天津出張日記 ―――――――――――― by DAN NAさん
☆ 2003年7月(5)帰国 ―――――――――――― 2003/08/25
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―7月下旬の某日 朝

「DAN NA さん、もう朝の車必要ないですか?」
「タクシーの運転手さんが私の事を覚えてくれてまして、なにも言わなくても
 公司まで行ってくれるんですよ。」
「そうですか、ははは。」

中国に来てから、車が迎えに来る事に違和感を感じていたのだが、別に格別気
に病む必要もなく、自然の流れの中で本当に差し支えない断り方が出来た事は
良かった。
本当は歩いて来たり、いつもと違う運転手に当たったりすることもあるけれど
別段、詳しい説明をする必要もないのでそういう事にしておこう。

今回の出張の滞在期間ももうあと僅か、次に来るときは自転車通勤にしようと
考えていたので、タイミングも良く本当に案ずるより生むが易しの結果になっ
た。

公司で朝食。

―7月下旬の某日 夜

徒歩にて帰宅…、のつもりだったのだが、あいにくの雨の為、タクシーにする
ことにした。
地図を見せ、行き先を書いた紙も見せて、「じゃぁ、お願いします」
出張先が中国で助かったことは“書けば何とか分かってくれる”って事だな。

雨が入ってくるから窓閉めて、と、でも運ちゃんよ、フロントガラス曇ってる
よ。拭かないの?
ところがこの運転手は何故か、前のめりになりながら、曇ったガラスをにらみ
つけるようにして運転を続けている。

おいおい、雑巾で拭くなり、曇り止め用のエアコンのスイッチを入れるなり、
なんなりしろよ。お客のこっちが怖くて仕方ない。

と思っていたら、あれっ?曲がらないの?ーーこいつ道を間違えてやがる?!
「俺のマンションはこっちだよ!さっき地図見せたでしょ」
少し強めの調子の日本語に身振り手振りをつけながら言ってみるが、
「お前の行き先はあっち」と前方を指差す!?

「馬鹿いいやがれ!俺は歩いて行ったり来たりもしてるし、何度もタクシーを
 使ってんだ!間違うわけねぇだろ。後ろだよ後ろ!」
と、言ってはみるものの、日本語なので伝わっているワケもない。しかも、前
が見えていない状況。
事故を起こされても困るので怒鳴ったりしていないからか、勝手に尚も走り続
ける。

何度も「後ろだよ後ろ!」と言い続け、ようやく「お前の行きたいのはあっち
か?」との状況になり、Uターンして戻るが、まった変なところで曲がる!?
「もういい、止まれ! Stop here! Stop now!」
無理やり止まらせて運転手に料金を投げ渡し車から降りた。

傘は持っていたものの「何だ?この水溜り?」というか、広めの公道の両脇が
「小川でもできたのか?」というぐらいの水が流れている。
「そんなに強い雨降ってないがなぁ?」

右に左に水溜りを避けながらも、避けきれない水溜りでは、バシャバシャと靴
とズボンを濡らしながら歩きつつ、側溝を探してみる。

排水用の溝は無くもないが、ハッキリいって少ない!路地の角々と、あと少々
ある程度。
しかもナゼか、周囲より盛り上がった場所に排水溝があったりする?
なんでこんな作り方してるんだ?水が高いところから低いところに流れるのは
当たり前だろ!中国の諺にも、そのものズバリの諺があるだろうが!
排水溝を作る位置が変えられないなら、道に傾斜をつけるなり何なり考えろよ
なマッタク!

さらに追い討ちをかけるように、車が、水溜りの水を容赦なく跳ね上げながら
走っていく。ワケわかんないタクシーから降りた後ズブヌレ状態。
まったく頭にくる!

もしこれから、初めて天津に来る方がいて、その人が送迎車を準備してもらえ
るような高待遇でないのなら、
「雨の日には決して出歩かないように。仕事でそうも行かないのなら、長靴と
 合羽は必需品です」
と進言したい。ついでに、
「雨の日にはタクシーに乗らないように」
とも。

ずぶ濡れで帰宅。テレビをつける前に、洗濯機を回す。
シャワーを浴びて、ようやくテレビ。
いつもどおりの時間に就寝。

―7月下旬の某日 朝

中国での仕事の最終日。明日は帰国。
だからといって、特に朝のスタイルが変わるでもなく、徒歩にて出社。
本当に、相も変わらずいろんな所が工事。

ふ〜ん、ここでは街灯工事をしてるんですね。って、ここって私が天津に来た
ばかりのときに、ちょうど歩道の工事が終わったばっかりだった場所じゃない
ですか?
あ〜あ、出来上がったばっかりの歩道を掘り返しちゃって、まぁ。
あれからまだ2週間チョットしか経ってないですよー。

日本の年中行事というか、期末決算大放出とかの工事じゃあるまいし、できた
ばかりのところを掘り返すなんて、かなり無計画なんじゃないですか?
こんなことだから雨が降ったら歩けなくなるような道ばっかりになるんだよ。

中国も日本と同じで、官僚主義で縦割り行政なのかなぁ。
無計画・突発的政策が多いとは聞いていたけど、本当にそうかもしれない。
中国に来たときの健康質問表の変更も突然だったらしいし。

公司にて朝食。

―7月下旬の某日 夜

相も変わらず、公司で晩ご飯を食べる。

帰りの道すがら、中国語勉強用と、日本に来て十年以上の上海女士のお土産用
のDVDを買って帰宅。

「夕べもまた、カラオケか?」
「お気に入りの小姐が、結構その気になってるんで♪」
「お前も好きだなぁ〜♪」

なんて会話も、日本人が多く宿泊しているホテルなどでは、毎日のように聞こ
えてくるそうだが、私には結局縁がなかった。
嫌いなわけでもなければ、私も独身の健康な男の子。
「お呼びとあらば即参上ぉぉぉ!」といきたかったんだけど、ツテがなければ
難しいって事ですね〜。

まぁ、出張中の状況をほとんど暴露しているこの状態では、そんな事があった
りしたら、生々し過ぎて“連載中断!!”と OJIN さんの英断(?)が下ったか
もしれないですが…。

これはあくまでも“日記”ですが、そういったことはレポートの必要がない時
に、半華人さんの体験などを参考にしながら、チャレンジしましょう!!(^^;

洗濯をして、テレビを付けて、いつものドラマ。
シャワーを浴びて、おっと、明日帰るんだから、荷造り、荷造りっと。
洗濯物、乾くかなぁ?とか考えながら、就寝。

ホントに平凡・・・・・・。

―7月下旬の某日 朝

洗濯物はヤッパリ生乾きだったので、ビニール袋に詰め込んで荷造り完了。
別用件で日本に向かう公司の人がいるので、マンション下にてタクシーの迎え
を待つ。

朝4時半。夜は微かに白み始め、夜明は近い。
迎えが来て、荷物を積み込み乗り込む。

来るときはバスだったから分からなかったけど、天津・北京間って、いったい
タクシーで幾らぐらい掛かるんだろうか?
この間、天津市内で少し遠回りをしただけで39元取られたから、長距離割り
増しを入れたら結構掛かるだろうなぁ。チョット聞いてみよう。

「ずいぶん高くなりませんか?」
「こういった場合は、交渉ベースですよ」
「相場はいくらぐらいですか?5〜600元ぐらいですか?」
「天津から北京空港までなら、普通200元」

えっ?200元!?
チョットまって、この間払った金額のたかだか5倍程度か???
なっ、なんですか、この相場は。

北京・天津間の正確な距離は知らないけど、高速使って1時間半から2時間。
信号があるわけでもないから、平均時速80Kmとすると、150km前後?
東京を基点とすれば熱海以上、静岡未満。新富士の手前ぐらい?

東京から上野までが600円なのに、新富士までは3000円って事ですか?
う〜ん。本当に中国の金銭感覚・物価、理解できません。
交渉その他、全てお任せしま〜す。

空港に着いて、早々とチェックイン。出国手続きも何事もなく終了。
特にお土産が必要な人間もいないので、会社関係の分のみ購入。
怒らせると怖いだろう?上海女士の分は既にスーツケースの中。

そ・し・て、ラウンジ。念願の!アイスコーヒー!
お茶漬けでもなくお味噌汁でもなく、ア・イ・ス・コ・ー・ヒ・ー!!
天津でも、いわゆる喫茶店がないわけではく、スターバックスも数店あるらし
い。でも、失敗や天候のおかげで飲みに行くことが出来ず、結局、帰国当日の
今日になってしまった。

前に飲んだのは、成田空港のラウンジだったから、約半月ぶり。
久しぶりぃぃ♪元気にしていましたか?アイスコーヒーさ〜ん♪

・・・って、エッ!?北京空港のラウンジにもないの〜?
ウソだろ〜。大中国の首都の国際空港のラウンジだよここは。

入ったのはカード会社のラウンジだったけど、別の、航空会社のラウンジの方
ならあったのかなぁ?
う〜ん、でも航空会社のラウンジの方は、入れるのは私一人だけ。
同行者は入れないからほったらかしにして、私独りで行くって訳にも行かない
しなぁ。
それに、行ってみてなかったら、意味ないしなぁ。

しかたない。アイスコーヒーは帰国後まで我慢。「オレンジジュースね」

「別にホットコーヒーでも飲めばいいのでは?」
とお思いの方もいるかもしれませんが、私はあいにく猫舌でホットコーヒーは
冷えるまで飲めません。冷えたホットコーヒーは香りもなくなり、美味しいと
は感じられないのです。

アイスコーヒーは、ホットコーヒーとは豆の焙煎の工程から変えてあったり、
氷を入れることを前提にして作られています。
なので、アイスコーヒーとホットコーヒーは別の飲み物と思ったほうが・・・
・・って、なんで日記で講釈をたれてんだ俺は??

もしかすると、アイスコーヒーって日本のオリジナル製品だったのかな?
次に中国に来るときは、コーヒーメーカーとアイスコーヒー用の豆を持参して
来なきゃな。
できればペットボトルのアイスコーヒーも1ケースぐらい買ってくるか....。

飛行機の搭乗案内に促されて、搭乗。

┌--------
│日記の書き始めが北京到着からでしたので、日記の最終日も搭乗までとさせ
│ていただきました。
│
│天津出張全行程の概ね半分を日記形式で記述させていただきましたが、その
│ほかの日を書いたところで“特になし”とか“昨日と同じ”とかになるだけ
│です。内容に差異があるわけではありません。
│
│今回出発前に「感想記を書きます」などど投稿してしまったために、ネタの
│ストックまったく無しの一発勝負で、行く先どうなることか分からない日記
│を投稿することとなりました。
│内容にしても、読んでいただいた方の何かの役に立つ様な話でもなく、本当
│に感じたこと、思ったことを勘違いも含めて、ダラダラと書きなぐっただけ
│の文章でした。
│もし、少しでも“面白い”と思っていただいた方がいらっしゃったとすれば
│それは OJIN さんの編集の力に負う所が大きいのだと思います。
│
│次の中国行き日程も既に決まっておりますので、今度は OJIN さん直伝の目
│の会話道を究め、そっち方面の突撃潜入レポなぞをものにしてみたいものだ
│と決意も新たにしております!(^^;
│
│最後に、
│初めての中国生活に対する不安を、希望に変える話題を提供してくださった
│歴代のライター様方、誤字脱字だらけの文章を料理して、味わいを与えてく
│ださった OJIN 様、到着直後のトラブルで私を助けてくださった某社の駐在
│員様、勉強不足男のドタバタ劇に激励を下さった読者の方々。
│皆様に御礼を申し上げたいと思います。
│
│ありがとうございました。
└--------
                           = おわり =
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
◇ (^^) OJIN の茶々(^^)

「次に来るときは自転車通勤」

・・とかいってもねー、、これだって甘かーないですよ。
 OJIN も人力キャデラックを愛用しておりますが、ともかく前後左右から何が
来るか分からんので神経張りまくり!油断も隙もありません。

最初の頃なんか逆走してきた自転車と激突!したこともありました。
逆走してきたくせに「オマエはどこに目ぇつけとんじゃぁぁ!!」と怒鳴られ
る始末....。

さらに雨の日なんていったら、、、乗らないほうがいいですよ、と御勧告申し
上げます。

「ア・イ・ス・コ・ー・ヒ・ー!!」

??おっかしいなぁぁ??

街中の超市=スーパーマーケット)に缶コーヒーがおかれてなかったですか?
もしかするとDAN NAさんって、、中国語のコーヒーの漢字を知らないんじゃな
いんですか〜?
天津がいくら「中国の巨大なる田舎町」っていったって、チョットね〜〜??
‥‥‥‥‥‥‥‥

ともあれ、五回にわたる連載、ご苦労様でございました。
次回ご出張のみぎりには、"そっち方面の突撃潜入レポなぞ"を登場させて頂け
るとの事で、どうなることかいまから楽しみでございます。
                           (^O^)
何卒ヨロシク!お願い申し上げます。(-^_^-)

┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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みなさまからのご寄稿をお待ちしています!!
詳しくはこちらを覗いて下さいね〜。







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