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┃ 自虐史観の枷を解く ―――――――――― by gosakuさん
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☆ 君が代と日の丸と、カルタゴの平和 ――――――― 2004/04/02
戦前は(明治)憲法を「不磨の大典」と呼び物神化した。戦後も平和憲法、憲法
9条を絶対化してきた側面があって、それが現在の精神的な従属状況となって
いる。戦後の平和論は、一種の国体論に化している。憲法9条さえ守っていれ
ば平和国家、平和の守り手であるというふうな自己欺まんに陥っているような
気がする。
昭和26年9月8日、日米講和条約が結ばれ国際社会に復帰し、独立したのち
も、占領下でアメリカから押し付けられた憲法を、いいはいい、悪いは悪いと
検討することもなく、聖域化して今日までに至っている怠慢と無関係ではない
ものに、かつて戦前派の私達が体の奥底に共通してあった日本精神が切(きれ)
かかっている事態があります。
戦後五十年有余年、日本はアメリカの圧倒的影響をうけてきました、そのこと
自体は決して悪い事ではありません。経済的に成長して豊かになろうというエ
ネルギーは、確かにアメリカの影響を受けた賜物だからです。
いつの世にもいわれる「今時の若いものは」とは言いたくありません。しかし
表面的風俗的にアメリカを真似るだけでなく、精神的にも無自覚に染まってし
まったのではないか。ーー最近の若い世代を見たり話したりして、心の拠りど
ころを持たない根無し草になっていると感じるのは、私が老いて来たせいなの
でしょうか。
―― 根無し草とは、
規範も礼節も道徳も持たない、人間を人間として成長させる根っこを持たない
人間のことです。規範や礼節や道徳は人間を支える誇りになります。それを持
たない根無し草は枯れるしかない。
事実、最近の事件や現象にはそれが端的に表れています。人を人とも思わない
ような、生命に対してなんの感覚も持ち合わせていないような、簡単にわが子
を殺し、父や母を殺し、何の関係もない子供を殺してしまうような事件の頻発
はその典型でしょう。
外に立って空を仰いで、まぶしい日の光を感じたとき、緑の木々を吹き抜ける
風に包まれたとき、何とはなしにありがたい気持ちになり、畏れ慎むような心
に染まって、思わず手を合わせて拝んでしまうことはないでしょうか。
これこそが日本精神の根拠なのです。
そこから、日本ならではの規範が生まれ、礼節が整えられ、道徳が形成されて
いったのだと思います。こういう感性を蘇らせ、若い世代に受け渡していかな
ければならない。そうでなければ日本は危ない、私は心底そう思っています。
切れかかっている日本精神がここで切れてしまったら、日本人を日本人たらし
めるものはなくなってしまう。そうなったら、ボーダーレス化、国際化が進展
する地球社会で日本は存在していけなくなるでしょう。が、まだ遅くはない。
ーーそう思いたいのです。
諸外国から戦争中のことを持ちだされると、そのことへの十分な認識や自覚も
ないままに、咄嗟に後ろめたい思いに囚われて唯々諾々と詫びることしかしな
い政治家たちの有様と無関係ではない。
「日の丸」を掲げ「君が代」を歌うとなると、なにかとんでもない悪いことを
するような感じになり、たちまち拒否反応を示してしまう雰囲気と無関係では
ない。
愛国心という言葉を聴いただけで古いとかカッコ悪いとかいう感じかたをして
しまう心のあり方とも無関係ではない。
ーーそれは切れかかっている日本精神への絆です。
今の日本人を呪縛している精神的「カルタゴの平和」を克服することが大切で
しょう。そこから、日本人を日本人たらしめる感性を蘇らせ、日本精神を体得
していく道筋がみえてくる。
―― 世界史を学んでいる皆さんはご存知の事と思いますが、
「カルタゴの平和」について簡単にお話しておきます。
カルタゴは、商業貿易を得意とするフェニキア人の植民地で、紀元前2世紀頃
大いに繁栄した。その繁栄ぶりはいまの経済大国日本の比ではない。
世界中の金銀をかき集めた大金持ちの国、と思えばいいでしょう。
カルタゴは地中海の海上権を掌握する勢いを持っていた。
このカルタゴとローマの間で、シチリア島の支配をめぐって争いが生じたのが
きっかけとなり戦争になった。――ポエニ戦争です。
ポエニ戦争は紀元前264年から紀元前146年に亘って3回戦われた。
2回目のときは、ハンニバル将軍率いるカルタゴ軍に攻め込まれ、古代ローマ
帝国は存亡の危機に瀕したほどです。
だが、結果は3回ともローマの勝利に終わった。
しかし、カルタゴは得意の商業貿易を武器に、先の2回の敗北から息を吹き返
した。3回目の戦争でカルタゴに勝ったローマは、カルタゴがあるからローマ
の平和が脅かされると考えた。どうすればいいか。
ーーカルタゴを根絶やしにするのが一番いい。
そしてローマはカルタゴを地上から徹底的に破壊し焼き尽くし、女性から子供
にいたるまで皆殺しにして、カルタゴを地上から消してしまった。
かくてローマの平和は築かれた。カルタゴを抹殺することのよって、ローマは
平和を享受することが出来たのです。
―― 第二次大戦に勝ったアメリカは、この顰み(ひそみ)に習い、
日本に対して「カルタゴの平和」を目指したのです。
しかし、日本の一切を破壊し尽くし、日本人を皆殺しにする蛮行は、現代では
不可能です。ーーでは、ではどうすればいいのか。
日本人の精神を破壊し、骨抜きにするのがいい、つまり、精神的「カルタゴの
平和」です。その為にこそ東京裁判というショーは行われたのです。現在では
アメリカの良識はこれを事実と認めています。
アメリカは日本を占領するにあたり、日本国民に「戦争贖罪意識」を叩き込む
ために「ワー・ギルト・インフォメーション・プログラム」と呼ぶ綿密な手を
打っていたのです。
=この稿つづく=
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┃●┃ 読後感アンケート結果。
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◇ このとおりだと思う --------------------------------- 34人 (56%)
◇ そうではないと思う --------------------------------- 16人 (26%)
◇ どちらともいえない --------------------------------- 7人 (11%)
◇ よく分からない ------------------------------------- 4人 ( 7%)
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┃●┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「ミカの赤い服さん」
gosakuさん、こんにちは。今回は、「どちらともいえない」としました。
前半に書かれていた今の日本が乱れている原因のひとつが「戦前にあった伝統
のいい面が無くなったから」という御意見には賛同いたします。
でも後半の「カルタゴの平和」と「東京裁判」を結びつけるのはちょっと強引
かと思います。そうはいってもGHQのやり方を見ると、米国が日本の復興を
恐れていたのだとは感じています。
└──────────
▼
┌──────────「gosakuさんから」
A国とB国で戦争が起こった。
―― 戦いの結果A国はB国に降伏し戦争が終わった。
さて戦いに勝ったB国はA国に対し、まず何を行うだろか。やるべきことは、
はっきりしている。二度と再びその国が自分の国と戦えないようにする、とい
うことでしょう。戦争で被った衝撃が大きいほど、反撃を恐れて力を奪ってお
くというのが理にかなった考え方です。
方法としては、その国を永遠に占領するとか、自分の国に組み込むとか、色々
手はあります。領土を極端に減らすというのもいい、
ーーだがやり過ぎは逆効果を生みます。
第一次大戦で敗戦国になったドイツは、1919年のパリ講和会議で巨額の賠
償金と領土の分割を要求され、結果としてドイツは追い詰められ、第二次世界
大戦の起因になったと考えれています。
ーー虐め過ぎると、反発されるというわけです。
では国土を組み入れたりすることなく、その国が二度と戦争が出来ないように
するにはどうしたらいいか。
一つは、システム的に「戦争ができない」仕組みをつくりあげることです。
たとえば永久占領は無理でも土地を借りて軍隊を駐留させ、否応なしにこちら
の味方にさせる。あるいは、軍隊がもてないような法律を作って、それを守ら
せる。軍隊がなければ、そもそも戦争はできないし、反逆を企てようにも喉元
に刃を突きつけられている、というわけでもあります。
二つ目は、国民の精神構造を「戦争ができない」ように導いていく事です。
何にしてもとにかく「戦争は悪」です。ことに「お前の国は悪」で「戦前から
ずっと悪」であった。それはお前の国の「政府と軍隊が悪」だったからだ。
政府など信じてはいけない。お前の国は悪いことばかりしてきたのだからこれ
からはいい子になる為に、軍隊を持たず政府を信用せず、外国を信じなさい、
とする方法。
もし国民の間にこのような思想を植え込むことが出来れば、戦勝国にとっての
不安は解消するでしょう。――アメリカは第二の精神構造構築について、東京
裁判というショーを演出して精神的「カルタゴの平和」をめざしたのです。
近代日本の歴史を「悪」と決め付けることに成功し、又占領期間中の言論検閲
によってありとあらゆる日本の瑕疵を国民に周知徹底させました。つまり初期
の占領政策はハッキリ言えば「日本をいかに弱体させるか」ということに主眼
が置かれていました。ーーこれは紛れもない事実です。
そして、弱体化をさせるシステム、精神構造構築、いずれにも影響を与えたの
が日本国憲法でありました。又僕の持論である改憲論になりますが、チョット
辛抱して続けて読んでください。
まず戦争放棄、軍隊放棄を謳って、主権国家としてはごく常識的な国家の防衛
を否定し、戦争ができないシステムをつくりあげた。さらには憲法前文などに
みられるように「外国を信頼してさえいればいい、頼みになるのは外国だ」と
いわんばかりの文言を並べて国民の中に戦争ができない精神構造をつくりあげ
ました。
こうした憲法を占領軍が作ったことを怒るべきではありません。昨日まで戦争
をしていた....しかも震え上がるほど勇敢に戦った日本に対し、占領軍が恐怖
感をもっていたことは当然です。そして、そんな国を弱体化したいと考えるの
もまた当然なのです。
問題は、そうした事実を承知していながら「今までこれで良かったのだから、
これからもいいじゃないか」という現在の私達日本国民の怠慢です。
ーーそのことをよくよく考えるべきでしょう。
└──────────
┌──────────「気分は情報無限さん」
私は昭和48年生まれで今は31才です。
gosakuさんが仰るところの「カルタゴの平和」に関しては漠然とした知識しか
無いので何とも言えません。しかし戦後の日本が古来の伝統を疎かにしている
との見解には違和感を覚えます。
戦前の日本は貧しかったから、伝統的社会様式に依存して皆が生活してだけで
あり、戦後日本が伝統を疎かにしているから社会が乱れていると断定するのは
安易過ぎないでしょうか?
└──────────
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┌──────────「gosakuさんから」
決してお世辞を言うわけではありませんが、僕の周囲を見回して貴方の年齢で
貴方のように自分の考えをしっかり言う青年は見当たりません。自分の考えを
持たない「その日さえ良ければ」明日のこと、又「未来の日本」などと言えば
「おじさん冗談やめて」の人間が多すぎます。
何度も申しますが、今日本に欠如しているのはナショナリズムでしょう。その
最大のものは、大東亜戦争の敗戦による日本の歴史、文化、伝統の否定です。
断絶だと思います。
東京裁判は、日本をとんでもない犯罪国家であると演出された舞台でした。
A級戦犯を裁き断罪することを通して、日本の歴史は過ちに満ちており、日本
の文化は劣ったものであり、日本の伝統はくだらないものであることを日本人
の脳裏に刻み付けた、そして新憲法の押し付けでした。
└──────────
┌──────────「大原敬一さん」
東京裁判は私共が良く見てました。
敗戦とは全くひどいものだと思ってました。
ここから日本人の自虐史が始まった事がよく解ります。
└──────────
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┌──────────「gosakuさんから」
日本の象徴である国旗国歌の問題が毎年四月になると話題になります。
悲しいことに国旗国歌である「日の丸」と「君が代」を拒否する教員がいるこ
とです。だいたいが左翼で、公立学校の教師の組合である日教組はその牙城で
しょう。なぜ国旗国家を拒否するのか、本当のところをいうと、その理由が私
にはよく解らないのですが「日の丸」と君が代は日本がやった侵略戦争と結び
ついているから、ということであるらしい。
大東亜戦争を侵略戦争と決めつけた東京裁判の見方、考え方をそのまま受け入
れているわけですが、その間違いは以前幾度もこの欄で申し上げていますので
ここでは言いません。
確かに戦争の時は盛んに国旗が掲揚され、国歌が歌われました。だが、これは
どこの国の国旗国歌も同じです。ならば何故国旗国歌はいけないということに
なるのでしょうか。
私が拒否の理由がよく解らない、というのはここのところです、日本は戦争を
した。ーーその歴史を正確に受け止め、正しく踏まえたところに今の日本があ
ります。そして、具体的に象徴するのが国旗であり、国歌であります。
国旗国歌というのは、そういうものだと思います。
ーーこれを拒否するのは、今の日本を否定することになる。つまり反日という
ことになるのでではないでしょうか。どうやら国旗国歌を拒否する人たちは、
国旗を掲揚し国歌を斉唱すると、日本は又戦争するようになる、と思っている
らしい。ーーこうなると迷信じみた話になって理屈もなにもなくなります。
だが、これは笑い話ではなく、本気でそう思っているらしいのです。キチンと
した論理展開で国旗国歌を否定する理由を述べて頂きたいものです。
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僕が今まで書いてきました“私見・・云々・・”は、満州回顧録以外はすべて
直接見たり体験したものではありません。多くの文献をもとに“独断の私見?
偏見?を申し述べてきたものです。また文献から引用した文もあります。
これによって利益を得るものではありませんので、著作権の問題などは出ない
とは思いますが、一応、いま手元にある参考文献を記しておきます。
・靖国公式参拝の総括(板垣正)
・教科書が教えない歴史1〜〜5巻(藤岡信勝)
・捏造された日本史(黄文雄)
・ぼくらの侵略戦争(宮崎哲弥)
・封印の昭和史(小室直樹、渡部昇一)
・目からうろこの太平洋戦争(河合敦)
・かくて昭和史は蘇る(渡部昇一)
・現代史の争点(秦郁彦)
・日本の失敗(松本健一)
・おじいさん戦争のこと教えて(中条高徳)
・「諸君」2003年5月〜〜12月号
他にも図書館で借りてきたものが多くありますが、もう返しましたので手元に
はありません。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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