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寄稿転載記事 ――――――――――― by 岡崎溪子さん
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☆ 日本の憲法改正で東アジアは安定する ―――――― 2008/11/24
2008年10月31日、現役の自衛隊航空幕僚長が、民間の不動産・ホテル
会社アパグループの懸賞論文に応募し、最優秀賞を受賞して賞金300万円を
受けたことが発表された。さらに、航空自衛官97人が応募していたことが発
覚し、問題になっている。
特に田母神俊雄[たもがみとしお・60歳]航空幕僚長が書いた「日本は侵略国
家であったのか」と題する論文には、「我が国が侵略国家だったなどというの
は正に濡れ衣である」という箇所が政府見解と違うことで問題とされ、政府は
11月1日、田母神氏を免職し、航空幕僚監部付となり、3日には定年退職さ
せた。
麻生政権は、1995年8月15日発表の「村山談話」を踏襲しており、政府
見解と異なることを現職の自衛官が発表したことが「不適切」であるというの
だ。
これは、当時の社会党の総理大臣・村山富市が戦後50周年記念式典において
閣議決定に基づき発表した「戦後50周年の終戦記念日にあたって」と題する
声明である。ーーー日本が戦中・戦前に「侵略」や「植民地支配」を行ったと
し、公式に謝罪したものである。
マスコミの論調は、田母神氏を「時代錯誤の妄想だ」と決め付けている。
11日に参院外交防衛委員会は田母神氏に対して参考人質疑を行ったが、NH
Kは中継せず、全容を国民が知ることはできなかった。果たしてこれでいいの
だろうか?
歴史観が個人個人で違うのは当たり前で、自衛隊の人間だから時の政府に追従
していくべきだと考えている人こそ危険である。ーーー総理大臣がコロコロ変
わり、防衛大臣も当然変わる。あてにならない任命者の思想信条に左右されて
いては国の防衛は成り立たない。
日本国憲法を遵守するべきである。
しかし村山富市氏は「自衛隊は憲法違反である」と言い続けていたのを、首相
になると「合憲」と思想を豹変させた人物である。この人物に憲法を語る資格
はない。
しかも阪神淡路大震災の折には、地震発生時にすばやく自衛隊の出動を命じて
消火活動に当たらせれば、その後の火災は防げたのは明白であり、3000人
の死者を出すことはなかった。
自衛隊が内心は嫌いだから係わり合いを持ちたくない、などという偏狭な思考
の持ち主が、国民の生命を守るべき総理大臣にはふさわしくない。
―― ≪戦争を決定したのは軍部ではない≫
歴史問題は、別のメルマガ「日中戦争を検証する」に詳細に書いたが、私は満
洲に関東軍がいて満洲国を守っているべきであったと思っている。
満洲は満洲族の土地であり、漢民族の土地ではない。歴史上漢民族が満洲の地
を統治していた記録はない。漢民族は万里の長城を国境として北方民族を北狄
(ほくてき・北に住む野蛮人)として蔑視してきた。
清朝末期、ロシアが南下をもくろみ、大蔵大臣ウイッテが清の李鴻章と密約を
結んで満洲を売却する決定があったからこそ、日本は日露戦争に踏み切ったの
である。ーーー清朝の滅亡後も、野望を絶やさぬロシアは、常に満洲と朝鮮を
狙っていた。
軍隊も訓練されていないし、政治能力もない満洲族を日本が助けたのは当然の
ことである。当時の世界情勢は弱肉強食で、軍事大国は多くの植民地を持ち、
自国の経済を豊かにするため、植民地では「愚民政策」をとり、知識人は迫害
され、殺されるか国外追放された。
日本は、満洲や朝鮮でも資金をつぎ込んで産業を興し、学校を建設し、教育に
も力を入れた。
1937年(昭和12)7月7日に、北京(当時は北平)の西南の盧溝橋事件の収
拾に関して、近衛内閣は、支那本土に日本軍派遣を決定した。ーーーこれ以降
蒋介石と戦争状態になり、さらに蒋介石を支援するアメリカとも戦争に及んだ
のは、好戦派軍人と時の政府・近衛文麿内閣の思慮のなさである。
確かに盧溝橋事件は、共産主義者の日本軍挑発の結果であったが、それでも蒋
介石軍と戦争を構え、首都・南京攻略にまで及んだことはすでに日本軍の敗北
である。広大な支那大陸に兵を展開できるほどの余裕は日本軍にはなかった。
昭和13年1月16日に、近衛内閣は「国民政府(蒋介石)を相手とせず」とい
う声明を発表。それまで、軍部も和平工作に努力していたが、これで一気に全
面戦争へなだれ込んだ。良識ある軍人たちは近衛に失望し、負けを覚悟の戦争
に突入させられた。
私は、昭和12年からの支那大陸における戦争は、大義名分もなく、住民を苦
しめた侵略戦争であったといわざるを得ないと思っている。
田母神氏の「もし日本が侵略国家であったというのならば、当時の列強といわ
れる国で侵略国家でなかった国はどこかと問いたい。他の国がやったから日本
もやっていいということにはならないが、日本だけが侵略国家だといわれる筋
合いもない」との意見には賛成できない。
近衛内閣は日米の和平工作にも失敗し、戦争せざるを得ない情況を作っておい
て政権を投げ出し、最悪の東条英機に戦争をせよといわんばかりに政権を譲っ
た。予想通り、1941年12月8日、日本はイギリスとアメリカに宣戦布告
し大東亜戦争に突入した。
なお、先の戦争のことを太平洋戦争というのは間違いで、支那大陸での戦争は
拡大するばかりであり、これらは対英米戦争と同時に行われていたのだから、
「大東亜戦争」というべきである。資料も「太平洋戦争」では出てこない。
―― ≪現場の怒りを知れ!≫
さて、防衛庁から防衛省に格上げされたが、自衛隊はそのままである。
これがおかしい。
PKOで自衛隊が外国に行く時に、日本だけが「軍隊ではありませんから安全
な仕事だけをやらしてください」「自衛隊を守ってください」という恥ずべき
言動を平然と要求する。隊員には「襲われた時はなるべく発砲しないように」
と犠牲をせまる。
国内でも、北朝鮮の工作船や国境侵犯の不審船がきても、追尾するだけで国外
に逃がす。海上保安庁も海上自衛隊も、国民の非難を浴び口惜しくてたまらな
い。これでは近隣諸国にバカにされても仕方がないだろう。
ロシアは、北方領土を不法占拠しながら、近づいた日本漁民を問答無用で射殺
して知らん顔である。時には、賠償金を取るまで漁民を人質として監禁する。
中国共産党政府は日本領土を侵犯し、さらに海底から我が物顔で油を採ってい
る。
日本の長い海岸線から、中国の「蛇頭」はどんどん密入国してきている。韓国
も竹島を自国領として軍隊を置き、対馬に集団移住して「韓国領だ」と宣言し
ている。
―― ≪現行憲法の限界≫
日本人が、これほど近隣諸国に辱められて、自国の防衛もできない憲法があり
がたいとは思わない。
憲法改正をして、集団的自衛権を認めるのは当然だ。
第2次世界大戦で、日本と同盟国で敗戦したドイツやイタリアでさえ、軍隊を
持っている。ヨーロッパは比較的紛争の少ない地域であるが、それでも独立国
なら当然の権利を行使している。
東アジアは危機に満ちている。
北朝鮮が暴発する恐れあり、中国が台湾に軍事侵攻する恐れあり、ロシアは経
済で潤って再びソ連時代の強国を目指している。30年間も日本国民が北朝鮮
に拉致されているのを誰も助けない。
そしてその危機の真っ只中、日本は自衛隊を軍隊と認めることさえできないで
いる。アメリカに「おんぶに抱っこ」で甘えてアメリカ様の言いなりである。
不良米兵に日本人女性が強姦さても殺されても、犯人には国外に逃げていただ
いている。日米地位協定により起訴に至らなければ、関与が明らかでもアメリ
カ兵の身柄を日本側に引き渡すことができない。そして日本の警察が米軍基地
内の捜査もできない。
どんなにか沖縄の警察官は口惜しい思いをしていることか。
もちろんアメリカとの同盟は大切である。しかし、思いやり予算や古い兵器を
高いお金で買ったり、米兵の訓練を日本でわざわざやることはない。正々堂々
と言うべきことは言って欲しい。
また、戦略もすべてアメリカ任せであるが、共同開発のミサイル迎撃機は本当
に命中するのか疑問である。しかも、アメリカがすべての軍事情報を日本に公
開しているとは思えない。
日本でも独自の迎撃兵器を開発して欲しいと私は思うのだが…。レーザー光線
やマイクロウエーブ電磁兵器を使った最新防御兵器を日本は造る能力があると
思うが、どうだろうか?
オバマ氏が大統領になると、イラクからの早期撤退が見込まれる。経済重視で
膨大な戦争経費を削減するのは目に見えている。日本の近隣諸国が「今がチャ
ンスだ!」とばかりにますます日本軽視の行動に出るのではないかと懸念され
る。
憲法9条の改正は、ここにきてやっと国民の関心が高まってきた。
かの朝日新聞の読者アンケートでも、憲法改正が「現実的な問題」と思う人は
52%、「まだ先の問題」とする人は35%にまでになっている時に、憲法論
議を避けているようでは日本の国は危うい。
―― ≪自衛軍創設で北方領土返還が実現か?≫
2008年10月、強欲なロシアが中国に領土を返還した。
1860年11月14日、清朝の弱みに付け込んで、ロシア帝国が北京条約を
締結した。この条約によって、ロシアは広大な外満洲の一部であるウスリー川
以東アムール川以南の地域を手に入れた。ロシアはこの後すぐに、ウスリー川
以東に沿海州を置き、ウラジオストックを建設した。
この地には韃靼人(タタール人)や山丹(さんたん)人が多く住んでいた。山丹人
というのは、アムール河下流に住むオルチャ人のことで、樺太や蝦夷と古くか
ら交易をしてきていた。
アイヌ民族は、彼らから中国製の錦織を入手するために鮭やアワビなどの海産
物を交易していた。それが、いきなりロシア領になり、荒くれ者のロシア人が
やってきて主となった。
フルシチョフと毛沢東との争いは、1960年にソ連人技術職専門家の総引き
上げで表面化し、以後中国と険悪になり、中・ロ国境のウスリー島の帰属をめ
ぐって紛争していた。ところが最近になって、遂にロシアが折れて大ウスリー
島の半分などを中国に返還したのである。
ソ連邦崩壊ののち、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギスタン、タジキス
タンなどの中央アジアに中国勢力が深く浸透したのが原因で、中国の力をロシ
アも認めざるを得なくなったということだ。ーーーまさに人民解放軍の勝利だ
と、中国はますます軍事力増大に力を入れるだろう。
翻って日本は、北方領土四島返還を60年以上もロシアに要求しているが、歯
舞・色丹のニ島なら返してもよいというのがプーチンの考えである。現在のメ
ドヴェージェフ大統領は名義上の大統領で、実権は首相のプーチンが握ってい
る。
日本は国後島と択捉島を加えた一括返還を唱えていて、なかなか実現しない。
もしも日本が憲法改正して軍隊を持ち、自衛権を主張すれば、ロシアもこれま
でのような強行態度を持続できるかどうか疑問である。
北朝鮮も韓国も中国もロシアも、日本が単独ではなにもできないことで、日本
の主権を無視した行為を平気でやってきたが、「日本の領土と日本国民を守る
軍隊」が憲法上保障されれば、これまでのような無法行為はそう簡単にはでき
ない。ーーー自衛隊の軍事力は質が高いことが実証されているからだ。
いつまでも各国にいじめられているのを我慢していると、日本社会の底辺に、
ドスす黒い不満が蓄積していくのではないか、と私は心配している。
= おわり =
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┃●┃ 読後アンケートの結果。
┗━┛ ◇ そうだこのとおり! ---------------------------------- 72人 (85%)
◇ どちらともいえない --------------------------------- 11人 (13%)
◇ この主張は間違い! ---------------------------------- 2人 ( 2%)
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
┃●┃ お寄せいただきましたご意見や感想。
┗━┛ ┌──────────「八王子欣也さん」
大筋は賛同できるのですが、
┌--------
田母神氏の「もし日本が侵略国家であったというのならば・・・・、日本だけ
が侵略国家だといわれる筋合いもない」との意見には賛成できない。
└--------
この部分は、首肯しかねます。
憲法前文と憲法第9条には、
┌--------
日本を除く国際社会は、「平和を愛する諸国民」で構成されているので、軍隊
を保有しても問題はない。日本だけは侵略国家なので、軍隊を持たせると侵略
戦争を始めるから保持してはならないのだ。
└--------
という自虐史観が根底にあります。
左巻きが「憲法を改正して戦争に行こう!」と喧伝すれば、それを鵜呑みにし
てしまう、論理思考のできない愚民が、日本にはまだ数多く生息しています。
憲法改正を考えるならば、まずこの概念を払拭することが前提なのです。
└──────────
┌──────────「トーモンさん」
なんとかするには、左派マスコミではなく、売国マスゴミをなんとかしないと
ダメですね。ーーーどうしたらいいんでしょう、教えて下さい。
└──────────
┌──────────「朝日将軍さん」
日本国憲法(という国家基本法)よりも、日本国の最高機関である衆議院のほう
が優位にある=法律よりも立法機関にほうが上位にある)という当たり前のこ
とがーーー当たり前ではないのが悲しいです。
└──────────
┌──────────「生臭坊主さん」
「釈迦に説法」という言葉をご存知無いかな?
まったくの、「受け売り」には妙な「胡散臭さ」を感じてしまうが、それほど
の知恵者でもなさそうじゃのう。
└──────────
┌──────────「lonsome carboyさん」
世界は今でも弱肉強食だと思います。あからさまな野蛮な方法は取れない時代
だけど、外交とは結局のところ相手の「力」を測りながらの戦いでしょう。
日本の困った隣人たち=中露韓+北朝鮮は、特に相手の力量と自分達の損得を
常に考えて行動しているように感じます。周辺国が日本の国力を増大させない
為に言うならまだしも、日本人の中に「日本は憲法9条があるから攻撃されな
い」などと本気で信じている人が少なからずいる事に呆れます。
└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
▽
http://www12.ocn.ne.jp/~okazaki8/
岡崎 けい子 okazaki88@mocha.ocn.ne.jp
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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