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┃ 重慶へのマーチ♪ ――――――――――― by マーチさん                       HP「365歩のマーチ♪」

☆ 与論島、ひとり旅(3) ――――――――――――― 2004/06/21

朝食後、チェックアウト。

午前中いっぱい、自転車はレンタルできるみたいです。約束の時間までに戻っ
て来れば、空港まで送ってくれるし、それまで荷物も預かってもらえるという
のでお願いしました。

まずは、自転車に乗って開館したばかりの図書館へ。
気になる本や新刊をチェックしたり、雑誌をパラパラめくってみたり、与論町
の広報を見てみたりして、時間を潰しました。

小雨が降る中、お昼ごはんを買いに、またまた昨日の「できたて」パン屋へ。
昨日食べ切れなかった分は、預けた荷物の中へ入れてあるのに、「できたて」
が食べたくなって幾つか買い込んでしまいました。

ホテルへ戻り、自転車を返却。

雨が止んだのを幸いに、役場までテクテクと歩いて行きます。
昨日はお休みしていた観光協会をふと覗いてみると、昨日の「ゴルフ大会」の
成績表が配られていました。ホテルのおじさん達も確認したのかなぁ〜?なん
て思いながら、役場前のバス停でバスを待ちます。

与論島を一周するバスの運行は1時間に1本。一周約40分。
北回りと南回りと交互に出発します。

観光協会前で椅子に座っていたおばあさん3人組も、時間が近付くとバス停の
近くへヨロヨロと歩いて来ます。大きな買い物袋を両手いっぱいに抱えていま
す。バス停にはベンチが無い為、観光協会前で座って待っていたみたいです。

中から観光協会のおばさんも出て来て、島言葉で何やら会話をしていますが、
私にはサッパリ聞き取れません。観光協会のおばさんが去って行っても、話し
続ける3人。ーー島言葉が更にパワーアップして、ますます分からなくなり、
まるで異国の地にいる感じがしました。

〜〜あせあせ。

5分程遅れて来たバス。

先に大荷物のおばあさん3人組を乗せてあげようと、一番後ろに回って扉が開
くのを待っていると・・・運転手さんが運転席に座ったまま、鉄パイプのよう
な長い棒で扉を押し開けます。

!!一瞬、何事?!とビックリしたのですが、おばあさん3人組は普通にバス
に乗り込みます。というか、大荷物を抱えてバスに乗り込むのに必死といった
感じです。
私が最後に乗り込んで、強面の運転手さんに恐る恐る「料金はいつ払えばいい
のですか?」と聞けば「降りる時でいいよ」と笑顔で答えたのでホッ(安心)。

バスの中から、バスの扉を長い棒で押し開けるシーンが見たくて、左側の一番
前の席に陣取ります。

〜〜出発進行〜〜!!扉を閉めることなくバスが出発します。

えぇ〜!!とビックリしていると、曲がり角で右や左に振られた力で、少しず
つですが、自然と扉は閉まりました。マイペースな速度で進んで行くバス。
原付や後ろから来た車にも、ドンドンと追い越されていきます。

私が観光客と知ったおばあさんのひとりが、私に向かって「料金表があるから
これを見て払うんだよ。」と親切に教えてくれました。
おばあさんの指差す方を見れば、手書きの料金表。運転席の脇にある台の上に
乗っかっている料金箱らしき缶は、どうみてもあられの缶です。

ひとりめのおばあさんが降ります。
やっぱり長い棒で扉を押し開け、開けっ放しで出発。
ふたりめのおばあさんも同様でした。

私の目的地『百合ヶ浜入口』に到着すると、運転手さんは棒を片手に「ここだ
よ〜」と教えてくれます。あられの缶にお金を置きつつ「帰りもバスを使いた
かったら?」と聞けば「ここに立ってればいいよ〜」とのこと。
私を降ろしたバスも、やっぱり開けっ放しで出発して行きました。

〜〜あはあは。

バス停で時間を確認してから、大金久海岸に向かって歩きます。

風の音、虫の鳴き声、遠くてたまに聞こえる牛の声、そして私のパタパタと歩
くサンダルの音。
自転車に乗っていた時は、車では発見できなかったこともあるなぁ〜、と思っ
たけれど・・・。
歩くとまた、自転車では発見できなかったこともあるなぁ〜、と思いながら、
昨日、自転車をこいだ道を歩いて行きました。

海岸に到着したばかりの私に、どこからともなく現れたおじさんが「百合ヶ浜
へ行かないぃ〜?」と声を掛けて来ます。どうやらグラスボードの組合のおじ
さんのようですが、百合ヶ浜へのコース以外にも、珊瑚と熱帯魚の観察コース
も勧められ、警戒心がバリバリと発生。

来ましたよぉ〜!というアピールも兼ねて、昨日のおじさんにお金を渡すつも
りだったので、話だけ聞きます。
・百合ヶ浜へのコースが2千円。
・珊瑚と熱帯魚の観察コースが2千円。

合わせて4千円のコースをオマケして3千円にしてあげる!と言われ、何だか
中国の押し売りを思い出して苦笑い。どうしようかなぁ〜?と悩みながらおじ
さんに導かれて、グラスボード総合案内へ行くと、昨日のおじさんが嬉しそう
に出迎えてくれました。

結局、3千円で両方のコースを行くことにしました。
旅行先だと、ついつい財布の紐が緩くなりがちです。

〜〜しみじみ。

時間になるまで百合ヶ浜の見える砂浜に腰掛け、買って来たパンを食べます。
潮がまだ満ちていて、昨日見た風景とはまた違って、写真撮影。
分厚い雲がたくさん出ているとはいえ、たまに太陽が差し込んできます。
心配していた天気も何とか持ちそうで、日頃の行いの良さかしら〜♪
‥‥なんてひとりでニマニマ。

途中、昨日と同様、露天商のおばさんに「アクセサリーは買わないぃ〜?」と
声を掛けられましたが、キッパリお断り。ただでさえ、コースを増やして予想
外の出費。これ以上は出さないぞぉ===!の雰囲気が伝わったのか、すぐに
去って行きました。

昨日のおじさんが自分の船へと向かって行く途中、座り込んでいる私を見付け
て手招きしています。まだ時間は少し早いけれど、飛行機の時間もあるから、
すでに準備のできている船に乗せてくれるとのこと。
ズボンの裾をたくし上げ、草履を鞄に入れ、グラスボードに乗り込みます。

昨日のおじさんが、乗り込んだグラスボードの船長さんに、私が夕方の飛行機
で帰る旨を告げてくれます。ーー乗客は私だけ。
「わかさ丸」を貸し切って、まずは珊瑚と熱帯魚の観察ポイントへと出発。

15分程して、グラスボードのエンジンの音が軽くなります。
ずい分、沖へ出て来たはずなのに、ガラス越しに見える海底は意外と浅そうに
思えます。舵をとりながら海へ魚の餌を撒き、グラスボードをその餌の撒いた
付近へと寄せていくと・・・。

大小の様々な魚達が、すごい勢いで餌を食べに来ます。
珊瑚に隠れていた小さな魚もふよふよと寄って来ます。

曇り空なので、海の中は少し薄暗い感じでしたが水の透明度が高いので、バッ
チリ見学できました。もう少し珊瑚を見たかったかな?という感じはあったも
のの、百合ヶ浜へ行きたい気持ちの方が大きくて、そこそこ満足(笑)。

百合ヶ浜が近付くにつれ、ついついグラスボードの先端へ出て、写真を撮って
しまいます。

波が引いていく過程を物語るかのように、縞々の模様の付いた砂浜に到着。
その砂浜にぶつかる様にして、グラスボードは止まりました。デジカメとプラ
スチックのお菓子の空ケースだけを持って、ドキドキしながら誰の足跡も付い
ていない砂浜に裸足で降り立ちます。

やっぱりここもオレンジ色だなぁ〜、と、久米島のはての浜の色とついつい比
べてしまいます。縦15メートル、横40メートルほどの楕円形をした砂浜を
貸し切って、大興奮!!

まだ時間が早いらしく、もっと潮が引けば、あちこちに顔を出している小さな
砂浜がひとつになって、更に広くなるそうです。
口からは「すご〜い!」という言葉しか出てきません。

星の砂がたくさんあると聞いていましたが、残念ながら角の取れた丸い砂が多
く、よぉ〜く探さないと星の砂は見付けられないぐらい。でも、そのことが気
にならないぐらいの水の透明度!砂の模様!の素晴らしさ。
足跡を付けるのが勿体ないぐらいでしたが、ここぞとばかりにマーキング。
砂浜をぐる〜りと一周しました。

写真撮影はもちろん、遠くにも浮かび上がった砂浜に上陸している人達を眺め
たり...すぐ近くにある外海の波の荒さにビックリしたり...お菓子の空
ケースに砂をギッシリ詰め込んだりして、少ない時間ながらも百合ヶ浜をじっ
くり堪能。

そろそろ時間だなぁ〜と思っていた頃、別のグラスボードが近付いてきます。
少し沖で待っていてくれた「わかさ丸」に乗り込み、百合ヶ浜を離れた時、別
のグラスボードが砂浜に到着。
4、5人の観光客が、私の足跡だらけの砂浜に降り立っているのを見て、少し
申し訳ない気持ちで百合ヶ浜を後にしました。

充実感に包まれ、幸せな気持ちで島へ戻って来た私に襲い掛かって来たのは、
突然降り出した土砂降りの雨!!
さっきまで太陽も少し見えていたのにぃ〜(涙)。

屋根のあるグラスボード総合案内所まで行くことができず、砂浜の片隅にある
屋根付きのベンチでしばらく雨宿りをしますが、止む気配がないどころか、雨
はますますひどくなるばかり。ーー傘はホテルに預けた荷物の中です。

さっき百合ヶ浜に行った人達はびしょ濡れじゃないのかなぁ〜?と他人の心配
をしている余裕はあったものの、時間はドンドン迫って来ます。
本当は小降りになっていないけれど、小降りになったつもりで、ハンドタオル
を頭から被り、グラスボード総合案内所まで走るコトに・・・。

しかし雨は容赦なく、私の体力?も尽きて、一歩手前の露天商のトコロで足止
め。「雨宿りさせて下さい!」と飛び込めば、さっきのおばさんが嬉しそうに
「いらっしゃ〜〜〜い!」とニヤニヤ。

雨宿り代?!として、千円の珊瑚のピアスを半額に値切りはしたものの、つい
に買ってしまいました。まあ、これも旅の良い思い出になるでしょう(言訳)。

〜〜あうあう。

雨が小降りになり、グラスボード総合案内所へ。本当は来た時とと同じバスで
ホテルまで帰るつもりでしたが、雨は止みそうもないし、傘は持っていないし
おじさん達のススメ?もあって、タクシーを呼ぶことに・・・。

ところが、タクシーに到着して乗り込んだ矢先に、雨はピタリと止んでしまい
ました。さっきまでの豪雨は何だったの〜〜〜!と、ワイパーをチラリとも動
かさないタクシーに乗ってホテルまで。

やっぱり日頃の行いが悪いのかしら〜?と凹みつつ、約束の時間にはキチンと
ホテルへ戻って来れました。
もう一度、あの手動?扉のバスに乗りたかったのになぁ〜(残念)。

〜〜うにうに。

ホテルのバスを貸し切って、バスの運転手さんと雑談しながら、空港まで送っ
て貰いました。

すでに搭乗手続きを済ませた人達で、小さな待合ロビーはいっぱいです。
荷物を預ける時に、飛行機が予定通りに出発できるかどうかを確認。
那覇空港を無事に飛び立ちこちらへ向かっている。という情報を得て、安心し
ていました。

でもでも!

私がひとりで飛行機に乗ろうとすると、何かしらかハプニングが生じるんです
よねぇ〜(涙)。ーーさっきの土砂降りをもたらした雨雲の影響で飛行機が着陸
できないとのこと。
ーー着陸が困難な場合は、那覇空港へ戻るというアナウスが流れました。

上海行きの飛行機に乗れない・・・。上海まで帰れない・・・。

どうしようか?とあれこれ考えていると、ホテルのバスの運転手さんが近付い
てきて「もう一泊できるよ」と冗談にもならないような冗談を言いながら、私
を外に連れ出してくれました。ーー外に出て見上げてみれば、分厚い雲。

風が出て来たので雲は流れこそするものの、晴れる気配はありません。

他のホテルの運転手さんと会話をしている様子を聞けば、もう2回も着陸を試
みて失敗しているとか・・・雲の隙間から、飛行機が飛んでいる様子が伺えた
そうです。

「あと1回頑張って、無理なら那覇へ戻るかなぁ〜?」と運転手さん達が予想
しているトコロへ、ライトを点けた飛行機の姿を雲の向こうにチラリと発見。
そのまま降りて来い!降りて来い!と祈るような気持ちと共に、大きくなって
くる飛行機の姿。

無事に着陸できたのを確認できて、一安心です。
「良かったねぇ〜。」と満面の笑みのホテルの運転手さんに見送られ、予定よ
り30分遅れで与論島を離れました。

離陸直後の窓から見える雨雲の異様な大きさにビックリしつつ、沖縄本島が見
える上空に来れば、何故か晴れ渡っています。伊江島や伊是名島の様子もハッ
キリ見えました。

那覇空港へ到着するのと同時に、機内アナウスで私の名前が繰り返されます。
万が一、与論島から出発できないコトを考えて、東方航空に問い合わせをして
いた為、航空会社?空港側?のどちらかが便宜を図ってくれたようで、スタッ
フのお姉さんの出迎え付き。

荷物も先に出して来て貰い、スタッフのお姉さんに付き添われてそのまま国際
線のロビーへ。本当はこの空き時間を利用して、日本の最後の食事としてタコ
ライスを食べたかったのに、その夢は儚く破れました。

〜〜ふにふに。

搭乗手続きを済ませ、出国審査。

この頃から、周囲の雰囲気の違いを感じ始めます。
日本の空港なのに、日本人がいない・・・(唖然)。
出発ロビーへ来て、更に実感。
日本人だと分かる人が明らかに少数で、すでに異国の空間なのです。

ロビー横にある売店かと思うような小さな免税店をウロウロ。あまりの規模の
小ささに、5分もあれば全て見て回るには十分です。那覇空港の国内線にある
免税店の方が、JAL側とANA側と2ヶ所もあるし、品揃えも豊富だし、明
らかに立派です。ーーどうして国内線なのに免税店があるのか、いつも不思議
で仕方ありませんでしたが・・・。

時間を持て余し、ワシントン条約該当物品の展示コーナーでリクガメの剥製を
発見!!可愛い〜♪と眺めていると、飛行機が到着した模様。
飛行機から降りて来た人達をガラス越しに見ていれば、次から次へとこの出発
ロビーへ流れ込んできます。

あっ!という間に、出発ロビーは大混雑。
更に日本人の占める割合が低下しました。
到着した飛行機は、台湾から来た飛行機だと判明。
上海へ乗り継ぐ人達が出発ロビーへ来ていた訳です。

大混雑のロビーを見て、沖縄から上海へ戻るチケットが2人一緒に手配できな
かったコトに納得。次から那覇=上海間を手配する時【←また沖縄へ行くつも
りでいます】は、早めにしよう!と固く心に誓うのでした。
ま、今回はそのお陰?!で、与論島ひとり旅が満喫できた訳ですが、、(笑)。

〜〜いひいひ。

GW企画?!として、沖縄&与論島のお話が長くなってしまい、申し訳ありま
せんでした。
ワケ (^^; あってお休みさせて頂いた分、余計に長引いてしまったようで..。

〜〜うにうに。

                        = この稿おわり =
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┌--------「ミカの赤い服さん」

マーチさん、こんにちは。 面白かったですよ。

私は与論島に行ったことが無いので「冥土の土産に」行きたくなりました。
(*^_^*)
海や砂浜が奇麗なのでしょうね。
「バスは自動ドアが常識」と思っていましたが、棒で押し開けるとはユニー
クですね。
〜〜〜〜〜
亀情報:
私は京都市内に住んでいます。
先日、東寺の周りを歩いていると、お堀にカメ・カメ・カメが大小併せて30
匹以上いました。イシガメかクサガメだと思います。
京都観光の際には、お越しくださいませ。〜カメハメハ(byドラゴンボール)

└--------
 
┌--------「マーチさんから」

こんにちは〜☆

結局、バスには1回しか乗れなかったのですが・・・(残念)。
他の運行時間のバスも手動式なのか、はたまたこのバスだけが手動式だったの
か不明です。手元にバス会社の連絡先があるので、電話で問い合わせをしよう
かと思うほど。
中国でもこんなバスはまだ体験したことが無いぞぉ〜!とドキドキしたぐらい
ですからね。

〜〜にひにひ。

天気の良い日には、きっとたくさんのカメカメが日向ぼっこしているのでしょ
うね。たくさんのカメカメを見ると、うひょ〜♪となってしまいます。
ーーカメの餌を持参で、京都観光も楽しそうです(笑)。

〜〜カメカメ。

└--------
┌--------「気分は情報無限さん」

台風で飛行機が飛ばないとは、当たり前ですが旅行する際の要注意点ですね。

なにはともあれ、お疲れ様でした〜

└--------
 
┌--------「マーチさんから」

やっと与論島話が終わりました(笑)。
旅行の良し悪しは、天気によっても大きく左右されますからね。
日頃の行いは良くしておきたいものです。

〜〜うむうむ。

└--------
┌--------「Jan さん」

与論島、ひとり旅、面白いですぅ〜(((((*^o^*)♪ 
マーチさんのレポートで、行ったことがないのに行った気持ちになりました。
日本にもこんなところが残っているんだなぁ〜と思いました。〜〜うむうむ〜

└--------
 
┌--------「マーチさんから」

文章を読んで、行った気分になって貰えたなんて私としては嬉しい限りです。

国内でも十分素晴らしい場所はあるんだなぁ〜。
私の知らない日本は、まだまだたくさんあるんだなぁ〜。

などなど、上海で生活するようになってから、とても痛感しています。
中国編もどうぞよろしく〜♪です。

〜〜うひうひ。

└--------
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

重慶へのマーチ♪ ライターはこんな人 アジアの街角から CHINACHIPS 総合トップ




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