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┃ 自虐史観の枷を解く ―――――――――― by gosakuさん
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☆ 私見:東京裁判の検証(3) ――――――――――― 2004/02/13
「勝者の裁き」であった東京裁判においては、戦勝国の戦犯は基本的に追及さ
れることはありませんでした――――。
ところが法廷で、広島、長崎に原爆を投下したアメリカの戦争責任が追及され
るという事態が起こったのです。それも日本人によってではなく、原爆投下国
であるアメリカの弁護士によってです。
そのアメリカの弁護士はベン・ブルース・ブレークニーといいます。
東京裁判では、イギリスやアメリカの法律や英語に不慣れな日本人たちを補佐
するため、アメリカ人弁護士たちが日本人被告の弁護にあたりました。
その一人であるブレークニー弁護士は1947年(昭和22年)3月3日「原子
爆弾という、国際法で禁止されている残虐な武器を使用して多数の一般市民を
殺した連合国側が、捕虜虐待について日本の責任を問う資格があるのか」
とただしたのです。
―― 連合国側はあわてました。
ウエップ裁判長は
「仮に原子爆弾の投下が国際犯罪であるにしても、アメリカがそれを行ったと
いうことは本審理とは如何なる関係もない」
と宣告してブレークニー弁護士の発言を無視しょうとしました。
しかしブレークニーは引き下がりません。
「日本は、その非法なる原爆投下に対して報復する権利をもつ。報復の権利は
国際法の認めるところだ」
と応戦しました。
このため裁判長もついに、原爆投下以降、終戦にいたる三週間の捕虜虐待につ
いては日本側の責任を問わないことを言明したのです。
―― ローガン弁護士も徹底してアメリカの戦争責任を追及しました。
1948年(昭和23年)3月10日の最終弁論において、連合国側、特にアメ
リカがいかに経済的・軍事的に日本を追い込んだのかを論証したローガンは、
大東亜戦争は連合国の不当な挑発によって引き起こされたにであるとし、こう
法廷で訴えました。
「日本の攻撃が自衛手段でないと記録することは、実に歴史に一汚点を残すも
のであります!」
アメリカ人弁護士は、この他にもスミス・ファーネス等20数人いました。
彼等はそれぞれ、自分たちがアメリカ国民であることは決して忘れはしません
でした。
しかし、弁護の必要から日本の立場を深く知るに至り、日本が侵略戦争をした
わけではなかったという風に理解し、正義を守る弁護士の面目にかけて日本を
擁護したのです。
―――― かくのごとく
東京裁判はお粗末な裁判でしたが、この裁判が戦後日本に残した影響はまこと
に大きかったといえます。
ことに教育界においては「日本は犯罪国家であった」という“勝者の言い分”
のみを子供たちに教え“負けた側の言い分”については、一切といっていいほ
ど教えてこなかった。
しかも「日本人には自国に対して罪悪感を持たせるようにすべし」というマッ
カーサー司令部の指令が徹底的に実行され、このことが、どれだけ日本に損失
を与えたかは計り知れません。
それはいってみれば、物心もつかないうちから「おまえの父親も、お爺さんも
極悪人であった」とだけ聞かせて育てるようなものではないでしょうか。
たとえ、それが事実であったとしても、そんなことだけを吹き込まれて育った
子供が、果たしてアイデンティティを持ち得るでしょうか。
また、そういう教育を受けることが幸福といえるでしょうか。
やはりバランスだけを考えても「当時の日本の言い分はこうであった」「当時
の日本にとって世界はこのような環境であった」ということを伝えていく必要
があるのではないでしょうか。
戦後教育に汚染された戦争を知らない世代の中からも「そりゃ、チョットおか
しいじゃないの」と日本近代史の矛盾に気づきはじめた若者もでてきました。
他方、日本が他国を侵略したと大声で叫んでいる人々がまだまだいます。
このような亡国史観に凝り固まった「マゾヒスト的自称進歩的文化人」は戦勝
国アメリカに押し付けられた東京裁判史観を払拭し、もう一度日本近代史を研
究し直して「正しい歴史認識」を持ってほしいものです。
――――極東軍事裁判の大切なテーマの一つとして真珠湾問題がありました。
つまり「だまし討ち」の問題です。キーナン首席検事は、これを「殺人」であ
るとして、冒頭陳述以来、最終論告に至るまで裁判の重要ポイントのひとつと
して強調しました。
最後通牒が遅れて攻撃が先になったことを東条首相(当時)が聞いて“不愉快な
表情をした”ということは、東郷茂元外相が宣誓口供書の中でハッキリ証言し
ています。
外務省の結城司郎氏がこの事情を説明するために証人台に立ち「全く、ワシン
トンの大使館(奥村一等書記官)のタイプに不慣れなためであった」と証言した
ときも、検察側は反対尋問に立ちませんでした。
がしかし、リメンバー、パールハーバー(真珠湾を忘れるな)というコトバは、
全米国民を立ち上がらせ、怒りにわななかせた大事件でした。
キーナン検事は最終弁論でも、哲人トム・ペイシの言葉「世のあらゆる財宝も
我をして攻撃的戦争を支持せしむることをえない。なぜならば予はこれを殺戮
と考えるからである」という文章を引用して徹底的にこれをたたいた。
「企(たくら)まれた人命の不法奪取は、謀殺である」
「真珠湾の裏切り的攻撃は、サギ、欺瞞、不忠実の全プログラムを象徴する」
「それは、人たる儀礼の範囲外のものであった」
―― その攻撃のコトバは激烈で容赦のないものでありました。
=この稿つづく=
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┃●┃ 読後感アンケート結果。
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◇ このとおりだと思う --------------------------------- 30人 (79%)
◇ そうではないと思う --------------------------------- 4人 (11%)
◇ どちらともいえない --------------------------------- 3人 ( 8%)
◇ よく分からない ------------------------------------- 1人 ( 3%)
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┃●┃ コメントボードに頂きました感想。
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┌──────────「ミカの赤い服さん」
gosakuさん、こんにちは。
原爆投下以外にも、米国による都市部への無差別爆撃による大量殺傷も、東京
裁判で問題にされるべきだったと思います。
戦争は、国家間の武力による命がけの最後に残された問題解決手段と思ってい
ます。
でも、近代から現代はルールも無い、強者の論理だけが通用する、ただの殺し
合いになってしまっている気がします。
東京裁判も、現在のイラク情勢も、ダブって見える今日この頃です。
別の手段で、問題が解決できれば、本当にいいですね。
└──────────
▼
┌──────────「gosakuさんから」
勝つにしろ、負けるにしろ、戦争がもたらすものは悲惨でしかありませんね。
日本とアメリカは、あってはならない戦争をやったのです。その責任は日本と
アメリカの双方にあります。日本は中国大陸に戦線を拡大して誤った。アメリ
カは、日本を戦争以外の選択肢がないところに追い込んで誤まった。双方がそ
ういう過ちを犯したのだという事をキチンと認識しなければいけません。
ところが、結果から物事を判断してしまいがちな人間の性向で、戦争に関して
日本はすべて悪かった、アメリカは全て正しかったと考える傾向があります。
特に日本にはその傾向が強いと思います。
ーーこれでは、戦争の教訓を真に生かすことはできません。
┌──────────
│日本は他国を侵略する意図を強く持った国で、中国大陸を侵していたが、次
│はアメリカに牙を向け、宣戦布告もせずに攻撃した。アメリカは日本と戦争
│するつもりなどまるでなかったので準備ができておらず、緒戦は敗北を続け
│た。
│だが、国家の危機に国民は立ち上がり、国力を総動員して反撃に転じ、つい
│に日本は敗北した。
└──────────
これは △ アメリカの学校の歴史教科書でありません。
日本の学校の歴史授業で教えているものです。
日本は、敗戦という未曾有の事態に受けたショックが大きかったせいか、ペコ
ペコ外交に見られるように味噌も糞も一緒にして謝り、謝ることで良心的であ
るかのように装い、何とか許されて国際社会の仲間に入れてもらおうする卑屈
に染まってしまった。
しかし、腰をかがめ、卑屈な姿で国際社会に入っても、尊敬を得ることは出来
ないでしょう。尊敬されなくて、国際社会にどんな貢献ができるだろう。日本
は今、資金的に国連の活動を支え、ODAに莫大な資金を支出して、国際社会
に大きく貢献しています。
だがそのような日本の努力は、国際的では全くといっていいほど評価されてい
ません。それはほかでもなく、日本が根本のところに宿している卑屈さを国際
社会から見透かせれ、尊敬どころか軽視されているからではないでしょうか?
└──────────
┌──────────「名古屋育ちさん」
gosukeさん、今日は。
A級戦犯合祀の件ですが、先般友人と雑談中ひょんなことからこの問題に話が
飛びました。熱烈な左翼政党支持者である彼は、合祀は間違いただちに別にせ
よ、という意見でした。
正直、不勉強な私は彼の博識に歯が立たなくて、中国人の怒りの表現方法は、
「祖先の墓をあばけ」で、日本人の感覚と違うんだよ。我々は「済んだら水に
流す」とか「悪人なおもて往生す」という感覚で、どんな極悪人でも墓を暴く
ということはしない。
というようなことをしどろもどろ言って別れたのです。
もうちょっと勉強しないといけないなと思う今日この頃です。
└──────────
▼
┌──────────「gosakuさんから」
名古屋育ちさん、コメント有難うございます。
貴方のおっしゃるとおり、日本人の文化的伝統から、死すればすべて神また仏
である。戦犯処刑者も均しくその“みたま”をまつることが、日本人の宗教的
感情であり、屍に鞭打つ伝統は日本民族には存在しないのです。
中国や韓国がいままた声高に首相の靖国参拝を非難していますが、それは不当
な干渉以外のなにものでもありません。
日本には日本の立場があり、中国・韓国にはそれぞれの立場があります。
A級戦犯十四名の合祀は、ときの政府が「戦犯」の「刑死」を「公務死」とし
て認定したことを根拠としています。
「A級戦犯」をはじめ、戦犯として処刑された人々を「平和条約第11条関係
死亡者」又は「法務死関係者」と呼び、「戦犯」という呼称はわが国には存在
しない。
そして「公務死」と認定し、一般戦没者と全く同じ扱いを行ってきました。
しかし現在の政府は、外国や、国会で靖国参拝を追及されると「靖国参拝はA
級戦犯に哀悼の意を表すためではない。あくまで一般戦没者に対する参拝であ
る」という言い逃れを常套手段としています。
「なぜA級戦犯を祀ったのか」「なぜ参拝をするのか」ということについて、
ハッキリした説明は聞いた事がありません。
日本は経済的には繁栄を遂げましたが、国の存立の基本において、多くの欠陥
を露呈しています。とくに伝統的美風である先祖や先人に対する感謝、慰霊の
心が失われているようです。
それが、国のため、郷土のため、そして家族の幸せのため、国の危急存亡に際
して、尊い生命を捧げた人々に対する、敬仰、慰霊の心の喪失につながってい
ると思います。理屈をこえた、人間としての日本人としての自然な心の発露が
護国の英霊に対する敬虔な祈りでしょう。
└──────────
┌──────────「気分は情報無限さん」
勉強不足で余り知らないのですが、東京裁判におけるアメリカ人弁護士は誠の
愛国者なんだと思いますね。それに引き替え日本の進歩的文化人は「売国奴」
以外の何者でもないですよ。
そもそも「地上の楽園」「自由の国」「平和憲法」全て出鱈目です。
戦後史観に毒されたマスコミは救いようがないですが、我々個人が何とか連帯
(‥自主性に欠ける響きがあります)ではなく連携して努力するしかないと痛感
する今日この頃です。
┌──────────
▼
┌──────────「gosakuさんから」
気分は情報無限さん、いつもコメントありがとうございます。
終戦によって日本はリフォームされました。
だが、問題はそのリフォームをやったのは誰かということです。
日本は戦争に負けました。国土は焦土と化し、経済は壊滅し、多くの人が命を
落し、国民は塗炭の苦しみを嘗めました。なにがいけなかったのかを、日本人
自らが反省し、その上に立って、これからの日本はこうでなければならないと
日本人自らが考え、リフォームしたのではないのです。
日本の占領政策を遂行するマッカーサーのGHQ、つまりはアメリカの意志で
日本のリフォームが行われたのです。日本の過去は全て悪かったのだと全否定
する空気が醸成され、日本人は自分たちの過去、歴史にすっかり自信を失って
しまいました。
だからGHQから次々に打ち出されるリフォームを唯々諾々と受け入れること
になりました。それだけではありません。自分たちの文化、伝統、歴史を肯定
的に捉えられない雰囲気が蔓延し、アメリカ占領政策の重要課題であった日本
国民に「戦争贖罪意識」を叩き込むための「ワー・ギルト・インフォメーショ
ン・プログラム」と呼ぶ政策が徹底してきました。
いまでも日本の近現代史を否定的に捉える考え方は根強くのこっています。
日本の近現代史を否定的に捉える考え方を「東京裁判史観」と呼ぶ言い方があ
ります、まさに適切だと思います。
また、アメリカの戦後政策に乗っかって東京裁判史観を振りまく、文化的面構
え(つらがまえ)を装った学者や評論家などの、いわゆる進歩的文化人と称され
る連中は終戦後のジャーナリズムでもてはやされ、日本人の精神を骨抜きにす
るため力を貸したのです。
彼らは日本人の精神破壊のお先棒をかついだのだから、売国奴といわれてもし
かたがないでしょう。――その罪は限りなく重いと思います。
└──────────
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僕が今まで書いてきました“私見・・云々・・”は、満州回顧録以外はすべて
直接見たり体験したものではありません。多くの文献をもとに“独断の私見?
偏見?を申し述べてきたものです。また文献から引用した文もあります。
これによって利益を得るものではありませんので、著作権の問題などは出ない
とは思いますが、一応、いま手元にある参考文献を記しておきます。
・靖国公式参拝の総括(板垣正)
・教科書が教えない歴史1〜〜5巻(藤岡信勝)
・捏造された日本史(黄文雄)
・ぼくらの侵略戦争(宮崎哲弥)
・封印の昭和史(小室直樹、渡部昇一)
・目からうろこの太平洋戦争(河合敦)
・かくて昭和史は蘇る(渡部昇一)
・現代史の争点(秦郁彦)
・日本の失敗(松本健一)
・おじいさん戦争のこと教えて(中条高徳)
・「諸君」2003年5月〜〜12月号
他にも図書館で借りてきたものが多くありますが、もう返しましたので手元に
はありません。
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└→ 感想や激励をよろしくお願いいたします。
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