☆ 北朝鮮問題で米国、中国がわかる ――――― 転載 2007/07/11
――「国際戦略コラム」No.2695号掲載 2007/07/07
―――長いこと、このコラムでは北朝鮮問題を扱ってきたが、この北朝鮮問題
で米国と中国の問題も分かる。Fより
米国の国内で、タカ派チェイニー副大統領と、リアリストのライス国務長官の
意見が対立していた問題は、ライスが勝ち、ヒル次官補は北朝鮮問題で自由に
なったと認識した。日本国内の評論家も、米国だけを見ているので、日本はこ
の国際問題から外されると評論している。
しかし中国は日本との信頼関係を構築する必要がある。胡錦涛国家主席は「対
日関係を発展させる」と表明し、これを全国民に告知した。米国が北朝鮮、ベ
トナム両国との関係を修復し始めているが、それは結局のところ、北京を締め
付けようとする意図だということを中国はよく理解している。
また、中国全土で暴動が起きるなど、政治的混乱が起きているが、この混乱に
拍車をかけているのが、粗悪食品、毒物混入食品類の問題だ。日本でも今、中
国製家庭用歯磨き粉から、成分表示されていないジエチレングリコールが見つ
かって騒ぎになっているが、漂白剤を混入したり、家畜肉を混入したりと、中
国産食品の異常な粗悪ぶりは世界から非難を浴びている。
この問題の解決手段を持っているのは中国へ進出している日本企業しかない。
日本企業も、いろいろと品質問題で中国人の行動に対してその防御策を取る必
要が長年あった。マツタケの検査ではX線を当てて釘が隠されていないことを
確認している。
縫製分野でも、長年そのチェックを行い、高品質企業にしか仕事を出さないよ
うにして品質を確保している。また、品質管理には多くの熟年退職日本人が中
国で指導している。このように、長い品質との戦いを日本企業は苦しみながら
してきた。
このため、日本企業の中国製品には問題がないし、世界に売れている。中国を
救うのは、品質問題を乗り越えた日本企業しかない状態である。
このため、北朝鮮問題でも、米国に反対して日本の味方をしているのは、現時
点では中国である。米国でもなく韓国でもない。もう1つ、中国は米国と違っ
て、北朝鮮問題を解決したくないのである。
そのためには日本の拉致問題は、非常に都合がいいのだ。北朝鮮は拉致被害者
を渡すと、その先の心配もする必要が出てくる。日本に送り出している朝鮮工
作員が分かってしまうことになり、そのようなことはできない。
しかし、日本政府は、北朝鮮が拉致問題の解決をしないとして朝鮮総連を潰し
ている。北朝鮮国家予算の多くを朝鮮総連からの資金に頼ってきた。この資金
が途絶しようとしている。これには金正日委員長も耐えられない。23億ドル
の資金を得るために米国に折れ、5万トンの石油が欲しくて原子炉を止めるこ
とになる。北朝鮮の資金不足は目に見えている。
しかし、この資金を米国は出そうとしていない。米国は北朝鮮問題から逃れた
いだけで、本当は中国と韓国と日本で解決すればいいと思っている。しかし、
過去の経緯があるために米国はいるだけである。そして、将来の中国のけん制
に北朝鮮を使おうとしているだけである。
その米国の意図を中国は読んでいる。中国は日本をこの問題に関わらせる必要
が米国以上にあり、日本と中国で事態を収拾する方向にもって行くことを希望
している。日本は拉致問題を解決したら、2兆円を出すと宣言している。
よって、北朝鮮問題は、日本・中国の2者で協議をして進める必要がある。ヒ
ル次官補の役割、米国の役割は終わっている。それを出てきて米国が主流のよ
うな顔をするために、日中はいやな顔をするのである。
どうして、この問題の真のありかを日本の評論家・政治家は見ないのでしょう
ね??
日本外交は問題の真のありかに気がつけば、いとも簡単に米国や中国を手玉に
取れることになる。それだけ、日本の経済的、政治的な実力は世界から秀でて
いる。それを米国に依存して読まないだけだ。
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北朝鮮、重油第1便受け取り後「核施設停止も」nikkei【ソウル=池田元博】
北朝鮮外務省スポークスマンは6日、2月の6カ国協議で合意した核放棄への
「初期段階の措置」で受け取る重油5万トンのうち、「10分の1程度となる
第1便を受け取った時点で、核施設の稼働を前倒しで停止する問題を積極的に
検討し、準備している」と語った。朝鮮中央通信の報道を、朝鮮通信(東京)が
伝えた。
韓国が全量提供することになっている重油の第1便は、14日に北朝鮮に到着
する予定。今回の外務省スポークスマンの発言は、第1便の輸送船到着を確認
した上で、北朝鮮側が直ちに核施設停止に着手する可能性を示したといえる。
関係国の間では、北朝鮮が重油5万トン全量を受け取るまで核施設停止に動か
ないのではないか、との観測も一部出ていた。外務省スポークスマンは「前倒
し」履行について「6カ国協議プロセスの早期進ちょくを図るため」と指摘。
関係各国には北朝鮮側のこうした意思をすでに通知したという。
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「6ヶ国」首席代表会合、核停止後に=「次の段階」の論議目指す−米方針
時事通信【ワシントン6日時事】07月07日
米国務省高官は6日、北朝鮮の核問題に関する6カ国協議の首席代表会合につ
いて、「(北朝鮮の)原子炉が停止された後に開催されるよう期待している」と
記者団に述べた。
別の同省当局者も「首席代表会合で核停止について議論することは望んでいな
い。(核施設の無力化など)『次の段階』に焦点を合わせたい」として、会合は
核施設の停止実現後に開くべきだとの考えを示した。
北朝鮮は6日、核放棄に向けた「初期段階措置」の見返りとして供与される重
油5万トンのうち、第1便を受け取り次第、核施設の稼働停止に入る準備を進
めていると表明した。国務省によれば、韓国が提供する重油が北朝鮮に到着す
るのは14日ごろになる見込みで、核停止を受けた首席代表会合は中旬以降に
なりそうだ。
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「核」の次は朝鮮戦争終結 当事国4者会談、動き急 (ASAHI) 07年07月04日
朝鮮半島の平和体制をめぐる協議が南北朝鮮と米国、中国で始まろうとしてい
る。同じメンバーで99年まで開かれた「4者会談」が復活する形だ。成果を
急ぐブッシュ米政権は、北朝鮮が切望する平和協定の締結にも意欲をみせる。
米朝の接近ぶりが続けば、核問題を含めた6者協議の重要課題は米朝対話を中
心に決まっていく可能性がある。資金送金問題が解決し、6者協議メンバー国
の関心は早くも、原子炉停止後の「次の段階の措置」に向き始めている。
米国のヒル国務次官補は6月25日、「核施設の無能力化の段階に入れば直接
の当事者(南北と米中)による平和体制協議を始めることができる」と語った。
これに対し、日本政府は「4ヶ国とかいう定義は全くしていない」(塩崎官房
長官)と警戒感を示した。
だが、4者による平和体制協議は、05年9月に採択された6者協議の共同声
明にも、今年2月の合意にも盛り込まれており、新たに決まった枠組みではな
い。
朝鮮戦争は53年7月、北朝鮮、中国、国連軍(米国)が休戦協定に署名したが
まだ終わってはいない。中途半端な状態は、北朝鮮が「米の脅威に対抗するた
め核を保有する」と主張する根拠にもなってきた。97〜99年に、6回にわ
たってジュネーブで4者会談が開かれたが、北朝鮮は在韓米軍撤退を主張する
など非協力的。各国の思惑も絡み合い、大きな進展は得られなかった。
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「総連弾圧」北朝鮮が日本非難声明「必要な措置とる」(ASAHI) 07年07月01日
北朝鮮の外務省報道官は1日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土
地と建物をめぐる問題で、「安倍(首相)らによる総連弾圧策動を決して傍観せ
ず、当該部門で必要な措置を講じることになる」と非難する声明を発表した。
朝鮮中央通信が伝えた。
声明は、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議について「日本は協議進展に冷水を
浴びせ、問題の解決を引き延ばそうとしている」とし、「日本が果たして6者
協議に今後も参加すべきなのかについて、深く憂慮せざるを得ない」と批判し
た。
= おわり =
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