┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  迷子になったらここ!(^O^)  ━┓
┃
┃ 相互理解と友好のために  ―――――――― by ZASSO さん

☆ 中国式散髪、サービス精神は? ――――――――― 2005/01/05

南通には珍しく、雪になりそうな寒い朝。よりによってこんな日に散髪に行く
なんて、、、でも、帰国前に少しは小奇麗にしておこうと思い、勇気を振りし
ぼって近くの美容院へ出かけました。ーー2年も滞在していて、今まで一度も
行ったことがなかったのです。自分でチョコチョコと浴室で切っていました。
長いダウンジャケットを着込み、キャップとマフラー、手袋、傘をさして..。

9時ごろでしたが、生徒に勧められた店は女性が二人、開けっ放しの店内で、
ダウンジャケットを着たままソファで朝食の最中でした。お粥と小さい肉マン
をフウフウとさまして食べながら、座るように私にのたまう。

「おはようございます、お食事中ですか」と気を遣い 食べ終わるまで待ちな
がら生徒に携帯電話のショートメッセージを送り、5分ほど。どうして欲しい
のかと聞かれ、ちょっとカットだけ!と答え、身分証の写真を見せて、こんな
感じに耳を出して、後ろを切り揃えて、、、とジェスチャーを交えながら説明
しました。

まず髪を洗おうと言われ、もう夕べ洗ったし寒いから、、と遠慮すると、いや
いや洗ったほうがいい、お湯を使うから大丈夫。との答え。店の奥には洗髪台
と湯沸かし器がありましたが、なんと熱源は天然ガスのボンベでした。残り少
なくなっているらしく、二人とも二階へ新しいボンベを取りに上がっていきま
した。

うんしょ、うんしょと二人で担ぎ下ろしたボンベを交換して取り付け、さあ、
おいで!ダウンジャケットを脱いだほうがいいか聞くと、そのままでいいと言
われて、タオルと前掛けを首の周りに巻かれました。

洗髪台に頭を下ろし、お湯が出てくるのを待っていると、水!
温もるのに時間がかかるからかもしれないけれど、全然温かくないよ!で

も文句は言わない。結局生ぬるいお湯で、シャンプーをゴシゴシ。爪をたてる
な!いい加減に洗い流して、湿ったタオルで拭いてくれた。ーーご丁寧にも、
ちゃんとお化粧をしてある額まで。

店内には暖房はなし。おまけにドアが開放されていて、寒い風がピューピュー
と入ってくる。耳の辺りや頬に水気が残っていて、目の中に入る。さあこっち
に座ってと一番ドアに近い席に座らされた。髪の毛はビチャビチャニ濡れてい
て寒い。早くしてくれー!

おもむろにハサミを取り出し、前髪、頭頂部、横、後ろとテキパキと切ってい
く。さすが、プロ!最後の仕上げにバリカンで後部を整え、産毛もカミソリで
剃ってくれた。

そして、ドライヤーでブロー。前髪をその後も整えて、本当に最後の仕上げ!
でもこの間に、ダウンジャケットの中で私は凍りついてしまった。

不錯!=上出来!)メガネをかけてよく見たら、まあまあの出来上がり。
好看!=いい感じ)我看起来年軽了[口馬=(口へんに馬)]?=若く見える?)
ーーなんて尋ねてしまった、、、。

これで日本に帰国する準備万端だよ、ありがとう、と言って5元を払った。
何と安いこと!日本円で約65円です。日本の物価やサービスと比較するのは
もうとうにやめていますが、日本在住の皆様に、あらためて中国の物価の安さ
を分かっていただきたく書いてみました。

日本では、女性が行くのは美容院、男性は床屋さんですよね。中国は理髪店と
いって、男女どちらも利用するところです。

日本で私がよく行っていたところは、カットだけで3600円でした。

まず、店内に入ると受付で「お荷物とコートをお預かりします」とロッカーに
入れてくれ、キーを渡されます。次に、カットかパーマか毛染めか、また指名
があるかどうかを訊かれます。馴染みの美容師さんを指名して、洗髪台へ。

洗髪台では、歯医者の診察台のようなところに仰向けに寝て温かいシャワー。
顔には、消毒済みの、ほのかに石鹸の香りがするタオルをかけてくれます。

見習いの美容師さんが洗髪専門にやっていますので、マニュアル通りに「お湯
加減はいかがですか?」「どこか痒いところはございませんか?」と聞かれま
す。「はい」「いいえ」とこちらは答えるだけ。おまけに肩を揉んでくれたり
頭部に清浄剤か何かを振りかけて、マッサージ。何と心地よいことよ!
 
店内は、半袖でもいいほどの暖かさ。おまけにお湯のシャワーで、ウトウトと
眠たくなるほどの気持ちよさ。髪の毛は少し湿っている程度。指名の美容師さ
んが来るまで少し待っている間に乾いてしまう。霧吹きで髪を濡らしながら、
クリップで所々をとめ、丁寧に切っていきます。

話がはずんで、うっかり切り過ぎ!なんてこともありますが、、、またあとで
整えますから、もう一度洗髪台のほうへ、と言われ、またシャンプーで洗い、
リンスで仕上げ。細かい毛を洗い流してくれるのです。

席に戻って、女性週刊誌を読みながらブローが終わるのを待ちます。左右対称
かどうか、きめ細かに髪の毛の一本もおかしくないかどうかチェックです。
様々なハサミやカミソリを使い分け、念入りに。

最後は、手鏡を持たせてくれて、後ろはこのような仕上げになっております、
との説明。洋服はブラシで、顔についた細かい毛もタオルで祓ってくれます。
床の上に散乱した毛は、見習いの子が始終ホウキとチリトリで掃除をしていま
す。

預けていた荷物を受け取り、支払いを済ませるとサービス券とカードに印鑑!
ある一定の回数がたまると、賞品がもらえます。次回もその店を利用すると、
500円割引!担当してくれた美容師さんが、コートを着せてくれます。

そして、受付嬢と一緒に頭を下げて、「お忘れ物はありませんか。ありがとう
ございました。又お越しください」とマニュアルどおりの挨拶が、、、、私は
愛想笑いを振りまいて、出来上がりがすばらしいことを感謝し店を出ます。

△△ こんなパターンに慣れている日本人は、中国式の「切ってやるからそこ
へすわれ!」みたいな接客態度には度肝を抜かれるでしょうね。ーーでも私が
今になって感じるのは、サービス過剰!

そうなのです。あまり親切にされると恐縮してしまいます。中国にマニュアル
はありません。あったとしても誰も守らないでしょう。
中国人ってとても個人主義だと思います。周りがどう思おうと関係ない。私は
これでいいんだ。唯我独尊かな。

気配り、気を遣うという文化は日本独特です。


  English Version 

Too much or too little service?

It was such a cold morning that it would start snowing. Am
I going to have a hair cut today? I have never been to a
beauty shop in China for the past two years. This time,
however, I wanted to look nicer before returning to Japan,
and decided to give it a try.

Dressed in a long down jacket with a wool cap, scarf and
gloves on, I walked to the nearest beauty shop around 9 o
’clock. There were two women in down jackets eating
breakfast on the sofa. Their breakfast consisted of small
steamed bread and rice porridge. They told me to sit down
and wait. I said, 
‘Oh, you are in the middle of breakfast. Take your time.
’ I pretended that I was not in a hurry and started
sending SMS to my students. I could, in fact, did not
relax at all, because it was so cold inside. The doors
were open and there was no heating. After 5 minutes or so,
they were ready. I told a woman to give me a cut showing
my photo on the ID card. With a gesture, she could
understand how I wanted her to cut. 

First she told me to come to the wash basin. I said ‘I do
not need a shampoo. It is cold.
’ But she insisted by saying she would use a water
heater. She checked the gas tank, but it was almost empty.
Two women went upstairs and brought down a new tank. They
replaced it with an old one, and turned it on. Ok, ok, I
was still cold as the water was not warm! What was worse,
she washed with her long fingernails. She washed my hair
like a dog or a cat. Drying was with a dump smelly towel.
She wiped my forehead violently as well. 

My hair was very wet with some water remaining on my
forehead and cheek, and I felt very cold. She invited me
to a chair located closest to the open doors. However,
when she started working on my hair, I was amazed at her
professional skill. Not bad! Her finishing touch was with
an electric razor. Meanwhile, I was frozen in a down
jacket.

When everything was over, I appreciated her work by saying

‘Good job! Look nice” Do I look younger?’ I continued
saying, 
‘Now I am ready to go back to Japan.’ It took 15 minutes
and cost only 5 yuan(about 65 Japanese yen)

I hate to compare the price and service with those of
Japan, however, this can be better understood by those
living in Japan. In Japan, women go to a beauty shop while
men go to a barber shop. In China both men and women go to
the same place.

The beauty shop in Japan I used to visit is very
different. It cost 3,600yen. As soon as I enter the shop,
clerks at the reception put my bags and coat in a locker,
and ask if I need a cut, perm or coloring. I am also asked
if I have a designated beautician. Then I am escorted to
the washing chair where I just lie down with a clean towel
on my face. 

A person in charge (usually an apprentice) does the
washing according to the manuals: 
‘Is the water warm enough? Or too hot? Is there anywhere
you feel itchy?
’ I just reply yes or no. Finally she gives me a massage
on the head and shoulders. How relaxing!  The shop is well
heated or hot enough for summer clothing. In addition,
warm shower makes me drowsy. My hair is a little wet and
while waiting it gets dry. My beautician uses spray on my
hair, and put hair clips on the main parts. She cuts very
methodically and meticulously. After a rough cut, my hair
is washed again.

Returning to the dresser, I wait for the blowing to finish
while browsing a woman
’s fashion magazine. The beautician gives the final touch
to my hairstyle checking if it is symmetrical or even one
hair is too long.
Finally she gives me a hand mirror, and explains how she
cut my hair. Small hairs left on my face and shoulders are
carefully wiped off by a clean towel and brush. The floor
is cleaned all the time by an apprentice, so it is clean
and hygienic.

At the reception, I receive my bags and coat, pay the bill
and get a stamp and a service coupon. When a certain
number of stamps are collected, they give me a present.
When I visit the shop again, I can use the coupon as a
voucher worth 500 yen. My beautician and receptionists
both bow and say, 
‘Thank you for visiting us. Please come again.’ I smile
at them and thank them again and again. 

This is the kind of service common in Japanese shops. Many
Japanese who are used to this Japanese style service will
find it very disgusting when they visit shops in foreign
countries. In China, customers are not kings or queens.
Shop clerks look arrogant and aggressive from a Japanese
perspective. They do not give service to their customers.
They just do as they like. 

As an expatriate, I do not want to judge other cultures
negatively. Strange to say, I feel awkward when I am given
service in a Japanese manner. It seems too much to me.
China does not have manuals that everyone must follow.
They do it their way. In a sense, Chinese are
individualistic. Whereas, Japanese appear to be more
sensitive or worried about how others feel. This can be
called the culture of 
‘SHAME’ ‘EMPATHY’ and ‘HARMONY’. In other words, we
are comfortable when doing the same things as others. 

                        = この稿おわり =
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃┃ お便りで頂きました感想。
┗━┛
┌──────────「hotchocoさん」女性@四十代@主婦@大阪

最近のあなたは逞しくなったと感じます。

見知らぬ世界にもどんどん足を踏み入れて....何があなたをそうさせる?
とてもいいことだと思うのですが、何があったのか知りたい!
気持ちの切り替え?気持ちの持ちよう?

正真正銘あなたは雑草です。強くなったね....。

└──────────
 
┌──────────「ZASSO さんから」

強くないのです....。開き直りも少しありますが、日本人の価値観がだんだん
変わっていくのを感じています。ーーお金さえ出せば手に入るものが多い日本
サバイバルには必要のないものがどんどん増えている社会を、中国から眺めて
います。

ーーとはいっても、どうしても中国のやり方にはなじまない部分はあります。
今、一番悩まされているのが日本流の、準備周到という考え方が中国の大学に
通用しないことです。
ーー悪く言えばいきあたりばったり、よく言えば臨機応変..です。

└──────────
┌──────────「teruさん」男性@四十代@会社員@中国

按摩(肩もみ)はありませんでしたか?5元の床屋は利用したことがないので、
違うのでしょうか?私が利用するのはいつも少しいい店なのかもしれません。
20〜30元ぐらいで、頭と肩、背中などの按摩がついています。

洗髪、カット、ブローのセット料金ですが、別々にもできますよね。
また各種組み合わせも可能ですが、いつもセットの最低料金のもので済まして
います。
1月2日に行って来ましたが、、やはり暖房なし。ここは南で、そちらよりは
ずっと暖かいのですが、やはり洗髪時には震えます。
私はセッカチなのかもしれませんが、いつもこのコースで1時間半程度かかり
ます。とくにブローは、これでもかという感じでズッと続けるのでいつもイラ
イラします。早く終わらしてくれ!と心の中で叫んでいます。

今回は1時間でコース終了(店はいつもとは違うところ)。この程度で十分。
でも、やはりカットは下手ですよね。ほとんど専門的な教育は受けていないん
じゃないのかな。
それからどの店でも、カットは若い男性が担当してますよね。これも何か理由
があるのかな〜と、ま、徒然に思うのですよね。

└──────────
 
┌──────────「ZASSO さんから」

私はカットだけで十分でした。とても寒風の吹きすさぶ店内に一時間もいられ
ません!ーー私は日本でも、男性に髪を触られるのが苦手なので、女性の美容
師さんで大満足です。技術は確かだと思いました。少なくとも私が自分で切る
よりは上手に仕上げてくれました。

マッサージは自分でできるので、、経絡を知っていますし、ヨガでストレッチ
を毎日しています。肩こりも目の疲れも、これで治ります。人手に頼るより、
まず自然治癒力を信じます。

└──────────
┌──────────「幸さん」女性@五十代@主婦@京都

セット料金の安いのには驚きました。でも、この寒空に洗髪は大変でしたね。
よくぞ辛抱された。それに反し日本での過剰サービスは時によってマイナス。

お客さんに快適な気分を味わって帰って戴く為のノウハウが、それぞれのお店
にはあるのでしょうね。 自分に適ったお店を選択できる事を、女性として改
めて喜んでおります。

└──────────
 
┌──────────「ZASSO さんから」

おしゃれにお金をかける習慣がもともと無いもので、、、基本的な欲求が満た
されればそれでいいのです、私の場合。でも、
日本人って幸せだと思います。日本のサービスは世界一ですよ!

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

相互理解と友好のために目次 アジアの街角から CHINACHIPS 総合トップ




SEO [PR] お金 ギフト  冷え対策 わけあり商品 動画無料レンタルサーバー ブログ SEO