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┃ アジアの矩を超えて ―――――――――――― by 男Aさん
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☆ 日本と日本人の特異性 ―――――――――――――― 2004/04/26
男Aです。
今回は国際的基準から見た日本と日本人の特異性に関して、です。
ーーちょっと真面目にやります。
ニュージーランドでのことなのですが、現地在住の日本人バスガイドさんが、
ヒビの入ったバスのフロントガラスを見て言っていました。
「ニュージーランドでは、運転していると小石が飛んできて、ガラスにヒビが
入ってしまうことが多いんですよ。日本人なら直ぐに新しいガラスに交換する
のに、やっぱりこちらの人は、大雑把っていうか気にしないっていうかですよ
ね。面白いですね〜。」
アメリカや中国でバスに乗ると分かるかと思いますが、ガラスが無傷なほうが
珍しいのではないでしょうか。車のメーターのガラスが割れていたり、ランプ
のガラスが割れていたり、無傷イコール新車、または金持ち、といったところ
ではないでしょうか。
アメリカなんかでは、事故って凹んだままの車を修理しないで使い続けている
という話、結構有名ですよね。
当時、そのバスガイドさんの話しを真に受けていましたが、今考えると直ぐに
ガラスを替えてしまう日本人のほうが、国際的に見た場合、面白いのではない
でしょうか。
生の物を料理せずに食べる日本人、過労死してしまう日本人、中学生までもが
ブランド商品を買う為に売春してしまう日本人、それを買春してしまう大人の
日本人、アジアでの子供買春ツアーを企画してしまう日本人、などなど。
ーー他の国の人には、結構特殊に見えているようです。
生の物を食べる、これは別の言い方をすれば新鮮な食材が豊富だから、という
ことも出来るかもしれません。とにかく山あり川あり海ありですから。熱しな
くても病気にならない、という幸福な歴史の賜物でしょうか。
現代の料理世界では日本料理が高く評価され始めましたが、一昔前は信じられ
なかったそうです。料理人は料理の腕を誇っているのに、日本では料理しない
で切るだけ、それでは料理人ではない、ぐらいの意見を言う人もいました。
確かに欧米を代表するフランス料理では(ポール・ボキュースが、ヌーベル・
キュイジーヌの考え方を広める前)、圧倒的に素材その物よりも料理法が重視
されていました。現在では、日本が長寿大国であるという事実や、ダイエット
志向から、日本料理は高く評価され始めました。ヨーロッパなんかでは、流行
にのって料金も他国の料理よりも高めですね。
料理一つとっても文化というのは様々ですね。
以下、典型的な比較の説明です:
フランス料理では皿は個人の物ですね。自分の皿は自分の皿です。皆が自分の
皿を食べ終わると、次のコース料理が運ばれてきます。よって、食事時間を短
くすることは不可能です。器は白でシンプルです。料理の見た目の美しさは盛
り付け等、料理自身で競います。料理は自分でナイフを使って切ります。
アメリカの場合も自分の皿は自分の皿です。しかしコースという考え方ではな
いので、野菜や肉やらが一枚の皿に盛られています。料理の見た目の美しさ?
旨ければいいじゃん、という考え方です。料理は自分でナイフを使って切りま
す。
日本料理の場合も皿は個人の物です。しかし全ての料理が一斉に出されます。
一つ一つの料理が別の皿に入っているので、皿の数は途方もなく多いです。
料理自体の見た目は基本的にはシンプルです。ワビ・サビの精神です。見た目
の美しさは器で競うことが多いのではないでしょうか。
料理は一口サイズに切ってあるのでナイフは必要ありません。
中国料理の場合、皿は皆のものです。皆が同じ皿から食べます。一つの料理に
つき一皿で、コースというよりテーブルにスペースがあれば置いてしまおう、
という考え方です。スペースが無けりゃ皿の上に皿を重ねちまえ、みたいなア
クロバットも披露してくれます。料理は厨房で一口サイズに切ってあるので、
ナイフは必要ありません。料理の見た目は器よりも料理自身で競います。
欧米は個人主義だ、とよく言われます。
しかし、料理面から見た場合、日本料理も皿は個人の物です。中国や欧米では
自分の部屋のドアを閉めることは稀です。勿論、着替える時とかは閉めますが
普段閉めていると何やってるの、と家の人が入ってきます。
日本の場合、自分の部屋のドアは、普通閉めるのではないでしょうか。勿論、
伝統的な日本の家は障子のみなので話は別です。障子には鍵さえありません。
座る時もお国柄が結構出ます。公共の場(バス、電車、公園のベンチなど)で座
る時、日本人は距離を多くとります。オーストラリア人は普通の距離をとりま
す。アラブ人やイタリア人は近くに座ってきます。
赤ん坊は万国共通としても、日本人の子供と親が物理的に触れ合うことも少な
いようです。欧米人であれば抱き締めたりキスをしたりします。中国人でも手
をつないだり、腕を組んだりと結構触り合います。
日本人の女性が親と腕を組んで歩く、あまり見ない光景です。昔はともかく、
現代の日本人は誰よりも個人主義なのではないでしょうか。
パリにある有名なレストランには、色々な国の人が来るのだそうですが、そこ
の熟練のメートル・ドテル(レストランサービス責任者)は、一瞬でお客さんが
何処の国の人か見分けられるそうです。それでサービスの仕方や対応を色々と
変えるのだそうです。
その人が言うに、歩き方、服装、持ち物、表情、動作など様々な所にお国柄が
出るので、それを見て総合的に判断するので間違えることは殆ど無いそうです
が、見分け方は企業秘密だ、とのことです。
話しが長くなりました。退屈させてごめんなさいね。
結論です:海外にいって面白いなぁ!って感じたとき、あちらさんもこちらを
見て、面白いなぁ!って思っている可能性が大です。
ーー MADE IN JAPAN(日本製)は品質の証です。
ーー BORN IN JAPAN(日本生まれ)はどうなのでしょうか。
= この稿おわり =
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┃●┃ お便りで頂きました感想。
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┏━━━━━━━━━━「HAJIMEさん」
今回も大変面白かったです。
中国の人って、洗車後のワックスがけのあと、拭きあげないんですよね。
だからワックスの跡がそのままウロコみたいになった状態で得意そうに走って
る。なるほど中国人を「龍の子孫」といわけだなあと(笑)
しかし、年がら年中こういうウロコ車を見慣れてくると、どうして日本人は絶
対に拭きあげないと気がすまないのかなあ、と考えるようになります。
中国では、ぶつけた痕をそのままで走ってる車を普通に目にします。
だいたい日本では絶対に車検を通らない、スクラップ置き場にあるのでもこれ
よりはマシだ、というレベルのボロも堂々と走ってます。
日本時代、運転が超人的にヘタだった私の愛車はボコボコで、修理する金もな
いのでそのままにしていたのですが、親も友達も口をそろえてミットモナイか
ら直せ直せとうるさかったです。
車は人間の外側を覆ういわば防衛カバーなのだから壊れて当たり前で、こんな
ムキになって常にキレイに保っているのは日本人だけらしいですね。
これからも目からウロコのレポート期待しております。
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┏━━━━━━━━━━「男Aさんから」
HAJIMEさん、感想ありがとうございます。
インフラが整備されていなくて、10分前まで電気の供給が途絶えていた中国
の農村部に住んでいる男Aです。一日に一回ぐらい、電気がしばらく吹っ飛ん
だりしますが今では....愉快だなぁ....と思う心の余裕も出てきました。
8月には都市部に引越し、ブロードバンドに大出世の内定を頂いております。
回答が遅れることもあるかと思いますが、あと数ヶ月間、事情を察して頂けれ
ば、、、と思います。
車は人間を守るカバーなので、壊れて当たり前との発想、大変興味深いです。
車をステータスと見るか道具と見るか、というところがポイントになるかと思
いますが、ポケットが膨らめば膨らむほど車をステータスと見るようになるの
でしょう。
私のような厚いが重い財布を持ち歩くものにとっては(厚くて軽いのなら札が
多いという意味ですが・・・)車は道具に過ぎません。もっとも今の段階では
ボロボロでも車を自由に使える(一般社員が社用車を私用で使う場合を含め)の
さえステータスといったのが中国なのでしょうか。
ところで、私はオートマ限定日本免許を持っていますが、ここでは怖ろしくて
車に乗りません。ーー人を殺すこと間違いなしです。バスなんかに乗ってると
乱暴な運転ながら巧みに蝿のような自転車達をよけるので関心します。
ーー実は中国人、運転超上手いようです。
中国では自転車に乗っていても車線変更とか幅寄せとか、車に乗るぐらい神経
使いますね。
余談ですが、中国ではインターナショナル免許は通用しないそうです。
中国免許を取得して下さいね。
HAJIMEさんのご感想を頂いて思い出したことがあります。
ニュージーランド人(たぶん..オーストラリア人も)の一部、といっても結構な
割合の人々ですが、彼等は皿を洗剤で洗うだけで水で濯ぎ(すすぎ)ません。
白人でそばかすが頬にある人っていますよね。あれって、乾いた洗剤が付いた
まんまの皿でお飯を食べていると出るのだそうです。
ーーそばかすに憧れたことのある方、お試しあれ。
家庭で出来る無料のエステです。ただし、周りの人からのブーイングは間違い
ないので、他の人の皿は濯いであげて下さい。(^^)
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┏━━━━━━━━━━「閑話翁@人民広場さん」
┌--------「399号アジアの矩を超えて:HAJIMEさんのお便りの」
中国では、ぶつけた痕をそのままで走ってる車を普通に目にします。
だいたい日本では絶対に車検を通らない、スクラップ置き場にあるのでもこれ
よりはマシだ、というレベルのボロも堂々と走ってます。
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車への愛護は、
日本人より強烈なのは、ドイツ人そうです。
一方、
車をただの道具としか見ていない点は、
中国人よりひどいのは、フランス人だそうです。
どうやら、
中国人の国民性はラテン系のように朗らかであり、
日本人の国民性はドイツ系のように生真面目です。
また、一説によると、
車を大切にする民族は、機械や精工を重んじて、
工業強国になりやすいそうです。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。

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