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┃ 偏向大連通信!! ―――――――――― by 江口朋行さん                     【裏】中国・大連ニュースマガジン

☆ SARSふたたび ――――――――――――――― 2004/01/12

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

前回は他のライターさんに代わりに原稿を書いてもらいました。
どうでしたか、なかなか読ませる文章だったでしょう?

で、僕はお休みを頂いて大連近郊の温泉に行ってまいりました。
良かったですよー。たまには浴槽につかりたいもんですよね。
1ヶ月に1回ぐらいは温泉に行きたいですね。(贅沢??)
温泉レポートは新しく立ち上げたHPに掲載しています。
 
『中国・大連ニュースマガジン系』 http://blog.melma.com/00090790/

さて、新年一発目の原稿ですが、残念ながらおめでたい話ではありません。

皆さんももうご存知かとは思いますが、広東省広州市で再びSARSが発生し
てしまいました。事の成り行きを僕が把握してる範囲で整理しますと
 
┌──────────
│
――12月

20日:広州第8人民病院に発熱、頭痛で男性1名が入院
   (収容前も別の病院で診察、数日間放置)

27日:香港誌の報道が伝わり、広州の「南方都市報」が「広州にSARS患
    者1名」と特ダネ報道。この時まだ公式には発表されず。

――01月

05日:男性はSARSに確定
   (この間、テレビ・新聞で「まだ確定できない」「ウイルスが変化して
    いる」「我々は前回の経験がある、上手くできる等の報道あり)

   :香港誌が「広州に2人目のSARS患者がいる事を報道」広州市は
   「患者はSARSウイルスと接触していない。根拠が無い」と否定。

5日夜:WHOがこの段階で「中国は安全だ、何処に旅行してもいい」と安全
    宣言
   :続いてマレーシア、フィリピンのSARS患者情報が報道される。

06日:広州のSARSネタをすっぱ抜いた「南方都市報」編集長が検察院に
    拘束される。正式発表前の報道に対する報復か。

07日:広州市2人目のSARS患者を発表、香港誌の報道を追認した形に
    患者は香港誌報道のとおり「野生動物レストラン」の店員

   :河南省から北京へ出稼ぎに来た男、北京西駅で体温検査に引っかかる
    検査時39.2度の高熱。付近の病院に収容される。

   :SARS主催の香港記者3名が発熱して入院。
│
└──────────

と、日を追うごとに、中国の隠蔽工作が明るみに出てくる形になってしまって
います。7日なんかはもうどうしようもない、という感じで嘘がボロボロとは
がれていく感じですね。

今回、1人目の患者がSARSであると確定するまでに、軽く半月以上の時間
がかかってしまったのですが(関西国際空港には1時間で検査結果がでるキッ
トが備えられているそうです)中国のSARS研究チーム曰く

「実は初めの検査の段階でSARSである、という結果が出ていた。しかし別
 の方法で検査を行った結果陰性であった。よって安全の観点から見てSAR
 Sであるとは発表できなかった」

という事ですがこれはどうでしょうか?はじめの段階でSARSであるかもし
れないという結果が出ているのなら警戒を呼びかける意味でも検査結果を公表
すべきだったのではないでしょうか?

しかも「ウイルスが変化している」可能性があるのであればなおさら警戒しな
ければいけないし「ハクビシン等の野生動物との接触が無かったのでSARS
でないと判断した」という説明は、変化したSARSが他のルートから入って
くる、という可能性を初めから考えていない、重大なミスなのでは?

実際は患者は『ねずみ』との接触があったと告白している。これを研究者が知
らないはずは無いのですが…

仮に「SARSと確定できなかったので発表しなかった」というのを正しいと
しても5日の夜早々に「中国は安全である」とWHOに宣言させる、というの
は明らかにこの事件を再び隠蔽し、国民及び在留外国人の生命を無視した行動
だと思いますが。

その後7日にいたって、ボロボロと新しい患者、患者疑いが出てくるのを見て
「ああ、この国はダメだ。SARSはまた流行る」
と思わされてしまいました。

更に心配なことに、北京でも既に発熱した者が出ており(今のところSARS
ではない)まだ北の方にはSARSウィルスは来ていないと考えてもあと数日
で訪れる「春節大移動」で隠れ患者が広まる全国に可能性は高く、また発症し
てもその接触者を確認することはかなり困難になるかもしれません。

更に更に言えば、今回のSARSは「変異している」という事も言われており
中国の専門家のいう「SARSに打ち勝った経験」というのが生かされるのか
?また前回、お粗末であった医療体制が地方都市などで改善されているのか?
----資金面から考えても有り得ないとは思います----という心配があります。

さて、この再び来たSARSに関して中国人はどう思っているのか?というの
をネットを通してですが少し見てみたいと思います。

まず「yahoo 中国」の書き込み
「広東人なんか死んでしまえ!ハクビシンに罪は無い!悪いの何でも食う広東
 人だ!(鼠、猫、昆虫)」

「なんでSARSの後、野生動物市場を閉鎖しなかったんだ!またSARSが
 来たからハクビシンを殺すって、簡単に言うな!お前らは人間の面汚しだ、
 人でなし!」

多分北の中国人が書いたのでしょうが、思いっきり広東の何でも食う文化をな
じってます。お前らも蚕とか食うでしょ。珠海の時も北の人間が珠海をなじっ
ていましたが、中国人は何かにつけて南北でなじりあいますね。

もっとも「ハクビシンが可愛そう」というのは結構主流意見みたいです。

次は「捜狐」の掲示板。2人目のSARS患者が発見されたことについて
 
「おとといまでSARSは無い、と言っていたのは誰だ!?デマだと言ってた
 のは誰だ?また隠していたのか!」

「7日間続けて体温に異常は無い?(2人目の患者の状態は安定している)つま
 り7日前には発見してたんだろ?何で言わないんだ?」

下はかなり飛躍して日本批判になっているもの

「SARSを撲滅するためには、まず腐敗高官を撲滅しなければならない。
 ハクビシンに罪は無い。もしこれがパンダだったら簡単に殺しただろうか?
 殺すべきを殺さず、罪のないものをファシストのように殺す。

 また新浪ネット=中国大手ポータルサイト)の株主は日本であり、これが先
 の西北大学事件=西安で起こった暴動)で日本人が買春した事実を新浪ネッ
 トは報道しなかった理由である。また新浪ネットのアドレスwww.sina.comは
 日本語の支那であり……」
 
「広東人のせいにしている奴は中国人ではない!これは日本人の仕業である。
 罠にはまってはならない!我々中華民族は団結し……」

また、日本人の書き込みと思われるものも

「香港の報道によると南方都市報の編集長何某が6日、SARS報道を勝手に
 行った罪で検察院に拘束され…」

もう1つ、北京で河南出身の出稼ぎ労働者が発熱した事に関し

「河南人は最も由緒正しき中華民族である。メディアは悪意の報道を行ってい
 る。日本人か売国奴が中国を乱そうとしているのかもしれない」

「北京のSARS対策は万全だ!」

といったところでしょうか。

書き込み自体は多いのですけれど殆どが削除され----500の書き込みが一瞬
で300に削除されたりする----たり、ドサクサに紛れ「反日」「反政府」を
呼びかけるものが殆どでした。

隠していた事がバレたこともあってでしょうか、前回に比べなにやら只ならぬ
感じを受けないでもないです。ただ、この掲示板は中国のほんの一部でしかな
いと言うことも忘れてはいけないのですが。

ニュースなんかを見た感じでは今回の騒動は広東省がSARS患者隠蔽がバレ
たためにパニックになって「ハクビシン」虐殺へと先走ってる感じがします。

実際WHOや北京政府は「ハクビシンが原因と決まった訳ではない。無闇に殺
すとSARSの来歴が分からなくなる」と自制を求める発表をしています。

以上、上手くまとまりませんでしたが再び現れたSARSレポートでした。
これが発行されるころにはどうなっているのでしょうか?

*僕のHPでもSARS情報を随時アップしていきます。
http://blog.melma.com/00090790/

                        = この稿おわり =
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┌--------「中年不良探偵団さん」

日本の新聞ではわからない内容で助かります。

ひと言で言えば「中国内部」での「政治のあり方」でしょうが、ことこの手の
「事件」は中国内部の問題ではなく、他国にも「影響」が甚大と言う点です。

去年の「経済」「ヒトの行き来」とうに大きな「被害」を及ぼした事は記憶に
新しい。報道関係者を「拘束」するに到っては何をかいわんでしょう。

皮肉を言わせてもらえば、日本の人権派の方々が「何も言わない」というのも
面白いなと感じています。

では「報道されざる」記事を楽しみにしております。

└--------
 
┌--------「江口さんから」

ども、はじめまして。
また来ちゃいましたねー。SARS。まあ予想通りといえば予想通りですが。

僕は実際に旅行業とか生産管理などに携わってるわけではないので今回の騒動
がどれぐらい経済に影響をおよぼすのかは分かりませんが、まあいい影響は出
ないでしょうね。

―― 人権派の人が何も言わないのはいつものことじゃないですか。

中国が台湾を攻撃するぞというときも、何も言わずに、自衛隊のことばっかり
言ってますからね。
「人の命が大切。戦争は良くない」というんだったら是非台湾に行って「人間
の盾」とやらをやってきて欲しいですね。
----僕は決して派遣大賛成ではないです。

----まあ、ああいう人権派の人のことは僕はまったく信用してないですから。
  ハッキリ言って、ああいう活動はやめたらどうか..と思いますね。

└--------
┌--------「大原敬一さん」

中国人のあの土の上を這い蹲う様な生活がある限りサーズは無くなりません。

└--------
 
┌--------「江口さんから」

そうなんでしょうなー。まー、もともとあそこは疫病の発生地ですし。

以前雲南とか南に旅行した時、道端で肉を売ってるのをよく見たんですが、
それが、でっかい鉄製のフックに生肉をぶら下げるだけ、という方法で売って
おり、夏なんかになると肉が黒く変色して、ハエがバンバンたかってましたか
らねー。

まー、アレで病気になるなというのがおかしいかも....。

└--------
┌--------「老虎さん」

中国でのSARS情報一覧のページが有ると便利ですね。

└--------
 
┌--------「江口さんから」

ありますよー。一応、私のHPで毎日SARS情報を更新しております。
http://blog.melma.com/00090790/

ただ、最近は特にニュースは無いですねw
まあ、僕が毎日ニュースをチェックしてるんで
「どこでまとめてSARS情報を見れるか分からない」
という方は見て下さい。

その他ニュース、写真なんかも更新中です。

└--------
┌--------「ミカの赤い服さん」

江口さん、こんにちは。

予測されていた通り、やっぱり今年もSARSが再発していますね。
そして、やっぱり中国当局は隠そうとしました。
そして、騒動が落ち着けば、ハクビシンを食べ続けるでしょうね……。

来年の今頃も、同じ話題をしなければいけないのならイヤですね。
海外から見たら、中国人の考え方がよく分かりません。

└--------
 
┌--------「江口さんから」

まったくそのとおりですね。事件が収まったらハクビシンをまた食べるでしょ
う。
僕自身はハクビシン食ったり、猫食ったりすること自体は悪いことではない、
と思うんですよ。
要するにその管理、生産がチャントなされておらず、不衛生なだけで。

----いうなら、それをチャントできない中国人を撲滅すべきですね。

彼ら前回のSARSのときも、何も考えずに「大丈夫」の一言で済ませ、マス
クさえしてなかったらしいですからね。ハッキリ言って未開の蛮族と一緒。
ーー言っても分からない。

だから香港人なんかは「大陸と一緒にされたくない!!」とよくいってるそう
です。

└--------
┌--------「気分は情報無限さん」

私は「軍事オタク」なのでSARS騒動は、ある種のバイオ・テロでは無いの
か?と心配です。

考え過ぎでしょうか・・・・・

└--------
 
┌--------「江口さんから」

実僕も一時期はそう思ってました(w
「これは人民解放軍が細菌兵器実験中に、失敗して流出した兵器だ!」
ーーなんてことがいわれてましたからね。

でも違うんじゃないですか?

香港とか、広東とかあのへんは、以前から「変な風邪が流行ってる」
----ってSARSのことは言われてましたし。
まあ鶏に抗生物質打ち過ぎで突然変異した、とかでしょう。

中国人は「アメリカがばら撒いた!」とか言ってますけどね....。

└--------
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 

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