たろおじさん通信 ―――――――― by たろおじさん
☆ 謎の肺炎の情報(3) ―――――――――――― 2003/03/04/30

┏━━━━━━━━━━ 2003/04/30「アジアの街角から」第244号掲載。

 OJIN 様

身に余るおことばありがとうござりまする(^^;
ところで、
某留学生の(^^;メルマガにも出ていたと記憶していますけど、中国の事情
の中で、日本人にとっては信じられないことが、2つほどあります。

それは、平気で痰を床にはく、それも デパートの中や家の中で!!!
(パールバックの「大地」にも、孫たちの世代の話に、海外留学から戻った孫
が、中国庶民の不衛生さに愕然とする話が出てきます。その代表が 吐き散ら
される痰とハエでした。ただ、中国の古い家は、土間の靴履きやはだしで、今
とはだいぶ違いがあるようではあります)

食卓に、鳥などのガラ(骨)を吐きちらす!!!
これって、SARSの拡散には最適の行動に思えるんですけどねっ(^^;
今回の非典騒ぎで、中国が本気でこの問題に取り組むことを御祈り申し上げま
す。
日本人が、まだ(今日現在)感染していないとの報道や、噂に多少根拠があると
すれば、これ ↑ と手洗いの習慣くらいでしょうか。それと、大いなる、単な
る幸運?
思い当たるのは、日本人は、中国の現地の人と実際の親密度が低く、病院など
へのお見舞いをするまでの関係に到っていない?
…とも考えられます。

中国の中央決定が、末端まで浸透するのに、たった3日以内で、しかもここま
で激烈な行動レベルでの運動が始まっているなんて、恐ろしいくらい。
日本では、国民は新聞やテレビで見て、怖い怖いと口で言ってるだけ。
行動レベルでは、中国へ行く旅行を取りやめた....なんて話だけです。
若々しい、エネルギーにあふれた国を感じます。

中国がんバレーーーっ、非典なんて早くやっつけろーっ!

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┏━━━━━━━━━━ 2003/04/30「アジアの街角から」第244号掲載。

感染症研究所のホームページに出ていたものです。
やっぱり、世の中にはすばらしい人たちがいるものです。

NHK番組の中で、彼が防御策を隣の病院長と相談し、患者を隣の病院に移し
感染対策を徹底して実行させ、ベトナムでの2次感染を押さえ込んだ経緯を報
道してました。情報統制して拡散させてしまった、某国の責任者との違いが今
日の中国とベトナムの事態の差異となった。

責任者の責任の重さに、心を致すべきですね。
うっ!お、重い、、・・・でも・・やらなくっちゃ。
ーー黙祷。

http://idsc.nih.go.jp/others/urgent/DrCarlo.html
追悼 Carlo Urbani博士
―3月29日―
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感染症の専門家であるCarlo Urbani博士が本日、SARSのために逝去した。
彼はカンボジア、ラオス、ベトナムの公衆衛生計画に携わり、ベトナムのハノ
イに駐在していた。未だ46歳であった。

Urbani博士は、ハノイの病院に入院したアメリカ人のビジネスマンから、この
新しい感染症の集団発生を検知した最初のWHO専門官であった。彼がこの疾
病を早期に検知したことで、世界的なサーベイランスが強化され、多くの新規
患者が発見され、病院の医療従事者に二次感染が生じる前に隔離する事ができ
た。ハノイではSARSの集団発生は制御されつつあると思われる。

ベトナムにおける世界保健機関(WHO)代表のPascale Brudon氏は以下のよう
に語った。「Carlo はすばらしい人だった。我々は皆途方にくれている。彼は
根っからの医者で、第一の目的は人々を助けることだった。彼こそが非常に素
早く、これが何かとても異様なことだと気が付いた人だった。病院で人々が心
配をし始めたときには、彼は毎日出てきて患者から検体を採り、スタッフへ話
しかけ、感染制御対策を強化した」と。
Urbani博士は既婚で、三人のお子さんたちがいる。

博士はイタリアのAncona大学で医学士の学位を受け、マラリアと医寄生虫学の
分野で卒後研究を行った。彼は学童の寄生虫感染症の分野の専門家であった。
彼はまた、イタリア国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres)の総裁でも
あった。

WHO事務総長Gro Harlem Brundtland 博士は「Carlo Urbani博士の死をWH
Oの皆が深く悼んでいる。彼の生き様は、我々に真に公衆衛生的な仕事とは何
かを再び思い出させてくれた。本日我々はこの優秀な臨床医の人生を思い、ひ
と時の黙祷をささげようではないか」と語った。

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┏━━━━━━━━━━ 2003/05/09 通信。

話題のSARSについて、大事そうな2つの情報がありましたので、お知らせ
します。

朝日の記事からは、昔ヨーロッパで黒死病という名で恐れられ人口の3分の1
近くが亡くなったペストが、ねずみで広がった事例を思い起こし、ちょっと怖
くなりました。
琉球新報の記事は、SARSの起源が鳥ではないかとの解析が出たとの事と、
悪くすると戦争並みの被害となる危険があるがキチンと対処することで抑えら
れるはずとの話です。
いずれもその道の権威の話ですので、参考になると思われます。

┌──────────
│朝日新聞:フンや水滴のウイルス陽性 香港SARSマンション 
----------------------------------------------------------------------
 330人を超すSARS患者を出した香港の民間団地アモイガーデンで、ネ
ズミやゴキブリなどのふんや浴室の便器周辺の検査をし、SARSウイルス陽
性との結果が出た。香港衛生当局の話として、厚生労働省SARS対策専門委
員長代理の岩本愛吉・東京大医科学研究所教授が8日、日本記者クラブでの記
者会見で明らかにした。 

 ウイルスが見つかったのは小動物のふんと浴室内の水滴。水道水と空気中か
らは検出されなかった。下水管を逆流してあふれた汚水を、ネズミやゴキブリ
などが摂取して感染を広めたというこれまでの推定が、裏付けられた。
(05/08 19:07)

┌──────────
│琉球新報:沖縄ニュース - 5月8日(木)14時56分 (5月8日15時6分更新) 

新型肺炎は「鳥」起源の新型ウイルス/根路銘氏に聞く

インタビューに答える根路銘国昭氏 
   
【名護】名護市の生物資源利用研究所の根路銘国昭所長(元国立予防衛生研究
所呼吸器系ウイルス研究室長)が、世界的にまん延する新型肺炎(SARS)の
起源となる新種のトリコロナウイルスの系統図を解明。また2年をめどにワク
チン開発に取り組む意向を明らかにした。ウイルスの起源解明により、発生源
となる鳥や動物を除去、人間界から遠ざける発生源対策が可能になり、ワクチ
ン開発で感染を抑制する予防医療が実現する。世界にさきがけ新型肺炎対策に
道を開く同所長に、研究の内容や有効な予防策などを聞いた。

◇発生源対策可能に

―ウイルスの正体、発生源対策について。
「鳥を起源にほ乳類を経由、突然変異で人間界に現れた第4型の新型・トリコ
ロナウイルスと考える。米国の政府研究所から入手した遺伝子情報を、解析ソ
フトを用いて在京の研究者とともにコンピューターで解析し、進化学的な新し
い系統図の解明に成功した」
「米国の研究者の系統図はルーツをたどりにくく、進化の時間帯も推定できな
い。新たな系統図で鳥や動物の発生源の特定が容易になり、除去、消毒、遠ざ
けるなどの発生源対策が可能となる」

―予防ワクチン開発について。
「6月、米国から新型コロナウイルス遺伝子を取り寄せワクチン開発に着手す
る。ワクチン用タンパクの開発に1年、製品化に1年を要する。早ければ2年
で製品開発が可能だ。1日も早く開発し予防に貢献したい」

◇秋、冬に大流行か

―新型肺炎の脅威は。
「発生源が特定されず、新型のウイルスのため予防ワクチンがない。空気感染
で感染が拡大するため、ワクチン開発など予防策が確立されなければ戦争規模
の大被害になりかねない。夏場に小康状態を迎えても、秋、冬に本格的な大流
行の懸念が強い」

―日本の防疫対策について。
「米国は遺伝子診断や数時間で判定できる蛍光抗体法を採用しており、さらに
電子顕微鏡で調べ、迅速に感染を確認している。また、感染者の徹底した追跡
調査で二次感染を洗い出しまん延を防ぐ対策を取っている。日本は疑似感染者
を収容し、感染を認定する程度で防疫対策がかなり遅れている。国はきちんと
した対策マニュアルを作って国民に示すべきだ」

―沖縄の対策について。
「東南アジアとの接点であり感染が侵入する懸念がある。いったん発生すると
観光への影響も大きい。海外からの来訪、帰国者のチェック、疑似感染者の追
跡調査を徹底し、接触した人を洗い出すなどの対策が必要だ」

◇せっけんで手洗いを

―企業、家庭での予防は。
「感染を防ぐ手洗いの徹底。界面活性剤入りのせっけんがかなり有効で、空中
に噴霧すれば空気感染を防げる。投薬治療ではC型肝炎にも効くインターフェ
ロンがかなり有効だと思う」

―入国者の検疫は。
「神経質になりすぎる必要はない。行政が騒ぐとパニックになる。東南アジア
には新型肺炎以上に恐ろしい病気も多く、この際、きちんとした防疫マニュア
ルを作り実施すれば、それほど恐ろしい病気ではない」

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┏━━━━━━━━━━ 2003/05/19「アジアの街角から」第252号掲載。

大阪・京都・兵庫・小豆島観光した台湾のお医者さんが、台湾帰国後SARS
発症?の疑いで入院隔離されたとの報道で、日本でも急に騒ぎ始めました。
対岸の火事から自分の問題になったとたんに、うろうろしている状況です。

日本も中国と同じ、お上の情報秘匿型国家であることが、証明されそうです。
(^^;

流言蜚語というのがありますが、中国では、最初のお酢が効く話のような類の
新しいのが流行っているそうです。読売新聞によると、

 2003/5/16/23:38 読売新聞
┌--------
│「赤ん坊が治療法話した」中国農村部でデマ広がる【上海=伊藤彰浩】
│
│生まれて間もない赤ん坊が、緑豆のスープを飲めば疫病が防げると言った。
│長年、口のきけなかった老人が、午前0時前に爆竹を鳴らせば肺炎が追い払
│えると突然語った。――新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の流行
│する中国の農村部でこうした流言飛語が急速に拡大している。 
│
│国内各地からの報道を総合すると、デマが広がり始めたのは今月初めごろか
│ら。さまざまな「秘法」を語る主が「赤ん坊」と「口のきけなかった人」で
│あることは共通しているが、その内容はスープ、爆竹のほか「ヨモギやショ
│ウブを入り口につるす」「(葬儀などに用いる)紙銭を燃やす」などさまざま
│で、こうした「予防策」を実際にとる人も多いという。 
│
│広東省広州の有力紙「南方週末」(15日付)によると、デマの発生源は内陸
│農村部の湖北省や湖南省と見られ、今月4日以降、僅か4日間で周辺の14
│省に広がった。 
└--------
┗━━━━━━━━━━
┏━━━━━━━━━━ 2003/06/02「アジアの街角から」第258号掲載。

タイム誌に通報した医師は、軍病院の老先生。(扱いからすると日本でいえば
東大病院の天皇陛下を診られた医者先生??並みのえらーーい方のようです。
しかもお年寄り。老幹部たちもお世話になっている。)

官僚制度とそれに立脚した政治制度は、全部隠したがる傾向があります。
日本も中国も基本的に共通です。中国は程度が強烈。
胡錦涛さんは、そのなかの超優等生で育ってきたわけですから、行儀作法はわ
きまえているはず。

今回のSARS情報全面オープンは、国としての安全保障ともうひとつ別の面
(おそらくは国内政治闘争)が絡んだ問題があるのではないでしょうか。
誰もが反対できない現象を大きく取り上げること自体が、それによって被害を
こうむる勢力をたたくことを意味する・・・なんて言うんでしたっけ?
ーーたしか指桑罵槐・・・

東京外国語大学名誉教授の岡田英弘さんが書いていた本の中に強烈な解説があ
りましたが、きっとそういった面も裏面では動いているかもしれません。新聞
を見ていると、中国からの情報で軍の親分と若々しい新しい執行部との微妙な
関係を推測する記事がでています。

以下人民日報日本語版記事の引用です。
http://j.people.ne.jp/2003/05/16/jp20030516_28896.html

┌--------「人民網日本語版」2003年5月16日

SARS感染について明かした蒋医師「圧力受けず平常の生活」(写真)

北京の重症急性呼吸器症候群(SARS)の発生状況をメディアに公開して注目
を集めた解放軍総医院の元外科主任、蒋彦永医師(72)は15日、「私は何の
圧力や制限も受けておらず、普通の生活を送っている」と語った。 

蒋医師によると「毎朝7時に起床し、自転車で病院を訪ね、食べ物を買って、
帰宅後はインターネットを見たり、読書したり。月曜日に病院で回診を行うほ
かは、普段はずっとこのように過ごしている」という。 

北京のSARS発生状況をめぐっては、張文康・前衛生部長が4月3日に「患
者12人、死亡3人」と発表し、北京のメディアに「SARS発生状況はすで
に抑えられた」と語った。この内容が自身の知る数字と余りにかけ離れていた
ことから、蒋医師は翌日、自ら確認したデータを中国内陸部と香港のテレビ局
に送った。外国メディアが4月8日に蒋医師の手紙を報道し、蒋医師の名前が
海外メディアに取り上げられるようになった。 

└--------
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