いてくるかな?と思ったら中国語だった。
私は迷わず、「中国[口編に卑]酒(Zhong Guo Pi Jiu!)」と中国語で答えた。
中国製のジャケットとジーンズ、キャップのいでたちの小さなアジア人、英字
新聞を読んでいる私を中国人だと思ったのかな?
機内食が私の席に回ってくる頃には、鶏肉か魚の選択はできなくなっていた。
でもたった2時間のフライトなのに、軽食が出るのは嬉しい。ご飯の横に白身
魚と小エビ、ジャガイモの甘辛ソテーが添えられていて美味。今回は塩コショ
ウがついていなかった。どうして?
小さなサラダと甘いドレッシング、デザートはスイカだ。メロンの時もある。
ーー小さな丸いパンとバターは余計な気がする。
プラスチックのスプーン、フォーク、ナイフがセットになってついているが、
使い方が乱暴だとポキッと折れてしまいそうだ。げんに隣の男性はフォークを
折ってしまい、舌打ちをしていた。私はお箸のほうがいい。アナウンスは日本
語が多い。明らかに日本人のネイティブのものだとわかる。上海までの飛行時
間は約2時間だという。予定表では現地時間2時50分となっているが、実際
に到着したのは3時半だった。
同時に到着した世界各国からの便も多く、入国検査ではまた長蛇の列。でも何
も訊かれることなくスムーズに通り過ぎた。荷物をターンテーブルから取り、
タクシー乗り場へ。ノートに書いた行き先を運転手に見せ、かかる時間と費用
を確かめた。30分ぐらい?と聞いたけれど、答えは聞き取れず。
ーー料金が150元だというのは分かった、、。
空港出発は4時20分、不夜城バス停到着は5時。40分かかった。
車内ではさっそく短信を送る。日本に持ち帰っても用を足さない携帯電話が、
上海に着いたとたんに使える!大学の世話役と生徒の一人に、状況説明を次々
にピンイン入力。中国語が私の頭の中によみがえってくる。返信のシグナルが
ピーピーと頻繁に鳴る。
二人とも私の不安感を見抜いていて、的確なアドバイスをくれる。「自己来、
自己来!(自分でするから)」といつも口にする私だが、実際はこうやっていろ
んな人に助けてもらっているのだ。また、親切に切符売り場を案内してくれた
タクシー運転手のお兄さんにも感謝感謝!実際かかった費用は145元!
長距離バスなので行き先によって窓口がたくさんある。分からずに1番の身障
者窓口で聞いたら、南通は8番だよ、と教えてくれた。聞き取れた!南通行き
のバスは5時半。48元払い切符をゲットした。やっとホッとして待合室へ。
ゲートがたくさんある。端から端まで歩いてやっと見つけた。5時20分ごろ
にゲートが開いた。指定席34番。が、荷物を入れるスペースがない!バスの
下部にあるトランクルームは既に満杯。後から来た乗客に「没有空」と言うと
「下面有」と言って待つように言われた。左側だけでなく、右側の下にも荷物
を入れるトランクルームがあるのだ。すごい!
ーー中国人の男性が私の重いスーツケースを放り込んでくれた。
日本のリムジンバスの場合、客は何もしなくていい。運転手か荷物専用の係員
がちゃんとやってくれる。荷物に行き先をつけたタグを貼り付けて、半券を渡
される。――中国は、客がすべて自分でおこなう。到着後に取り出すのも自分
の責任だ。荷物の取り違えや盗難はないのだろうか?
初めて乗る上海から南通へのバス。ジャンプシートも使うほど混んでいる。
私の座席は後ろから二列目、前でビデオ上映をやっていたが見えない。音だけ
聞いて中国語の耳の訓練――というかアクション物で叫び声やドカン、バタン
とかいう音がほとんど。
隣の背広姿のおじさんは、ずっと何か食べている。Gua Zi(瓜子)のようだ。
!?この人クサイ!?何日もお風呂に入ってないの?〜〜バスの中に何か悪臭
が漂っている。まあいいか、中国にもどってきたんだと実感。
私の座り方はちょっと変わっている。飛行機でもバスでも同じ、靴を脱ぎヨガ
式に足を組んで座る。時には正座もする。こうすると長時間乗り物に乗ってい
ても足がむくむことがない。
私の体は異常に柔らかく、足も手も折り畳みができる。座席の上で足を胸元ま
で引き上げ、ふくらはぎや足の裏のつぼマッサージ。手も肩の上でつないで伸
びをしたり、後ろに交差させてストレッチをすると肩こりしない。
以下、エコノミークラス症候群の予防法としてイギリスの航空会社が機内パン
フレットで乗客に勧めているものをインターネットから引用し日本語に翻訳。
http://www.airhealth.org/flexing.html
┌──────────
〜〜 足のストレッチ:
足のストレッチは、エコノミークラス症候群の予防に最も効果的です。大きな
筋肉が収縮すると、静脈中の一方通行の弁を通して血液が押し出されます。ス
トレッチを五回以上、確実に意識的にやってください。でも、隣の人に迷惑を
かけるほど過激にしないように。イギリス保険省は、30分置きに一度のスト
レッチを提唱しています。
〜〜 運動:
1.足を伸ばしてかかとを突き出し、つま先を伸ばしたり縮めたりします。靴
を脱ぐことができれば一番いいのですが、不可能な場合は、とにかく足先を動
かせるような工夫をしてください。或いは足の甲をぐるぐる回し、つま先で空
中に円を描いてみてください。
2.もし、足を伸ばすスペースがなければ、まず床に足をピッタリつけて踵を
上げながらつま先を丸くしてください。次に踵を下すと同時につま先を上げて
指を開きます。この踵とつま先の上げ下ろしをセットで数回やることをお勧め
します。
3.ももの筋肉のエクササイズです。足の裏を床に置いた状態で、足先を5〜
6センチ前にスライドさせては元の位置に戻すという動作を繰り返します。
もし可能なら、脚を伸ばしてアイソメトリックスのやり方で、ももの筋肉を緊
張させてください。
注釈:アイソメトリックス――筋肉鍛練方の一種。筋肉の緊張を一定時間持続
させることによって鍛える。例えば両手を頭の後ろで組み、頭は後ろへ、手は
前へ力を入れるなど。
└──────────
―― トイレ休憩もなくまっしぐらに南通へ。
長江のフェリー乗り場に着いたときにはもう真っ暗。でもホッとした。トイレ
が近い私は、なるべく飲食しないように頑張る。中国のバスにはトイレはつい
ていないし、あったとしても..とても入る気になれないだろうと思う。2年半
中国にいて、どうしても慣れることができないのがトイレだ。
南通のバス停に到着は8時40分頃だった。所要時間3時間弱だ。上出来!
タクシーに乗ろうとすると、運転手が客引きをしている。有無を言わせず私の
スーツケースを持って自分の車に乗れと言う。行き先を告げて、さあ出発とい
うときに、若い女性が助手席にサッと乗り込んだ。何この人?知り合い?
英語で聞いてみたら、運転手は「Ting Bu Dong(わからない)」と言う。女性は
英語で答えた。近くまで便乗するつもりだったらしい。私は「友達でもなんで
もないからね、自分の分は払いなさいよ、と中国語で言った。彼女は目的地に
着くと7元を払いサッサと降りてしまった。
ーーそこでメーターを新たに倒すよう指示すればよかったのだが、、、。
大学の宿舎に着いたときに18.5元を払うように言われて、差額の11.5
元を差し出した。運転手はだめだと言う。20元を渡しながら、英語で皮肉を
言ってやった。通じなくても声のトーンで分かっただろう。
結局二人分をきっちりもうけたわけだ。便乗した女性に意地悪をした形になっ
てしまった。運転手はまるもうけ。南通に帰ってきて、気を緩めたのが悪かっ
たかな?
9時に宿舎のロビーに到着。服務員さん一人だけ、電気も少しついているだけ
でひっそりしていた。外人教師仲間は誰もいない。早く帰って来すぎたかな?
授業開始は来週の月曜日だ。金曜日頃には今学期の予定表をくれるだろうか。
▼ English Version ▼
―― Long Journey To Nantong ――
One of our neighbors usually drives me to the nearest
limousine bus stop for Kansai Airport. The bus departs in
front of Keihanna Plaza Hotel and arrives at Kansai
Airport in 90minutes. Very comfortable ride!
Arrived at the airport without any delay. While waiting
for the check-in, I opened my suitcase to transfer some
heavy items such as soy sauce and DVDs to my carry-on bag.
Chinese airlines are very strict with excess baggage; the
limit is 20kg. I also checked some Japanese food-
Umeboshi(pickled plum),mayonnaise, wasabi, mustard, nori,
wakame, hijiki(dried sea weed), freeze dried tofu, curry
cube, instant miso-soup. This time my mother put some
frozen food- yogurt, blueberry and cheese.
There was a long queue at the check-in counter. Most
passengers seemed to be Japanese, but there were also some
Chinese junior high school students who were accompanied
by their teachers. I tried to listen to their conversation
in Chinese, but understood only a few words. Alas! After 1
month stay back in Japan, my Chinese proficiency has
dropped significantly.
Inflight meal service usually consists of free drink and
light meal. One Chinese flight attendant asked me in
Chinese what kind of beverage I would have. She may have
judged by my appearance- wearing China-made jeans and
jacket, and behavior-reading an English newspaper. I
replied in Chinese,
‘Zhong Guo Pi Jiu- Chinese beer!’
There was no choice of meal- either meat or fish, noodle
or rice. This time, it was rice with sautéed fish,
shrimp and potato. There was a side salad, a small bun
with butter, some watermelon and mineral water. Not bad,
but plastic spoon, knife and fork seemed a bit too
fragile. In fact, a big man sitting next to me broke his
knife while eating. I preferred chopsticks!
Upon arriving at Shanghai Pudong Airport, I turned on my
mobile phone which was alive again back in China. I sent
short messages to report what
’s going on. My friends- a college personnel and a
student, gave me appropriate advice one after another,
which relieved me a lot.
Without hesitation, I dragged my suitcase to the taxi
stand. Showing the destination written on my notebook to
the taxi driver, I asked him how long it would take and
how much it would cost. What I could understand was only
the fare-150 yuan. Anyhow, he drove me to the
long-distance bus stop in 40 minutes. There was no
problem. I purchased a ticket for Nantong.
There was about 30-minute waiting, and I checked where the
departure gate was. Many passengers were eating or buying
some food at the departure lounge. I hesitated to drink or
eat, because of the fear of TOILETS. There is no toilet on
the bus and no toilet stop during the journey. The bus was
crowded with people and there seemed to be no space for my
suitcase. I did not know what to do. However, to my
surprise, there were trunk rooms on both sides of the bus.
A man helped me put the suitcase in.
I often say, ZiJi Lai(I do it myself.) but I am actually
helped by others. Like this man, the taxi driver and my
friends- they helpd me directly and indirectly. Xie Xie
and many thanks!
My seat was at the rear end. The old man sitting next to
me was constantly eating something and he smelled
terrible.
‘I should be tolerant, this is China!’ I said to myself.
To make my bus ride comfortable, I took off my shoes and
crossed my legs yoga style on the seat. Stretching and
massaging the lower legs really worked during long
journeys. So-called economy-class syndrome can be
prevented. Here is the advice given by the British airline
companies.
(http://www.airhealth.org/flexing.html)
- Leg Flexing
Frequent leg flexing is the best preventive for
ECS(Economy Class Syndrome). The blood needs to be pushed
through the one-way valve system in the veins by
contractions of the large muscles. Do it five times or
more, firmly and deliberately but not strenuously. If you
are bothering your seat mates, you are doing it too
vigorously. The UK Department of Health recommends 30
minute intervals
-Exercises:
1.Extend your legs if possible and flex your ankles,
pulling up and spreading your toes, then pushing down and
curling the toes. If your shoes limit toe movement, just
make the effort and don't worry, or remove the shoes.
Alternative: rotate the ankles, making circles in the air
with your toes.
2. If there isn't room to extend your legs, start with
your feet flat on the floor and push down and curl your
toes while lifting your heels from the floor. Then, with
your heels back on the floor, lift and spread your toes.
Repeat this heel - toe cycle five times or more.
3. Exercise your thigh muscles by sitting with your feet
flat on the floor and slide your feet forward a few
inches, then slide back and repeat. Or extend the legs if
possible and isometrically flex thigh muscles.
Nantong Bus Terminal arrival was 8:40 pm. Not bad! I felt
relieved when I saw the familiar scenery. Then a taxi
driver took my suitcase and directed me to his taxi. There
was no time to refuse. He asked me
“Shen ma di fang?- what place? And I replied in Chinese.
When the taxi was about to start, a young woman opened the
front door and came in. I thought at first she was from
the taxi company or the driver
’s friend. Later I found she just wanted a free ride to
the nearest place. I asked her to pay her fare and she
agreed. The driver took 7 yuan and kept on. I noticed his
smile and the woman
’s anger.
When we arrived at my place, he charged me 18.5 yuan as
the meter showed. I paid the balance- 11.5 yuan, and the
argument began. I gave in and he won two passengers
’ fare. There was no loser, only a winner- the driver!
Ha, ha, ha.
= この稿おわり =
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┃ ┃ お便りで頂きました感想。
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┌──────────「京阪男さん」男性@七十代@京都
日本の地方都市から中国の地方都市南通への道のりは大変ですたでしょうが、
さすがZASSO さん。幾多の困難を乗り越えて無事現地へ到着した。中国語も、
だいぶ解るようになったんですね。
└──────────
▼
┌──────────「ZASSO さんから」
とんでもないです。さすが!といわれるほどのことはやっていません。
何事があっても慌てないー肝に銘じます。
└──────────
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。

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