国際結婚・上海人の妻と暮らして ―― by 劉昂さん
☆ 上海人の妻と暮らして(13)話がチト違う方向へ ―― 2003/11/10
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妻と暮らして、はや十有余年。

今まで色々とありました中で、当時、文化の違いを素直に感じた事と言います
と、、、
まず、生命保険の話しをした時にビックリさせられました。
まあ、随分古い話しなので、今の中国の人に言っても、普通な扱いされるかも
しれません。

結婚の話が盛り上がり、いつ婚姻届を出しにいくかの話をしていた頃。
私の方から切り出しましたのは、その"生命保険"の話。

私:今まで僕の生命保険は親が払っているから、今度から自分で払うね。

妻:なぜ親が貴方の生命保険を払っているの?

私:貯蓄型保険なので、別に生命だけの問題じゃなくて貯蓄性があるし、若い
  うちから入っていたほうが安いからだって。

妻:でも死んで貰えるのに、なぜ自分の子供に保険をかけるの?

私:だから病気で入院したりした時とかの為にだよ。

妻:????ーーー理解不能ーーー会社で保険に入っているでしょ?

私:それって社会保険の事?

妻:そう、それ!

私:あれは医療費の負担を少なくする為で、結局一割は自分で負担するから。

80年代当時です。最近は結局3割になちゃいましたね。病院は、患者が減っ
たと嘆いているところが多い、、、かな?

妻:一割なら安いじゃない。なぜ他にも保険をかけるの?

私:だけど入院とかすると、割合にお金がかかるもんなんだよ。

妻:ふ〜〜〜ん。

私:受け取りが親になっているから、これからは自分で払って受け取りは君に
  するね。

!!突然激怒!!する妻?!

妻:なんで結婚する時に死ぬ話をするの!!!

私:??だから、そうなったら君のその後の生活の問題とか、、、

妻:なんであなたが死んだら、私が保険のお金を貰って生活しなきゃならない
  の?

私:だって、働いたりしないといけないし。

妻:働くのは当たり前じゃない!!

そうなんです。私は当時、シャンハイアン様方々を知らなさ過ぎでした。
シャンハイアン様方々は、別に夫が死のうが、いなくなろうが、消え去ろうが
またはその他諸々だろうが、そんな事は自分が生きてく上では関係なく、自分
の食べる分は自分で稼ぐのは当たり前、、、という感覚。

女性だから、とかいう、当時の私の古い日本人オトコが食わしてあげてる的、
えらそうな、くだらない観念は全く必要のないお節介だったのです。

今の私ならそんな偉そうな事は考えられませんし、言えません。ーーみじめ。

??ーんー??しかし、

私:子供がいたら、働くにしても大変だし。。。

妻:そんなの大変じゃない!事由によって国だって保証してくれるでしょ!

ん〜〜〜〜〜???

私:ここは日本ですよぉ。そんなに甘い訳無いでしょ!!

妻:だって年金とか払ってるじゃない!

私:?????

給料明細にいっぱい書いてある、引かれている項目の内訳から説明しなくては
ならない。。。

ま、結局のところ、その当時はまだ中国もご多分に漏れず社会主義的に、国民
に対する国の社会保障を手厚くしていたので、なかなか妻には理解してもらい
にくい事ばかりでした、、、

日本では中国のように社会保障が厚くない、自分の事は自分でやる、とか、
給与明細の内訳の仕組み、とか、説明するだけでなく、理由と理由の説明?を
懇々としました。

が、今でも多分全部は理解していないと思います。
しかし、最近の中国は、ある意味日本よりも資本主義的要素が多くなり、社会
保障も、医療も国民各自の責任に移しつつあります。

ーー余談ですが、、、医療は顕著。まして上海なら、多くお金を払ったら(で
もね、共産党の市幹部クラス以上なら差額無)アメリカの一流病院なみの病棟
にも入れますし、検査施設や待遇も”それなり”の物になり、食事は専用食堂
で栄養士が要望に応えて作ってくれたりしますから、至れり尽くせり。

費用は全て、その病棟の入院費に入っていますから、食べなくても一緒ですけ
どね。
又、食事の味に関しても、美味しいか美味しく無いかは別の問題です。
日本の病院の差額ベッド代みたいな物ですかね。

ですが、公立病院の一般窓口では、病気の大小での優先順位は関係なく来院順
で呼び出され、先にお金を払ってから診療してもらい、また先にお金を払って
から薬を”買う”などなど待遇も当然”それなり”な物になります。

お金を払って薬を”買う”のは一緒ですが、先にお金を払ってから診療したり
する事は、日本ではそうそう有りません。
ですから良いか悪いかは別として、最近は色々と説明を理解してもらいやすく
なったのは確かです。

でも、判るようになって複雑な事を聞くようになったのも事実!

例えば、、、
日本で掛けた保険は、日本以外で受け取れないのか?
等などを聞かれたりしまして、保険屋さんに確認!!
したりして、お答えは、、、

日本に受け取り人がいなくても、認められれば払われる。
しかし、お金は日本で支払われるので、日本の銀行に口座が無いといけない。
医療費に関しては、どこの国でも証明さえされれば、支払いは可能。
もちろん、お金は日本で支払われるので、同様に日本の銀行に口座が必要。

しかし、(どこまでかは判りませんが)現地国まで保険屋さんの確認が入るの
で、書類の不備には厳しいですよ。
等など。

ん〜〜、あまり細かく理解し過ぎると、私も解らない事が多くて、私自身勉強
し直したり。最近は、確認に手間がかかる!的状況多発中です。

自分の国の事もよく知らない事が多過ぎるのに、、、、

ましてや、他の国で生きてくには、、、、

                           = つづく =
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