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┃ 相互理解と友好のために ―――――――― by ZASSO さん
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☆ もっと灯りを! ―――――――――――――――― 2004/12/29
思い過ごしだろうか。なぜか部屋の灯りが暗い。日本で蛍光灯の光に慣れてい
る目にはとても暗く感じます。学生の宿舎や教室内は、棒状の蛍光灯ですが、
私の住まいはホテル仕様なので普通の電球です。
寝室の電球が切れたので、取り替えようとフロントデスクに頼んだら、100
ワットのものを渡されました。無知な私は40ワット2個使っていたところへ
それを付けた。1時間ぐらいOK、、何だ大丈夫だ、よかった!と思いきや、
翌日バチバチ!といって切れてしまった。
ベッドライトや机の上の電気スタンドは25ワットから40ワットです。それ
以上のワット数の電球をつけると同じことが、、、。何日か我慢しましたが、
ヤッパリ暗い!電球型の蛍光灯を探しに行きました。あった!丸っこい蛍光灯
です。でも20ワットが最高。ーーどうしようもないですね。
中国の電力事情を考えてみました。そう、天然資源をたくさん持っている中国
でも、電力需要に供給が追いつかなくなっているのです。炭鉱での落盤、爆発
事故が相次いでいます。石炭への依存度が高いこの国、需要に応えようと無理
な採掘が続いています。石油の輸入も急増しています。
水力発電所、ダムの建設も急ピッチで行われています。原子力発電所の建設も
進んでいます。
冬場の停電が多いことは、重慶に住んでいた折に知りました。慢性的な電力不
足なのです。重慶での体験を書いた日記を参考までに。
「お湯も出ない、暖房もない中で、どうやって体を温められると思いますか?
お店はみんな練炭やガスコンロを使っているので、温かい物が作れるのです。
私たち外国人の部屋だけは、エアコンも冷蔵庫も、温水ポットも、電子レンジ
もありますが、電気がなくてはただの箱ですよね。インフラが整わなくて、近
代的なものばかり与えられても用を成さないのです。
とにかく、私だけでなく生徒も病気がちの子が続出です。4人か5人が一部屋
に詰め込まれている寮生活では当然ですよね。プライバシーもない、暖房もな
い、停電ばかりするこんな生活、普通の中国人にとっても耐え難いはずです。
――寒い、寒い、とにかく寒い。
カナダに行ったときは、過酷な寒さの中でも、家の中は完全な真夏、セントラ
ルヒーティングなのでTシャツ一枚で過ごせたのです。こちらは、部屋の中ま
で寒い、教室はもっと悲惨。食堂も、キャンパス内の店も、扉がなく寒風の中
での食事です。
ロウソクの元での夕食、ロマンティックでしょ?ーーとんでもありません。
食堂では、暗くなるとコックさんたちがロウソクに火をつけ、ビールの空き瓶
にたてて惣菜のそばに置いていきます。各テーブルにも一本づつ。暗くてどん
な惣菜が並んでいるのかよく見えません。買った惣菜を持ち帰って部屋で食べ
ましたが、暖房も温かい飲み物もないのです。
しばらくテープレコーダー(電池式)で音楽を聴いていました。ろうそくの傍に
行って新聞を読もうとしましたが、暗すぎて断念。結局、セーターの上に長い
ダウンジャケットを着込み、冷たいベッドにもぐりこみ、毛布をかぶって目を
つぶりました。「神様、仏様、アラーの神様、どなたでもいいですから、光を
!明かりをください!」と祈りながら、、、。
さて、ところ変わって東海岸の南通市。重慶よりは過し易い環境ですが、やは
り冬の寒さはこたえます。学生は、お湯の供給が日に2回しかありません。
みんな2リットル入りのポット
を持ってボイラー室へお湯を買
いに行きます。
2リットルの熱湯が5角≒7円)
で学内の店ではクーポン券とし
て100枚綴りを売っています。
私の住まいには、洗濯機、温水
器、シャワーがあるため、はじ
めは何をしているのか事情が飲
み込めませんでした。
学生の寮にもピンからキリまで
あって、一番安いところは、一部屋に10人から12人が共同生活をしていま
す。シャワー室もなく温水ももちろん出ません。大型の洗面器に、このポット
に入れたお湯を入れ、洗濯や洗髪に使うそうです。
一度見学に行きました。「どうやってシャワーを浴びるの?と聞くと、「先生
見て!こうするの」と言って、寝室とトイレ―洗面室の間につるしたビニール
シートをカーテン代わりにサッと引きました。夏ならまだしも、厳冬期には大
変です。
ボイラー室では、コークスを燃やしてお湯を沸かすのです。真っ黒になって、
敷地に詰まれたコークスをシャベルですくう作業をしている人々がいます。
大変な労働ですね。ボイラー室の外の地面の隙間からは、常に湯気がモウモウ
とあがっています。
ここで洗濯をする学生もいます。
もちろん手洗いです。洗濯機で
脱水もできないため、学生寮の
ベランダにはポトポトと雫が落
ちる彼女たちの衣類がズラッと
並んでいます。
その前の手すりには、布団が干
してあります。これが、日常の
キャンパス風景になっています。
▼ English Version ▼
Give me more light!
Am I just imagining things or is this the reality in
China? Room lights are not bright enough for me.
Classrooms and students dorms are equipped with bar-shaped
fluorescent lights, however, my room has only a light
bulb.
When two lights bulbs were finished, I asked the attendant
to give me new ones. She gave me one 100 w instead of two
40w. She said,
‘Ying gai Ke yi de.’-This should be all right. So I
tried and it worked., but only a few hours. The following
morning, when I turned it on, it exploded!
A few days passed without having a new light until when I
found a round fluorescent light at the supermarket.
Although it was a 20w light, I was happy to have this
color of light.
In my room, there was no heat light and no hot water.
There was nothing hot to drink. What did I do? For a
while, I listened to music on the tape recorder (run by
dry battery), and soon gave up and tried to read
newspapers at the candle light. No way! Cuddled in a
sweater and a long down jacket, I crawled into the cold
bed and closed my eyes praying,
“God, Buddha, Allah! Whoever you are, please give us
light and electricity.”
While suffering from the lack of light, I reconsidered the
energy shortage problem in this country. Energy supply
cannot catch up with the higher demand of electricity.
China used to produce sufficient petrol, coal and natural
gas. Now the situation is serious. China is importing a
lot of them.
Many accidents are happening in coal mines, which claim
hundreds of people. As China depends heavily on coals,
miners are required to work many hours in unsafe
conditions. Hydro-electric power is another option. Many
dams have been constructed at the sacrifice of nature
destruction and some people
’s residences.
I understand that there is a chronic energy shortage, and
winter is the season when many power failures occur. I
recall having a romantic night with a candle in the dining
hall. That was around Christmas time in Chongqing. It was,
in fact, not romantic at all. Since there was no light,
there was no choice but burn the candle even at the dining
hall. We could hardly see what kind of foods were prepared
on the counter. Cooks put the candle in empty beer bottled
and placed them close to the food, and one candle at each
table.
In Nantong, with a moderate climate, I enjoy relatively
comfortable life. However, winter cold is still
unbearable. Students can get hot water supply twice a day.
Those who have no supply go to the boiler room to buy hot
water. Everyone carries at least two 2 litter bottles with
them. Two litter hot water costs 5 mao (7 Japanese yen),
and 100 sheet coupon is available at campus stores.
As my residence has a washing machine, hot water heater
and a shower, I do not need to buy hot water. At first I
could not recognize what they were doing. The cheapest
college dorm room accommodates 10-12 students in one room
with no shower room or hot water. They have to buy hot
water and pour it into a large wash basin,, and then wash
clothes, faces and hair. I visited one student one day.
‘How can you take a shower?’ I asked. She replied with a
smile,
‘Look, teacher! Like this.’ She pulled a makeshift
plastic sheet curtain between her bedroom and a
toilet/sink room. It looked fine in summer time, but how
about winter?
In the boiler room, cokes are used to boil water. There
are dust-covered people who are busy scoping a pile of
cokes. It must be a tough job. From the openings on the
ground comes hot steam all the time. Some students wash
their clothes there. Of course manually! There are no
washing machines or dryers. In the second photo, you can
see soaking clothes hanging in the balcony, and their bed
quilt in front for sun dry. This is the usual scenery on
our campus.
= この稿おわり =
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┃ ┃ お便りで頂きました感想。
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┌──────────「気分は情報無限さん」
あいた口がふさがらない程のひどい有様ですね。
要するに、日本人が中国を馬鹿にしたり偏見を持つのはこのような問題に直面
した時なのでしょうが、それでも現地の学生さんは必死に頑張っていらっしゃ
るんですね。
何の救いにもならない話ですが、日本の「JIS規格(日本工業規格)」自体が
世界で類例を見ない程のもの凄い品質を維持しているのであって、欧米先進国
ですら電化製品が直ぐ壊れたり列車が遅れるのは日常茶飯事なんだそうです。
でもドイツの電球が爆発するとは「アジアの街角から」の記事で取り上げられ
るまで全然知りませんでした。
宿舎を完全電化しておいて「停電」おまけに鉱山などでは「事故多発」とはや
り切れませんね。
写真付きの記事ですが上手く撮れていると思います。
やはり写真があった方がリアルで分かり易いですね。
ではではでは〜
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┌──────────「ZASSO さんから」
インフラが追いついていません。便利なものは大量に出回っていても、肝心の
電気がないと、何の意味もありませんよね。
重慶でそれを実感しました。南通はまだましです。
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┌──────────「気分は情報無限さん」
エイズに関する話ですが、概ね私も同意見です。所詮は私も活字の知識以上の
事は知りません。しかし一つ付け加えさせて頂きたい事があります。
確かに避妊具を付けない性行為はエイズや性病を感染させ易いですが、必ずし
も感染するとは限りません。反面、避妊具を付けたからといって完全に安全で
は無いんですよね。
それから私が中国政府に期待するのは、頼むから邪魔だけはしないで欲しいと
いう事に尽きます。いくら経済開放が進んでいるといっても、所詮は社会主義
で一党独裁制の国ですから、国民の安全より国家の「面子」を重視して海外や
非政府組織の援助を断りかねません。
その意味においても、今の中国政府が「エイズ撲滅キャンペーン」に取り組み
始めた意義は大きいと思います。
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┌──────────「ZASSO さんから」
私個人でできることは、限られています。コンドームの装着実演は、恥ずかし
かったですよ。でも、少しはSEXに対するタブー視がなくなったかな、と思
います。
中国は、儒教精神が元にある国だと認識していましたが、現状を見ていると、
そういう精神世界から遠ざかって、かなり物質主義的に走っていますね。皆、
お金、豊かさを求めてずいぶん利己的になっているようです。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。

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