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┃ 自虐史観の枷を解く ―――――――――― by gosakuさん
☆ 私見:軍(戦場)慰安婦問題(2) ――――――――― 2004/03/12

―― 軍(戦場)慰安婦制度は必要悪なのか?

海外遠征軍に対する慰安婦制度は、現地住民へ被害を及ぼさないようにすると
いう点で最適な制度であるといえます。これは現代の軍隊においても大変望ま
しいアイデアだと思います。韓国や日本に駐留している米軍人の性犯罪が頻発
するのをみると、海外駐留軍には特に必要ではないかと思われます。

しかし米国は軍慰安婦制度を設けることができません。売春が法で禁じられて
いるためです。つまり、本質的には軍隊慰安婦というのは立派な制度ですが、
そうした制度を運営するためには売春の合法化や公娼制度などが前提にならな
ければなりません。

こうした面にまで配慮している国は今日でも非常に稀です。

ましてや60年も前に、既にこうした画期的な制度を実施していたということ
は、日本という国家の先進性を証明こそすれ、欠点にはならないはずです。
軍慰安婦制度は、日本軍のヒューマニズム性を象徴する証拠として再評価され
るべきでものでしょう。日本軍は海外遠征軍に慰安婦を送ったことで、軍人と
現地住民の双方に配慮したといえるのです。

これはそれまでの戦争史の中に例をみない素晴らしい発想であり、当時の日本
軍が侵略軍ではなく、名実ともに“アジア解放軍”であったという証拠になり
ます。

―― 最近、日本国内では

北朝鮮による日本人拉致と関連付けて云う人がおります。

つまり「過去の日本も朝鮮から女性たちを拉致し、従軍慰安婦として酷使した
のだから、今になって北朝鮮の日本人拉致を非難することはできない」という
論理です。しかし今まで述べてきましたように、日本軍が軍慰安婦を強制的に
拉致したという主張自体がとんでもない嘘であるので、こうした論は最初から
見当違いであるということになります。

今まで従軍慰安婦問題と関連して韓国と日本に流布している「通説」というの
は、「戦時に日本軍が植民地から女性たちを拉致して慰安婦として酷使した」
というものですが、これはどのような面から眺めてみても信じ難い。

今後、さらに研究が進められると思いますが、現時点での正しい通説は

「戦時の日本軍に、多くの軍慰安婦の需要が発生し、これにより募集の過程で
無理な人権侵害もしばしば発生した。しかし、この制度はよい意味で始まった
ものであり、その効果もまた優れていた。一部では、軍慰安婦にたいする人権
侵害も発生したが、時代状況を考慮すれば、特別に酷かったわけではない」

という程度ではないでしょうか。

―― 軍特殊慰安所のやり方は、

当時の日本の内地の売春屋の方法と同じ仕組みになっていました。戦場に近い
売春屋と、遠い地域の売春屋という地理的な違いと、明日は死ぬかもしれない
兵隊が相手という条件の違いはあっても、本質的には同じく売春屋であり、そ
こには悲しいこともあったが嬉しいこともあった。

3年足らずで5万円(家を建てるのに1500円から、大きな家でも2000
円程度でできたのですから今の価値にすると5億円!)もの貯金をした女性も
いたし、将軍よりも高収入で、前借金を1年間で返済して帰国した者もいた。

現在の物価に換算すると数千万円もの大金を家族に送金したり、休日には町へ
買い物に出かけたりもしている。「客を断る権利」も認められていました。

将校に人気のある女性は収入も多かった。兵卒と将校では値段が違いました。
将校は階級が高い分、多く払わなければいけなかったのです。
また兵隊はいつ出動があるか分からないので気前がよかった。
ーー意気投合して結婚した例すらあります。

いま、公娼制度であった慰安婦の人権を言い募る文化人は、えてして百の事実
から、都合のよい五つだけを選り出すようなやり方をして非難の材料にしてい
ます。

―― 終戦になりアメリカ占領軍が進駐してきたとき、

後の東京都立大学学長で、当時の東京都外国折衝部門の課長だった磯村英一氏
に対して、アメリカ兵のための専用売春所を設置せよという命令が出されてい
ます。

日本のように、占領地区の一般の婦女子に迷惑がかからないよう、こちら側の
売春婦が向こうで営業できるように便宜を計るのと、占領地に来てから敗戦国
に女性を用意させるのと、どちらが良心的かということでしょう。

・アメリカは占領地で日本人売春婦の調達を命令したわけです。
・日本軍が中国で汪兆銘政府に対して、日本軍のために現地女性を集めてくれ
 というような失礼なことは言いませんでした。

―― 必要悪を主張する人たちは、

元軍人など売買春が合法だった戦前期を知る世代が中心です。平時でもそうで
したが、戦場で兵士たちのレイプから相手国の「良家の子女」を守るために、
軍幹部が遊郭(今だとソープランド)の戦地版である慰安所を開設し、高収入の
魅力に惹かれた業者と売春婦が集まる。

兵士たちは、彼女らの何十分の一の給料で命をかけて戦い、多くは戦死したり
餓死したりのヒドイ目に遭いましたが、慰安してもらった感謝の気持ちを忘れ
てはいません。敗戦で彼女たちが稼いだ軍票収入が紙屑になってしまったこと
を気の毒だと思っています。

老後に困っているのなら、相応に見舞金をだしたいとも考えているのです。

―― もうひとつの、

フェニズム派といわれる、必要悪を厳しく批判する人たちがいます。

いわゆるウーマンリブに関わっている中年女性が主体ですが、若い女性の中に
も異国の「同性」であるが故に共鳴し参加する人が少なくありませんし、一部
の男性も加わっています。

彼女たちの論理の特異性は、慰安婦の存在を女性全体の尊厳に対する侵害とい
う受けとめ方をしている点でしょう。リーダーには、いわゆる「良家の子女」
に属する恵まれたエリートが多いのですが、貧困家庭出身の多い慰安婦が「性
の防波堤」になったことへの後ろめたさが強いせいか、必要悪の論理を厳しく
排撃しています。

韓国の女性リーダーである、ユンジョンオク(尹貞玉)さんは、上流女性の集ま
る梨花女子大学の出身で母校の教授にまでなった人ですが、戦時中に(慰安婦
になった女性と)同じ世代なのに親の威光で工場動員もされなかった心の痛み
から慰安婦救済運動を始めた、と書いています。

気になるのは、女性(と子供)が戦争犠牲者だったという面を強調するあまり、
男が戦場で殺されようと餓死しようと当たり前、ととれるかの如き論旨を展開
していることです。

―― さらにもうひとつには反体制派があります。

この派は、政府や体制派を困らせる話題なら何でも利用しようという立場です
から、正面きって反論しにくい慰安婦問題は絶好の責め道具にしています。
以前は国内でだけしか通用しなかったのですが、アジア諸国の軍事政権が次々
と倒れて民主化が進み、反体制組織が生まれると、連携して政府を突き上げこ
とが可能になりました。

各国ともこの動きには警戒し、時には力ずくで抑えこんだりもしていますが、
フェミニズム派とも結んでいる場合があるので露骨な干渉もしかねるし、時に
は日本との外交交渉で揺さぶりの材料にも使えるので、迷っているというのが
実情でしょう。

先進国でも、国際法律家協会(ICJ)のようなNGOが、この問題をひっさげ
て国連の場に持ち込み、我が国の人権派法律家を取り込んで運動拡大の材料に
しています。反体制派には感傷的動機はほとんどなく、善男善女の浄財を集め
て別の政治目的に役立てようとしているのです。

かつて各国の共産党組織にはアジ・プロ部(煽動・宣伝部)という部門があり、
エリートが配属されていました。大衆は愚民だという哲学があるから、こんな
組織名がついたのでしょうが、この技法を学んだのか、反体制派のアジ・プロ
技術はなかなかに巧妙です。

CHINACHIPS編集局からの推薦参考資料:
雑誌「正論」(2005年)1月号 小野田寛郎「私が見た従軍慰安婦の正体」

                          =この稿つづく=
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
▽
僕が今まで書いてきました“私見・・云々・・”は、満州回顧録以外はすべて
直接見たり体験したものではありません。多くの文献をもとに“独断の私見?
偏見?を申し述べてきたものです。また文献から引用した文もあります。

これによって利益を得るものではありませんので、著作権の問題などは出ない
とは思いますが、一応、いま手元にある参考文献を記しておきます。

・靖国公式参拝の総括(板垣正)
・教科書が教えない歴史1〜〜5巻(藤岡信勝)
・捏造された日本史(黄文雄)
・ぼくらの侵略戦争(宮崎哲弥)
・封印の昭和史(小室直樹、渡部昇一)
・目からうろこの太平洋戦争(河合敦)
・かくて昭和史は蘇る(渡部昇一)
・現代史の争点(秦郁彦)
・日本の失敗(松本健一)
・おじいさん戦争のこと教えて(中条高徳)
・「諸君」2003年5月〜〜12月号

他にも図書館で借りてきたものが多くありますが、もう返しましたので手元に
はありません。

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┃┃ 読後感アンケート結果。
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◇ このとおりだと思う --------------------------------- 37人  (62%)
◇ そうではないと思う --------------------------------- 20人  (33%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------  2人  ( 3%)
◇ よく分からない -------------------------------------  1人  ( 2%)

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┃┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「気分は情報無限さん」

何時もgosakuさんの文章を読む度に自分の「浅学非才」を恥じるばかりです。
ほんとうに資料を緻密に調べていらっしゃるし、それを一般の読者に分かり易
く丁寧に説明されているのは凄い才能だと思います。
最近は色々な書籍(漫画を含む)にて「東京裁判史観」に対する批判がなされて
いますが、どうも感情論に偏っているような気がします。

あくまでも個人的見解ですが、gosakuさんの文章には「不可知の知」が感じら
れますね。
高度情報化社会では皆が論理や検証を省略して安易に白黒や善悪を断定します
が、gosakuさんの話のように分からない事を素直に表現するのは、とても大事
だと思います。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

気分は情報無限さん、いつもコメント有難うございます。

「東京裁判史観」は、私見でも述べましたが二十世紀世界の最大級の過ちであ
り、汚点でしょう。
東京裁判は、裁判の成り立ちと経過からみて、アメリカを始めとする連合国側
が、自分たちが戦争をしたのは正当であるとアピールする為に仕組んだショー
であります。

自分たちが正当であることを際立たせるためには、悪が必要であり、その悪の
役割を戦争に負けた日本に押しかぶせたのです。このショーをプロデュースし
たのは、マッカーサーのGHQであり、GHQは日本占領政策遂行のために、
それが必要だったのです。

繰り返しますが、戦争ほど残酷なものはありません。様々な不幸を大量生産す
るのが戦争です。戦争は人間が犯す最大の犯罪だといっても間違いはないと思
います。
だからこそ、地球上から永遠になくなってほしいと願わずにはいられません。

└──────────
┌──────────「ミカの赤い服さん」

gosakuさん、こんにちは。

私が知っている範囲内では貴方のおっしゃることが正しいと思います。
どの戦争なのかハッキリしませんが、パリが陥落した際に、女性の半数以上が
性的暴力の被害に遭ったそうです。

兵隊は若い男性がほとんどなので、平和的に性欲処理を行うためには、慰安所
は仕方がなかったと思います。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

戦場とは、動くものを見たら先にズドンと殺さなければならぬところです。

人間が人間を殺してよいものか、などと考えていたら逆にズドンと自分が殺さ
れます。つまり死にたくなかったら相手を殺さなければならない狂地です。
この狂地に三日も過ごすと、誰もが一過性精神異常者になります。理性をなく
していくのです。

月給8円の兵士が、2円を払って慰安所に列をつくるのは、明日の命が保証さ
れない中、仕方がなかったのかも知れません。

米軍の場合は一つの作戦が完了すると、兵士の殆どを後方(オーストラリヤ等)
に移動させ、新しい部隊と入れ替えていましたから、慰安所などなくても性欲
処理は問題にならなかったようですが、日本軍にはそんな余裕などあるはずも
なく、病気などにかからなければ何年でも最前線に駐屯しましたから、現地の
女性を守るためと性病患者を出さないという目的で軍が関与する慰安所は必要
でした。

└──────────
┌──────────「Soraさん」

結局、いつまで謝ればいいのか?ってことでしょう。いつまでカネを取られ続
けるのか。あと50年か、100年か。もうみんな、飽き飽きしてるんだと思
いますよ。だったら、適当にやっときゃいいや、って。

中国なんて、永遠に文句を言い続けてカネを毟り取り続けるつもりでしょう。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

ちょっと極端なご意見ですね。
賛成いたしかねますので、コメントは控えさせて頂きます。

└──────────
┌──────────
│ (^^) OJIN です(^^)

この他に、「そうではないと思う」に属するコメントが2つ程ありましたが、
ただ感情的な罵詈雑言でしたので掲載いたしません。

何度も書いていますが、当誌は記事と相反する立場のご意見でも拒むものでは
ありません。ただ、感情的な断定意見ではなく、多くの読者が納得できるよう
な論拠を示したご意見を頂けますように希望します。

└──────────
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┃┃ お便りで頂きましたご意見・感想。
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┌──────────「h.k.さん」男性@五十代@自営業@大阪

慰安婦、、、に関した(?)件ですが、

父親からきたことがありますが、敗戦で捕虜になって、日本軍人の捕虜たちが
トラックに載せられていくときに、現地の人たちが一人ずつチェックして現地
の人に悪いことをした人たちを降ろして、そのあとはどうなったか分からない
といっていましたので..処罰されたのでしょう。

そのことからいいますと、ぜんぜん償いをしていないことはないと思います。

└──────────
 
┌──────────「gosakuさんから」

多分、現地住民に酷いことをしたのでしょう。いつの時代にも又何処にも権力
をカサに威張る散らす奴はいるものです。しかし、それは償いとはいいません
ね!単に民衆の私怨の犠牲になったのでしょう。

僕の満州回顧録にも書いておきましたが、かつて、僕がいた満州の辺境にも威
張り散らす憲兵がいました。僕たちも酷く殴られました。日本人に対してもそ
んな状態でしたから、現地住民にも恨まれていたのでしょう....終戦と同時に
撲殺されました。

彼らも規範の通りに職務を遂行しただけかも知れませんが、少し人間性に問題
があったのです。ーーー彼らも又戦争犠牲者の一人だと思います。

└──────────
┌―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。 
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