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┃ 自虐史観の枷を解く ―――――――――― by gosakuさん
☆ 私見:台湾論補完編 ―――――――――――――― 2004/05/14

ーーーもうチョット台湾問題に付き合ってください。

台湾在住10年の「bighiro さん」や、もう台湾人になっている?「hazukiさ
ん」などから、実感のこもったレーポートを戴き、その中に「もっと若い世代
は、親が日本人か台湾人かアメリカ人かという話になっても、本省人外省人と
いう話にはなりません。母が中国人といえば、それは今の中国から嫁いできた
人という意味です。要は、台湾人かそうでないか..です」

「表面的には外省、本省的対立はないと思われます。」「そういう中で外省、
本省の対立の意識も薄くなってきているのではないかと思われます」
ーー等々、本省人、外省人の対立を否定する生活実感を伝えて頂きました。

しかし、台湾に生活する当事者よりも、我々遠く離れた、外国から見る台湾の
ほうが、その全体像が良く見える場合もあるのではないか?
ーーそうした意味から、今回の総統選挙の結果は「台湾共和国」樹立へ向けて
一歩前進したというのが一般的な日本人の見解です。

民進党陳水扁氏が、小差ながら再選を果たした経緯と背景を、例によって独断
と偏見で検証してみたいと思います。

―― 昨年の9月6日、

台湾総統選挙を半年後に控え、台北市総督府前広場を埋め尽くした、台湾正名
運動連盟の15万人を超えるデモ隊を前に、李登輝・前総統は
「中華民国は国号が残っているだけで、現実にはすでに存在していない。台湾
住民の意思に基づいて国名を台湾と改めるべきだ」
と、熱弁を振るいました。

彼の論拠は

「日本の敗戦後、台湾は中華民国の軍隊に占領されたが、これは米軍が日本を
軍事占領したのと同じように、連合軍総司令官の命令によるものであり、台湾
が中華民国の領土となったわけではない。サンフランシスコ平和条約で日本は
台湾を放棄したが、台湾の帰属は未定のままで放置された」

ーーつまり1949年に中国共産党との内戦に敗れて中国大陸を失って以来、
中華民国は国際法で認められた領土を持っていない、というものです。

台湾の法的地位が未定であることは、米国や英国、日本などの公式見解であり
ほとんどの国際法学者も認めているところです。住民自決の原則は、国連憲章
や、国際人権規約などの規定によって国際法として確立されているから、台湾
の帰属を決定する権利を有しているのは台湾住民だけということになります。

従って台湾住民は、台湾憲法を制定し、台湾国を創建する権利を持しているの
です。このような論理は、40年来台湾独立運動が主張してきたことですが、
12年間も中華民国総統を務めた李登輝氏がそう言明したのだから、その意義
は大変重大です。――衝撃は計りしれないものでした。

李登輝総統時代に、中華民国憲法は6回修正され、国会の全面改選(1991
年までは、蒋介石と一緒に台湾に渡って来た中国本土選出の議員が一度も改選
されないままで国会を支配していた)や、国民の投票による総統の直接選挙な
どが行われ、台湾の民主化が実現されました。

中華民国憲法は、もともとが中国(=大陸の国家)のための憲法なので、台湾に
適用するのは不合理であり、憲法修正は個々の問題に対する弥縫策に過ぎず、
独立主権国家として台湾の体制を確立するには、台湾のための台湾憲法を制定
しなければならなくなります。今後2年をかけて憲法草案を創り、2006年
には、国民投票によって台湾憲法を採択する。

台湾憲法が制定されて台湾国が誕生すれば、「台湾問題は中国の国内問題であ
る」とする中国の「一つの中国論」は論拠を失います。台湾に対する武力によ
る威嚇や武力行使は、国際法が堅く禁じている侵略行為として厳しく糾弾され
ることになります。
だからこそ中国は、台湾憲法の制定を阻止しようとして「台湾憲法を制定しよ
うとすれば戦争になる」と台湾の人々を脅迫し続けているのです。
台湾の統一派も中国に同調して台湾憲法の制定に反対し、中華民国憲法の修正
で糊塗しようとしています。

「hazukiさん」によれば、3月20日に行われた総統選挙は「陳水扁さんと連
戦さんの戦いで、べつに統一派(国民党・親民党)と独立派(民進党・台聯)との
戦いではない」という認識でしたが、私達おおかたの見方は「独立派と統一派
の天下分け目の戦いだった」というもので、また「台湾の人々が台湾人になり
たいのか、中国人になりたいのか」を選ぶ選挙だったというものでした。

台湾は1949年から1987年まで、38年間続いた世界史上最長の戒厳令
下におかれ、新しい政党の結成は禁止されていたが、民進党はそれを無視して
1986年に強行結成された改革政党であり「台湾独立」を党綱領に掲げてい
ます。
しかし、「武力を用いても台湾独立を阻止する」という中国の威嚇を恐れて、
民進党支持を躊躇する国民が少なくなかったので、民進党は台湾独立を前面に
押し出すことを控えるようにしていました。

1999年に、当時の李登輝総統が「国家と国家の関係、少なくとも特殊な国
と国の関係である」と言明し、2002年には陳水扁総統も「一辺一国=それ
ぞれ別の国」と述べました。しかし、いかに台湾が独立した主権国家であると
主張しても、国際社会では中華人民共和国に継承されたと看為されている中華
民国のままでは、国際社会からの認知を得るのが難しいのは明らかです。

―― そこで民進党は、台湾共和国の樹立を党綱領で、

「国民主権の原理に基づいて、自主自立した主権を持つ台湾共和国を樹立する
事と、新しい憲法を制定するとの主張を、全台湾住民による公民投票によって
決定すべきである」――と定めています。

それに対して独立反対派の国民党陣営は、中華民国憲法に示されている「中国
は一つであり、台湾は中国の一部である」ことを基本理念として、いずれ中華
人民共和国と統一することを基本政策としています。
ーーだから統一派陣営は、中華民国憲法の護持を強硬に主張しているのです。

中国は、2000年の総統選挙前に発表した台湾白書で、「統一問題の平和的
解決を無期限に延期した場合、武力を行使する」と公式に台湾を威嚇していま
したが、陳水扁総統は同年末の講話で「両岸の経済、貿易と文化の統合から着
手し、政治統合の新しい構築を模索しよう」と応じました。

しかし、それがリップサービスに過ぎないことを見透かした中国は、何ら好意
的反応を見せなかったので、陳総統は2002年の元旦祝辞でさらに一歩踏み
込んで「両岸の文化、経済の面から統合に着手する事ができ、政治面での統合
も追及できるようになる」と述べています。

これに呼応して統一賛成派(ブルー陣営)は、中国の要求する「一つの中国」の
原則を受け入れて交渉を始めよと主張し、「中国という一つの屋根の下に二つ
の家族」というスローガンを唱えるようになったのです。ブルー陣営は形式的
な統一を認めさえすれば、中国は「台湾の現状維持を認める」と言っているの
だから、それが中国と平和共存する最善の道であると宣伝しています。

しかしそのような中国の約束が当てにならないことは、香港の例をみても明ら
かで、中国は香港の現状維持を50年間保証すると約束していたが、1997
年、香港を統一すると同時に中国軍を進駐させ、そのあと香港の自由は日一日
と奪われている。ブルー陣営は平和共存といっているが、一つ屋根の下に13
億人の家族と2千3百万人の家族が一緒に住んだら、2千3百万人が13億人
に呑み込まれてしまうのは当然の結果ではないでしょうか。

しかし蒋介石・経国父子の独裁時代に、国民党が台湾のマスコミを独占してい
たことが尾を引いて、今でも新聞やテレビの8割以上をブルー陣営が支配して
おり、彼らの巧妙な宣伝は、台湾の大衆に大きな影響を与えています。

このような情況に危機感を抱いた李登輝氏は「中間路線では選挙は勝てない、
中国出身者とその子孫は、台湾人口の13%に過ぎないのだから、総統選挙は
台湾と中国の戦いであり、台湾の独立と自由がその勝敗に掛かっていることを
大衆に理解させれば必ず勝てる」と主張して9・6デモに15万人を集め先の
「中華民国名不在論。改名台湾国論」の断言となったのです。

そして台湾の悲劇を歴史に深く刻んだ2・28事件記念日の2月28日午後2
時28分に、李登輝氏を先頭に百万人が台湾一周の手を繋ぐ「手護台湾運動」
を繰り広げました。これも民進党総裁の陳水扁誕生に大きく貢献しました。

連戦氏が主張「我々のいう一つの中国は中華民国のことであり、大陸側のいう
一つの中国は中華人民共和国である。このそれぞれの解釈で対等な立場に立っ
て両岸の対話を復活させることが重要だ」と述べているのに対し、

陳水扁総統は「中国は、台湾の政府を中華人民共和国の一地方政権と看為して
いる。それなのに、どうして中華民国と中華人民共和国の対等な対話が可能な
のか?」――と反論しています。

―― 1996年の総統選挙は、初めて国民の直接投票で行われました。

中国は、李登輝候補を「台湾独立の元凶」と批判し、軍事演習を繰り返したり
台湾の近くにミサイルを発射したりして台湾国民を威嚇しました、あの時は米
議会の強力な圧力を受け、親中国派のクリントン大統領でさえ、2空母艦隊を
台湾近海に派遣せざるを得ませんでした。

結果的には中国の威嚇は効果がなく、李登輝候補が54%の得票率で圧勝し、
長年に渡って独立運動を指導してきた民進党の彭明敏候補が2位に入り、統一
派候補は3位に終わりました。

2000年の総統選挙のときは、中国の朱鎔基首相がテレビに登場して、凄ま
じい形相で「独立派が総統に当選したら戦争になる」と台湾国民を脅し、統一
派陣営はそれをテレビで繰り返し放映させ、陳水扁氏が総統になったら中国が
攻撃してくると危機感を煽りましたが、結果は陳水扁氏が総統に選出されまし
た。

12月に立法院選挙を控え、世界一の金持ち政党である国民党は、それまでは
持ちこたえるでしょう。しかし、政権奪回の可能性を失った国民党が、立法院
選挙で勝てるはずもなく、おそらく民進党と台聯が圧勝することになるでしょ
う。

国民党が世界一の金持ち政党になれたのは、敗戦後、日本が台湾に残した資産
を接収したことによるもので、その資産は国家に返却されるべきものです。
従って、立法院で少数派に転落したなら、国民党はこの資産を守ることも困難
になり、空中分解を免れないでしょう。

―― 歴史的にみても、台湾の歴史は大陸中国の歴史の一部ではない。

日本の植民地支配と同様に、中華民国の台湾統治も、必ずしも台湾の住民が望
んだ結果として実現したものではなく、武力による制圧、ないし征服のような
印象をあたえるものです。
そのいきさつは、たとえば映画「非情都市」に大変印象的に描かれています。

台湾住民が、自らの考えや思いを表明することができるようになったのは、李
登輝氏による民主化が進められた結果の、つい十数年前のことです。そうした
台湾社会の変化は、台湾の経済成長によるところが大きく、経済発展が政治的
な民主化を可能にした典型例に数えられます。

その台湾経済は現在、大陸との繋がりなしには成り立たない状況にあります。
住民の豊かな生活基盤は、大陸との経済的な依存関係によって支えられていま
す。こうした現状から今すぐ「独立」というテーマには与し難いということで
しょう。

いま陳水扁氏が考えている独立は、イギリスと袂を分かって独立したアメリカ
の建国と同じようなケースでしょう。残念なのは、台湾は規模が小さく、中国
に近いのでイメージを描きにくいことです。特に日本は、血統主義で、言語も
同じだと"一緒だ"と考えてしまいます、しかしそれは時代遅れの考え方です。

重要なのは、血統よりもアイデンティティーです。

台湾と中国の間で、人的物的な往来や投資がどれだけ活発になっても、それが
国のかたちを規定することはない。
台湾と日本の間でも、三通(通郵・通航・通商)が当たり前になっています。
勿論台湾は、中国と三通しても一緒になるということにはなりません。台湾か
ら中国に出かけてビジネスをしたい人は多いし、それを否定するものではあり
ません。

むしろ違う国であるからこそ、中国側も彼らを優遇していることを台湾人は知
るべきでしょう。台湾が中国に併呑されることなく、自由と民主主義を共有す
る国々の防波堤になっていることは、日本の安全保障にとっても、極めて重要
です。この最前線を保持していくことが、日本やアメリカの責任であり、義務
でもありましょう。

そのことを、多くの良識ある日本人は認識していると思います。

                          =この稿つづく=
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↓
│「私見:台湾論」を著すにあたり、以下の文献を参考にさせて頂きました。
│
│・台湾 朝鮮 満州日本の植民地の真実(黄 文雄)
│・「NO」と言える台湾 ――――――(黄 文雄)
│・台湾をもっと知ってほしい日本の友へ(張 超英)
│・一つの台湾一つの中国 ――――――(楊 中美)
│・台湾人と日本人 ―――――――――(謝 雅梅)
│・台湾は今日も日本晴れ ――――――(謝 雅梅)
│・日本論と台湾論 ―――――――――(謝 雅梅)
│・諸君2003年7月:台湾統治と朝鮮統治はどう違ったか(金 美麗)
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┃┃ 読後感アンケート結果。
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◇ このとおりだと思う --------------------------------- 34人  (77%)
◇ そうではないと思う ---------------------------------  4人  ( 9%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------  2人  ( 5%)
◇ よく分からない -------------------------------------  4人  ( 9%)

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┃┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「気分は情報無限さん」

確かに台湾で圧倒的多数の人間が大陸からの独立を望んでいるとは思います。
しかし、今回の総統選挙の争点が大陸からの独立のみだったとも思えません。
何しろ陳氏が再選されたのは本当に僅差だったらしいですから・・・・

個人的には台湾だけでなく、チベットや満州も中国から独立すべきだと考えま
す。何より先ず台湾が独立して欲しいと思います。

しかし今の日本の政治家達が親北京政府になるのは仕方ないでしょう。
無論、ODAのキックバック等の利権もあるのでしょうが、ソ連が崩壊した今
では世界最大の領土と人口を有する核保有国です。
少なくとも表面上は軽視できません。

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┌──────────「gosakuさんから」

「気分は情報無限さん」いつも適確なコメント有り難うございます。

大半の住民が中国からの分離を望んでいるのに、なぜ陳水扁さんと連戦さんの
票があのように僅少差だったのでしょうか。
台湾住民の社会意識の変化を調べている台湾・政治大学によると、1991年
に「自分は中国人」とした人は26%あったが2001年には10%に減少。
反対に「自分は台湾人」と認識する人が20%から48%に増えた。

李登輝さんが「二国論」を提起したり、中国の威嚇に台湾住民が反発するのは
こうした意識変化が背景にあるのです。

しかし、その一方で、台湾の将来像について「中国との統一」「台湾独立」を
志向する人はそれぞれ2割程度で、5割以上が「現状維持」が望ましいと答え
ています。「統一」「独立」を求める人の中で「当面は現状維持」と答える人
を合わせると、現状維持派は実に8割に達します

こうした複雑な意識の背景には。中台経済一体化が加速していることがあるで
しょう。台湾経済部(経済省)によると、2003年の中国大陸への輸出額は、
前年より2割以上伸びて4498億ドルに達し、また、対中投資も台湾基幹産
業であるI T(情報産業)の相次ぐ進出が目立っている。

そうした経済面での相互依存の、台湾住民意識が反映したのが今回の選挙結果
に出てあのような僅差になったものです。

「中国人民は一切の代償を惜しまず、断固として徹底的に、台湾独立の企みを
 粉砕する」
これは、3月に再選を果たした陳総統の、5月20日に行われる就任演説を前
に、けん制する狙いでしょう、17日に中国政府が出した声明文の一節です。

└──────────
┌──────────「lonsome car-boyさん」

日本の政治家・マスコミには中共シンパが多く、翻って台湾を軽視する勢力が
多いと感じます。
親日的な民主国家の隣国を蔑ろにして何が国益か、と、憤るこの頃です。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

私の町に限らず、最近「中国料理の店」が看板を書き換えて「台湾料理店」と
するものが増えています。経営者は、台湾人もいますが殆ど中国の人で、料理
の中身は全く同じです。
ただ単に店のイメチェンを狙ったに過ぎないようです。

その背景には、台湾に親近感をもつ日本人が増えてきたのに比例して中国への
イメージが悪くなっているのを、彼らも敏感に感じているのでしょう。

聞くところによると、台湾では最近、自らの歴史を中国史としてではなく台湾
史として編集し始めていて、日本の五十年間に亘る台湾統治の実績を高く評価
してくれている。

今年は日露戦争百周年。日本が戦後六十年を経て、ようやく自らの近現代史を
相対的に再検討しなければならない時期に、戦前の日本の植民地統治の功績を
教育、衛生、水利灌漑、農業改善などの社会改造の面から高く評価してくれる
存在は、台湾をおいては他には見当たりません。

└──────────
┌──────────「ミカの赤い服さん」

gosakuさん、こんにちは。

私は台湾にも、中国大陸にも行った事がないので、情報は限られれていると思
います。でも、私の知っている知識と感覚からは、gosakuさんのおっしゃる通
りだろうと思います。

ロンソム・カウボーイさんが書かれていますが、私も日本はもっと台湾を尊重
すべきだと思います。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

「愛国心」問答ではかなりの人から叩かれましたが、「ミカの赤い服さん」の
ような強力シンパのお陰で、また続ける勇気がわいてきますよ。(笑)

李登輝前総統が、自著書「武士道」の中文版出版記念会で挨拶し

「戦後の日本には、武士道精神がなくなってしまった。太平洋戦争を発動して
敗北した後は、自分で自分を虐待する心理を生み出し、中国とみればすぐに怖
がり、贖罪の心理に充ちてしまう。だが問題は、当時の日本の指導者が正しく
なかったからといって、すべての民衆が精神的に自虐的になることではないの
だ」
と述べ、新渡戸稲造の「武士道」を生んだ日本の旧制教育が、いかに素晴らし
かったかを説いています。

このように、台湾の人々は自らの歴史的体験として、日本の近現代史の証人と
なっていてくれるのであり、日本としては大いに感謝しなければならない存在
なのです。この事実からいつまでも目逸らしているようでは、日本は国際社会
でいかなる尊敬も受けられないのではないでしょうか?

└──────────
┌──────────「内山 勳さん」

目が覚めるような見解です。

いつも私が思っていたことを、歴史・社会観・人間観等、理論的に説明されて
います。ほとんどの人はこの事実を知っていません。大いに広めてください。

特に学校の先生、朝日新聞の愛読者(私もそうですが)は、正しい歴史観を持ち
合わせていません。リアリズムの欠如です。この考えを変えるのは大変です。
私も20年かかりました。

大いに頑張って主張し啓蒙し続けてください。
今後の日本の命運にかかわることですから。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

内山 勳さん、いやー有り難うございます。

ちょっと「褒めすぎ!」の感がありますが、そう言って頂けると、単純な僕は
ついニヤニヤしてしまい「何か嬉しいことがあった?」女房が不審な目で睨む
始末です。

現在の日本現近代史を、自虐史観にしぼって批判してきましたが、日本近代史
に全く負の側面がなかったわけではありません。今それを述べると、ヒジョー
に長くなりますので又の機会に致します。

いつまで続くかわかりませんが、これからもご批判をお願いします!

└──────────
┌──────────「Kingfei Loさん」

素晴らしい正確な論説と感服しています。
台湾人の一人として衷心より御礼申し上げます。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

私見をそのように評価して戴き、とりわけ、台湾の方からそのように言われま
すと嬉しいですね!これからも台湾の動きを、台湾大好き日本人の一人として
(温かく)見守ってゆきたいと思います。

└──────────
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┃┃ お便りで頂きましたご意見・感想。
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┌──────────「hazukiさん」

しばらく愛国心論議で盛り上がりそうなアジアの街角ですね。(^O^)

私見:台湾論補完編、大変参考になりました。確かにその通りですね。
あくまで私の書いた事は、ここ十何年かでかなり住み良くなって(でしょう)
すっかりそれに慣れきっているらしい台湾人の事ですから。

確かに庶民のレベルでは便利な生活に慣れてしまって両岸論(二国論をここで
はそう呼びます)も特別な政治活動のように感じてしまっていますが、政治的
にみれば重要でかつ難しい問題です。
ーー実際、独立(?)するのも、しないのも難しいですね。

台湾論の冒頭でgosakuさんも仰っておられましたが、チャキチャキの本省人の
義父もまた「自分たちは、500年前に中国から渡ってきた民族の子孫だ」と
言い切りながら「自分は台湾人だ!」と申しております。

彼らに「台湾人」というプライドがある限り、独立はすべきものだとは思うの
ですが、それでも私は、そんな事言っている前にする事があるのでは?と感じ
てしまいます。
ここにはまだ、まともに学校に行けない子供もいれば、親が給食費を払えない
なんてニュースもざらです。

私が子供の頃は、粗悪品ブランドの代名詞のようであった「MADE IN TAIWAN」
も、粗悪品というイメージはかなり薄れてきたものの、未だに品質にムラがあ
るのは否めません。

――余談ですがPC大国の台湾、全ての製品が安くて良い訳ではありません。

知り合いにPCエンジニアがいるのですが、彼は
「○○(台湾の有名マザーボードメーカー)の20××年製のボードは、どうし
ても日本語版WIN2000がインストールできない」
と言います。
「調べてみたの?」と聞いても
「いいや。相性が悪いんでしょう。いいんだよ。他のを使えばいいんだから」

ーーって、そういうのを調べるのがおまえの仕事だろうが!
と突っ込みたい私ですが、カスタマーから苦情が来ない限りしないみたい。
(×_×;)

加えて、広大な中国に敷地(工場地)と安い労働力を借りて経営をしている台商
と呼ばれる企業がどれだけある事か。彼らが中国撤退を強制されたら経営して
いけなくなるのは目に見えています。

その辺を考えたら、一国二党制とまではいかなくても、独立なんて口に出さな
いで、うまく立ち回って、より強い、仮称台湾国(?)を築いたほうが賢明なの
ではないかと、私は(強調!)思うわけであります。
ーーまあ、独立を叫ぶ事が出来るようになっただけ進歩しているのだろうとは
思いますが。

なんだか、gosakuさんのおっしゃってらした事と重なるところが多いですね。
すみません(;^_^A

まあ、台湾はまだまだこれからでしょう。
だって、タクシーの運転手はクラクションうるさく鳴らすし、
夜店の食べ物には蟻が入ってるし--文句言っても「ごめんね〜♪」で済んじゃ
うし--銀行の姉ちゃんは電話で世間話しながら対応するし--ま、全部じゃない
が・・・--肝心なとこじゃ、ぜえっっっっっったい謝らないし!

ーーなんだか愚痴ってますね。私(;^_^A

すっかり慣れてるようでも、いろいろあるんですよ。
私も一応は「ヤマトナデシコ」のハシクレなもんで。

あ、その辺の事、興味ある方はこちらへ  ドウゾ。
「ママのご機嫌」 http://www.mag2.com/m/0000118551.htm

育児日記で始めたこのメルマガ「ママのご機嫌」なんですが、
なんだかドンドン台湾情報、台湾愚痴に走ってしまっております・・・。

♪しっかり宣伝までしてしまって、失礼しました〜♪

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

―― 台湾独立を粉砕 ――

「中華人民共和国にとって、国家主権と領土の保全以上に重要で神聖なものは
ない」とした上で「台湾独立運動の活動を停止して、中台両岸関係の発展を目
指すのか」さらに「台湾独立の火遊びを続けて、自ら焼け死ぬのか」

これは17日未明、中国国務院(内閣)が、今月20日に行われる陳水扁総統の
就任演説を前に牽制する声明です。大陸側は、陳総統の当選が既成事実化して
就任演説が迫った事に対してのアセリもみられ、従来の慎重な姿勢から、再び
強硬姿勢に転じたようです。

「hazukiさん」の仰る「一国二党制とまではいかなくても、独立なんて口に出
さないでうまく立ち回って、より強い、仮称台湾国(?)を築いたほうが賢明な
のではないかと、私は(強調!)思うわけであります。」で、台湾は政治的に
も経済的にもすでに独立状態にあり、陳総統の表明していた新憲法の制定など
実質的には意味がないと思えます。

台商さんの対中投資は、毎年加速して、2003年は前年比19%増の45億
9500万ドルで、単年度ベースで最高を記録した、とあります。政治面での
「自立化」と共に、経済面での「相互依存の深化」という逆のペクトルが顕著
ですね。

日本企業もそうですが、安い労働力と広い敷地を求めて、あらゆる企業が中国
へ先を争って進出していますが、いずれ中国に取り込まれて泣きをみるのでは
ないかと危惧する声も聞かれます。

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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