「ロシア政治経済ジャーナル」No.443より転載 by 北野幸伯(きたのよしのり)さん
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☆ ユダヤに学ぶ1(ゼロから1は‥‥) ―――― 転載 2007/02/26
――「ロシア政治経済ジャーナル」 2007/02/26
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┏━━━━━━━━━━「転載誌面ここから」
今、世界では一極主義 対 多極主義の戦いがつづいています。
短期的には米イラン問題
中期的には米ロ問題
長期的には米中問題が重要。
その他にもいろいろありますが、ほとんどは一極対多極の争いから派生してい
る。
とはいえ、ここ数回でイラン問題・米ロ問題・中国問題を書き、ネタが切れて
しまいました。書くと繰り返しになってしまいますから、皆さんもウンザリで
すよね。
そこで考え出したのが、「ユダヤ(の格言)に学ぶ」。
これを「ネタがない時用シリーズ」にしようと思うのですがどうでしょうか?
なぜか?
▼ ユダヤパワーは思想のパワー
以前にも書きましたが、日本人のユダヤ観には二つあります。
1.否定派 → ユダヤは世界を支配しようとしている
2.肯定派 → ユダヤは金儲けがうまくてすばらしい
まあ、肯定派も否定派も「ユダヤは世界を動かせるくらい金を持っている」と
いう点では一致していますね。ーーーロシアでもそうです。
まだソ連が崩壊して16年しか経っていません。しかし、新興財閥のほとんど
はユダヤ系。しかも彼らは、96年(つまりソ連崩壊後5年)の時点で、すでに
ロシアのエネルギー産業と金融を牛耳っていました。ーーー皆さんゼロからス
タートしたのにです。
私は当時も今もモスクワにいますので、ユダヤのやり方というのを見てきまし
た。
1.莫大な富を手に入れる
2.マスコミを手に入れる
(例、ベレゾフスキーのORT、グシンスキーのNTV)
3.政治家を買収する(ベレゾフスキーはエリツィン一家と癒着していたので
クレムリンのゴッドファーザーと呼ばれた)
註)これを美しい言葉で「ロビー活動」といいます。「陰謀」といわないでく
ださい。
4.政治を思うがままに動かす
結局、最初に「金持ち」になることが不可欠なんですね。ところが、「ハイそ
うですか!」(^▽^)と金持ちになれませんよね、他民族は?
結局、ユダヤの秘密を解くというのは、「なんで彼らは金持ちになれるの?」
という部分を明らかにするということ。
皆さんも聞くでしょう。「露○茶○○度が世界を操っている」
そんなことよりも「何で彼らはそんなに金持ちになれたの?」を知りたいです
よね?
もう一度、
1.大金持ちになる → 2.マスコミをゲット → 3.政治家を買収(ロ
ビー)→ 4.政治を操る = 出発点は金持ちになること。
では、金持ちになるのはなぜ?
これは「金持ちになれる思想を彼らが持っている」ということでしょう?
考えてみてください。
江戸時代の武士は、なんで「殿様のために命を捨てる」のですか?
儒教で「主君への忠が大事だ」と刷り込まれていたからでしょう?
主が辱められれば、臣は死ぬのであります。(例 赤穂浪士)
何で昔の日本人は、「欲を捨てるのが幸せになる道」と考えたのでしょうか?
ーーーこれ仏教でしょう?
なんで、イスラム原理主義者は自爆テロするの?ーーー「ジハード(聖戦)のた
めに死ねば天国に行ける」と刷り込まれたからでしょう?
ユダヤが世界でものすごい影響力を持っている。ーーーということは、彼らの
思想がそういう人々を作り出しているということです。
それで、日本がこれから自立した国家になるためには、ユダヤ研究が不可欠だ
と思うのです。これは別に「魂までユダヤになれ」というのではありません。
日本は今まで、仏教・儒教・道教・キリスト教等々を受け入れても魂は日本人
でした。
明治維新も「王政復古」で日本人の魂を復活させた。しかし、西洋のやり方と
技術を使って「富国強兵」していった。
ーーー今の日本に必要なのは、第1に日本の伝統的価値を復活させること。
でもこれだけだと(悪の)世界にいって通用しないのです。例えば、武士道バリ
バリのビジネスマンが、ユダヤ的価値のアメリカにいく。
ーーー契約を交わす段階になった。
アメリカ人「読んで検討してください」
日本人は武士道なのでこういいました。
「契約を読まずとも、武士に二言はござらん。あなたの誠意を信じましょう」
アメリカ人もいいます。
「我々も新渡戸先生の『武士道』は読みました。目は青くても、心意気はサム
ライですから信じてもらって結構です」
結果は・・・わかりますね?
契約の最後に小さな字で、日本側に都合の悪いことが書いてある。それでダマ
サレタ武士がどれほどいることか。
日本人「あの言葉はウソだったのですか!?」
アメリカ人「ウソではござらぬ。契約に左様に書いてある」
日本人「・・・・・・・・・・・・・」
そこで第2に、世界を支配するユダヤの哲学を学び、悪い部分は記憶して騙さ
れないようにする。=いい部分は取り入れる。
これを前置きとして、シリーズをスタートします。
「ユダヤ人の文化や伝統は、仕事の面でも私生活の面でも、もっとも成功率が
高い人間を生むソフトウェアであるといえよう」(ラビ・トケイヤー)
▼ ゼロから1までの距離
「0から1への距離は、1から1000への距離より大きい」(ユダヤの格言)
なんと現実的な、、日本にも似たような言葉があります。
「千里の道も一歩から」(^▽^)
ところが今の日本の風潮を見ると、「え”〜〜、千里も行くのしんどいよ〜。
イッキに千里いける飛行機とかないの〜、どこでもドアは〜?」
という人が多くないですか?ーーーまあ、全世界的にそうですが・・・・
ユダヤ的に変えてみると、
「千億円の道も一円から」(^▽^)
でしょうか。
世の中のだいたい80%ぐらいはゼロから1にいけないようです。で、残りの
10%ぐらいはゼロから1までいったのに、続けられない。ーーー結局世の中
の10%の人が富の90%を持つ、というのには理由があるのですね。
これを国家という観点から見ると、
「(天領日本が)自立した国家に向かって動き出すまでが、動き出してから自立
した国家になるより難しい」ーーーとなるでしょう。
事実、動き出すまで10年かかっています。
「日本は自立すべきだ」という主張は90年代のはじめからありました。例え
ば石原慎太郎さんとか小林よしのりさんとか渡辺昇一さんなどなどが主張して
いましたね。ところが、
90年代は、ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッとゼロ。
小泉さんになってから、ようやく第1歩を踏み出したというべきでしょう。
ちなみに、「小泉さんのせいで格差社会ができた!」という考えに私は賛成で
きません。「小泉さんの時代に格差社会ができた」のは、事実。しかし、原因
はもっと他にあったのでしょう。
何が原因か?
1.バブル崩壊後10年間、まともに就職できない層ができた。
(非正社員率33%!)
2.ゴーンさんがリストラを一般化させた
98年の本を見ると、「日本では終身雇用が維持されている」と書いてありま
す。ところが99年にゴーンさんが大リストラをし、1年で利益を1兆円も増
やした。ーーーこれで日本企業リストラ解禁です。さらに、残った社員も「実
力主義」「成果主義」ということで二極化した。
3.ユニクロの成功
90年代半ばの本を見ると「日本で空洞化は起こっていない」とあります。そ
れが前世紀末から今世紀はじめに激変します。ユニクロが大成功する前は、な
んとなく中国製品て「ダサッ!」というイメージだったでしょう?
ところが、首相までが「俺もユニクロもってるよ」というに至って、「メイド
インチャイナでもいいじゃん」ということになった。それで皆中国へ出ること
になった。
これは、日本の雇用減ですね?
4.地方切捨ては?
「小泉さんは地方を切り捨てたじゃないか?」という批判もあるでしょう。
しかし、GDPの2倍も借金がある日本。いかに90%以上が国内債務とはい
え、永遠に続けられるはずはありません。
というわけで、日本ではゼロの時代が10年以上続いて、新世紀に入ってよう
やく1歩を踏み出した。ーーーしかし、油断はできません。
「継続は力なり」といいます。裏返してみると、「継続するのは難しい」。
油断すると日本政府はすぐ「談合体質」「借金体質」「無駄使い体質」「増税
体質」「ケインズ体質」に戻ろうとします。----これを現状維持機能という。
ですから、国民は転がり出した雪ダルマが止まらないよう、大騒ぎし続ける必
要があるのです。何を騒ぐのか?まあ、日本には問題がエベレストより山盛り
ですから、困っちゃいますが。
選ぶとすれば
1.財政を健全化させろ
2.財政を健全化するのに増税に頼るな
(増税すると、消費が減少し、不景気のサイクルに入る)
3.第1に支出を減らし
(政治家さん官僚さんは、自分の懐を痛めるより、国民から多くとることの
みを考える)
4.第2にアメリカを見習って減税しろ
(なんでもアメリカのマネなのに、自分に都合の悪いところはマネしない)
でしょうかね〜。
「0から1への距離は、1から1000への距離より大きい」(ユダヤの格言)
まとめます。
1.成功したい個人
距離はこうです。
0円← この距離 →1円稼ぐ← この距離 →1000万円稼ぐ
「最初の一歩が一番しんどい」と自覚し、勇気をもって踏み出しましょう。
2.日本を変革したい個人
現象が変わる前に意識が変わります。そして、意識が変わるには入力される情
報が変わる。日本を変革しようとブログ・メルマガ等を配信されておられる方
「ゼロから1が一番しんどい」と思い、諦めずに続けましょう!
3.日本国政府
日本の児童手当は、昨年末の時点で月5000円でした。これは、フランスの
僅か5分の1。(!) 平均月収4万円のロシアの手当てよりも少ないのです。
ところで、フランスの財政状況は日本より全然いい。ロシアは対外債務が既に
ほとんど無く、00〜07年財政黒字を続けていますーーー。
GDP世界第2位の美しい国日本は?(涙)
無駄使いをやめる一歩を踏み出してください!
最後にもう一つ格言を、――→「一度に海を作ろうと思ってはならない。まず
小川から作らなければならない」(ユダヤの格言)
= おわり =
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今回はユダヤの話でしたが、国際情勢というのは、ユダヤ−アングロサクソン
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